☆山登なでしこの修験道☆

熊野古道・大峯奥駈道… そして北アルプスに魅せられた 山登なでしこの珍道中~♪な山行記録です(^m^)

後立山テン泊縦走♪ (頂上宿舎→葱平→白馬大雪渓)

2012-08-31 15:41:23 | 後立山連峰
9時前に白馬頂上宿舎を出発~♪

せっかく白馬岳まで来たのに…
不帰キレットを前に、あの白馬大雪渓を登るんじゃなくて下るなんて~(;o;)

気落ちしちゃって、下山開始してすぐに濡れた石で滑ってお尻からドスン!(Тωヽ)イテテ…

危ないあぶない!
どんな時も油断大敵ですね~(^^;

葱平までは雪渓も無く、急な斜面を滑らないように慎重に下ります。




あちこちにお花畑があり、可愛らしいお花が咲いています♪




こんなお天気でも大雪渓を登って来られる方が数多くいらっしゃって…
皆さんかなりお疲れなご様子!(´Д`)ゼイゼイ


おとぼけおやぢ『あの姿を見ちゃうと、大雪渓を登るのが嫌になっちゃうよな~(-_-;)』

確かに!!

晴れている時ならいざ知らず、ガスガスでしかも雨に降られている時に登るなんて~
しかもテン泊の荷物担いで大雪渓を登ってからの縦走だなんて私にはとてもとても~(^^;





時々雪渓が溶けた水が流れ、小さな川になっている場所があります☆彡




そろそろ休憩しようかな?と思った頃に緊急避難小屋を発見!

扉を開けて覗いてみると、中で作業をしていた男性が現れ…

男性『何か用?(-_-)』

ビックリした私『ご、ごめんなさい!覗いてみただけです~(≧▼≦)』

大峯奥駈道の縦走中に低気圧で停滞し、小屋番みたいな生活をしていた私としては、どんな避難小屋なのか気になっちゃったんだも~ん(^^;

男性は表まで出て来られ、休憩していた私達に突然質問!

男性『緊急避難小屋の意味は知ってる?( ̄^ ̄)』

私『落雷の時とか、怪我した場合とか…緊急のやむを得ない時に避難する場所ですょね(^^;』

男性『そうだよ!休憩する場所じゃないから勘違いしないでね(-.-)』

それから立ち話が始まり、大雪渓の歩き方について教えて頂きました♪

とにかく落石が多いので、耳をすまして音を聞きながら歩くように!
大雪渓では安易に休憩しない事!
下りは滑らないように特に気をつけて!
などなど云々…

話が長~くなりそうだったので、下から登って来られた方にお任せして私達はさっさとザックを担ぎ上げ退散~(^^)/~サヨナラ

最初は怖い人かと思いましたが、意外と親切なオジサマでした(*^^*)


葱平を過ぎ、しばらく下っていると下から団体さんが登って来られ、途中で休憩タイム♪

私はその頭上の濡れた石でまた滑り、またもやお尻からドスン…Σ( ̄ロ ̄;)キャ~

その瞬間にザレた石がバラバラバラ…
慌てて起き上がり、下で休憩していた方達に!

私『ごめんなさい(≧▼≦) 大丈夫でしたか?w(°O°)w』

団体さん『大丈夫 大丈夫! それにしても派手に滑ったね~(^皿^)』

私『大変お騒がせ致しました(≧▼≦)』


あぁ~皆さんの前で滑落しなくてほんまに良かった!(^^;アハッ


壊れかけた橋を恐々渡り、水の流れる岩を下り…
やっと大雪渓にたどり着い場所で軽アイゼン装着!




周りを見渡すと、雪渓の下の雪が溶けて洞穴みたいになってる~(◎-◎;)




一瞬ガスが消えて視界が開け…
周りで休憩されていた方々が一斉に『うぉ~w(°O°)w』




雄大な大雪渓が登場!




ちゃんと赤いラインが引いてあり、その回りには大小様々な落石がぁ…(οдО;)




ほんの束の間でしたが、雄大な景色を楽しみながら暫しの休憩(^ .^)y-~~~

またガスりだしたので、そろそろ出発~☆ヽ(▽⌒*)

ザックを担ぎ上げた瞬間に重さに耐えられずヨロヨロ…

おとぼけおやぢ『あ、危ない~(◎-◎;)』

危ないので、もう少し平らな場所へ移動しようとザックをドサッと下ろした瞬間!

私のザックがバランスを崩し、雪渓の洞穴に向かってバウンドしながら勢いよく落ちてゆく~w(°O°)w

成す術もなく、只々見つめるだけの私とおとぼけおやぢと、休憩中のオジサマ達…(m'□'m)

誰も声さえも出さず私のザックを見つめ…(-_-; ジー

きっと滑落する時って、人間もあんな風にバウンドして勢いよく墜ちて行くんでしょうね~(^^;

幸いにも私のザックは雪渓の洞穴の手前でキレイに着地♪

おとぼけおやぢ『どうするの?大丈夫(・・?)』

私『どうするって!取りに行くに決まってるじゃない(`´)』

ザレてズルズル滑る場所を何の迷いも躊躇する事もなく下り…
重いザックを担ぎ上げ、何事も無かったかのように登り返す山登なでしこ!

