スローライフガーデン 花苗栽培農家日記

G&B川端園芸が綴るスローライフな生活

石器時代とは言わんけど

2017-06-30 18:34:18 | 日記
まだ縄文式かな?当園の植え替え方式

今日はチェリーセージの挿し木もしたけれど降雨により急きょハウス内の作業に変更!!
サルビア・ネモローサ系の仮植えに取り掛かった。
段取りは出来ていたのでスムーズに作業内容変更は出来た~~!!(段取り八分



ケースにポットを並べ



こんな型をつけた枠を上から載せ



土をドッと載せて



余分な土を払いのけて型枠を外したとこ



それを作業場所に移動して



サルビアの苗を穴の中に植えこむと



こんな感じに完了~~^^

早く弥生式の植え替えマシーンが欲しいなぁ(笑)


今日はエチオピアから届きました

2017-06-28 16:18:28 | 日記
宿根サルビアの挿し木が進む中ポインセチアのカット苗(挿し穂)が届いた。
品質的には例年通りの綺麗な挿し穂が届けられるわけなんだけど今年は遠くエチオピアらしい❗
想像するに2晩は経ていると思うけれど何らくたびれた様子もなくピンとした状態だ。クール便で運ばれてはいるものの、それは国内での話で、現地では親木から切り離された直後から冷涼な環境に置いておくのにどんな工夫がされているのか興味のあるところだなぁ。

挿し木開始とスペーシング

2017-06-27 21:37:24 | 日記
 今日から秋出荷用宿根サルビアの挿し木をスタートさせた。例年よりも10日ほど遅れ気味だけど
ここ何年かは生育が進み過ぎてしまう事があって株が老化をしてしまうのでこれ位がちょうどよいのかも・・
と・・都合のいいように理解してます^^



秋サルビアの代表格のサルビア・インボルクラータ(ローズリーフセージ)も今日挿し木!!



それを監督するカエル(笑)



で、挿し穂を採った後に残った細い芽を堅牢に育てるために鉢と鉢の間を広げるためのスペーシングを敢行!!
これで2週間後くらいにはまた健康な挿し穂が採れるはず^^

スペーシング前



スペーシング後












再開はあるのか?・・・いやないやろ(笑)

2017-06-26 17:51:42 | 日記


 数年ぶりに当園へやって来たサルビア・ブキャナニー。
15年くらい前から数年前まで生産をしてきたが市場での需要があまり伸びーなかったので生産を中止した品種。
通常なら数株を「種の保存」的に残しておくのだが何故かひと株も残してなかった

 そこへ今年の春にわずかだが注文が入り市場で探してもらい画像はそれを育成したものだ。
ピカピカに光る葉と大輪の花が個性的だが開花数が少ないので少し地味に見えるのかもしれない。

 今度は「種の保存」的に数株を残しておこうと思うが本格的な生産は見送る予定(笑)
ブキャナニーすまん!!

この色好きなんですが

2017-06-23 22:01:06 | 日記


 サルビア・ロウゼンウェインの花色のピンク具合がとてもお気に入りです。他にもこのネモローサ系サルビアでピンク色があるけれど
唯一このロウゼンウェインだけが自分の好みに応えてくれてます。このピンク色がお気に入りで大好きです。
ま、それと市場のニーズが一致するかは未知数やけど^^大丈夫!これは行ける!!(笑)

 けどこれがなかなか今まで増えてくれないけれど、それでも今年は例年に比べて発根率が高くて嬉しい~^^


挿し木準備Ⅱ~

2017-06-22 18:40:26 | 日記


 ポインセチアの挿し木も始まったけれど、それと同時に秋出荷の宿根サルビアの挿し木も同時進行を始めます。
宿根サルビアはほとんどの品種が発根しやすいため(数品種ほど手ごわいのもあるけど)特別な設備や培土を使わず
自家製の培土と容器で通常やってます。

 上の画像は挿し木に用いる容器を消毒液に浸漬して殺菌した後積み上げたもの^^約300枚。
秋の宿根サルビアは例年50,000本ほど挿し木するのでちょっと足らないけれど、時間差で空いてくるので
それを再度消毒して使う予定^^

 それに合わせて親株も順調に生育してくれているので今のところ胃は痛くないです(笑)
先日植えたばかりの親株・・こんなに根が回り生育旺盛で喜ばしい~。



若い芽の方が発根率も上がるんです。

今シーズンポインセチア挿し木第一弾

2017-06-21 18:28:42 | 日記
 2月下旬から続けてきた各種の出荷も打ちあがり作業時間は今秋や今冬の出荷用品種の仕込みに移って来ました。
がらんとした施設はしばらくもったいないけど空き家になります。ホントは経営としてはよろしくないのだけれど
当園のスタッフ人数からしてフル稼働させるには無理があり、かと言って施設を減らすと・・・おっと言い訳になりそうなのでこれ以上はパス(笑)

 で、本日はポインセチアのジェスターレッドの挿し木を敢行!!

