迷建築「ノアの箱家」

ひょんなことからNOAに選ばれし者として迷建築「ノアの箱家」に住むことになったKOKKOの笑ってあきれる自宅建築奮戦記

若い助っ人現る!

2011-08-30 17:23:17 | 「ノアの箱家」工事進捗状況

「僕にも参戦させて下さい!」

あらま、ありがたや。

神戸に住んでいる我が家の青少年の友達からメールがきた。

母親が頑張って土方作業やってても我が家の青少年たちは、ほぼ他人事。手伝いらしきことをほとんどしてこなかった。しようと思い立ったところで、彼らには勤務形態の都合上、それほど頻繁に手伝う暇もない。

だが、友達にはどうやら喋り捲っているらしき気配がする。

彼らの友達の興味津々の声が時々届く。

「自給自足に関心があります。」

「コンテナに関心があります。」

「女だてらに家を自分で造ってるなんて、どんなお母さんか会ってみたいです。」

で、我が青少年がたとえ「ノアの箱家」に居住していなかろうが、留守であろうが、臆せずやって来るのだが、若い子達は、自由奔放でいいナァと老いさらばえたKOKKOおばさんは、「我が身世に降る眺めせしまに」と改めて嘆くことになる。

 

 だが、猫の手も他人の手(特に男手)も1000本だって欲しいので、

「屋根のデッキの上で泊まるといいよ。」と答えることになる。

先だっても、二日酔いで朦朧?としながらも、イケメン兄さんがやってきた。

よっしゃ!若い子が来るんやさかい、ここは奮発したろか。

というわけで、昼は焼き肉パーティとなった。

普段なら買いもしないような高い高い!!肉。

焼き肉店「山小屋」で焼き肉を食べるようになって以来、下手に焼き肉をしなくなった。他の肉は、まずくて食べる気にならないのだ。かと言って、「山小屋」で扱っているような上等な肉は、とても買えない。

しかし、ここは、我が家の青少年の親として、ちっとばかし、え~かっこしておかなくっちゃ。それに、働いてもらうんだからさ~。

 

                           

若き参戦者、M君。兄ちゃんたちが帰った後も夕暮れ遅くまで、田舎暮らしや自給自足について話し込んだ。なかなかのイケメン。

 

どうやら結婚を考えている彼女がいるらしく、

「今すぐにとはいかないけれども、リタイヤしたら田舎暮らしがしたい」とのことだったので、亀岡市東別院に200万円で古家付き100坪の目玉があって、つい最近知人のM女史が購入したことを伝えた。樫田や東別院は僻地なので、大都市に近いわりに土地は安いのだ。

「交通手段さえ確保できるなら、今は別荘にしておくという手もある。200万円なら手の届かないような話ではない。今から貯金をしっかりしながら、めぼしい物件を探し続けるという手もある。樫田は、年寄りが多いから、空き家が出始めているよ。」

それにしても、M女史(囲炉裏茶の陶工房和里庵の主)は、いい買い物をした。東条湖にも陶芸工房付きの別荘を持っているが、通うのに時間がかかりすぎる。東別院の山の上なら景色は抜群だし、バス停から1分のところらしいkら、トカイナカ(都会+田舎)で双方のいいとこ取りが出来る。

いつかお邪魔したいものだ。

 

                 

               私にしたら、超高級黒毛和牛のミニステーキ。一切れ500円。大奮発。

 

 

                     

オレンジ色の服の女性は“ジャイアン”、兄ちゃん(大工)の嫁さん。抱かれている奈美ちゃんは、この一年で20センチは伸びたのではないかという成長ぶり。今や、人間語を喋るようになった。

 

 

                    

          2時半の休憩タイム。イケメンのM君は、お母さんの帽子からリボンを引っぺがして持参しての“参戦”。

 

焼き肉パーティはとても楽しかった。

少ない肉をみんなで分け合い、時には、取り合い罵り合いつつだったが、一人で食べるとしたなら、どんな豪華な食事でも、美味しさは格段落ちる。

中ちゃんも兄ちゃんも「ノアの箱家」の工事をいつも「楽しい」と言ってくれるのが本当に嬉しい。

私もとても楽しい。


 

