迷建築「ノアの箱家」

ひょんなことからNOAに選ばれし者として迷建築「ノアの箱家」に住むことになったKOKKOの笑ってあきれる自宅建築奮戦記

敷地の生き物たち

2011-09-06 23:27:28 | 高槻の観光案内

蝮 ながむし 蛇のこと、 昔はみんなどれも虫

蝮をパラちゃんが見つけた。

場所は枕木の塀のところ。道を横切って隣のHさんの石垣のところに向かっていったという。

「今までに見たことのない蛇やったで。長さが短いわりに太くて、茶色っぽくて、まだら模様があって・・・。

「それって、くねくねくねくね、他の蛇よりもS字に身体くねらせてへんかった?」

「くねらせてた。」

ネットで写真を見せると、

「うん、間違いない。こいつや。」

だ!間違いなく

私も二度ばかり敷地内で遭遇している。

しかし、まあ、蛇だらけの家だこと!

 

            

 日除けのゴーヤー、夕顔、ルコウソウ、変わった名前の果物が麻紐を伝う横で、まだ花も咲かないくせに一気にでかくなったキウイとノウゼンカズラがコンテナの柱を這い上がる。この間気が付いたら、モッコウバラも屋上デッキまで這い上がっていた。

花壇というより、雑草畑のようになってしまっているが、これでも春はムスカリやクロッカス、アネモネや水仙が咲き乱れる花園だった。7月の百合満開を過ぎた頃から花園は雑草ガーデンに生まれ変わった。

その頃から、蛇たちが闊歩し始めた。さて、天下を取るのはどの蛇だろう?

 

 

                     

蝮・・・枕木の階段は草花がたくさん植わっているので、危ない危ない。祖父は、こいつを素手で捕まえて、串刺しにして土手に干し、焼いて食べていた、強壮薬になるらしく、焼酎に漬け込んでいたりもした。

高槻市内には、緑ヶ丘病院と高槻病院、大阪医科大に血清があるらしいが、車で30分もかかるところだ。亀岡の方が近い(15分)。いや、もしも樫田診療所に血清がなければ、地域医療としては、あまり意味がないかもしれない。いずれにせよ、問い合わせしておかなければ。

 

 

                   

シマヘビ・・・主のように3年前にはすでに住みついていた。側溝の中、会所の中、柿の木の洞の中、柿の木の枝の上、石垣の穴の中でよく見かけた。長さはゆうに1メートル以上。コンテナの下の隙間から這い出でてきたこともあるので、中庭にも出入りしているようだ。

こいつは、最近、里道でも遭遇したが、攻撃的で首を持ち上げて足元に猛スピードで近寄ってきた。石を投げつけたら石垣の隙間に逃げ込んだ。、春に石垣で脱皮の抜け皮を発見したが、気持ち悪くてもこいつの方が先住権があるから、共生していく他はない。

この間なんて、傾斜土浄化槽の観察をしていたら、私の足元の横を通り過ぎていこうとしているところだった。枕木の階段の途中で首を持ち上げて威嚇してきたこともあるので、最近はデッキの下に住んでいるのかもしれない。とにかく、我が家のシマヘビ殿は相当気の強い固体と思われる。毒はないが、破傷風菌を牙に持っていることがあるらしいので、要注意だ。

 

 

                                       

 カラスヘビ・・・シマヘビの変種とのこと。うちの敷地には、50~60cmぐらいの短い固体が住み着いている。無花果のそばの石垣辺りでよく見かける。割れた瓦山の上に乗って草引きをしていたら、足の真下の瓦の隙間からニョロニョロ這い出てきたことがある。不気味だけれど、美しい蛇。

 

 

                       

ヤマカガシ・・・蓮の池で泳いでいたことがある。こいつを見かけた後、池の蛙が一匹残らず姿を消してしまった。 池には、常時10匹近くの蛙が顔を覗かせていたというのに。

成体と幼蛇の両方を見かけるが、色が大変鮮やかである。奥歯に毒があって、前の方の歯で噛まれる限りは何ともないらしい。めったに奥歯で噛むことはないらしく、最近、毒蛇と解明されたばかりである。毒そのもので言うなら、ハブの12倍、蝮の4倍もの毒らしいので、なんとも恐ろしい限りではある。

何でも、ガマガエル(イボガエル)を食することで、ガマガエルの毒を濃縮して体内保持しているとのこと。確かガマガエルを食べて中毒死したケースがあったと聞いたが、ガマが発射する汁が目に入ると失明するらしい。恐るべし、ガマガエルの毒。

ここまで書いて、はたと思った。ヤマカガシにガマではなく他の蛙ばかりを食べさせていれば、毒蛇ではなくなるのだろうか?

 

 

                

青大将・・・他の蛇に比べれば、大人しくて、かわいらしく感じてしまう。静かに過ごしていただいている分には、どうぞご自由に。

 

 

蛙ピョコピョコ三ピョコピョコ、合わせてピョコピョコ六ピョコピョコ

我が家に蛇が来るのは、蛙の宝庫だから。

敷地を歩けば、足元じゅう蛙が飛び跳ねている。10匹は同時に飛び跳ねている。おそらく敷地内には常時100匹近くは生活しているのではないだろうか。

毎年5月の連休頃まで、土を掘ると仰向けに寝転がっている蛙が出てくる。9月の末にはすっかり姿を消してしまう蛙たちだが、秋の球根を植えようとして土を掘ると、冬眠中の蛙を堀り起こしてしまうことがよくある。時には、スコップの先で蛙たちの身体を無残な目に遭わせてしまうこともあり、「ごめんね、ごめんね。」と手を合わせる。

5月には、1cmにも満たない可愛い蛙の子たちなのだが、日とともに大きくなっていき、夏には5cmぐらいにまで成長。飛び跳ねた拍子に足にぶつかってくるのだが、あたった時の感触もでかくて、「もはや、かわいくないなぁ。」

アマガエルたちもたくさんいて、サクランボの木の葉にわんさかくっついている。ぺたっとした冷たくて柔らかな感触が気に入って、さわりまくっておもちゃにしているKOKKOちゃん。

 

ムカデ

この間、寝ていたら、右腕を這い回っていたらしく、目が覚めた。

私は噛まれたことはないが、パラちゃんが噛まれた。

うちの敷地には、幸いヤロウ(セイヨウノコギリソウ)がたくさん生えている。その葉を傷口にこすりつけるといいらしい。タンニン成分が解毒してくれるそうだ。

 


 


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