J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

草の根運動50

2023-12-31 22:28:20 | 草の根運動

 ご挨拶記事です。
 今年はコロナが第5類になって規制は完全に撤廃され、声出し応援もすっかり元に戻り、コロナ禍前のスポーツの日常が戻ってきました。スタジアムやアリーナも、コロナ禍前までの賑わい、熱狂がすっかり復活しました。1年最後の記事は、いつも紅白を観ながら今年を振り返りながら書いています。今年はちょっと雰囲気が違いますね。知らない名前ばかりでしたが、年代的にクイーン(映画を思い出す)+アダム・ランバートが良かったかな。Wユウキが登場したスラムダンクの曲も良かった。さて、当ブログなりに今年を振り返ってみたいと思います。   
       
 岡山のトップスポーツの状況から。まずはファジアーノ岡山。今年のクラブ目標は「J2の頂」優勝でした。選手補強については昨季よりはインパクトが少なかったですが、どの選手も精一杯頑張ったのではないでしょうか。当ブログの開幕前の順位予想はポジティブで4位、ネガティブで6位でしたが、結果は大きく下振れして10位でした。やはり選手層が足りなかったのかな。シーズンを振り返っても、特にこの試合、この選手、このシーンというのは思い出せません。そういえば、ファジ所属のプロテニスプレーヤー(岡村プロ)が誕生したのは個人的にうれしかったですね。
    
 トライフープ岡山は現在かなり深刻な状況になってます。2022-23シーズンの今現在、最下位に限りなく近い17位。先日最下位の金沢さんに連敗し、最下位転落の脅威が増しています。この順位を昨季誰が予想したでしょうか。昨季は上位8位までのプレーオフに出場し、1回戦まで行きましたが、今季は進出自体が難しいと思われる状況。
 今季から大森HCに変わり、選手も大幅に入れ替わりました。しかし、今のままではチーム改造が大失敗と言える状況になってきました。特に外国人選手の調子がもう一つで、少しずつ入れ替えていますが、まだ足りないか。更に更に大きな荒療治が必要だと思います。
    
 そしてVリーグ。岡山では今季から2チームになりました。今季まだ試合観戦に行けていない岡山シーガルズは今季も低迷しています(毎年同じセリフ)。2022-23シーズン、現在12チーム中11位(昨季は9位)です。今季は更に弱いですね。とにかく勝てない。勝てるイメージも持てない。及川選手が引退しましたが、他の主力選手はほとんど変わっていません。つまり、昨季からチームの底上げが見当たらない。見えるのは昔ながらの精神論ばかりで指導される河本監督のみというイメージ。もう限界ではないでしょうか。
 Vリーグのリーグ改編で今季は入替戦は無いと聞いています。来季は新1部リーグであるSVリーグに申請していますが、すぐに入替戦で敗れて新2部に落ちそうなイメージを抱いてしまう。20年以上同じ監督(社長兼)だから、チームの成長がストップしているのかもしれません。大改革を期待しますが、現体制では難しいかも。
    
 続いて、倉敷アブレイズ。4チームしか無いV3リーグに今季から参戦していますが、目下4連勝無敗で無双状態になっています。V3リーグは試合数が少ない今シーズンで、すぐに閉幕してしまいそうですが、来季からの新Vリーグ(2部)に向けてチーム力を鍛えていって欲しいと思います。試合興行も素晴らしかったです。岡山のスポーツ興行初で中西圭三さんのミニコンサートをされました。アブレイズは何とホーム4試合すべて無料です。次は2月3日、4日のホーム戦があります。ぜひ観に行きましょう。
   
 岡山リベッツは改築が終わった岡山武道館での試合興業が再開しています。岡山のトップチームの中で一番成績がいいのではないでしょうか。現在3位で、昨季までの4チーム中と今季の6チーム中では余り変わりないという見方があるかもしれませんが、今季は上位3チームがプレーオフに出場できます。なので岡山で唯一プレーオフが期待できる存在です。今季から白神監督が社長も兼任されて、大変お忙しい日々を送っておられますが、上手く成績を落とさずに頑張っているのでは。郝選手がやや元気が無いですが、丹羽主将がチームを引っ張ってくれています。