 


自作傾斜土浄化槽⑭(試行状況)

2011-08-29 17:13:28 | 実験的環境保全

試行開始

自作傾斜土浄化槽の試行に入った事は以前記した。

高槻の芥川最上流、謂わば淀川支流の最上流に位置し、家からほんのわずか山道に散歩すれば、最初の一滴にまでたどり着くことが出来る。地域住民は、この清流の水を地元の出灰にある樫田浄水場から中畑のポンプ場を経て上水道として使用している。とても美味しい水である。

その一方で、樫田地区は、家庭排水を各家庭の溝からいきなり田能川に垂れ流すという無法地帯?でもある。合弁浄化漕は義務付けられておらず、設置している家庭は皆無に近い。

要するに、自分達は綺麗な環境を満喫し、汚れは下流民に押し付けていることになり、都市部の高槻市民(大阪府民)は、私達樫田住民の生活排水を上水道として使用していることになるのだ。

これって、いいのかしらん?

このような状況については、「ノアの箱家」建築確認申請のときに知ったが、私は合弁浄化漕には疑問を抱いているので、なにかよい浄化システムはないかとあれこれ考え、最終的に四電技術コンサルタント(四国電力の子会社)が開発した「花水土」という傾斜土浄化漕の導入を決めた。

ただ、これについては、関東のとある自治体で大規模のものを導入しているとは知っていても、どれだけの成果があがっているのか、又、メンテナンスの面での不安もあった。

これに関しては、環境技術実証モデル事業実証試験結果報告書(埼玉県環境科学国際センター H.17)なるものが出ている。

http://www.env.go.jp/air/tech/model/work16_03/ref09-1.pdf

これ以外の報告でもBOD値は芳しく、油・リンなどの除去率は90パーセント以上。窒素の除去率がやや低かったようなので、水質浄化に役立つオモダカやホテイアオイなどの水生植物を植えることでその弱点をを補えるのではないかと私は予想している。

 

とにかく、とりあえず台所用に小さな「花水土」を購入して稼動し始めることにした。何故なら、この方法が最も自然界の浄化システムに近苦、気に入ったからだ。

あれこれ試行錯誤したが、台所の三漕からなる「花水土」から流れ出てくる水は、直下でも透明で臭いも無かったので、台所排水については上手く浄化できていると判断している。

 

風呂や洗濯機の汚水はどうする?

これらから出る排水は、大量すぎて「花水土」を通すことは出来ない。(最も、我が家は風呂水は洗濯に使用しているので、洗濯機から出る水が一気に出る水としての最大排水量である)だから、これらの水は、「花水土」を経由することなく、いきなり側溝への排水となる。

そこで、考え出したのがその側溝の有効活用。

我が家の敷地は緩い傾斜が付いており、側溝の水はゆっくりと下の敷地内最終会所に向けて流れていく。つまり、ここをいくつかの漕に区切り、浄化に適した土や石の類をを入れれば傾斜土浄化漕として転用できる。

最近、側溝の掃除をして分かったのだが、土の上部は好気バクテリアが住み着き綺麗なままの色、底の方には嫌気バクテリアが住み着き、土が黒くなっていた。双方のバクテリアの力で上手く浄化できていたのだろう、最終会所の水は透明で臭いもほとんど無かった。そのことにすっかり気をよくしたので、夏期休暇中に側溝の下ののり面に造っていた自作傾斜土浄化漕を一気に試行段階に持ち込むことにしたのだった。

 

                

写真左は、家庭排水(台所・風呂・洗濯)の事実上の最終会所(雨水は別の管を通る)の内部。半年使用し続けていたが、汚泥は一切溜まっていなかった。上部の側溝の茶色は、若干紛れ込む山の湧き水の鉄分の色と思われる。でも、どうして会所内は着色しないのだろう?不思議だ。

