「僕にも参戦させて下さい!」
あらま、ありがたや。
神戸に住んでいる我が家の青少年の友達からメールがきた。
母親が頑張って土方作業やってても我が家の青少年たちは、ほぼ他人事。手伝いらしきことをほとんどしてこなかった。しようと思い立ったところで、彼らには勤務形態の都合上、それほど頻繁に手伝う暇もない。
だが、友達にはどうやら喋り捲っているらしき気配がする。
彼らの友達の興味津々の声が時々届く。
「自給自足に関心があります。」
「コンテナに関心があります。」
「女だてらに家を自分で造ってるなんて、どんなお母さんか会ってみたいです。」
で、我が青少年がたとえ「ノアの箱家」に居住していなかろうが、留守であろうが、臆せずやって来るのだが、若い子達は、自由奔放でいいナァと老いさらばえたKOKKOおばさんは、「我が身世に降る眺めせしまに」と改めて嘆くことになる。
だが、猫の手も他人の手(特に男手)も1000本だって欲しいので、
「屋根のデッキの上で泊まるといいよ。」と答えることになる。
先だっても、二日酔いで朦朧?としながらも、イケメン兄さんがやってきた。
よっしゃ!若い子が来るんやさかい、ここは奮発したろか。
というわけで、昼は焼き肉パーティとなった。
普段なら買いもしないような高い高い!!肉。
焼き肉店「山小屋」で焼き肉を食べるようになって以来、下手に焼き肉をしなくなった。他の肉は、まずくて食べる気にならないのだ。かと言って、「山小屋」で扱っているような上等な肉は、とても買えない。
しかし、ここは、我が家の青少年の親として、ちっとばかし、え~かっこしておかなくっちゃ。それに、働いてもらうんだからさ~。
若き参戦者、M君。兄ちゃんたちが帰った後も夕暮れ遅くまで、田舎暮らしや自給自足について話し込んだ。なかなかのイケメン。
どうやら結婚を考えている彼女がいるらしく、
「今すぐにとはいかないけれども、リタイヤしたら田舎暮らしがしたい」とのことだったので、亀岡市東別院に200万円で古家付き100坪の目玉があって、つい最近知人のM女史が購入したことを伝えた。樫田や東別院は僻地なので、大都市に近いわりに土地は安いのだ。
「交通手段さえ確保できるなら、今は別荘にしておくという手もある。200万円なら手の届かないような話ではない。今から貯金をしっかりしながら、めぼしい物件を探し続けるという手もある。樫田は、年寄りが多いから、空き家が出始めているよ。」
それにしても、M女史(囲炉裏茶の陶工房和里庵の主)は、いい買い物をした。東条湖にも陶芸工房付きの別荘を持っているが、通うのに時間がかかりすぎる。東別院の山の上なら景色は抜群だし、バス停から1分のところらしいkら、トカイナカ(都会+田舎)で双方のいいとこ取りが出来る。
いつかお邪魔したいものだ。
私にしたら、超高級黒毛和牛のミニステーキ。一切れ500円。大奮発。
オレンジ色の服の女性は“ジャイアン”、兄ちゃん(大工)の嫁さん。抱かれている奈美ちゃんは、この一年で20センチは伸びたのではないかという成長ぶり。今や、人間語を喋るようになった。
2時半の休憩タイム。イケメンのM君は、お母さんの帽子からリボンを引っぺがして持参しての“参戦”。
焼き肉パーティはとても楽しかった。
少ない肉をみんなで分け合い、時には、取り合い罵り合いつつだったが、一人で食べるとしたなら、どんな豪華な食事でも、美味しさは格段落ちる。
中ちゃんも兄ちゃんも「ノアの箱家」の工事をいつも「楽しい」と言ってくれるのが本当に嬉しい。
私もとても楽しい。