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愛媛FC奮闘中11

2017-09-29 00:01:06 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 中四国で復興支援活動など社会貢献性が№1と認識している愛媛さんですが、面白い事例を見つけました。クラブのスポンサー企業訪問ですが、どこでもやっている活動。社長が朝礼に出たりとか、企業イベントにマスコットが登場したりとか。今回の愛媛さんはちょっと違います。引用して紹介。
 
【クラブ側:愛媛FCによるスポーツを活用した「健康経営支援事業」】
「愛媛FCでは、各企業様の“健康経営”への支援事業として、下記とおりの内容を実施いたします。
【目的】
 昨今、企業の生産性向上や働き方改革が求められている中、従業員の健康を貴重な経営資源と捉え、企業の生産性向上につながる「健康経営」が推進されております。
 また、ここ愛媛では、愛媛国体を契機としたスポーツの活用による地域活性化を図るため、プロスポーツを活用した健康経営の支援を行い、企業の取り組みに継続性を持たせるとともに、プロスポーツのすそ野を広げる意味も込め、愛媛FCとして当事業を実施したいと考えております。
【主催】株式会社愛媛FC/松山商工会議所
【実施内容】
各企業の健康経営推進につながる取り組みを促進するため、エクササイズイベントを行う。愛媛FCが保有するノウハウを企業に提供するほか、プロスポーツファン拡大の機会とする。
【初回開催概要】
・日時:2017年7月5日(水)
・開催企業:三浦工業株式会社
・参加者:三浦工業株式会社 従業員 50~70名
・愛媛FC参加者:フィジカルコーチ 津川 武久、愛媛FC選手2名(予定)」
引用:J2愛媛公式HP

 「生産性向上」や「働き方改革」は現在の日本経済でのトレンドワードです。それら推進させる「健康経営」というのも今後話題になっていくでしょう。地元財界である商工会議所と共催というのもいいですね。特に選手が2人参加しているのが素晴らしい。普及コーチで済ませたがる価値観とは大違いです。第2回を楽しみにしたいですね。何かもう一つないかなと、クラブ公式HPを観ていたら、素晴らしい事業を発見。さすが愛媛さん、という感じの事業。山口さんと同じような事業で、ひょっとしたら山口さんの内容を、地元行政主導でクラブが導入したのかなとも思えます。以下、引用して紹介。
   
【1市町1選手応援事業】
■1市町・1選手応援事業とは・・・
この企画は、簡単に言うと県下20市町にそれぞれ応援する特定の選手を決めて、その市町は決まった選手をとにかく応援する!そして、選手もその地域のイベントなどに参加して交流を深める!といった事業となります。
先日、7月16日(日)の大分トリニータ戦にて、どの市町がどの選手を応援するかの「ドラフト会議」が行われ選手が以下のように決定いたしました! 本※以下、愛媛県からの概要主旨
シーズンをとおして、市町がそれぞれに愛媛FCの特定選手を応援するとともに、選手も応援してくれる市町のPRやイベント等に参加することにより、住民が一体となって愛媛FCを応援する機運を醸成し、住民活力の向上や選手と住民の交流による新たなつながりを形成していくことで地域の更なる活性化の推進と愛媛FCへの住民の関心を高めていくこととを目的とする。」
引用:J2愛媛公式HP

 この全市町に担当選手を付けるという企画が中四国2クラブ(正式には熊本さんも)というのがいいですね。元岡山の玉林選手は宇和島市の応援選手です。内容を見ると確かに素晴らしい内容ですが、山口さんが発表した時と比べて、何かもう一つインパクトが弱い気がします。各市町の指名により決まっていったようですが、どうして山口さんよりも弱く思えるのかな・・・
 山口さんの時にも言いましたが、選手が張り付くというのは大変だと思うので、できるところから頑張って欲しいです。愛媛さんも昔からいろいろな意味で県の影響が強く、全市町の「市町村デー」をずっと開催してきましたから。このページでも紹介されていますが、県下20市町よりMCMT(マッチシティマッチタウン事業)というものが行われています。調べてみると、何と2009年の記事でした。
J2愛媛公式HPMCMT関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090222

 ただ、クラブの公式HPを見ていくと、「愛媛FC・愛媛マンダリンパイレーツ健全経営委員会の開催結果について」という記事があり、どうも愛媛県にクラブ経営面でチェックを受けているようです。なので、愛媛さんというクラブ自体が望ましい内容ではないのかもしれません。でも、愛媛さんの環境も、スタジアムが最寄駅から遠く(バスで35分)、人口(県人口144万人)が少なく、競合するプロスポーツチーム(Bリーグ及びプロ野球独立リーグ)があるという事で、経営環境に恵まれていない面があります。それら3つが恵まれているところとは一緒に語れないと思います。頑張って欲しいと思います。
J2愛媛関連⑱:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170126
  〃     ⑰:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160818
  〃     ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160401
  〃     ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160212
  〃     ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151015
  〃     ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150122
  〃     ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140703
  〃     ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140319
  〃     ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131110
  〃     ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130522
  〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130512
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130511
  〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090426
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090222
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080330
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051112
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051013
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050920

コメント
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