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「平成の30年間で無くなったもの」

2019年01月11日 | 大分県
元旦のテレビ番組で、今年は平成最後の年ということで、「所&志村の戦うお正月2019」という番組の中で、「平成の30年間で無くなったもの」という特集が放映されていました。



「消えた家電」「実は消えているお土産」(修学旅行などに)「文房具」など楽しく寂しく見ることができました。
その中の特集に「大阪万博 太陽の塔 第4の顔を探せ!」というコーナーがありました。




太陽の塔は、岡本太郎さん制作の芸術作品です。
 



太陽の塔は、正面一番上の「未来」を表す黄金の顔。
正面中央部にある「現在」を表す太陽の顔。
「過去」を表す背面に描かれた黒い太陽。


3つの顔を持ちます。



背面に顔があったとは、行って初めて知りました。


観覧車に乗って上からも見ました。
 



あまり関心がなかったのですが、年末にあねのところに行ったときに、太陽の塔の中で、公開されているということで、連れて行ってもらいました。


それまで、それほど関心がなかったので、太陽の塔がどんなものかもあまりよく知りませんでした。



太陽の塔の中が、1972年以来、48年ぶりに公開されていました。
正式には、数回あったようですが、継続的に中に入れるようになっています。



今は、公開直後なので、予約をしなければ、なかなか入ることはできません。あねがチケットを取っていてくれました。


あねたちの学年は、万博の年に修学旅行だったので、ふだんは秋に修学旅行なのですが、その年は、万博に合わせて1学期に修学旅行を実施して、万博会場にも行きました。
 



太陽の塔は、過去、現在、未来を描いていますが、中も生物の進化を表した作品が下から上へと連なっています。



未来に向かって伸びていく生命の強さを感じます。



階段やエレベーターに乗って、上にあがりながら作品を見ていきます。テレビ番組は太陽の塔に行って、数日後のことだったので、興味深く見ることができました。




「地底の太陽」は今は、どこにあるのかという内容でした。
 



塔の地下に、万博当時には、「地底の太陽」という作品が展示されていました。



この太陽は、人間の祈りや心の源を表すという作品です。その後、個人に引き取られ、今はどこにあるのか探すというコーナーがありました。



兵庫県におかれていたり、北陸地方におかれていたりと移動をしながら、結局は、どこにあるのかわからない。

もし、スクラップにされていたら、2025年の万博会場になる夢の島に埋められている可能性があるということで話が終わりました。



今も棟の中に展示されていますが、これは、あとからまねて創った物です。



今だったら、岡本太郎作の文化遺産がどこにいったかわからないというようなことはあり得ないと思うのですが、行方不明ということです。



地底の太陽が心の源を表す、そして、過去、現在、未来とつながっている太陽の塔です。



「人間の体、精神のうちには、いつでも人類の過去、現在、未来が一体になって輪廻している」
改めて岡本太郎さんの作品のすごさを感じました。



地底の太陽のところまでは写真撮影可能です。



ぜひ、大阪に行ったときは、ちょっと下調べをして、見学してみて下さい。
作品の重みを体に浴びます。





ただし・・・インターネットなどで予約しないといきなり行っても入れないと思います。