叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

 すべて無料です、気軽に読んでください。

人間賛歌 若い人の仏教教室 九十七

2008年02月01日 | 若い人の仏教教室

田中さん、
「私たちが今ここに居るということは、たいへんな長い時間と、
先祖たちの並たいていではない苦労のおかげなんですね。」

ジッチャン、
「そうなんですよ、
私たちは母親の胎内にいるとき、生命誕生から現在に至るまでの進化の
過程を、ゼンブ経験してくるといわれていますからね。

それを思うと、辛い事が多いからといって簡単にあきらめたり、
自殺するなんてとんでもない間違いだと思いますよ。ケイタくんこれはよく
覚えておいてね。」

ケイタくん、
「はい、よく分かりました。ボクは自殺なんかしないから、ジッチャン心配し
ないでね。」

ジッチャン、
「話はかわるが私の師匠は、
「悲観主義は感情から生まれ、楽観主義は理性から生まれる。」
と教えているんだ。

だから今の地球温暖化による危機の問題にしても、

「もとは人間がやったことではないか、それを人間が解決できない筈が
ない。要は人類が智慧を出し合って協調して解決に向かうことだよ。」

と楽観的に受け止め、地球の未来に対しても希望を持っているのだよ。
ちなみに私の師は、
今から三十数年前に地球の危機を警告し、( 成長の限界 )を提唱した
ローマクラブの国際協力機構の指導者でもあるんだ。

世界の識者七千余人と会談し、人類の未来と、地球の直面する問題を
解決するために、日夜尽力している人たちとのネットワークを世界中に
張り巡らしている方だ。
そのおかげで私なんかも、楽観的に考えているがね。」

ケイタくん、
「ジッチャンの師匠というのは凄い人なんですね。どんな方ですか。」

ジッチャン、
「そのことについては、これからいろんな面で紹介していくと思うよ。
ひとことでは語れない人でね。
まあ、よく理性を働かせてみると、みんなテレビや新聞などの報道に過敏
に影響されている面もあると思うね。

宇宙科学者にいわすと、
地球は地軸を中心に自分で回転して重力を発生しているが、
地軸の位置が十の四十乗分の一だけくるうと、地球と宇宙のバランスが
崩れて地球は存在できくなる。と言っているんだ。幸いなことに地軸がく
るったという情報は出ていないがね。

続く