叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

 すべて無料です、気軽に読んでください。

抜き書き

2010年10月27日 | 抜き書き

 

お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」
泉 正人
大和書房

金は有っても困るし、なくても困る。

 必要な時に必要な金が入るのが一番良い。

人間賛歌 日興225勉強会

2010年10月26日 | 日興225勉強会
    
   日興225日足  

 *

上図を見ても分かりますように、一万円を目前にした位置での往来相場が二ヶ月続いていま

す。相場が上に放れるか、下に放れるかの分岐点で迷っているからです。

 *

先回指摘しましたように、日銀は自己のリスクで上場投資信託や不動産投資信託を買うこと

を決定し、すでに実行に入っていると思われます。

故に上場投信の代表日興225が下に放れる可能性は少ないと思いますがどうでしょうか。

 *

先進二十カ国の蔵相会議が終わりました。為替安競争はしないことで一致しましたので、成

功であったと思います。同じ目標に向かって利害を異にする世界のリーダー国が協調するこ

とは大きな進歩であると思います。1920年代には考えられなかったことですから...

 *

基軸通貨国アメリカもこの決定を無視することは出来ないでしょう。

自民党や一部マスコミは、日本の一人負けと評していますが、勝ち負けの問題ではなく日銀

(いっもおとなしく外面ばかり気にする)が、思い切った政策決定に乗り出したことを評価す

べきでしょう。

 以上


人間賛歌 ひとこと

2010年10月26日 | ひとこと
 お知らせ *

体調の都合で、別ブログに連載していました上場投信(ETF)日興225勉強会をこのブログに移

すことにしました。政治、経済、企業、社会の現状をありのまま映し出しますので参考にし

てください。

以後、別ブログは止めて当ブログに専念しますので宜しくお願いします。

 尚、日興225勉強会を始めから見たい人はこちらを日興225勉強会を見たい人は

人間賛歌 所感(政治経済)

2010年10月25日 | 所感
 提案 *

 一に雇用、二に雇用、三に雇用を掲げる管総理に提案があります。

日本が世界弟一のロボット大国であることはご存知でしょうが、少しデータを
紹介しましょう。
いま世界に設置されているロボットの総数は八十五万台で、その内の四十
二万台日本にあります。二位がシンガポールで三位が韓国です。アメリカ
は六位ですからロボット後進国といえるでしょう。

日本の主要な工場の大事な部分はロボットが占めていますから、工業高校
や大学新卒者が学校で学んだことを生かせる職場は少なくなっています。
新卒者の未就職者が四十数万人いることがなによりの証拠です。

企業にとってロボット投資は初期費用はいるものの、人件費は要らないし、
原価償却ができますから、償却が進むと利益だけが残ることになり、二百兆
円以上の余剰資金が大手企業にあるといわれます。

片やワーキングプアといわれる年収二百万円以下の人が一千万人以上い
たり、失業者が三百万人以上いるのに、企業は自社のことだけ考えて新卒
者の採用に極めて慎重であります。
生産が忙しくなると契約社員を増やして間に合わすことを平気でやっています。

 片手に論語、片手にソロバン経営で日本資本主義の生みの親としわれ
た、渋沢栄一のような経営者がいるとは聞いていません。

そこで提案でが、各企業にロボット設置台数一台につき一人の新卒者採用
を義務づけてはどうでしょうか。
実現すれば四十二万人の就職が決まります。採用した新卒者は人間にし
かできない伝統技術の習得や、地域文化起し、高齢者支援などを担当して
もらいます。彼らは誇りと将来の夢を持つことになるでしょう。

政府、経団連、労働組合、関係官僚が一致団結して、若年未就職者の問
題に取り組めば、この問題の解決が出来るのではないでしょうか。
奇蹟といわれたチリ鉱山労働者の救出は、国をあげて一致協力したからだ
と思います。

管総理のご検討をお願いいたします。

 もの言う市民

             

