迷建築「ノアの箱家」

ひょんなことからNOAに選ばれし者として迷建築「ノアの箱家」に住むことになったKOKKOの笑ってあきれる自宅建築奮戦記

ピオーネ実る

2012-06-30 13:43:06 | 自給自足

初なりピオーネ

日除けとして窓の変木に絡ませていたピオーネに初めて実がついた。植えて3年目。

ネットや本で調べたとおり、摘房と摘粒をして少数精鋭で熟すのを待っている。

 

 

              

                           摘房前のピオーネ

 

樫田は、寒暖の差が大きいので、ぶどう栽培には適している。私がピオーネを植えた同じ頃、産地を目指して農協が研究を開始(家の近くに農協のパイロットファームがある)、「山霧ぶどう」として、昨年初めて実験販売を始めた。さすがはプロ!うちのぶどうとは育ちが違う。

それを時々見て、参考にしようとは思っている。ただ、私はあくまで自給自足。ぶどう棚はこしらえず、夏の日除け作戦でいく。


 


雀のスズメ②

2012-06-30 12:41:30 | インポート

ひなを拾わないで!

というキャンペーンが、日本鳥類保護連盟が実施しているのを知った。

巣立ち直後の雛は充分飛べないので、地面でじっとしていることが多く、それを落ちている・迷子と誤認され、保護という名の誘拐をしてしまう人間が多いからだとのこと。

近くに親鳥がいて、時々尋ねてきては餌をやるという2週間ほどの巣立ち雛教育期間があるので、保護せず、親鳥にまかせるというという自然界の摂理にのっとった姿勢が一番いいのだとのこと。

ファミリー動物病院の石田先生のあの時の言葉の数々を思い出した。

「誤認保護」「保護してしまったら」という日本鳥類保護連盟の言葉の表現に、KOKKOは、「もしや・・・?」と一瞬思ってしまった。が、両足指骨折が、実は両足指の障がいと知り、放鳥できるまでは「誘拐」し続ける決心をした。

もしも、この子が相変わらず地べたをヒョコヒョコ前につんのめるような歩き方しか出来ず、相変わらず数秒で止まり木から落下しでんぐり返りをし続けるばかりとしたなら・・・。、イタチや隣家の猫のタビちゃんの餌になるだけとしたなら・・・。それでも私はそれを自然界の摂理として受けとめ、スズメを野に放つ勇気を持てるだろうか?

 

うちの家には、障がいのある命が多い。

金魚もみんな障害がある。ひどいのはヒレが全てなく、水に浮いているだけの赤い肉の塊状態だったのもいる。障がいの重い金魚たちから自然淘汰されていき(それこそ野鳥の餌になってしまった)、現在生き残っている金魚たちは、ぱっと見たところではそうとは分からない障がいの軽い子たちだけになった。

雀のスズメを踏みかけて拾ったのも何かの縁か。

 

 

すずめ スズメ 雀 

http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Shiro/6495/index.html


 


雀のスズメ①

2012-06-27 21:35:59 | 雑感

落鳥雀

先日、緑ヶ丘病院へ診察に行った帰り、道で雀の雛を危うく踏みつけそうになった。後ろを見ると、フットワークのトラック。とっさに雀を拾って近くの本屋に駆け込んで段ボール箱を所望し、保護することに。

親雀はどこにいるのだろう?

雛を見つけた辺りを見回したところ、電信柱の上に一羽の雀がいた。

KOKKO:「お~い、あんたがこの子のお母さんかい?」

呼んでも返事をするでなし。

見かけたどの雀も母親に見えてしまって、「お~い、お~い。」の連呼。

通りすがりの人が「そこの茂みに置いといたら?」

えっ!雨が降ったらこの子はどうなる?

育て方もわからない。でも、私が何とかするしかない。

そのまま車でコーナンへ。鳥かごや“育ての親”なる餌やり器と餌を購入した。

中学生の頃、手乗り文鳥や手乗り十姉妹を育てたことがあるので、何となく出来そうな気がした。

しかし、野生の雀、しかも両足指骨折。果たして、助けてやれるだろうか?