 そして何と言っても、今年は新アリーナ建設ですね。当ブログも「シーガルズアリーナ」構想の時期から長く見守ってきましたが、ついに商工会議所で署名運動が始まりました。建設が決まれば今度は募金活動やシンポジウムを実施して、市民・県民を巻き込んで欲しいです。最近のニュースでも、まだ県側がもう一つの対応ではありますが。読者の皆さん、1月末まで署名を受け付けております。オンライン署名もやってますよ。
   
 あと、女子サッカーですが、なでしこリーグ2部(実質3部)では湯郷ベル吉備国大シャルム岡山高梁、どっちも今季強くなりましたね。ベルは横山選手の復帰ですっかり生まれ変わり、もう少しでなでしこ1部に昇格できました。シャルムも昔の学生チームではなくなり、加戸主将をはじめ、社会人選手が加わった大人の強さが印象的でした。毎年の振り返りですが、今年はこんな感じでしょうか。  
    
①ボランティア活動
◇FSS(FAGiANO Okayama Support Staff)(2009年4月発足)http://www.fagiano-okayama.com/supporters/volunteer.html
 FSSのサポートスタッフとして参加しましたが、コロナ禍もあり、今年も参加回数は少なかったかな。もう少し参加したかったのですが、行ってみたら有償スタッフ(アルバイト)の比率(特にFゲート)が結構増えていたかな。写真のビブスで蛍光黄緑がFSS、赤色が有償スタッフ。クラブボランティアの立ち位置について、個人的に少し考えてしまいましたが、興行運営上もJ1仕様になっていっているんだとポジティブに思ってみる。来季はもう少し参加したいところ。来季は更に有償スタッフの活躍の場が増えているのかなと思ってみたり。
    
◇トライフープ岡山ボランティア(2019年10月より):http://tryhoop.com/club/volunteerstaff/
 昨季と同様のペースで、先日1回目の参加ができました。フロントさんとも距離が近く、一番のびのび感のあるボランティア活動と思って参加していますが、ボランティア担当スタッフがよく変更になるなぁという印象。
    
◇岡山リベッツボランティア(2019年11月より):https://okayama-rivets.com/topic/detail/240
 試合数自体が少なく、一番参加数が見込めないボランティア活動ですが、先日笠岡大会で参加させていただきました。こちらもフロントさんと距離が近く、最近はおばちゃん、ママさんパワーに圧倒されますね。手弁当感が大きい運営が大昔のファジ運営を思い出し、面白くもあります。こちらはファンと選手の距離も近く、いい運営をされているなと思います。
   
②地域における支援活動 ◇ファジアーノ応援団・浅口(隔月偶数月開催):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/1556bd1214a32a21a87195dded76b82a
 応援団・浅口は、コロナ禍時期から引き続き休止中で、再会の見通しが立っていない様子。ぜひ再開して欲しいと思っています。 
    
③ウォーキングサッカー体験会(Wフィールド):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/4e5a4911d3d7103ab73fbcb4bc0ecc2c
 今季は6月と10月に実施できました。コロナ禍も空けて、新メンバーの加入もあるし、次の練習はいつですか?という問い合わせももらいます。催行人数もあるし、無理が無い範囲でもこれからも開催させていただきます。せっかくなんで、ファジでやってる練習会にそのうち参加してみたいと思っています。

④サッカーを語る会(2004年12月から毎月):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/c/25fe20142b1343a2a26230951ea41391
 この会もコロナ禍でなかなか開催できていませんが、細々と時々やってます。今年も岡山店だったり、倉敷店だったりでやらせてもらいました。倉敷店のT森オーナーとは倉敷アブレイズの練習場に、一緒に見学に行かせてもらったりしました。これからもアブレイズをサポートしてください。
   
