迷建築「ノアの箱家」

ひょんなことからNOAに選ばれし者として迷建築「ノアの箱家」に住むことになったKOKKOの笑ってあきれる自宅建築奮戦記

冬眠しない熊

2014-12-15 19:46:17 | 高槻の観光案内
もう怖くて外に行けない!!

久しぶりの更新。
またもや、12月11日の夜、向日柏原線の二料~柏原の間の森の中でクマが出た。
回覧板には、毎回「小熊が出ました」と記載されているが、体長1メートル程とのことなので、ツキノワグマなら充分成獣の可能性がある。

秋には、四つ子ちゃんたちの住む空谷橋付近で出た数日後、森林観光センターのシイタケハウスの中にいるところを目撃されてもいる。
赤外線カメラを設置したしげちゃんの電車ハウス上の林道(明智道・・・昔、亀岡から明智光秀が高槻に出る時この道を使っていたらしい。上の口の摂津峡まで続く道)では、夜なったらごそごそごそごそ動き回っている熊の姿が映っていたという。

困ったものだ。
最近家を出る時は大声を出したり大きな物音を出してから出るようにしている。
とはいえ、熊さんたちが何かに夢中で私と至近距離になってからしか気づいてくれぬことだってある。
絶対遭遇したくない相手だ。


で、ついでにこしばらくの出来事を記しておこう。
畑では、亀岡の農協「朝霧」で買ってきたむかごの食べ残しを春に撒いたら、みなさん見事に育って大量の山芋の収穫とあいなった。
気を良くしたので、来春からは本格的に山芋栽培に着手予定。

ピーマンは、一株から数百個の実が取れた。それが3株だからすさまじいピーマン攻撃にさらされた。私が突発性難聴で入院中に我が家の青少年の友人夫妻が勝手にピーマン採取していた。

トマトは昨年のこぼれ種からの高級ミニトマトが大量に採れた。これも毎日ざるに1杯。あきれ返って物が言えないほどだった。脇芽を挿し芽にしていたがそれらもほぼ全部活着したので、菜園から庭に至るまでトマト天国。赤・橙・黄・小玉・中玉・大玉とバラエティに富んだトマトたちが11月に入っても採れつづけた。

伏見唐辛子・万願寺甘長・しし唐・激辛唐辛子も売りに出せるほど採れた。

今年は、柚子もたくさん実ったので、自家製柚子胡椒もたくさん作った。
冬になって黄色くなった柚子は、柚子味噌にし、残りは柚子風呂にして使い切った。

小芋・ヤーコン・しょうがなども豊作。
ただ、ニンジンが小さいのなぜか?種まきが二週間遅れたからだろう。
きゃべつ・白菜も豊作。
サツマイモは並みの収量。
カリフラワー豊作。
にんにく豊作。
じゃがいも超豊作。

悔しかったのはメロン。途中落果が多く、大半を漬物にする羽目に。

傾斜土槽を見学に京都の学生たちがやってきた。
京都芸大の学生や他の大学の学生たちが見学ついでに、庭石の分別運搬を手伝ってくれた。
若い彼らは美山で村おこし活動をしており、その一環でリノベーションや芸術活動・農業に手を染めていて、私のブログで生活排水の浄化システムの一つである「花土水}(傾斜土槽)のことを知って、四国電力技術開発の生地さんを通じて見学の申し入れをしてきたのだ。
彼らも傾斜土槽を私のブログを参考に作ったらしい。
だから、コンポストトイレも見せながら解説した。
若い連中との会話は楽しい。
おかげで楽しいひと時を過ごすことができた。

なお、傾斜土槽は、傾斜土槽が正しい呼称。私は今まで間違って「傾斜土浄化槽」とブログに記してきたが、法的には浄化槽と呼んではいけないらしい。生地さんから注意を受けたので、ここに記しておく。

突発性難聴については、後日。




熊、現る!!

2014-07-15 20:43:59 | 高槻の観光案内
クマ、現る!!


