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ファンサービスの一事例60

2017-02-20 00:01:54 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 やや遅くなりましたが、記事依頼を受けたSNSの棲み分けについてで、今回、3大SNS(フェイスブック、ツイッター、インスタグラム)のアカウントを持っているクラブを対象に比較しました。その前にSNS関係の先進クラブである川崎さんで、SNSの棲み分けについて書かれた記事があります。まずはそちらから。以下、抜粋して紹介。
   
【SNSでの情報、届いていますか?:J1川崎】
 クラブからの様々なSNSでの情報発信は、ただやみくもに安易に手を出しているのではなく、各SNSのユーザーの年代や性別といった利用層の違いを考えて、それぞれに沿った内容でこだわり。Facebookよりはインスタグラムは若年層向けで女性が多いと考えられ、マスコットのカブレラが担当し、親しみやすいテイストで発信。カッコいい写真と合わせて、スタッフが言うよりは感情がこもっていてサポーターの皆さん寄りの投稿にこだわっている。これが正解かどうかは分からないが、コメントや反応を見ていると、他のクラブとは違った良さを発信できているのではないかなと認識。
 最近では、2人の人気選手がAmebaブログからLINEブログへ移行。LINEの強みは、やはり使っている人が多く、頻度が高いこと。ファン・サポーターのLINEに、選手がブログを更新すると手元に通知が届けば、目を通してもらえる率も上がるという思いで運営。
 勝ち試合の後に選手からのメッセージを配信し、翌日には画像をタイムラインにも投稿。単純に試合結果を流すだけでは、他の媒体でも見られる。サッカー情報サイトを見た方が情報量も多いので、わざわざお友だち登録をしてくれないと考え、2年以上運用している今もまだ試行錯誤しながら発信中。
 まだチームを知らない、うっすらとサッカーが好きという人に、チームからの情報を届けるために、いつどの投稿がキッカケになるか分からないと思っており、その時のために様々な媒体を使って1人でも多くの人にチーム情報を発信。
J1川崎「フロンターレ日記」該当記事:http://www.frontale.co.jp/diary/2016/1204.html 
 
 さすが、先進クラブです。じゃあ、公式ブログはやっていないないかと言えば、公式HPの「F-リンク」というページを見るとビックリ。しっかり運営されています。そのリンク内容もスゴいの一言。当ブログの理想像の域はるかに超えるレベルでした。この時の記事にあるとおり、もはや2大SNSはやっていて当たり前。Instagramを加えて3大SNSと認識しています。という事で、Jクラブを比較してみました。この時の記事に出てきたクラブを対象に、公式HPのSNSアイコンをクリックして出てきた情報です。さすがにクリックして、投稿ページが出てくるところは1つも無かったです。まぁアイコンをクリックしたら公式SNSが出てくるのがスタンダードでしょうが。LINEは別扱いです。登録制で誰でも見れるものではないため。

   
・浦 和:  Facebook / twitter / Instagram 
 F:クラブからの告知や報告が中心ですが、後援会やグッズなど試合以外の情報が多いです。動画も多い。
 T:主に試合情報。先発情報や試合結果など。
 I :選手の1ショットのアップ写真が中心。コメントは短め。
・川 崎: 
Facebook / twitter / Instagram 
 F:フロントスタッフによる告知や報告。文章は長め。試合の画像集(20枚前後)も充実。
 T:ふろん太とカブレラ、スタッフ、スクール普及コーチの4種類。
 I :オフィシャルカメラマンとカブレラが主に担当。文章も心がこもった長めのもの。
 ※この時の記事にもありますが、スタッフツイッターにはシーズン中にはサポーターのアウェーレポのリツートを積極的に掲載して、情報共有を図る傾向。

