迷建築「ノアの箱家」

ひょんなことからNOAに選ばれし者として迷建築「ノアの箱家」に住むことになったKOKKOの笑ってあきれる自宅建築奮戦記

セルフビルド考⑱(棺桶ハウス③)

2011-01-01 21:20:52 | セルフビルド考

棺桶ハウスで一晩明かした話

「アホか!」と笑われつつ棺桶ハウスを作っていた。

「どうやった?」と兄ちゃんや中ちゃんが聞いてくるたび「まだ寝てない」。

が、とうとう寝てみた。

棺桶に横たわって新年を迎えたことになる。縁起がいい。

私の死装束は、起毛パジャマに登山用寝袋と寝袋カバー。

棺桶の底のダンボールは2枚敷き。その上にボアの毛布を2枚。

風邪をひいている状態なので、念のために寝袋カバーの上からさらに毛布を一枚。

 

寒くて目が覚めた。

未明、寒くてというより、それを通り越して痛くて目が覚めた。

床に触れている部分が痛い。棺桶の隙間部分に近いところも痛い。

「いかん、 またもや熱が出る!」

棺桶から抜け出して台所の布巾を見ると、布ではなく板状態に凍結。

茶碗についている水の雫も乾燥しないまま凍結。

窓ガラスの結露も屋内凍結。

室内は-1℃。

ということは、屋外は-5度ぐらいだったということだ。

車に乗って囲炉裏茶屋に向かう時の幸福感と言ったら・・・。

暖かいということはこんなにも幸せだったのか・・・。

しみじみと幸せをかみしめた元旦であった。

 

                   


 

 


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