かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

お母さんはあなたのことを想っています

2008年02月09日 | Weblog
 今日、昼ご飯を食べてから、資料をさがしに倉庫に行きました。資料は、すぐに出てきました。しかし、倉庫は、いろんなものがあり、ごちゃごちゃで整理をしました。

 というのは、クラス担任をしたときのタイムカプセルを倉庫に入れているのです。埋めると、どこに行ったかわからなくなることが多いし、性能のいいものでないと、水が入り込んだりします。ということで、

「あずかっとくね。」

と言って、持っています。いつまで、持っておくのか・・・退職をするときにみんなにわたすつもりです。段ボールにいれているので、段ボールが崩れているのもあるし、資料をさがしたついでに、箱の入れ替えをしました。そして、もし万が一自分が何かあっても、頼める人の名前も箱に書きました。中には、日記、絵・・・いろんなものが入っています。担任をした回数なので、段ボールの数は・・・。

 懐かしいものは、読みながら詰め替えをしました。

 ある学校に勤めていたときに、

「何かあったとき、気になることがあったとき、話しておきたいことがあったときに、書いて下さい。」

とお家の方に、「ふれあいノート」を渡していました。小さい学校だったので、ほとんどのお家の方が、週に何回かいろんなことを書いてきました。そのノートが目に止まりました。あるお母さんは、
卒業式が近づいてから、


「いよいよ卒業が近づいてきました。子どもたちの心の中は、嬉しさと寂しさが行き来しているのに違いありません。私も当日は、感動のあまり涙が出るのではないかと思っています。
 6年間は、長かったけれど、本当に夢のようです。入学当時、6年生と一緒に通学する時、とても緊張して歩いていた姿を覚えています。今では、登校班のリーダーになって、(言うことを聞かない)弟の世話をやきながら行ってるのですが、あの子にとっては、大変長い道のりだったと思います。身体に恵まれ、6年間大病、けがもせず、本当に有り難いことだと痛感しています(略)」


 我が子を想うお母さんの気持ちがよくわかります。その生徒のAさんも今は、お母さんになっています。


 昨年、お母さんはお亡くなりになりました。

 しかし、こんなお母さんに育てられ、Aさんもまた我が子をしっかりとお母さんの姿を、またしてくれたことを思い浮かべながら、きっと素敵な育児をされていることでしょう。


 お参りに行けていませんでした。明日、このノートだけはAさんに返そうと思います。


「お母さんは、こんなにあなたのことを愛していたですよ。」


と伝えたいです。Aさんに読んでもらいたいです。写真は、お母さんの思いが詰まったノートです。



またがんばれます

2008年02月09日 | Weblog
子どもたちとの思い出はいつまでたっても忘れることができません。子どもたちも成長をして、社会の第一線で活躍をしています。いつしかかったかくんが教えた頃の年を越え、また心身共にかったかくんを追い越していきます。

そして、何かにつけて、助けてもらうことも多いです。ある生徒は、コンピュータを使って、イラストなどを描いています。いろんな雑誌やパッケージにその生徒の作品が掲載されているのを見かけます。また個展を日本や外国で行っています。

 以前勤務していた三光中学校で研究会が行われたときの研究紀要を作成するときに手描きの絵を描いてもらいました。そして挿入させてもらいました。ずいぶん助けてもらいました。詳しいことは、「たいせつなもの」の中に載せています。

まだ、残部がありますので、もし、読んで下さる方がいましたら、連絡を下さい。プレゼントをします。また今、このブログの内容などをまとめています。何年か先に本にしたいなあって思っています。


 描いてくれたお礼に遅ればせながら本を送りました。そして、お礼のメールが来ました。


『先生、ご無沙汰しています☆
お元気でいらっしゃいますか?
昨日、我が家にとても素敵な贈り物が届きました。差出人を見て中身がすぐ何か分かっていたので
ドキドキしながら開けました。

嬉し恥ずかし、が素直な心境です(笑)
お仕事では何度も表紙の仕事もさせていただいているのにこんな気持ちはイラストを仕事にし始めた頃、初めて印刷物になった時の気持ち以来でした。
この本は先生に関わった繋がりのある思い出がたくさん詰まった宝箱です。文中にも私のことを書いてくれて...

忘れかけていたそのときの記憶が自分の中で再生されるのを感じて
胸がいっぱいになりました。大きくなってみんなそれぞれで社会での顔を持ち私も何が本当の自分か時々も見えなくなります。

でも、この本で書かれている子供の私は今も何ひとつも変わっていない私...
根っこが増えていって木は成長しても種は変わらず... そんな自分がとても嬉しく思えました。

まさか表紙になるとは思っていなかったのでもう少し頑張れば良かったとちょっと後悔もあるので(苦笑)
第2弾はまた描かせてね、先生。

先生、素敵な本を本当にありがとう☆☆☆』


 うれしいメールをありがとう。またこのメールでしばらくがんばれます。