・G大阪:  Facebook / twitter / Instagram
 F:試合関係情報で、告知や報告が中心。動画が多い。
 T:公式HPのニュースのリンク掲載中心。選手等のリツイートが比較的多い。
 I :スナップ写真中心。文章は短め。
・ 柏   :  Facebook / twitter / Instagram
 F:ツイッターやブログ(広報日記)のリンクが多い。ハッシュタグの文が長い。1記事あたりの写真掲載数も多い。40枚とか。ライブ動画も多い。
 T:レイくんによるツイート。昔はカタカナ、最近はひらがなが多く親しみやすい内容。Jリーグや地域情報のリツートが多い。
 I :文章無し写真のみ。他2SNSには無い単独写真が中心。
・大 宮:  Facebook / twitter / Instagram
 F:1記事の文章が長く、写真は30枚たらずくらい。監督・選手のコメント掲載が多い。
 T:公式HPニュースのリンクが多い。埼玉新聞社等のリツートが多い。
 I :公式HPの最下部に画像のリンク掲載。内容はごく平均的。
・横浜M:  Facebook / twitter / Instagram
 F:他の2つのSNSと内容がやや似ている面あり。
 T:フロントからの告知や報告。スポンサー企業のチーム絡みの話題をリツイート。Jリーグや選手のリツートも。
 I :文章ほとんど無し。スナップ写真中心。動画も時々掲載。
・F東京: 
Facebook / twitter / Instagram 
 F:クラブスタッフ日記やクラブ携帯サイトのリンク多い。

 T:クラブ広報部による、イベントやグッズの情報告知。選手やJリーグのリツートが多い。
 I :「goods」のアカウントで、確かにグッズ関係の記事がありますが、以前に観た時より、普通のフロント情報が増えています。  
・福 岡:  Facebook / twitter / Instagram
 F:広報ブログからの引用中心。
 T:クラブ公式、アカデミー&スクールの2種類。広報ブログやクラブニュースからの引用が多い。
 I :スナップ写真中心。更新頻度はそれほど多くない印象。
・札 幌:  Facebook / twitter / Instagram 
 F:別ウィンドウにならず。シェアは余りなく、単独記事が多い印象。試合情報からクラブ情報までバラエティに掲載している印象。
 T:別ウィンドウにならず。ドーレくんのリツートが中心で選手のリツートもある。告知よりも報告が多い。
 I :別ウィンドウにならず。凝って撮影した写真という印象。文章は短く、動画もありますが、1枚1枚がいい写真です。でも更新頻度がそれほど多くない。
・C大阪:  Facebook / twitter / Instagram
 F:公式ファンサイトの引用が多い。ツイッターと記事がかぶる印象も。
 T:公式ファンサイト及び公式HPニュースの引用で、フロントの告知中心。
 I :選手のスナップ写真オンリーで、試合での写真も豊富。文章はタイトルのみ。
・東京V:  Facebook / twitter / Instagram
 F:公式HPニュースの更新のバナー告知。Vリーグ(男子バレー)チームの情報も告知。
 T:ツイッター名に「#緑パートナー募集中」も含む。公式HPニュースの更新のバナー告知。
 I :選手のスナップ写真オンリーで文章長い。トップだけでなくレディースも。2枚ものや4枚ものなど画像のクオリティが高い印象。
   
 という感じでした。クラブによってカラーは違いますが、概ね棲み分けができていたのではないでしょうか。特にInstgramはいかに写真にこだわり、いい写真を1枚1枚丁寧に載せるかがポイントだという事がよくわかりました。あと、文章も少なくして、写真で語った方がいいのかもしれません。
 個人的には浦和さんのように、試合情報とそれ以外の情報に使い分ける方が、観る方も楽かもしれません。フェイスブックは画像の収納ページとして使うケースがあると聞きます。なので、川崎さんや某黄色いチームのように、画像を何十枚も収納するのもいいかも。あとは公式HPニュースや公式ブログとのバランスですか。全く同じであれば、どうせ内容は一緒だからと観に行かなくなるかもしれません。

 あと、聞いた話ではSNS同士の連携で自動投稿する方法もあるそうです。すなわち、フェイスブックを投稿すると、自動的にツイッターにも投稿されているもの。何が一番いいの方法なのかはわかりませんが、とにかく楽しんでやる事ですね。面倒だと思ってやってると、絶対に読者にもそれが伝わりますから。という事で、多少は参考になったでしょうか? 記事依頼をされた教育関係X氏。まだ、いずれかのSNSを開設していないところがあれば、ぜひ棲み分けをして運用してください。
情報化関連(SNS(フェイスブック&ツイッター):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151122
  〃  (公式HPスマホ版&Instagram):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151227

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