「目覚める人・日蓮の弟子たち」 四十七

2010年10月23日 | 小説「目覚める人」

 法華経の行者 二十一

 冬の日は低く、江ノ島の上にあったが香たちはまだ帰ってくる気配
がなかった。
  
 <今日はたくさん捕れたので、またじいやが明日の仕掛けをしてい
るのだろう>

と思いながら、りょうが外の方を見た時だった。こちらに向かってく
る馬の足音が聞こえた。

 <こちらに近づいて来るのはとのだろうか。でも馬の足音は一頭の
ようだから、とのではなく、彦四郎どのかもしれない>

りょうが外を窺っていると、馬の足音に驚いたのか庭の木に止まって
いたひよどりが二羽急に飛び立った。ギャ、ギャッ、というひよどり
の鳴き声が暫く聞こえている内に、馬の足音が家の前で止まった。

「りょういるか、りょう、」小源太の大きな声が聞こえた。

「あっ、とのだ、」

りょうは急いで立ち上がると、土間に降りて家の外に飛び出した。

「りょう、すまんが着物を出してくれ。この通りぬれねずみだ。」

「まあとの、お召し物が濡れて、海にでもお入りになったのですか。」

「この寒いのに海遊びもないだろう。訳は後で話すからとにかく着物
を出してくれ、風邪をひきそうだ。」

小源太は土間で海水で濡れた袴を脱いだ。そのまま居間に上がって囲
炉裏の側に腰を下ろすと、冷えた足を暖めた。

「この寒いのに海に入って、自殺しようとしていた女を助けたのだ。
おかげでずぶ濡れになってしまった。」

小源太はりょうが囲炉裏の火で暖めてくれた着物に着替えながら言っ
た。

「まあ自殺、それでその女の人は助かったのですか。」

りょうが目を見張って聞いた。

続く  


抜き書き

2010年10月10日 | 抜き書き
社会貢献でメシを食う
竹井 善昭
ダイヤモンド社

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  社会貢献で喰えるようになれたら良いのだが...

  日興225勉強会はこちら日興225

人間賛歌 「新・仏教教室」百三十三

2010年10月09日 | 新・仏教教室

 信仰によって人生の幸不幸が決まる *

 質問します。
「前回では真言宗は亡国、亡家、亡人の悪法であると教わりました。
そのとき先生は、自分は真言宗の家に生まれ、真言宗の害毒で血の凍るよ
うな経験をしてきた。と言われました。
差し支えなければその内容を教えていただけませんか」

 お答えしませう。
「私の家は農家で真言宗を信仰している家でした。
真言宗の家は男が立たないといわれ、一家の大黒柱である男が、病弱であ
ったり早死にする家系が多いということは聞いていました。

私が五歳のとき父親は結核にかかって、三十七歳で亡くなりました。長男の
兄もやはり結核で二十歳で亡くなっています。
ほかに妹と弟の兄弟がいましたから、母は三人の子供を育てるためと、父、
兄の結核治療のために主な田畑を売って治療費にあてましたがダメでし
た。
小さな家に引っ越して親子四人で戦時中を過ごしたのです。

当時真言宗にはお大師講というのがありまして、毎月当番制でお大師様
(弘法大師のこと)を家に迎えて、真言の経文を唱えあうという集まりがありま
した。
私は小さかったのですが兄が病弱だったため、お大師講があるたびに真言
の各家を訪問していましたから、たいていの家の内情は分かっていました。

父親を兵隊にとられたり、戦死したり...
弾に当たって片足をなくした障害者もいました...

