加代子のつぶやき

毎日の生活で思うこと

秋田市駐車場公社の講演会

2008-12-19 22:45:36 | Weblog

 きょうは午後から、ビューホテルで行われた「中心市街地における駐車場のあり方について」という講演会に出かけてきました。
 中央街区に出来る駐車場についての説明かと意気込んで出かけたら、ぜんぜんちがいました。

 その上、秋田市の主催かと思ったら、(財)秋田市駐車場公社の主催でした。テーブルにはお茶と資料があり、豪華な雰囲気でした。

 講師は、静岡文化芸術大学文化政策学部教授の根本敏行さん。

 郊外型のショッピングモールに対して、中心部に人々をひきつけるためには、郊外型がもっている魅力をもってくることだそうです。郊外型のSCも、駐車料が無料にみえても、買い物の値段に含まれているわけで、テナントも負担しているので、そういう視点で駐車場を考えてみようというもの。

 イギリスでは、タウンセンターマネージメントをする会社、いわゆる「まちづくり会社」をつくっているそうで、駐車場は、そこを使うテナントや商店が月々会費を出してファンドをつくり、運営をしていくのだそうです。

 根本さんが関係している、浜松市では、この方式はできなかったが、現在、公営、民間をあわせた駐車場で、駐車場組合を作っているので、そこが100%出資した新会社が、Pチケというのを発行して、各商店が買い物の金額にあわせてサービスをしているそうです。

 いくら以上買えば、30分サービス、1時間サービスという方式ですが、これで中心部に人がもどってくるとは、とうてい思えませんでした。

 それで、「買い物だけでなく、美術館をはじめとするいろいろな公的施設もたくさん中心部にはあり、その利用者も駐車場料金を考えて中心部に来たがらなくなっていることを、どう考えたらいいのか・・・」と質問をしてみました。

 答えは、「自動車が中心部にはいりすぎないように抑制をする必要があるとか、公共交通を利用するように」 とか・・。もっともなことなのですが、釈然としませんでした。

 帰りに、「この講座で駐車券は出ますか・」と聞いたのですが、「ありません」

  秋田市の方も来ていたので、友人が「駐車券は出ないの?」と聞いてくれたら、自分達は関係ないといわんばかりの態度でした。

 こういう講演会ってなんなんだろう。これも市民に説明を果たしたアリバイになるんだろうか・・。う~ん・・・