 

自宅でインターネットで早速調べた。

野鳥は勝手に飼うのはいけない、獣医に連れて行くよう書かれていた。

たかが雀、されど雀というところか・・・。

亀岡は矢田のファミリー動物病院に連れて行くと、

「あなたは大阪府内でこの子を拾ったので、こちらで引き取るわけにはいきません。」

と言いつつも、石田先生という獣医は親切で、雀を診察をして下さり、私が保護飼育をするならと、育て方を本を引っ張り出して指導して下さった。おまけにミルワームまでワンパックプレゼント。診察料も「いいですよ。」無料だった。

石田:「9割がたこの子は死ぬでしょう。でも、自分を責めてはいけません。この子は、本当なら、あなたが道で発見した時点で死んでいる運命だったのです。人間に捕まったという時点で、すでに自然界では生き抜く力がないということなのです。もしも元気になって飛ぶことができるようになったとしたら、よかったと思いましょう。」

トイレットペーパーで巣をこしらえ、その下にカイロを敷いて、親鳥の暖かさとしたものの、ぐったりしていて餌もほとんど食べてくれない。夜は心配で何度も籠の中をのぞき、睡眠不足になった。

「こんな生活、長続きしない。しんどい。」と言いつつ、花壇や畑で青虫探し。

拾った当日はぐったりしていたものの、日ごとに元気に動き回るようになり、餌の量も増え、飛行距離も30cmから2mに伸びた。私の姿を見ると、親と思って飛んでくる。わずか数日で手乗り雀状態に。

が、両足指骨折のせいで、止まり木に止まれない。落下しては、床にしゃがみこんでいる。餌を求めて慌てふためいて前のめりにこけ、時にはでんぐり返りしてしまう姿の哀れさ。

これでは、飛べても、地面で寝るしかなく、イタチや猫にやられてしまうだろう。おりしも、我が家の花壇にイタチが遊びに来ているのを見かけた。

あいつの餌にするわけにはいかない!

毎日、虫かごに入れて職場に連れて行き、餌をやりながら仕事をしている。

同僚のマザリング女史が雀をたいそう可愛がってくれるので助かる。

 

元米屋の中ちゃんは、店に迷い込んできた落鳥スズメを「つくね」と名付けて育てていたが、ある日、床で遊んでいたところを家族に踏まれ、本物の「つくね」になって死んでしまったという。

だから、私は、この雀の名前を「スズメ」にした。

           

 

          

              マザリング女史の手のひらで休む雀のスズメ


 

 


山からの贈り物

2012-06-17 23:25:36 | 高槻の観光案内

鹿の角

囲炉裏茶屋から中畑回転場方面に50メートルほど行くと、左に山に入る道がある。なだらかな坂道を登っていくと、突き当たりに池があるが、その池の上に、モリアオガエルの卵がいっぱい産み付けられている木が覆いかぶさっている。池の側に地蔵さんがいるので、それをみんなで見に行くことになった。

湿って滑りやすい足元には枯れ枝がたくさん落ちている。やけに尖った枯れ枝があるので、危ないと思いながら見ていて、はたと気がついた。象牙質の柔らかな照りは、枯れ枝ではない。しっかり眺めると、!!!

鹿の角だった。

自然落下した鹿の角にお目にかかるのは初めてのこと。

これは、きっと、山からの贈り物に違いない。

大事に抱きしめながら、帰路に着いた。

                

                    山からの贈り物:鹿の角

今日は、亀岡に買い物に行き、バジルソースの二番目の兄特製のパスタをいただき、兄夫婦と山登り。山登りのさなかに鹿の角をゲットしたのだった。

夜にはあちこち蛍の乱舞を見に行くというフルコースの一日だった。

 

蛍の乱舞は、

①しょうぶ園裏口手前の作業用出入り口(6号線の森林センターを北上して数百メートル、右の小さな橋を渡って数百メートル)から敷地内に入ったところ。

②囲炉裏茶屋向かいの田んぼの山際から元しょうぶ園の駐車場付近

③二料方面に向かう道の、重ちゃんの電車向かいにある農道を下に下りた所

④二料から亀岡に抜けた九十九折交差点付近の農道

以上四箇所が特によく見られるところ。

 

②③は真っ暗なので、懐中電灯が必要。また、マムシに備えて長靴や、ズック靴の方ががベター。

蛍は、蒸し暑い夜によく出る。雨が降ると、葉の陰に隠れてしまうので見られない。梅雨の合間の雨が降りそうな日や、雨上がりが狙い目。


 


コンポストの効果①

2012-06-15 20:48:54 | 実験的環境保全

コンポストの有無と蕗

コンポストは順次土に返してきた。ある時は球根を植える前の花壇の中、ある時は柿の木やモッコウバラの根元、そして、また、ある時は山蕗の根元へと。

                   

                                             菖蒲の根元の山蕗

 

菖蒲を移植した時、根元にコンポストを埋めておいた。そこの菖蒲は一段と大きく花も立派だった。同時に山蕗の根も菖蒲の際の土に埋めておいたら・・・ご覧のようになった。

左奥の蕗はコンポストなし。手前の蕗はコンポストの上から芽を出したもの。明らかに大きさが違う。太さが違う。恐るべし、○○○の力。

今年から畑が約5倍の面積に拡大したので、コンポストの本格的活躍の開始。

いよいよ、食べ物(野菜)での実験が始まる。勿論、尿の野菜実験も。