かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

サプライズのお客さま

2012年06月07日 | Weblog
思い出を語る時間が懐かしく
              ふとあの頃に戻った気分


「先生、学校に行っていいですか。」
と卒業生のTさん。



間もなく、学校にやってきました。横には、同じく卒業生のNくんがいました。かつて中学校で駅伝大会に出たときに、Tさんがマネージャーで、Nくんがエースで選手としてチームを牽引していました。



あらら・・・サプライズの嬉しい訪問です。



Tさんは、結婚式の招待状を持ってきてくれました。三光中学校時代の同級生と、この夏結婚式をあげます。今までは、保育士として活躍をしていました。その様子を聞いていたので、かつて、道徳の授業で、Tさんをゲストティーチャーとしてよんだこともあります。保育士について生徒たちに話をしてくれました。



Nくんは、野球部でも教えた生徒です。高校卒業後は、海上自衛隊の航空隊で、救命の仕事に携わっています。Nくんたちが三光中学校のあいさつ運動の元祖と言っても過言ではないでしょう。


今回7月の中津市中学校一斉公開日にNくんが、講演の講師として同じく野球部のやっくんとコラボで話をしてくれるようになっています。



「生徒の様子を見たいのですが・・・。」と言うので、授業をしている校内を連れて回りました。講演をしてくれるので、話ができるクラスには、ちょっとだけ紹介をしました。そこは、Nくん。しっかりしたものです。急遽でありながら、自分の職業を紹介したあと、



「ヘリコプターを使いながら、救命の仕事をしています。みなさんの希望の翼になりたいと思っています。進路のこと、仕事のことなどの話をしたいと思いますので、よろしくお願いします。」
とあいさつをしました。


さすが、行動派のNくんのきちっとした態度に生徒たちは、驚いた様子でした。


Nくんの後輩たちの中学生には、このようなすばらしいところをうんと吸収してもらいたいと思います。



10年前、Tさんのことは、エッセイの第一集に掲載したことがあります。ちょっと紹介します。



一つずつ ラップに包んだ おむすびの
           リボンをほどき 優しさ感じ

あさっては、郡の駅伝の大会です。勤めている学校も駅伝の練習をしています。世話をしてくれているマネージャー。休みの日の練習には、朝早くから起きて、おむすびを作ってくれました。ただのおむすびではなく、一つずつおむすびをラップにつつみ、リボンで結んでいるのです。練習後にみんなに食べてもらっているのです。選手たちも幸せです。走った後の汗をにじませながら、選手はほおばっています。選手に対してのふとした優しさを感じさせます。
 マネージャーの優しさを背中に、あさって大会を迎えます。」


 
さわやかなサプライズの来客に楽しいひとときを過ごすことができました。

想いをいつか・・・

2012年06月06日 | Weblog
大切な君のこと想い今叱る
            いつかどこかで分かってくれたら



  
「怒る」より「叱る」とか、よくそんな言葉を使いますが、それが、どちらが正しいのか分かりませんが、生徒たちを叱らなければならないときも一日生活する中で出てきます。



特に、命や事故につながることになるとなおさらです。



学校には160名を超える生徒たちがいます。その一人ひとりにはかけがえのない大切な家族がいます。その生徒たちを預かっています。


もし、事故に遭えば昨日書いたように、どのくらいの人が「暗闇に包まれる」ことでしょう。学校は、命を守っていくことは何よりの使命です。




生徒たちが登下校する中で、危険な箇所もあります。いろんな声が地区からも上がってきます。今年になってから、地域の人たちが考えてくれた場所があります。凍結しやすく、自転車に乗った生徒が転倒したときに、車に巻き込まれるような箇所があります。みんなでその場所の改善を要望しました。できる限り早く改修してくれるようになりました。




最近、生徒が登下校するにはマナーが悪く危険な車の運転をする人がいるというので、警察の方に言うと、すぐにいろんな警察の方が見に来てくれたし、当事者に「指導」をしてくれました。