側溝の排水は、初めは下部に見える管を通って、敷地内最終会所にいき、そこで雨水と合流して道路のどぶに流れ込む仕組みであったが、右側に自作傾斜土浄化漕に繋がる管を付け、水流の切り替えが出来る仕組みにした。下部の管に蓋をとりつければ、普段は浄化漕に水が流れ込む。浄化槽のメンテナンスの時だけ、右の管に蓋を移し変えれば、敷地内最終会所からどぶへと排水することが出来るというツーウェイ方式(写真右)。

この工事は、当然ながら会所に顔を突っ込んでの作業だったが、ほとんど臭わなかった。側溝から滲み出してくる水も透明で、汚泥も一切溜まっていなかった。側溝の傾斜土浄化漕内で処理しきれていたのだと思うが、これにはただただ驚くばかりだった。

   

                

 敷地のり面に造った傾斜土浄化漕。最上部の花で囲われているところは第二漕。その下が第三漕。第一漕は、デッキの下に隠れているので映っていない。漕内の土は、鹿沼土(大粒)と軽石(大粒)を混ぜたもの。

それぞれの漕は底に小さな穴があって、そこから長時間をかけてゆっくり水が下の漕に染み出していく仕組み。大量の水が流れてきた時には上部の岩の隙間からオーバーフローできるようにしてある。

 第三漕の下に、廃風呂桶の第一水槽。大半が土で、上部の10cmほどが水。ホテイアオイとカヤツリソウを植えてある。第一水槽の下に第二水槽。ここも上部の10cmほどのみが水で、下は土。水ばかりたくさん入れると、水の上層と低層の入れ替えがおきるように水流調整のための工事までしなくては、悪臭が発生する。気が変わって、手っ取り早く生活を楽しめる道を私は選択した。

本来の傾斜土浄化漕は、土の漕のみで構成され、水槽はない。が、私は、水生植物による更なる浄化を期待したかったのと、水生植物が好きだったので、花壇やビオトープに見えるような浄化漕を造りたかったので、あえてそのように造った。

なお、土の漕にはまだ植物は植えていないが、ここには、菖蒲を植えるつもりでいる。

 

  

                          

 試行ミス。去年作ったときに大粒の鹿沼土を入れていたが、四電技術コンサルタントの生地さんの「寒冷地では、上部に鹿沼土は入れない方がいい」とのアドバイスを無視して、鹿沼を入れたものだから、凍結破壊して鹿沼は粉状になってしまっていた。おかげで、第二漕の上部に泥状の鹿沼で目詰まり症状。水が下に滲みこまず、土の上を水が流れていってしまうことに・・・。

対策として、早速、粉状・泥状の鹿沼を取り除き、軽石のみで漕内を埋めることにする。そして、軽石のみの場合は大粒ではなく小粒がいいと考えている。(隙間がしっかり詰まるので、漕内での汚水の滞留時間が延び、浄化能力もアップする)

 

                     

第一水槽。白濁しているのは、洗濯石鹸の排水。以前の浄化システムのときは、排水は側溝から最終会所まで概ね20分かけて滲みだすように造っていた。が、側溝のメンテナンスの時に鹿沼と軽石の混合をやめ、しかも大粒の軽石オンリーにしてしまったのが運の付き。なんと、わずか5分で会所にまで排水が到着してしまうように。これは、間違いなく“漉しとり能力”の低下である。

対応策としては、①大粒軽石を小粒軽石に切り替える ②漕内への軽石の投入量を増やす ③漕底部の滲み出し穴の数を減らし、穴も小さくする

いろいろ工夫しているうちに、漕内のバクテリアも確実に増えていくので、浄化能力はいやおうでも上がっていくと思う。白濁した洗濯汚水が今後どのように変化していくか、観察がとても楽しみである。

傾斜土浄化漕の稼動は、春先が一番。バクテリアの増殖が期待できない時に稼動し始めると、汚れが分解しきれず、悪臭が発生してしまう。

 



助っ人現る

2011-08-27 20:39:22 | 「ノアの箱家」工事進捗状況

体育会系M氏登場

本日、屋根断熱の完了。

これには、仕事仲間のM氏の活躍が大きい。彼は体育専門に長年仕事をしてきた人なので、背格好こそ小さいものの、動きが機敏。私と二人で天井裏に登って、ホフクゼンシン。たったの1時間半ほどで、残り全てのコンテナの断熱が完了した。