⑤その他
 他、「カリスマの存在」の某黄色いチームですが、ヨドコウへのアウェー観戦の他に、先日天皇杯決勝戦で国立競技場に現地観戦してきました。もう少しで優勝でしたね。シーズン途中で井原監督に交代し、少し盛り返しましたが最後まで残留争いを演じていました。レギュレーションの関係で今季のJ2降格チームが1チームだけだったために、17位フィニッシュでしたが、昨季までだったらJ2降格になっていました。来季は反省とともにもう少し順位を上げて欲しいですね。そういえば、J2岡山に移籍してくる田上選手は元柏なので、少し馴染みがあります。

 来年はどんな年になるのか。何と言ってもパリ五輪ですね。コロナ禍の影響でひょっとしたら東京五輪がずれ込んでいたかもしれない2024年大会です。サッカーにバスケにバレーに卓球(どれも岡山絡み)と、楽しみな競技が多いです。岡山のトップチームの方は来年も厳しいシーズンになりますが、精一杯ベストを尽くして頑張って欲しいと思います。という事で読者の皆さん、よいお年をお迎えください。
#がんばろう日本 

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青丹よし劇場の奈良クラブ6

2023-12-31 00:01:52 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 昨季J3に参入され、1年目を戦った奈良さん。当ブログでも元々付加価値が高いJクラブとして一目を置いていました。そんな中で素晴らしい取り組みを目にしました。選手が個人で子ども食堂を実施しているという事ですが、Jリーガーで他にそんな選手はいないと思います。
   
【給料ゼロから始めた独自のキャリア形成 こども食堂を開くJリーガー】
「奈良のFW浅川隼人(28)は、シーズン中も『移動式こども食堂』を開いている。経済的に苦しい家庭の子も、楽しく前向きになる時間を選手や他の家族と共に過ごすことができる。キッチントレーラーで出向き、認定NPO法人と連携して奈良県内を中心に開催している。」
「浅川は今季リーグ2位の16ゴールを挙げ、J3のベストイレブンにも選ばれた。日本では現役プロ選手がアイデアを出し、自ら先頭に立って貧困問題に取り組むことは珍しい。ただ驚かされたのは、こうした活動だけではない。アスリートとしての独自のキャリアの築き方も興味深かった。
 千葉県出身で、2018年に桐蔭横浜大からJ3YSCC横浜に加入した。YSCC横浜には2季所属したが、アマチュア契約だった。サッカー選手としての給料はゼロ。そこで浅川は、ある行動に出た。
 サッカー選手として生活を送る一方、『レンタルJリーガー』と称して自身を売り出した。SNSやメールで浅川にやってほしいことを、一般の人々に募って応じた。例えば、子どもにサッカーを教えたり、トレーニングを一緒にしたりして自分を知らない人々との接点を多くもった。
 目的は、距離を縮めて応援してくれる人を増やし、選手としての価値を高めていくこと。移籍した20年に当時J3熊本でプロ選手となるが、奈良で活躍するいまに至るまで浅川は積極的にサポーターとの交流を続けている。一緒に食事をしながら試合を振り返ったり、親子で参加できるイベントを企画したりしている。こども食堂は貧困問題解決の一面もあるが、子どもたちとふれ合うことで浅川という選手に親しみを感じてもらう機会になっている。」

 

給料ゼロから始めた独自のキャリア形成 こども食堂を開くJリーガー:朝日新聞デジタル

 サッカーJ3奈良のFW浅川隼人(28)は、シーズン中も「移動式こども食堂」を開いている。経済的に苦しい家庭の子も、楽しく前向きになる時間を選手や他の家族と共に過ごす...

朝日新聞デジタル

 