 素早い対応の仕方をみて、地域や関係の方たちが生徒たちの命を守ってくれていることに感謝をしています。




その一方、周りが気をつけるだけでは事故は減りません。生徒自身の中でも意識して気をつけなければなりません。いろんな取り組みをしていて生徒の中で、気持ちでは分かっていても意識と行動が伴わない部分があります。



今日、先生方で下校の交通指導に立っていて、何度も指導している場所でのルールを破った生徒がいました。厳しく叱りました。人を叱るということは、すごくエネルギーがいります。説得もさせなければなりません。



あとから、生徒たちが謝りにきました。いろんな人が何度も注意をしてきた場所だっただけに、残念な気持ちでしたが、そこは、中学生。叱るとともに、繰り返しの指導と繰り返しの語りかけが大切なのでしょう。



生徒たちが涙を流す姿の前に立って、自然とこの生徒たちがかけがえのないもの、いとおしいという感情がわいてきました。自分も目頭が熱くなりました。



生徒たちが帰ったあと、今回のことで、少しでもルールやマナーを意識してくれたらいいと感じます。「叱ったこと」で、また「叱ったことが分からなくても」生徒たちが元気で無事で登校してくれたら、この生徒と向かい合った時間は、無駄ではなかったと自分なりに思い直して、また明日から頑張ろうかな。



追伸:もう少し、かったかくんエッセイ「たいせつなもの」初夏(5月)号があります。もし読んで下さる方がいましたら、連絡下さいね。送ります。

自転車安全利用教室

2012年06月05日 | Weblog
事故に巻き込まれし一瞬の
              時は辺りを暗闇に包む



              
本年度勤務する中学校では、地域の警察署から「自転車安全利用モデル校」に指定されています。



この取り組みをすることによって、生徒たちが交通ルールを守っていく、事故を遭遇しないように気をつけるなどの意識が高揚できることを期待しています。



 今までわたし自身が生活してきた中で、中学生時代、一つ上の先輩が学校の歩いて登校しているとき、トラックに巻き込まれて亡くなりました。

高校時代、先輩が自転車で交差点を直進しているときに、曲がろうとしたトラックに巻き込まれて亡くなるという事故がおこりました。


大学時代は、車から体を乗り出した学科の後輩が、コンクリートの壁にぶつかって亡くなりました。



教えた生徒の中にも交通事故に巻き込まれ亡くなった人もいます。



いつ、どこで、だれが・・・というのがわからないのが交通事故です。一瞬の出来事であると思います。交通網が発達している現代社会の中で、だれもがひやっとしたことがあると思います。


それは、幸いなことであって、一歩間違ったら、死亡事故につながっていた可能性も否定できません。




事故をなくすために、交通ルールがあり、人の命を守ってくれています。とは言っても、誰もが事故に遭おうとは思っていません。もしかしたら、ふだんの生活の中で、無意識の中で、自分は例外と感じている自分が存在しているのかも知れません。



中学校では、お家の方からの強い要望があり、「学校の校門からの坂の下りは、押しておりよう」ということになっています。以前、そのまま降りて自動車が通る道まで、勢いで出てしまい、事故がおこったということもありました。



交通量の多く自転車道のない狭い道を並列で自転車に乗っている生徒がいるということをときどき地区の方から電話がかかってきます。



今年は、それを一掃しようと何度も話し合いを持ち、また生徒からもボトムアップさせていこうと取り組みをしています。


中学生時代、交通死亡事故がおきてから、生徒会で交通安全宣言を作成し、披露しました。同時に交通安全の碑ができました。今でも、その碑を母校に行ったときに校庭で見かけます。しかし、誰かが亡くなって、意識を高めていくのではなく、事故がある以前に考えていく必要があります。



そういった意味において、昨日の自転車安全利用教室は、生徒にとって、有意義であったと感じました。
 



映像のシュミレーターを実際に使って、生徒が実際に機器を扱いながら学習を深めていきました。どこが悪いのか、どのように運転しなければならなかったのかわかりやすく署員の方が説明をしてくれました。