自分の家も不幸だが、不幸な家が多いなぁ、と子供心で思ったものです。
印象深いのは近所にいた大地主の男が、台風で壊れた屋根瓦を修理して
いたとき、足を踏み外して転落し即死したことです。
私自身も証券界に入り波乱の人生を繰り返しましたが、1978年事業に失敗
して創価学会に入り、宗教には正邪があって、邪宗を信じていると不幸にな
ることを知りました。

それが日蓮大聖人の有名な四かの格言、念仏無限、真言亡国、禅天魔、
律国賊というものでした。
さらに驚いたのは何十年も工場経営をして安定していた弟が、資金繰りに
困って高利のカネをつかい倒産したことです。

私のただ一人の娘婿も事業に失敗して、借金と三人の子を残して三十七
歳で亡くなりました。真言の害毒の恐ろしさは骨身にしみていますので、御
本尊にめぐり合い正しい信仰をしている自分の福運に感謝しています。

財産も力もなくしていた私が、身内の借金の後付けをする力を持ったことが
不思議です。これもご本尊様のおかげであると思っています。

続く



人間賛歌 ひとこと

2010年10月08日 | ひとこと
 お知らせ *

「信仰によって人生の幸、不幸は決まる」の原稿をいま書いています。

明日投稿しますので、今日は新規投稿はありません。   katu


人間賛歌 所感(政治経済)

2010年10月07日 | 所感

 思い切った日本銀行 *

前にこの項目で「思い切ってやってみなはれ」と日銀の奮起を促す一文を
書きました。

それが聞こえたのかどうか分かりませんが、昨日日銀は思い切った政策を
発表しました。ふだんおとなしい感じの白川総裁が淡々とはしていても、
命がけで判断した気迫を感じました。
証券市場がすぐに反応して急反発したのもムベなるかなと思います。

しろうと判断ですが、今回の日銀決定には重大なことが三つあります。

一 日銀の貸し出し金利を〇にすること。

二 十年近く下落傾向にある物価がプラス一パーセントになるまでこの政
  策を継続し、インフレ政策を容認したこと。

三 銀行えの貸し出しだけでなく、別枠で国債を買ったり、上場投資信託や
 不動産投資信託も買うという日銀始まって以来の政策であること。

二十年間閉塞状態にあった日本経済を活性化する動機となり、久しぶりに
明るい気持ちになりました。
時を置かず、検察審査会が小沢一郎氏を強制起訴すると発表しました。
政界に君臨し、経済のプロ宮沢内閣をつぶし、海部、細川、羽田、鳩山内
閣を影であやつって巨利をむさぼった実態が法廷で明らかになる日もくる
でしょう。

 新生日本の夜明けとなることを願います。

 一市民

        

        




「目覚める人・日蓮の弟子たち」四十六

2010年10月06日 | 小説「目覚める人」

 法華経の行者 二十

「なに、わしの側にいたいと、」

小源太はりょうの心が分からなくて、彼女の目を見ながら訊いた。

    「はい。」

正面から見返したりょうの目に光るものがあった。りょうはそのまま
訴えるような目で小源太を見た。暫く無言でいた小源太はりょうの側
に来ると、彼女の肩を引き寄せた。
崩れるりょうの体を、膝の上に抱き上げると仰向けになったりょうの
顔に、自分の顔を近づけた。

薄い着物の上から、小源太の手で乳房を触られるとりょうは、ビクッ
と体を震わせた。口をあけ熱い息をだしあえいでいるりょうの口を小
源太の口がふさいだ。

 との、と言ったが言葉にならなかった。

張りつめたりょうの乳首を、胸元からすべりこんだ小源太の手が掴む
と、りょうは体をそらし小源太の膝からすべり落ちると、畳の上に仰
向けになった。
着物の裾を開いて熱いものであふれているところを、指で触られると
りょうは夢中で小源太にしがみついた。

そのことがあってから、数年が経った。子を身ごもったりょうのため
に小源太は名越領内にある民家を手に入れて住まわせていたのだ。
    
 生まれたのは女の子だった。香と名付けた子供は成長するにつれ男
の子みたいに活発な子に育っていった。香は、四十歳を過ぎてできた
小源太の最後の子だったのである。
りょうは女の子でよかったと思った。もし男の子だったら、否応なし
に武士の子として育てられただろう。
娘は武家にはいかせたくない、というりょうの希望どおり香は町家の
娘として育っていたのである。

続く