私『あ~疲れたぁ~(≧▼≦)』

おとぼけおやぢ『あのまま洞穴に落ちちゃったらどうしようかと思ったよ(^^;』

私『その時はヘッテン借りて探しにいくわよ(笑)』

後立山テン泊縦走♪ (白馬頂上宿舎のテン場で、てんやわをや…)

2012-08-31 02:45:13 | 後立山連峰
2012年08月13日(日) 雨のち曇/強風

白馬頂上宿舎のテン場で1泊した翌朝…

4時前に強風でテントが揺れる音で目覚め、早朝からの出発を早々に諦めてまた就寝(-_-)zzZ

6時過ぎに雨が降りだし、それでも周りのテントの皆さんは次々と出発…(^^;

6時半になり、テントの中で朝食のラーメンを食べながら、今日はどうしようかなぁ~と思案する山登なでしこ…。

雨が降ってるから不帰キレットはもちろん中止!!
不帰キレット手前の天狗平まで移動するにしてもこの強風と雨じゃね~(-_-;)

天狗平山荘のテン場までは4時間くらいなので、10時頃までゆっくりして様子をみようかしら?

朝食の後、昨夜飲んだビールの缶を捨てに頂上宿舎の食堂まで行って天気予報を確認する事に(^^)v

雨は降ったり止んだり… 時々強風が吹き荒れています(´Д`)


私『凄い風だゎ~昨日までは雨も降らず良いお天気だったのにね~(^^;』

おとぼけおやぢ『今日は1日こんな感じみたいだよ…(--;)』

私『10時まで様子を見て停滞するか、天狗平まで行くか考えようかな~(^^;』

おとぼけおやぢ『僕は今日下山するよ(´Д`)』

私『了解~♪気をつけて下山して下さいね(^^)』


テン場の受付のある食堂には私達の他にも思案中の方々が集まり、宿舎の方に天気予報を聞きながら外を眺めて悩む悩む~(・・;)

おとぼけおやぢは下山ルートを宿舎の方に確認中♪

大雪渓を下りるか…
それとも天狗平の手前まで一緒に行って鑓温泉方面に下りるか…

宿舎の方に下山するなら大雪渓ルートの方が安全だと聞き、大雪渓ルートを下山する事に決定(^^)/

昨日はこんな綺麗な景色だったのに~♪




一夜明けてみるとこんな感じ…




私は何時まで待機するかを考えながら、外で真っ白け~で何も見えない景色を眺めながら煙草を吸っていると…
宿舎に泊まっていたある男性が一言!

男性『今週は、ずーっとこんな天気が続くみたいですよ…!(--;)』

マジっすか?(οдО;)

宿舎の方に聞いても皆さん同じ返答ばかり…

停滞してもずーっとこんなお天気じゃ、危なくて不帰キレットなんか越えられないゎ~(Тωヽ)

明日から曇の予報だった天気予報も雨に変わり、しかも午後からは雷注意報も出そうな感じ…(-_-;)ヤバイ

天狗平山荘まで移動しても悪天候で前に進めず、結局下山するにしても鑓温泉方面へ下山するより大雪渓ルートの方が安全なら、迷わず今日中に下山した方が良いのかもしれない…

下山して白馬八方で1泊して様子をみれば、もしかして明日以降の天候が回復したら八方尾根から唐松岳に登って、縦走後半の五竜岳から八峰キレットを越えて鹿島槍までの望みがあるかもしれないし~♪

って事で不帰キレットは潔く諦めて、おとぼけおやぢと一緒に下山決定(^O^)/

そうと決まれば速攻でテント撤収だあ~ε=┏( ・_・)┛

テン場に戻る途中でお隣のテントの奥様が私を見て…

奥様『テントが飛ばされそうになってますょ~( ̄ロ ̄;)』

私『きゃ~大変w(°O°)w』

わざわざ探しに来て下さったみたいで…
私は御礼もそこそこにテン場へ走る走る~ε=┏( ・_・)┛

テン場に着くと私のテントを旦那さんが押さえていて下さり、何とか飛ばされずにセーフ!!

私『あ、有難うございます(≧▼≦)』

ご親切な旦那さん『もう一度固定し直した方がいいよ! それと、あれは何かな?(・・;)アッチアッチ…』

旦那さんが指差した方向を見ると、私のボトムシートが石に絡まりヒラヒラ~♪
今にも飛ばされそう…Σ( ̄□ ̄;)

慌ててボトムシートを拾い上げ、半分浮き上がったテントを押さえながら、これまた飛びそうなフライシートを足で踏みつけ、てんやわんやな山登なでしこ…(≧▼≦)

とにかくテントのポールを素早く抜き…
ボトムシートとフライシートを慌ただしく速攻でたたんで、袋に押し込みザックの中へ…

雨に濡れながら素早くテントを撤収!!

私のテントを守って下さった親切なご夫婦に御礼と下山する事を伝え、急いで宿舎の食堂に駆け込み、無事に避難してからゆっくりパッキングをし直しました(´∀`)ヤレヤレ


おとぼけおやぢは相変わらず、のんびり雨に打たれながら几帳面に撤収~♪

やっと宿舎の食堂に到着したおとぼけおやぢ…

おとぼけおやぢ『畳んでいたら風がスゴくて…20分くらい待たせたかな?(^^;』

私『テントごと飛ばされなくて何よりでした(≧▼≦)(爆)』


宿舎の外はガスガスの真っ白け~で、相変わらずの強風に雨…(Тωヽ)

猿倉からのバスの時間もあるので、そろそろ出発しなければ!!



白馬大雪渓を下山…につづく