  

                            

 M氏はコンテナの家がどんなものなのか見たくて、午後からの見学を希望していただけなのだが、「そんなん言わんと、朝から来てえな!」・・・大阪のおばちゃんの一声で8時20分から大活躍。同じ高槻市内在住なのだが、バイクでやって来て下さった。

さすがに体育会系。速いこと速いこと、狭い空間を鼠どころか蛇のようにくねくねくねくね、おかげであっという間に断熱材貼り付け完了。

最後の方は切れ端の断熱材をつなぎ合わせて貼っていったのだが、えい、ままよ!・・・ガムテープで張り合わせていった。いいのよね、断熱材の上からコンパネ乗せていくから。

 

 

                    

「お~い、Mさん、だいじょうぶか~?」と中ちゃん。何さ、私が登ってる時はちっとも心配してくれないくせに。

「玉ちゃんは慣れてるからええやん。Mさんは初めてやから、可哀想やんか。」  

                                                 「」 と

 

            「」 と

 

                                                                     「」 と

 

                    「」 と

 

                                                   「」 と

 

          「が~

 

                                                「!!

 

 

           

私とM氏が天井に上っている間、兄ちゃんと中ちゃんは、楽チン!!な仕事。中庭の断熱工事。ラスボードの上からモルタルを塗り、さらにその上から漆喰を塗る予定だが、ここから後は私一人の作業。勿論、材料は兄ちゃんの知り合いから安く手に入れてもらう。

 


 


蓮の花

2011-08-26 23:07:07 | 自給自足

蓮の蕾

今年の夏も蓮は咲かなかった。来年になりそうだと諦めていたら、工事中に蕾を発見したのが18日。壷に一つ。

その後、公園用の大きなプランターの池?に一つ、さらに廃火鉢に一つと合計三つ。

それらが日に日に大きくなっていく。ワクワクしながら見ている。

この調子なら8月中には開花が見られそうだ。

 

              

この蕾が日に日に背が伸び、膨らんでいく。初めは先の変形した茎のように見えたが、あっという間に蕾らしくなって、背も葉を追い越しそうな所まで伸びた。葉は高さ1mはゆうにある。

 

           

左写真:去年の夏の花壇。廃火鉢に生茂っているとはいえ、高さも50cm程度。まだ小さな葉ばかりだった。

右写真:東側コンテナの扉を全開し、蓮池(公園用の大型プランター?)を臨む。湧き出してくるかのような勢いで大きな葉がどんどん茂っていった。“象鼻杯”で朝酒を楽しんだ。

 

蓮の実生は、開花までに二~三年かかるとはネット検索で知っていたが、今年の春に廃火鉢の蓮を株分けして植え替えしたので、開花は遅れるだろうと思いつつ今年こそ花をと期待していただけに、蕾を見ないままにお盆を過ぎてからは、諦めていた。

「さすがにお盆過ぎた。今年ははもう咲かへんやろう」・・・ガックリ来た。

が、何の気なしに壷に植えた蓮の葉陰を見ていたら、

???

!!!

 

ひょっとしたら???

ひょっとして・・・!!!

間違いない! これは蕾だ!!

その後、毎日毎日、ニタニタしながら観察し続ける。

そして、次々三つの蕾を発見。

 葉っぱについては、ご近所のTさんやKさんにお盆飾りとしてお分けしていたが、来年からは花もお分けできそうな気がする。

 

蓮根の収穫を目指して

さて、蓮根は冬に掘り起こして食べる。

一年目は指の太さの蓮根だった。

今年の春は指三本分くらいの太さになっていた。

今年は葉の茂り方も大きさも実に立派なものだったので、いよいよ蓮根も食用に出来るぐらいになるかも・・・。実に楽しみ。

ちなみに、肥料は、“自家製尿”と油粕。

蓮の栽培はコンポストトイレの堆肥活用実験でもある。

 