大阪府で初?のクマ捕獲 豊能町の山中、他府県から繁殖目的で移動か 2014.6.19 18:32

捕獲されたツキノワグマ=大阪府豊能町(府提供)
19日午前9時ごろ、大阪府豊能町野間口の山中で、仕掛けられていたイノシシ捕獲用の檻(おり)にツキノワグマ1頭がかかっているのを、府猟友会豊能支部の会員が発見し、同町に通報した。


・・・・・・・・・以上の記事が新聞に記載されたのは6月のこと。
そのクマは、5月に茨木の上音羽で目撃されたクマと同一熊物かどうかわからないままだった。だが、地元では、「もうこれで一安心」の空気が流れていた。
だけど、怖がりで疑い深い私は新たに登山用のソーラー・手回し両タイプ充電の携帯ラジオを購入し、そいつをガンガン鳴らしながら山道を歩くことにした。城山や明神岳が好きだからである。
そして、またしても、昨日の夕方、樫田の我が家の裏、嵐電の旧車両に住んでいるしげちゃんの駐車場で、しげちゃんが熊を目撃したのであった。
そのクマは小ぶりの熊だったらしいが、しげちゃんと遭遇した後、斜面を降りて西浦の方へ去って行ったという。
そのあたりは、2年前三軒隣に住んでいるM氏が遭遇し、追いかけられて逃げたという城山の谷筋にほど近い。どうやら、黒柄山から城山にかけての地域は熊の生活圏にされてしまったようだ。
我が家の玄関先には柿の古木が2本もあるので、ある朝起きたらクマと遭遇してしまう危険は充分にある。しげちゃんの電車とうちは100メートルも離れていない。あんな表通りというか自動車道にも堂々と現れてくるなんざ、熊もたいしたものよのう。
以前、父の住む近江今津の隣家にクマが入り込んで冷蔵庫を荒しているのを地元猟友会のメンバーが射殺したことがあった。
あたしのコンテナにもクマが入り込んであたしを襲い、それを猟友会のメンバーが退治しようとして誤ってあたしを射殺・・・オーマイガッ!! 
恐怖心はどんどんどんどん嵩じていき、もはや妄想と化してきた。
おっかないよう~!!

クマ、現る!

2014-05-17 21:07:36 | 高槻の観光案内

またもや、熊さんごそごそ

3月末頃からタラ谷のタラの芽を取りに行きたかった。けれど、早朝と夕方は熊さんが最もごそごそ動き回る時間だ。家からタラ谷までの約12分、人っ子一人いない森の中を歩かなければならない。2年前、熊が出たのはまさにその道だ。私の家から直線距離で100メートル強というところか。だから、行きたくても怖くて行けない。あの事件以来、山に住んでいながら山を歩けなくなってしまった。何とも不自由な生活。

タラ谷は地元民でもなかなか行かない上に、山男や山女が幾分知っている程度の穴場中の穴場だ。

去年、兄ちゃんたちと散歩していて偶然発見し、採って採って食べまくって食べまくって・・・それでもタラの芽はじゃんじゃか次々芽吹いてきた。で、「タラ谷」と勝手に命名した次第。

今年も兄ちゃんが「KOKKOちゃん、あそこのタラ、もう芽出た?」

KOKKO:「・・・・・。」

行ってないので、分からない。行きたくても行けない。

でも、食欲の誘惑に負けて、とうとう「行こう!」と決心し、びびりながら森の中にやっと足を踏み入れたのが四月末。もちろん、兄ちゃんたちと一緒に。1人でなんて行けるわけないよ~、苔っ、苔っ、苔KOKKO~。

兄ちゃんは、2週連続でやってきた。1回めは中ちゃんと、2回めは古曽部のおっちゃんとやって来て、採って採ってとりまくり、私の家でてんぷら大会。食べて食べて食べまくり。美味しいこと、美味しいこと!!

熊さんさえ出なければ、私はまだまだ採りに行きたいのだけれど・・・。

 

そうこうするうち、5月8日、回覧板が回ってきた、クマに関する注意事項

茨木の上音羽で出たという。

 ま、驚くには及ばない。

丹波・丹後での熊駆除数は年間数百頭という。だったら、地続きの高槻や茨木、箕面、能勢の山間部にいないわけがない。いない方が不思議だ。ただ、目撃されていないだけとみるのが正解だ。

つい1か月前にも友達と山登りの途中、亀岡の牛松山から明智越えに入ってもうすぐピークという地点で、私は鹿の死体がぐちゃぐちゃに食いちぎられて転がっているのを発見している。ビックリして保津峡へは行かず、大急ぎで走って引き返した。いまだにあの時の恐怖がぬぐえない。

