J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

Jリーグの話題225

2023-12-21 00:01:49 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨日のJリーグ理事会で、ついに秋春制が決まってしまいましたね。決定ありきなのか、条件付きありきなのかまだよくわかっていませんが、とにかく昨日一つの決定が出て、メディアでも報道されました。決まったものはしょうがないし、そのような世界の流れが来ている事は重々わかっていますが、唯一反対票を投じた新潟さん(中野社長、クラブ、ファン・サポーター)の存在があり、一つでも秋春制でデメリットを受けるところがある限り、当ブログは素直に賛成とは言い切れません。今回はまずメディア発表に内容をリスペクトしてみます。まずはJリーグの公式発表から。
   
【2026-27シーズンからのシーズン移行について】
「Jリーグは、本日12月19日(火)に開催した理事会において、「2026‐27シーズンからシーズン移行を実施し、残された課題を継続検討していく」ことを決定いたしました。これまで各クラブとの分科会や担当者会議、実行委員会、理事会において、様々な検討を重ねてまいりました。
 検討の過程において、Jリーグが目指す姿を明確化し、その目指す姿を実現するために「シーズン移行」を実施すべきと判断し、本日理事会にて決議いたしました。これにより、2026-27シーズンは、2026年8月1週頃に開幕、12月2週頃の試合後から2027年2月3週頃の試合までをウインターブレーク期間とし、2027年5月最終週頃に閉幕となります。シーズン移行の実施に向けて、残された課題については継続検討してまいります。」

 

2026-27シーズンからのシーズン移行について:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

Jリーグは、本日12月19日(火)に開催した理事会において、「2026‐27シーズンからシーズン移行を実施し、残された課...

Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ)

 

 詳細は、資料「Jリーグ『シーズン移行』~次の30年に向けて~」に詳しく出ています。また機会があればリスペクトします。この理事会の数日前の報道で、仙台さんがクラブ公式発表で「課題解決の目途が立つまでは、シーズン移行に対しては「反対」を表明せざるを得ません」と反対宣言をしていましたが、実際は反対票ではなかったです。これはどういう事なのか。何か裏で言われたのか、個人的に想像が進みました。「ただし、今後具体的な課題解決案や代替案が示され、それが当クラブや株主、サポーターのみなさま並びに降雪地域のクラブにとっても納得感があり、ハンディとならないようなものであれば、当クラブとしてもその実現に向けてJリーグの一員として協力していく所存」とあったので、その辺りの話を受けたのか。まぁよくわかりませんが、仙台さんのこの件については首をかしげましたね。

【成長へ世界基準不可欠】
「リーグの国際競争力強化のために長年の議論に決着をつけたが、降雪地域のクラブの不安は解消されていない。」
〔雪国クラブ不安〕
「移行後は冬季中断期を設けるため、冬場の試合開催期間は大幅には変わらない。ただ、降雪地域では慎重論が根強い。(J1新潟は唯一の反対を訴え、)J2仙台は課題解決を重視し、J3岩手は現時点で移行を決めずに継続検討を求める立場だ。」
「Jリーグがたどり着いた結論は、決してゴールではなく多くの課題解決へ向けた出発点でもある。」
【Jリーグ8月開幕 欧州と一致 移籍円滑に】
「サッカーのJリーグは19日、東京都内で理事会を開き、開幕時期を現行の2月から8月に変更するシーズン移行を全会一致で決定した。2026~27年シーズンから実施する。」
「降雪地域を本拠地とするクラブには反対や懸念の声も残る。Jリーグは環境整備やキャンプ費用支援のため、現時点で約100億円を拠出する考えで、日本サッカー協会とも協力する。」
出典:山陽新聞

 山陽新聞の上の記事に「シーズン移行を全会一致で決定した」と書かれていましたが、多数決で決定したの間違いでは? 降雪地域では慎重論が根強く、新潟さんは反対、仙台は課題解決を重視、岩手さんは現時点で移行を決めずに継続検討を求めるとあるので、決して一枚岩とは言えませんね。山陽新聞さんは言い切っていますね。「決してゴールではなく、課題解決へ向けた出発点」と。解決できればいいですが、解決しなかったらどうするのか、すごく気になります。
 もう一つ思うのが、ファン・サポーター不在の論議という事。お金を払う「お客様」である来場者の意向が全く反映されていません。降雪地クラブではアンケートを取った所もあったと思いますが、もちろん結果は非公開。2ステージ制もそうでしたが、まさにこれからどう動くかですね。どこの降雪地クラブのファン・サポーターが全員納得すれば、晴れてこの秋春制が歓迎されるのでしょう。
     
【シーズン移行 Jクラブに補填100億円案】
「降雪地に拠点を置くクラブなどに慎重な意見もあったが、野々村芳和チェアマンはこの日の記者会見で、『これまでたくさんの関係者と話してきた。クラブによって色々な背景や地域性があるが、Jリーグ、日本のサッカーをどうするかに関しては一枚岩になれた』と強調した。」
「冬季中断期間を設けることによって、クラブによってはキャンプ期間が長くなることが想定される。Jリーグは、シーズンを移行した場合に生じるクラブの支出を補填するための費用や冬季のプレー環境を整備するための費用として、約100億円の財源案を示している。施設整備については、日本サッカー協会などと協議しながら進めていく方針だ。」
出典:読売新聞

 野々村チェアマンは「一枚岩になれた」とコメントされていますが、昨日の状況は一枚岩なのかな。読売新聞でも理事会で全会一致で決まったとあります。「全」と言えるのか? 100億円という予算が提示されていますが、果たしてそれで足るのかなぁ、最初の数年だけ賄われてあとはリスクだけ残るのではないでしょうか。この辺りも2026年から3年だと思います。3年くらいでフィットするのか、リーグの損傷が始まるのかわかるのでは。3年といえばちょうど2ステージ制と同じですね。今回はこの辺で。次はそうですね、噂のエアードームでもリスペクトしますか。それで降雪地クラブが賄えるのか。
秋春制関連⑰:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231202
  〃  ⑯:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231123
  〃  ⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231027
  〃  ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231026
  〃  ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231020
  〃  ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230627
  〃  ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230604
  〃  ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230527
  〃  ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230419
  〃  ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230415
  〃  ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220812
  〃  ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171220
  〃  ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170922
  〃  ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170715
  〃  ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170216
  〃  ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140713
  〃  ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
#がんばろう日本

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする