叙事詩 人間賛歌

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人間賛歌 自分の心を変える 三

2007年06月15日 | 自分の心を変える
 前回の続き、

人が生きることは、十界の内のどれかを現す行動をすることだ。
自分は人間だから、人間以外のチクショウ界とか、ガキ界とか、
現すわけがない。

と思うだろうが、形は人間でも、心は動物とかわらない人間も
多くいるのだ。

いま世界でおきている不幸な事件は、人間が人間の心を失い、
欲望や、嫉妬、憎しみで行動する動物の心になったためだ。
 と指摘するものもある。


人間は環境によって変わる。人生を決めるのは人間関係だ。
とも言われる。

仏法の生命観は、人間と、それを取り巻く環境をひとつ(一体不二)
と捉える。
人間を本体とすると、環境は本体を写す影の関係だ。
だから人間を変えずに環境を変えることは、あり得ないのだ。

苦悩するジゴクの境涯にいれば、環境(対人関係も含む)もジゴクの
境涯を現す。

「内(人間の内面)と外(環境)の区別はない。内がそのまま外なのだ」

ゲーテの言葉だが、そのとおりだ。

また目のよるところに玉がよる。というが、
同じような境涯のものが集まり、同じような環境のなかで、
それぞれの世界をつくるのが、世間の姿のありようなのだ。

環境を変えたければ、自分を変えればよい。だが簡単なようでこれが
なかなか難しいのである。
人間が自由にできるのは、自分の心だけだ。と言うものもいるが、実際は
心を自分の意のままにすることは、不可能に近いのだ。


ここで自分の心を変えた二人の女性と、心を変えられなかった一人の女性、つごう三人の例をあげてみよう。

自分を変えるにはそれに挑戦する勇気と、困難に耐える忍耐力がいる
ことが、よく分かると思う。

続く


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