叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

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叙事詩 人間賛歌

2006年05月24日 | 人間賛歌 生命
 その結果 ピカイアは大繁栄する
これが脊柱生物の先祖になる 魚の原型だ
やがてピカイアの子孫は すべての環境に対応して
種族を増やし 海の王者として 自由に泳ぎまわる
ようになる
 魚たちに春がやってきたのだ

  <つぶやき>
 困難に勇敢に立ち向かったピカイアの子孫「人間も含む」は、
想像できないほど進化した。いっぽう、穴に隠れたり、トゲを
生やしたり、カラに閉じこもって敵の攻撃を、かわした者たち
の子孫は、いまも海底の穴の中や貝殻にこもって生活している。
 困難に挑戦する勇気があれば、生命力に不可能はないが、
臆病ではその力を使えないのだ。
 この原理は二十なん億年後に出現する人間にもあてはまる。
昨年、近所の小学校で、六年生の児童に「人間賛歌」を朗読し
、聞いてもらったことがあった。道徳の時間で、いのちを大切に、
がテーマだった。勇敢に敵に立ち向かうピカイアの場面で、
ピカイアのようになりたい人はいますか、と私が問いかけると
ほぼ全員の子が、ハイ、ハイッと手をあげて答えたシーンが忘れ
られない。子供たちはみな勇気にあこがれているのだ。

 このころ 地球を厚く覆っていた
二酸化炭素の幕がなくなり 太陽の光が
直接地球を照らし出した。      つづく