 


屋根の断熱工事

2011-08-26 21:19:07 | 「ノアの箱家」工事進捗状況

鼠小僧玉吉

まるで泥棒の鼠小僧だった。

隙間がたったの50cm~30cm程しかないコンテナ天井とガルバリウム屋根の間を、日本陸軍の兵隊よろしくホフクゼンシンで進み(いや、泥棒の鼠小僧だ)、断熱材を固定していく。

隙間の広い南側はまだいい。北側コンテナは痩せた人間にしか隙間での作業は出来ないので、施主の私が大工にこき使われ、どやされ、ゼーゼー苦しみながらの二日間の作業となった。(腕も首も肘も痛い。肘は擦りむけあざができた)

断熱材をつける前はまだいいのだが、つけた後は、スタイロの5cm分隙間が狭まるので、屋根の鉄骨と天井にお腹や背中が押さえつけられ、ホフクゼンシンどころではない。圧縮サンドイッチである。骨盤が邪魔して寝返りも打てないありさまで、圧迫感と閉塞感で息苦しい。

長時間入っていると、気が変になりそうだった。

 

                   

                    断熱材をコンテナの天井に上げる中ちゃんと浜ちゃん(大工)  

 

 

                    

コンテナ周囲に材木をコーキング材で固定し、上から(場所によっては直接コンテナに)断熱材をこれまたコーキングで留めていく。コンテナの形が歪んでいるところがあって、断熱材が宙に浮くところがあるので、そういったところは、ガルバの屋根と断熱材の間につっかえ棒を押し込んで翌日まで押さえておく。

 

 

                    

コンテナとガルバリウムの屋根と屋上デッキの間にはそれぞれ数十cmの隙間がある。ここはましな方。北側に行けば行くほど隙間が狭まっていくので、痩せた人間しか入り込めない。仮に太った人が入り込んだところで、とうてい作業は出来ない。

というわけで、女鼠小僧玉吉が大活躍することになった。

 

  

         

南側の隙間の大きなところには、中ちゃんも入って作業。スタイロに鉛筆で印をつけて、カッターで切っていく。全て寝転びながらの作業である。

 

 

          

コンテナの周辺だけコーキング材で留めていった。コンテナ一つ当たり三列のスタイロを貼っていったので、真ん中のスタイロのみコーキング無しで、こぶしで叩いて押し込み固定していく。これが大変な力仕事。寝転びながら拳を振るのだが、上部に隙間が無い上、寝転びながらの作業なので、力任せに振ったところでなかなか打ち込めず、何度も何度も拳を振り下ろさなければならなかった。おかげで手が腫れてしまうことに・・・。

写真右を見ても分かる通り、コンテナとガルバリウム屋根の隙間は、変木が収まる程度の隙間しかない。

昨日は私だけがコンテナの天井に登っていたので、中ちゃんや浜ちゃんはその苦しさが分からず私をどやしてばかりいたが、今日、中ちゃんはやっとその辛さを知ったようだ。ざまあ見ろ!!

(ただし、一番狭い隙間は私しか入っていない。本当の苦しさを知れっつうの!)

 

 

        

          「あ~、疲れた。しんど。おい、コーラくれ、コーラ!  ちょっと、ここで寝よ。休憩や。あ~、しんど。」

 

コンテナの隙間は涼しい風が始終吹きぬける。木材デッキを屋根の上に載せたので、ガルバリウムの屋根は下から触っても冷たい。これが去年のようにガルバむき出しだったら、手のひらが焼き肉になっていたかも・・・。

さて、金策が出来たら、この断熱材の上をコンパネで覆う計画なのだが、ブルーシートで覆うだけで充分なように思うのだが・・・。

ガルバの屋根の裏には断熱材が付いていない安物を使ったので、昨年は、樫田の冬の冷気で屋根の裏側が結露凍結。水滴が雨水の如く滴り落ちて、コンテナの上に水溜りが出来、コンテナとコンテナのつなぎ目から室内に雨漏りしたことがあった。

いずれにせよ、水滴対策は必ず講じなければならない。