こんなケースに入れられてスリランカから届きます。



中にはこんなポインセチアの挿し穂が親株から切り取られてそのままの状態で入っていて、もちろん根っこは生えてません。



これをオアシス状の培地(切り花アレンジの花を挿してあるあのスポンジみたいなかたまり)に順にサクサクと挿していきます。



中から挿し穂をくるんでいた新聞が出てくる・・けっこう極彩色(笑)



中の保冷剤や品質保持剤は日本製?(一応漢字では書いてあるけど・・)



さてさて発根するまではミストを噴霧して育ってもらいます。2週間くらいはかかるかな?がんばってね!!










たまにある先祖帰り

2017-06-20 18:08:53 | 日記


 サルビア・エレガンスゴールデンデリシャス(しかし長いって!名前がっ!)の株から濃い緑色の葉を付けた枝が一本出て来てます。
葉緑素が適度に抜けて明るいライムグリーンやイエローに見える葉が売りのエレガンスゴールデンデリシャスなのだが
たまにこうやってしっかりと葉緑素が載った葉が出てくることがある。

 いわゆる「先祖帰り」と言う現象で、元々は濃い緑色の葉ばかりだった株から突然変異で葉緑素が抜けた葉が出て来て
それを挿し木で繁殖したものだから、植物体内のどこかに緑色だったころの性質が残っていて何かの拍子に現れるものだと思われます。

 一般的に斑入り品種に多く見られる現象かな・・。でもこの濃い葉と言うのは生育が旺盛なので放っておくとご先祖の濃い葉に全体が覆われてしまうので、かわいそうだけど切り取っています。ごめんね^^

 ま、斑入りに限らず突然変異の枝変わりの場合先祖に帰る事がまれにあるけど、この逆で新しい品種が生まれる事もあるので
日々の観察は入念にやってます^^

 当園のオリジナル品種のチェリーセージ「ピーチ」「プラム」、サルビア・バンヒューティーライトそれに
サルビア・ウリギノーサのアップライトタイプ、コバルトセージのコンパクトタイプなどがあり、見つけた時の
「幸福感」は半端ないです(笑)

ぁ・・・最後にですがサルビア・エレガンスゴールデンデリシャスの先祖はサルビア・エレガンスでした~^^

いつもより早く準備できましたが

2017-06-19 21:02:20 | 日記
 水曜日にポインセチアの挿し木第一弾が予定されてます。品種名は個性派の「ジェスター」。
丸くこんもりと仕上がるポインセチアが多い中で、どちらかと言えば閉じたパラソルのような株になるこの品種。
ハウスの占有スペースが少なくてすむ省スペース型の品種(笑)

 このカット苗・・・親株から切り取られた5cmほどの葉の付いた枝・・こいつがクール便でスリランカあたりから届く。
厳重な温度管理と保湿がされたダンボール箱に入ってるので2晩は経っているはずなのだが長旅の影響はいつも見当たらない。
すごいな~^^何気に^^

 で、この挿し穂を到着後すぐに挿し木するべくその環境づくりでした。

日除けのないハウス



日除けシートを展張



発根するまでしおれないようにミストをかけるのだが挿し穂の乾湿を感知するセンサー



いつもなら前日や当日に慌ただしく準備をして、しかもセンサーや通水弁の故障があったりして焦りまくっている事が多いのだが
今年は・・ふっふっふっ^^2日前に完了してやったぜ(笑)

 ここからおまけ・・・

2台ある軽トラの一台のバッタリ(あおり板)が蝶番の破損で落ちるのでその落下防止策を・・・ま、ただビスを一個打つだけやけどね^^



蝶番横にビスをねじ込むための仮穴を開け



これがさすが荷台は丈夫にしなくてならないためか鉄板が厚くてちょいと苦労したが無事にビスをねじ込む



これで大丈夫!!昨日も作業中にパートさんが誤って落としたらしくて・・ケガなくて良かったわ。