奇怪現象にKOKKO泣く。
あらま、おかしなこと。
昨夜、記事をアップロードしたら、いきなりきれいさっぱり消えてしまったので、今、書き直している。
「下書き」保存後、プレビューを見た時は問題なし。編集しなおして「公開」保存した途端、タイトルの「老」と「座布団」のみが残ってあとはきれいさっぱり。
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だが、疲れてしまったので、昨夜はそのまま放置。書き直しを今している。
画像も「縮専」で縮小保存した時は向きも縦。だが、アップロードした途端横向きに倒れる。何度も繰り返したが、アップロードの段階でおかしくなってしまう。(これって何さっ。)
さて、本題に移ろう。
座布団兎
老ミニうさぎのチョコちゃんが、右大腿骨を骨折したのが11月中旬。
朝、中庭の水入れの中身を替えるために台所に器を持って行き戻ってくるまでのわずか1~2分の間の出来事だった。チョコちゃんは、いつものように私の気配を察知すると駆け寄ってきて前足を戸にかけて立ち上がり、部屋の中を覗き込んで、押し入るチャンスをうかがっていた。
「ちょい、待っててね。」
その時、「この子がやがて死んでしまうんだな。信じられないな。今年は冬を越せるかな。」
と少しセンチになりながら、それでも死を実感してはいなかった。
だが、戻って来た時、ちょこちゃんはそれまでのそわそわした雰囲気とは一変していた。
三本足で立ちすくんでいるというか、じっとしゃがみこんでいた。おかしいと感じて様子を見ていると、右足を浮かせたまま三本足でぴょこたんぴょこたんとゆっくり歩き、そのまましゃがみこんでしまった。
捻挫かと思って心配したが、それっきり飲まず食わずで丸二日。
病院へ連れていくと、「骨折かも。レントゲンを撮りましょう。」
やはり骨折だった。X線写真を見ると、骨が上下に2センチ程重なっている部分があった。
「歳を取りすぎているので、手術できません。うさぎはもともと麻酔に弱く、麻酔段階でショック死する子も結構います。歳ですので危険です。それに、うまく麻酔が効いても、骨が骨粗鬆状態なので、接合部がボルトで粉々になる可能性も高いです。仮に手術がうまくいったとしても、接合部の際から骨がひび割れしてくると思います。運が良ければ、きれいにではないけれど骨同士がくっつく可能性もあるので、自然治癒に任せましょう。」
で、抗生物質の注射と強制給餌を開始した。
ところが、強制給餌をしても今回のチョコはそれさえも拒否。口を閉ざしていやいやをする。
強い意志を感じた。
「おいら、もう生きなくていいんだ。疲れたよ。」と言ってるふうに見えた。
もう10歳。うさぎとしてはまれにみる超高齢。医者も「こんな歳のうさぎは見たことありません。と言っていた。<o:p></o:p>
一年前の梅雨から暮れまで半年の間医者通いしつつ、強制給餌で永らえてきたちょこちゃん。あれから1年も元気ですごした。私は、「あの時死んでいたうさぎだ。おまけの人生(兎生)を生きてきたんだ。悲しむのはよそう。」と言いつつ、「歳のせいで足が弱ってつまずきやすくなってるのに、庭をきれいにしておかなかった私のせいだ。チョコちゃん、ごめんね。」と自分を責めていた。<o:p></o:p>
日に日に弱っていくチョコちゃん。<o:p></o:p>
医者は「抗生物質の在庫がなくなりました。残り3本の薬は、救急用として他の動物に残しておかせてください。この子にはあとは、自宅でできるだけのことをしてあげて下さい。」<o:p></o:p>
そうか、もう手の打ちどころがないというのだな。<o:p></o:p>
覚悟した。<o:p></o:p>
この日が近づいているのが分かっていたから、春から墓石も準備していた。人生(兎生)の幕引きはチョコちゃんが決める。チョコちゃんの気力に任せよう。<o:p></o:p>
だが、チョコちゃんは、抗生物質の注射が切れてから奇跡的に回復し始めた。<o:p></o:p>
ある日、巣の中のリンゴの小さな切れ端に歯形がついていた。やがてそれがなくなった。野菜のすり餌が減り始めた。翌日には一気に全部平らげた。出なくなっていた黒豆うんちが4粒、10粒、20粒、やがて大量にばらまかれるようになった。<o:p></o:p>
足は皿の上に乗っけられた鳥のモモ肉のような恰好で横に延ばしたまま引きずっていたが、のろのろ歩き始めた。<o:p></o:p>
正月を過ぎた頃、はたと後姿を見ていて気が付いた。<o:p></o:p>
もう足を引きずっていないのだ。ちゃんと四足で歩いている!<o:p></o:p>
医者の言っていた通り、骨と骨がくっついたのだろう。<o:p></o:p>
右足で体重を支えられないから、前足で顔を洗っている最中にこけてしまっていた。その姿に悲しい思いをしてきたが、最近はなんとか体重を支えて顔を洗い、悪い方の右足で耳をコチョコチョひっかくことができるまでになった。<o:p></o:p>
嬉しかった。<o:p></o:p>
医者は毎日通院していた私たちを見なくなったので、とっくにチョコちゃんが死んでしまったと思っているに違いない。<o:p></o:p>
そうだ、牙を切りに連れていこう。チョコちゃんを見たら、びっくりするに違いない。<o:p></o:p>
案の定、待合室で私と段ボール箱を見かけた医者の顔がおやという表情になった。<o:p></o:p>
これまでのことを一気にまくし立ててしゃべくりまくったのは言うまでもない。<o:p></o:p>
「いや、ものすごい生命力ですね!」<o:p></o:p>
とても嬉しかった。<o:p></o:p>
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外は雪。どうやらここを自分の居場所に決めたようで、日がな一日座布団の上に猫みたいに居座っている。<o:p></o:p>
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