遊びをせんとや

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親との付き合い方 ~通院、美容院問題~

2022-11-23 07:12:14 | 日々のあれこれ
実家の母は尾てい骨の複雑骨折からの背骨の何等かの故障による酷い腰痛である。

それ以外は若い頃からコレステロール値が高く、高血圧気味である。
コレステロールを下げる薬(これは本当は必要ないと思っているが)と血圧を下げる薬、カルシウム、痛み止めなどの薬を飲んでいる。

「薬あるの?」と聞くとまだあると言うが、どうもここ3ヵ月ほど通院した気配がない。
意を決して通院に付き添うことにする。やっぱり行くのがおっくうになっているのだ。
私の足で10分程度の所にクリニックはある。ずーと通っているホームドクターだ。
朝一番を狙って、母は杖をつきながら一緒に歩きだすがやっぱり30分近くかかった。途中で腰が痛いので休憩したりして、、、。

幸い、空いていたので待ち時間なしの一番で「薬だけでなく診察を」と看護師さんに促されて診察室へ。
「半年以上診察してない。」と先生に言われる。先生の質問にもはきはき答え身内以外とは結構意思疎通ができて饒舌になり。
というのはよくあることだそうだと新聞の記事に書いてあった。血圧を計ると「120、60」ということで私よりいいやんとびっくりした。「内臓関係の血液検査だけしておきましょう。」と採血。
「一週間後に結果が出るので娘さんでも伝えられます。」とのこと。
気さくないい先生でホッとする。

帰りにダイソーが開いていたので「靴下が欲しい」というので三足選ぶと「これでいい。こういうのが欲しかった。」ということで「330円」と伝えると安いのでびっくりしていた。

その日はポカポカと暖かく途中の薬屋さんでお薬をもらってボチボチ帰る。
同じような年齢の人が薬を取りに来ていて「夏場はあんまり飲んでなかったね。」と薬剤師さんに言われその方も「夏場はしんどかったから薬を止めていた。」と返事していた。何だか「?」という会話だった。
母の場合もとっくに薬は無くなっているはずだけれど降圧剤は適当に飲み忘れてもいいとのこと。一番軽い薬だそうだ。
私と一緒ね。

腰痛がひどいだけであとはあんまり心配しなくていいような気がした。

実家にたどりつき、掃除。
今度はもっと近い美容室に予約の電話を入れて散髪に連れて行こうと思ってる。

数日置いて美容室へ。
朝9時に予約を入れておいた。
今度は迎えに行くときちんと身繕いを終えていた。一度通院したので自信になったようだ。
やはり誰かの付き添いがないと行きなれたスーパー以外は出かけるのが億劫になっているようだ。
歩いての3分の美容室は住宅街の中にあり、こじんまりとしてはいるがセンスが良く清潔なお店だった。
私と同じくらいの年齢の男性美容師さんが一人で切り盛りしてらっしゃる。
すごく優しい方で母に親切にしていただいているそうだ。
50分程度で仕上がるので後で迎えに来ることにしていつも使っている軟膏がないので大瓶を2つ買って来て欲しいとの要望。
少し歩くとドラッグストアーが開店していた。2瓶買い、実家に戻ってトイレと浴室と床掃除。
この日も日差しが差し込んでポカポカと暖かい。

迎えに行くとお店の外まで母の大きな声が聞こえていた。他人としゃべるのも久しぶりなのだろう。嬉しそうだ。
センスよくカットしていただいた顔は嬉しそうで元気に見える。お礼を言ってお店の外に出ると次の予約の方がすでに来られていた。
評判がいいのだ。

実家に連れて帰って私は出勤する。
その日の夕方に旦那と要らなくなったロックミシンとボタンホールミシンを取りに再度実家へ。
母は洋裁を長いことやっていたが、さすがにロックミシンとボタンホールミシンはお払い箱に。誰かが使ってくれたらと思っていたら
友人が通っている洋裁教室で引き取ってくれることになった。
物は循環しないとね。

実家は駅からも近く、回りも便利で広さも十分あり、日当たりもいい。見通しがいいので安全。
私の家からも電車で一本。
母の終の棲家としてはいいところだとつくづく思った。本人も家にいるのが一番いいと言っていた。

実家に行く途中で白髪の明らかに迷っている老女を見た。私は時間がせいていたので気になりながら見逃したが、軟膏を買って帰る途中でパトカーが止まり、私と同じくらいの年齢の女性がその老女を保護してお回りさんに引き渡していた。やはり道に迷っていたのだろう。ほっとした。優しい方がすぐに保護して警察に連絡してくださったのだ。