3×3 TRYHOOP OKAYAMAについて１４

　リスペクトコラムです。
　先週土曜日にアリオ倉敷で3×3UNITEDの試合が開催され、地元岡山が優勝を果たしましたが、今までの3×3.exeとどうも様子が違うという事で、調べてみると昨年に新しい3×3の新リーグが設立されたようです。バスケ界の５人制では２つのリーグがFIBAの勧告でやっと統一できたのに、３人制では逆に別のリーグができてしまうという面白い現象が起きた事になります。
　　　　
【地元に還元する新リーグ「3×3 UNITED」は4月8日に鹿児島で開幕】
「西日本を拠点に活動していた3×3 WESTが全国規模へと拡大し、バージョンアップして誕生した新リーグ『3×3 UNITED』が、4月8日・9日に鹿児島県のイオンタウン姶良で開幕する。南の鹿児島から北は群馬までを拠点とする15チームが参加。チャンピオンを決めるプレーオフは9月9日・10日にイオンモール岡山で開催され、優勝賞金とともに国際大会であるFIBA 3×3 Challengerへの出場権が与えられる。
　3×3 UNITEDの代表理事を務めるのは、TRYHOOP OKAYAMAの比留木謙司氏。B3リーグのトライフープ岡山の指揮官として、プレーオフへ向けた忙しい中、記者会見に登壇。『より普及するため、この楽しさをもっともっと一般の方にも知ってもらいたい』と、3×3の第一人者の一人として意欲を見せる。
　その会見の中で、比留木氏は2つの特色を強調した。ひとつは、一般社団法人として設立したリーグであること。『メディアや行政などステークホルダーをより巻き込めるように』という狙いがあり、普及と認知向上に重きを置く。企業が運営する民間リーグとの違いとして、『スポンサーの制約がほぼないに等しい。15チームがそれぞれホームゲームを運営し、演出だけではなく地元企業や自治体と一緒に盛り上がることができる』メリットを挙げた。もうひとつの特色として一般参加の前日予選を行い、優勝チームは翌日の本戦へ出場。地元で活躍するチームや選手の参加を促すとともに、ホームチームが地元に還元できる仕組みとなっている。3つのエリアに分かれ、5つのレギュラーチームと先に挙げた前日予選を勝ち抜いたチームを加えて争われる。」
「その昔、5人制では2つのリーグがあることを国際連盟から咎められ、日本は制裁を喰らった。しかし、東京オリンピックから新種目として採用された3×3は、いくつもリーグがあることで普及につながる。勝って得られる個人ポイントで競い合うためにも、試合する場は多い方が良い。また、現状はリーグをまたいで参戦することができ、いろんなチームや環境で対戦していくことが強化につながる。先週末に行われたアジアカップで男子日本代表は予選敗退したが、国内リーグを活性化させ、ポイントを稼ぐことで世界ランキングを押し上げることだってできる。複数のリーグに参加できることは、チームや選手にとっても活躍の場が広がる。」

地元に還元する新リーグ「3×3 UNITED」は4月8日に鹿児島で開幕

3×3UNITED公式ＨＰ：https://3x3united.com/

エリア別出場チームは以下のとおりです。
■SOUTH + AREA
　EXPLORERS KAGOOSHIMA、B-LAB MIYAZAKI、TRYHOOP OKAYAMA、AICHI S.ONE、LAST ONE FUKUOKA
■CENTRAL AREA
　KYOTO BB、EPIC、KOBE DPRO、FUKUYAMA BATS、ZIGExN UPDATERS
■NORTH AREA
　ORANGE ARROWS、MINAKAMI TOWN、IRISPARTNERS AICHI、TSV YOKKAICHI、NINJA AIRS

　前身である3X3 WESTは昨年に開幕した、西日本に本拠地を置く10チームがホームゲームをそれぞれの本拠地で開催する、ツアー形式の大会です。商業施設などオープンスペースで開催され、観戦無料になっています。じゃあ本家の3×3.EXEはどうしているのかといえば、現在普通に開催されています。ちなみに地元の岡山は男子「WESTERN」カンファレンスに所属し、来月７月23日にイオンモール岡山で公式戦が開催されます。２つのリーグをまたがって大会出場するのは忙しいですね。Ｂ３リーグのオフシーズンでありながら、ほぼ毎週試合出場があるというのも面白いこと。

　3×3.EXEを見ると、ここ最近でかなり規模が大きくなっていますね。EASTERNで21チーム、WESTERNで21チーム、オーストラリアとニュージーランド、タイにそれぞれリーグができ、しかも女子リーグもあるという事で、かなり大所帯になっています。
　今回、西日本を中心に新リーグができたのも、もう一度原点に返って地域と共に３人制バスケを各地元ファンとともに盛り上げていきたいという意向もあったのではないでしょうか。リーグの運営法人の代表が比留木ＧＭというのも面白い。設立挨拶もされています。ひょっとしたら比留木ＧＭが先頭に立って進めてきたプロジェクトなのかもしれないと思ってみたり。地元予選枠を１つ設けているというのも「らしい」と思ってみたり。まぁ五輪種目でもある３人制バスケが盛り上がるのはいい事だと思います。
Ｂ３岡山３人制チーム関連⑫：https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230606
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