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日本代表のこと・・・449

2019-09-29 00:01:20 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクトコラムです。
 少し前の話題ですが、W杯アジア2次予選のミャンマー戦を通した日本代表についての論評です。手放しで森保ジャパンを褒めちぎるコラムが多い中、森保ジャパンに対して危機感を煽るコラムがありました。結構こういう特異なものは実は的を得ている場合が多いので、面白く読ませていただきました。  
     
【このままでは森保ジャパンも歴代代表監督が犯した過ちを繰り返す】
〔早くも「絶対に負けられない」モードに突入〕
「予想通りのスタメンで、予想通りの試合内容で、予想通り日本がミャンマーに勝利して勝ち点3を手にした試合。ヤンゴンで行われたW杯アジア2次予選の初戦となったミャンマー戦をひと言で言えば、そうなる。」
「30本近くのシュートを記録しながら、前半に奪った2ゴールだけで終わったことを課題とする見方もあるが、相手は超のつくほどの格下ミャンマーである。その相手に8ゴール奪ったところで、チームとしての蓄積、成長を見出すのは難しい。」
「むしろ心配になるのは、そんな相手に対して格上の日本が最初からベストメンバーで戦って、試合終了のホイッスルが鳴るまで必死にゴールを目指し続けたことだ。」
「早くも『絶対に負けられない』モードとなったことで、来年の6月まで続くアジア2次予選では、ますます新戦力の発掘が困難な状況を迎えるだろう。たとえ順調に勝ち点を重ね、1試合ないし2試合の消化試合があったとして、そこで得られる成果はたかがしれている。少なくとも、新戦力の発掘、チーム力の底上げには直結しない。
 ジーコ(2006年W杯予選)、岡田(2010年W杯予選)、ザッケローニ(2014年W杯予選)、ハリルホジッチ(2018年W杯予選)。彼らが率いたチームは、いずれも最終予選の前段階の予選からベストメンバーで挑み続け、その結果、メンバーが固定化されたまま最終予選の途中から失速し、チーム力が低下する中で本番を迎えている。
 本番直前の戦術変更(2010年)、あるいは監督交替(2018年)という賭けに出た時はそれが奏功してグループリーグ突破を遂げたが、博打を打たずにまっとうに本番を迎えたジーコとザッケローニは、本番で涙を呑むこととなった。博打ありきの強化など、本末転倒もはなはだしい。
 本来なら、この悪しきサイクルから一刻も早く抜け出さなければならないはず。そのためには、取り返しのつきやすい2次予選の間に、その先の即戦力を見出す試みはあってしかるべきだろう。
 3年後の本番を見据えた長期的な視点と、目の前のチームをいかに強化するかという短期的な視点。欧州や南米と違い、ダブルスタンダードの中での強化を強いられる日本にとって、いま必要とされるのは、その2つの視点を同時に持ちながらチーム強化を進めることだと思われる。」
引用:YAHOOコラム

 
 今までの日本人監督のように博打を打つのか、外国人監督のようにメンバーを固定するのかという話で、固定化すると最終予選では研究し尽くされて失速していい事にならないが、博打ありきの強化も本末転倒であるという論調。今の森保ジャパンは過去に失敗してきたメンバー固定路線に突っ走っている。2次予選からベストを組んだテンパった状態ではなく、選手層の厚みを増すために、少しは新戦力をテストをしたらどうだいという話なのかな。
 当ブログとしては、まずは「博打」という表現はよく使ってきました。古くは岡田ジャパンの「本田1トップ」、西野監督の戦い方など。もっとも、日本人監督になった時点でカタールW杯、というより将来的に有効な代表強化をあきらめているので、メンバー固定化による弊害など今更何も感じません。世界を知らない日本人監督が世界で戦える訳がない。「田嶋ジャパン」に期待するエネルギーを持つ事がもったいないという考え方なので。
 なぜ、2次予選でテンパったメンバーで行くのか、それは当ブログでも何度も取り上げたように、スポンサー事情もあるのではないでしょうか。人気選手を使って快勝する。本来はできるだけアウェーで戦うべきなのに、ホームで自己満のようなゲームメイクばかりと。とまぁこんな感じで終わりたいと思います。日本代表といえば、今日「静岡の奇跡」が起こりました。久しぶりに感動しました。また明日。

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