日興225日足
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上図を見ても分かりますように、一万円を目前にした位置での往来相場が二ヶ月続いていま
す。相場が上に放れるか、下に放れるかの分岐点で迷っているからです。
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先回指摘しましたように、日銀は自己のリスクで上場投資信託や不動産投資信託を買うこと
を決定し、すでに実行に入っていると思われます。
故に上場投信の代表日興225が下に放れる可能性は少ないと思いますがどうでしょうか。
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先進二十カ国の蔵相会議が終わりました。為替安競争はしないことで一致しましたので、成
功であったと思います。同じ目標に向かって利害を異にする世界のリーダー国が協調するこ
とは大きな進歩であると思います。1920年代には考えられなかったことですから...
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基軸通貨国アメリカもこの決定を無視することは出来ないでしょう。
自民党や一部マスコミは、日本の一人負けと評していますが、勝ち負けの問題ではなく日銀
(いっもおとなしく外面ばかり気にする)が、思い切った政策決定に乗り出したことを評価す
べきでしょう。
以上