普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

生井が亡くなって10カ月

2022-04-03 17:33:38 | 普通な生活<的>な
なぜだろう? 何もする気が起きない。
生井が亡くなってから、本当に心を動かされることがない。

以前は、空の色一つにもときめきを感じたり、雲の形一つに物語や夢を重ねることがあった。雨一つにも心が動いた。
もちろん、絵画や小説、映画や音楽にも心を動かされた。

だが、この10カ月、心が動かない。まるで腑抜けだ。人を失うことなどままあることで、それが自分の内なる世界に影響することがあるなどとは、努々考えもしなかった。よしんば影響されたとしてもそれは、いくらでも修正が利く出来事だったのだが、生井の死はまるで違った。何がどうということでは決してないのだが、心が動かない。これは良く世間で言われる、なんちゃらロスというものなのかもしれないと、思い至っている。これは、明らかに生井ロスだな。

だがこれは克服しなければならない。様々思いはするが何故か行動が伴わないことの苦しさというものが、以前はあったのだがそれもないのは、やばいと思っている。

ひょっとすると心の病かもしれないなどとも思ったが、そう思える限り、病ではないと断言できる。

世間は日増しに行先の読めないあらぬ方に舵を切っている。これからは人として生きることの正念場だと思う。思いもよらぬ生きることの落とし穴や、計画された滅びの軌道が敷かれたりするだろう。それでも生きること。それが少なくともボクに与えられた生きる意味なのだと思う。

また空白の時間ができるかもしれないが、今日はここまで。