音楽を仕事にするという発想が、ない時代があった。
それが90年代だった。ボクの仕事のフィールドは一般誌になっていて、その中で音楽に対する思いを語り書くという営為はなかなか難しかった。
90年代のはじめは、ちょうどバブルの最後の時期で、針が負に振れるかもしれないという予感めいたものはあっても、実際に負に振れることには思いが至っていない、そんな時期。CDの売り上げは、誰かさんのCDが何百万枚売れたなどという話題が普通にあった。小室の時代とでも言えるかもしれない。
音楽は聴き続け、常に身の回りにはあったけれど、そこに何の価値も意味も感じることなく、楽しんで聴いていた時代だったかもしれない。
それが90年代だった。ボクの仕事のフィールドは一般誌になっていて、その中で音楽に対する思いを語り書くという営為はなかなか難しかった。
90年代のはじめは、ちょうどバブルの最後の時期で、針が負に振れるかもしれないという予感めいたものはあっても、実際に負に振れることには思いが至っていない、そんな時期。CDの売り上げは、誰かさんのCDが何百万枚売れたなどという話題が普通にあった。小室の時代とでも言えるかもしれない。
音楽は聴き続け、常に身の回りにはあったけれど、そこに何の価値も意味も感じることなく、楽しんで聴いていた時代だったかもしれない。