見ている生徒たちも楽しくそして、真剣になって理解していきました。

プロ野球観戦

2012年06月03日 | Weblog
プロ野球懐かし友と観戦し
              負けし試合にストレスブイブイ




野球クラブの友だちと観戦に誘われていざヤフードームに。年に一度、秋のOB野球の大会に出ている仲間たちや教えた生徒たちです。


もうこの付き合いも深く、20代のころから続いています。かつては、郡代表で県体に出場したりしていましたが、今は、みんな年齢が上がって、OB野球大会のみの参加となっています。


年に一度の大会でしたが、昨年は、試合前日になって、首痛で苦しんで試合に出ることができませんでした。



この野球観戦は、忘年会で決まったという話です。そして実現。



車3台に分乗してヤフードームに。VIPルームでの観戦です。


エレベータで5階まで上がっていきます。ホテルのような廊下を通りながら、部屋に入っていきます。ソファーやダイニングテーブル、大きなテレビもあります。ドームに行って、野球をテレビでも見れるという不思議さもあります。冷蔵庫も完備されています。



バルコニーに出ると、観客席となっています。階段状に椅子が10席くらい設置されています。そこからも応援ができます。




着いたときは、スタンドには、観客が少ないと感じましたが、次第に座席も埋まってきました。入場観客は、33940人とドーム発表です。一番多い時で、スタンドが満員となっていました。




 しかし・・・。試合展開は、ストレスが溜まりました。初回、いい形で点が入りましたが、あとは、チャンスを潰す攻撃。先発投手もイマイチ。5回、ここが勝敗の決め手でした。ソフトバンクの投手もいっぱいいっぱいのところで投げていて、ピンチを迎えていました。四球、ヒットなどで同点。投手交代と思われたのですが、続投。そんでもって、この回スリーランホームランが出て4‐1に。



合言葉「ブイブイ」ではなくて、ブリブリする試合となりました。



ソフトバンクは、ヒットが単発の5本。1回以外には、攻守に精彩がなく見るほうもストレスを感じるような試合展開でした。7回に点が入らなかったあとには、かなりの人が帰り始めました。9回に入るときには、半分くらいの席が空いていました。



投手交代など選手の起用は難しいと思うのですが、今年の成績を考えれば、まったくもって一戦必勝の戦いをしていかないと上位には食い込めません・・・と勝手に解説者になっています。



試合は不満足でしたが、ふだんは、なかなか顔を合わせることができない仲間と過ごす時間が持てて楽しい一日を過ごすことができました。今年の秋は、首が痛くならないように祈るばかりです。

1年のスタートに

2012年06月02日 | Weblog
学び合う授業風景見つめつつ
             ちょっとあの子の成長想う




現在は総会シーズンです。4月になってから、数多くの総会がありました。1年の始まりなのだと感じます。昨日は、県の中文連の総会、今日の夕方からは、市のPTA連合会の総会と続きます。


1年のスタートにおいて、年間計画を立て、どのように進めていくのかを話し合います。そう思えば、何もないより、総会で承認されるのですから、一つひとつが大事な会となります。



5月31日に、学校では第1回の校内研究会が行われました。県、市から指導主事の先生方、校区内からも先生方が見えられた中で、先生方が授業をしていきました。研究担当が早期に授業研究会を企画していきました。


ここで授業法や指導法の課題を感じて、共通理解しながら修正ができればと感じます。



今、学校では、「学び合い」を取り入れた授業に取り組んでいます。「作業」「小グループでの話し合い」「意見の交流」などを1時間の中に入れています。


自分は、自分なりのスタイルを持っていますが、授業にもいろんな指導法があります。



中学校は教科担任制でもありますし、教科によって特性があります。授業の内容については、専門教科以外では分かりにくい部分があります。しかし、指導内容と方法とは違います。



指導方法であるならば、教科の枠を超えて同じ視点で見ることができます。みんなと一つの授業方法を検証しながら、校内研究を進めていき、生徒たちが少しでもいい方向に変容できていくことを感じるならば、楽しいことであると思います。




今回、このままさらに推進していこうとする部分といろんな課題が出されました。総会と同じで、このことを受け止めて、1年間かけて修正したりしながら中学校独自の授業スタイルが確立できたらいいと感じます。



2学期に2回目の校内研究会があります。そのときに、ステップアップした生徒の姿をみることできればと思っています