J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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頑張れ!オリンピック27

2019-09-17 00:01:43 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 昨日朝、TVを付けたらMGCの中継が始まったところでした。どちらかと言えば単調な内容で、時間も長いので、普段余りマラソン中継は観ていなかったです。お昼頃チャンネルを変えていたら、再びMGC。ああ、もう終わりが近いんだと思って、よく見ると先頭が何と岡山の選手ではないですか。天満屋陸上部の選手で、ゴールも近い。これは観なくちゃと慌てて画面を見据える。2位までが五輪代表になるそうですが、よく観ると3位も岡山(天満屋)の選手で、2位に入れるかもしれないと、急にテンションが高くなって観戦に集中しました。
 そして、見事前田選手が優勝。4秒差の3位で小原選手がフィニッシュ。全く事前知識が無かったので新鮮な感動を覚えました。天満屋さんすごいなと。そして今朝のワイドショーに、瀬古氏と増田明美さんが解説をしていて、面白く観させてもらいました。まずはその内容の抜粋です。
      
【増田明美さん解説】
前田穂南選手(1位)〕
 増田明美が命名したニックネーム「ド根性フラミンゴ」。フラミンゴのような華麗なステップだったが、実は泥臭い練習(5kmが8本とか)に耐えてきた苦労人。いい意味で天然、そのまんま素直。性格はマイペース。「穂南」という名前は、両親が東京ラブストーリーのファンで、鈴木「保奈美」が由来とか。名門の薫英女学院高校では3年間補欠で無名の選手。天満屋に入って花が開いた。(天満屋の)武富監督は本番の来年を考えていて、アフリカの選手とかはスタミナがあるため、最初から飛ばして他の選手を疲れさす作戦で、この大会も五輪のリハーサルだったのではないか。女子マラソン名門の天満屋に入社し、普段は値札センターでこつこつ値札を作っている。だからこつこつ走っている。天満屋陸上部は4大会連続代表選手を輩出したが、2016年のリオ五輪の時は、武富監督は日本陸連の強化を担当して、天満屋の選手を1人1人観れなかったのも敗因だったが、今回岡山に帰って来て見れたとか。
〔鈴木亜由子選手(2位)〕
 リオ五輪は5千mと1万mの代表として出場。その後、初マラソンで初優勝し、今回2回目。性格もいい。世間知らずで名古屋大に入学。経済学部、経済を学んでいけば社会に出た時に役に立つ。郵便局で切手の整理の仕事。座右の銘。得意淡然しついたいぜん。暑さにめっぽう強い。    
     
 もっとリスペクトしようと、ネットで前田選手の情報を探しましたがもう一つ。今朝の山陽新聞にはでかでかと充実した情報が何面にも渡っててんこ盛りでした。さすが山陽新聞さん。いつも記事づくりでお世話になっています。抜粋して紹介します。
   
【山陽新聞「前田(天満屋)五輪へ」】
〔前田選手〕
「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が初めて行われ、女子は前田穂南(23歳:天満屋高卒5年目)が2時間25分15秒で優勝し、五輪出場権を獲得。岡山県勢では全競技を通じて代表内定第1号。五輪本番とほぼ同じコースで10人で争い、最初の5kmが16分31秒というハイペース展開となり、20km過ぎから独走体勢を築き、2位に4分近い大差をつけてゴール。1km3分台前半を刻んだスピードには誰も対応できず。
 入社1年目から10km、ハーフを経験し、マラソンデビューはチーム史上で最も早い高卒1年10ケ月。2戦目となった'17年8月の北海道マラソンで優勝し、MGC出場権を女子第1号で獲得。その後2年、海外レースも経験。武富監督から「歴代最もストイック」と言わしめた選手。
小原怜選手、残り1枠〕
 前田選手と同じ天満屋の小原怜選手(興譲館高出身)は僅差の3位入賞。20km手前で遅れてから粘り、40秒近くあった鈴木選手(2位)との差を最後は驚異的な追い上げで、4秒まで縮めたが逆転ならず。3年前のリオ五輪予選では「あと1秒」で負けて、出場が叶わなかった。興譲館高校時代から全国区で鳴らしたが、リオ落選後は苦難の連続。'17年に左足を疲労骨折。極度の不振、意欲の喪失から引退も検討。今年1月の大阪国際で準優勝して復活。
 残り1枠は来年3月までの「ファイナルチャレンジ」3つの指定レースで決定。日本陸運の指定タイム(2時間2分22秒)を満たした最速選手だが、該当者がいなければ今大会3位の小原選手に決定。安藤選手が21分台の自己ベストを持っており、日本新記録に相当する指定タイムの男子よりはハードルは低い。指定レースは「さいたま国際:12月」「大坂国際:来年1月」「名古屋ウィメンズ:3月」。
〔天満屋陸上部、武富監督〕
 「西の名門」天満屋は'00年シドニー五輪から'12年ロンドン五輪まで4大会連続で代表選手輩出。前田選手が2大会ぶり5人目。武富監督は'92年の天満屋女子陸上部発足時からHCとして指導。'96年にチームのトップに就任。過去4度の五輪で7位入賞が最高という現実があり、「外国人選手に振り回されないという状況では力を出せない」と世界を意識したレースを要求。
   
 MGCのフィニッシュラインは東京五輪のスタートラインだそうです。小原選手は途中足首に痛みが出たようですね。騒動続きだった代表選考で、誰もが納得できる一発勝負の選出方法として、今回初めてMGCを導入されたようですが、大成功ではないですか。今朝解説していた瀬古氏も関わったようですが、いいんじゃないですか。例えばサッカーの世界もすべて試合の結果でどの代表も決定します。やはり真剣勝負で決着をつけるこそがスポーツではないでしょうか。
 とにかく前田選手優勝&代表おめでとう。小原選手、まだありますよ。これでまた東京五輪の楽しみが増えました。岡山総合グラウンドには2体女子マラソンの銅像が立っています。古くは人見絹枝選手、そして有森裕子選手。東京五輪で金メダルを取れば3体目の銅像じゃないですか。前田選手、ぜひ立てましょう。東京2020の岡山勢で現在顔が浮かぶのが、宮下選手、渋野選手で次が前田選手か。前回は矢島選手というのもいたが。ぜひ新国立競技場で女子マラソンのワンツーフィニッシュといって欲しいですね。小原選手、よく調べたら倉敷市生まれで倉敷市立西中学校出身じゃあないですか。これは同じ倉敷市民として応援せねば。
さんデジ該当ページ:アドレス
MGC公式HP:http://www.mgc42195.jp/
天満屋女子陸上部公式HP:https://www.tenmaya.co.jp/track_and_field/
  〃     公式FBページ:https://www.facebook.com/天満屋女子陸上競技部-681784525267936/

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