 ベストイレブンにも選ばれたエース選手がやっているというのがすごいです。プロフィールを見ると、結構苦労人でしたね。そのファン・サポーターに寄り添い、社会・地域貢献活動に徹したから今の栄光があるのでしょう。「レンタルJリーガー」と名乗ってPRする発想が他の選手には無いところですね。この辺りは「Jリーグを使おう」というキャッチフレーズのシャレンとよく似てます。結局、社会に根を張るためには「使ってください」という呼びかけになるのでしょう。
 動画(即チャンネル登録しました)を観ましたが、いい表情でしたね。本当に心から楽しみ、子ども達に喜んで欲しいという「素」の笑顔が出ていました。Jリーガーというよりは放課後クラブに来た体育の先生というイメージ。結構ボリュームがあったように見えました。配布後は公民館のような会場で、子ども達とその弁当を一緒に食べていて、実に微笑ましい光景。過去にいろいろ「給食先生」を観ましたが、今回のが一番いいですね。
 と書いていたら、浅川選手が山雅さんに移籍するそうです。他人事ながらちょっとショックでした。でも山雅さんにもピッタリのキャラかもしれない。そんな浅川選手が活躍した奈良さんですが、いいコラムを発見しました。コンパクトに昨季をまとめています。
  
【サッカーJ3・奈良クラブ、リーグ最少32失点で初年度5位…来季目標は「J2昇格」】
〔開幕前の目標10位以内〕
「今季はJリーグで戦えるベースを作ろうと、クラブは開幕前に成績目標を10位以内に設定して臨んだ。全38試合で、15勝12分け11敗(勝ち点57)だった。上位に食い込んだ要因には、フリアン・マリン・バサロ監督(34)の指導のもとで築いた安定した守備があった。クラブを率いて3年目となるスペイン人指揮官は、自陣ペナルティーエリア内の守備にこだわった。全38試合に出場したDF鈴木大誠選手(27)を中心に相手選手のマークやこぼれ球の処理を徹底。無失点試合は15試合あり、J3最少の32失点だった。」
〔FW浅川選手、得点ランキング2位〕
「攻撃面では、JFLで得点王だったFW浅川隼人選手(28)が、今季16ゴールを奪って得点ランキング2位の活躍を見せるなどしてチームを引っ張った。浅川選手は『ここまで上位に残れたことは来季の自信につながる』と語った。
 開幕戦はホームでJ1経験もある松本山雅FCを迎えたが、0―2で完敗した。それでも第3節の勝利を機に選手が自信を持ってピッチに向かい、第6節からは4連勝。一時は首位に浮上した。ただ、下位に取りこぼすこともあり、勝ち点を積み重ねることができない時期もあった。」
〔売り上げほぼ倍増〕
「営業面でも結果が出ている。JFL所属時に比べて売り上げはほぼ倍増した。チケット収入が増え、夏限定ユニホームやフラッグなど新たにグッズ販売を行ったことも寄与した。アウェーでは他チームの運営を目にし、スタッフは『力のあるクラブの運営を見て勉強になった』という。来季はJ2への自動昇格2枠に加え、3~6位によるプレーオフ1枠もある。」
〔フリアン監督が優秀監督賞に〕
「今季のJ3リーグアウォーズが発表され、奈良クラブからは優秀監督賞にフリアン監督が、FW浅川選手がベストイレブンにそれぞれ選ばれた。また、クラブはフリアン監督と来季の契約を更新した。」

 

サッカーJ3・奈良ク、初年度5位に躍進…リーグ最少32失点の守備が要因

【読売新聞】 サッカーJ3に所属する奈良クラブは、今季20チーム中5位でリーグ戦を終えた。期待と不安の入り交じったJ参入初年度で上位に食い込んだ。浜田満社長(4...

読売新聞オンライン

 

 1年目のシーズンで、目標10位に対して5位ですか。次はJ2昇格プレーオフに出れるんじゃないでしょうか。強さの要因はフリアン監督であり、戦術の守備だったようです。売り上げもほぼ倍増というのもいいですね。スタッフは「力のあるクラブの運営を見て勉強になった」とありますが、実は奈良さんはかつて2015年にJ1川崎とアドバイザリークラブ契約を結んでおり、昔から素地はありました。奈良さんの今後の活躍を祈念しております。早くJ2に昇格して、Cスタに来て下さい。そういえばJFLにネクスファジがいた頃に、Cスタに対戦相手として来られた事を思い出しました。あっこちゃんチャント良かったです。また観たいな。
J3奈良関連⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190823
  〃   ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181210
  〃   ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131128
  〃   ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131112
  〃   ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131015
#がんばろう日本

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