1月半ばにも愛宕林道でクマは目撃されている。暖冬で冬眠しきれないのだ。

で、亀岡市役所に明智越えでの鹿の死体の目撃情報を伝え、至急クマによる仕業かどうか確認し、もしもクマならハイカーに注意喚起してくれるよう依頼しておいた。

 

2年前、樫田で熊が出たとき、自治体間の連携は全くなかった。

5月に釈迦ケ岳の島本町側で目撃されたのを朝日新聞が報道したのみで、各自治体からの注意喚起はなかった。自治体相互の情報交換もなかったので、朝日の記事を読んでいない周辺市民はそのことを知らないままだったのだ。

釈迦ケ岳と言えばポンポン山の隣の山だ。隣というより尾根伝い、実質は同じ山みたいなもんだ。クマが島本町だけでおとなしくとどまっているとは考えにくい。もっと山深い樫田方面への移動の可能性は高い。

だから、ずっとずっと気になっていた。

やがて、8月に樫田(西裏)での事件。樫田住民も5月の釈迦ケ岳での情報を全く知らなかったので、熊に遭遇した3軒隣のMさんは住民から「あんたの見間違いやろ。」と相手にされず、情報は一部の村人たちの世間話にとどまることになった。

そして、9月。亀岡の余野神社(樫田の黒柄山の裏側、桜峠を降りたところ)で柿の木に登っていたという。パラちゃんが亀岡でもらってきた注意喚起のチラシを見て、「このまま放置はできない。」と思い、私も独自にチラシを作って樫田住民に配布した。また、駐在所を通じて高槻市役所に安岡寺・上ノ口周辺住民にまで注意喚起のチラシ配布と自治体間での情報交換を要請をしておいた。

なぜなら、目撃情報のあった地点はいずれも直線距離5キロにも満たず、クマの行動範囲としてはむしろ狭いからである。

で、ついでに亀岡の役所にも「人間には行政区画があるから、互いの情報交換という発想は乏しいのだろう。けれども、熊には行政区画なんてない、自由に行動する。今後は近隣の自治体との情報交換をして欲しい。」と要望を出しておいた。

私と同じことを考えている人はきっとたくさんいたに違いない。

今回の熊情報は北摂の各自治体が一斉にインターネットで情報発信をした。もっと大きく、大阪府も情報発信している。

当然といえば当然なのだが、ありがたい限りである。

5月8日に家の自治会で回ってきた回覧板も茨木市のチラシのコピーだった。今回は本当に素早い動きだった。

春先、特に5月の熊さんたちの動きはとても怖い。

木の芽が出る。タケノコは彼らの大好物だから、連中も必死で久しぶりのエサにありついているわけで、人間の気配に気づかないことが増える。で、両者が至近距離で遭遇し、びっくりしたクマが人間を襲ってしまうのだ。こうなると、もう一人で山の中に入る気になれない。だって、あたしはか弱い苔KOKKO。

 

                       

                         写真がまたもや横向き。クマが怖くて死んだふりをしたからこうなったのかな?皆さんも横になって読んでおくれ。

 


 

 


山からの贈り物

2012-06-17 23:25:36 | 高槻の観光案内

鹿の角

囲炉裏茶屋から中畑回転場方面に50メートルほど行くと、左に山に入る道がある。なだらかな坂道を登っていくと、突き当たりに池があるが、その池の上に、モリアオガエルの卵がいっぱい産み付けられている木が覆いかぶさっている。池の側に地蔵さんがいるので、それをみんなで見に行くことになった。

湿って滑りやすい足元には枯れ枝がたくさん落ちている。やけに尖った枯れ枝があるので、危ないと思いながら見ていて、はたと気がついた。象牙質の柔らかな照りは、枯れ枝ではない。しっかり眺めると、!!!

鹿の角だった。

自然落下した鹿の角にお目にかかるのは初めてのこと。

これは、きっと、山からの贈り物に違いない。

大事に抱きしめながら、帰路に着いた。

                

                    山からの贈り物:鹿の角

今日は、亀岡に買い物に行き、バジルソースの二番目の兄特製のパスタをいただき、兄夫婦と山登り。山登りのさなかに鹿の角をゲットしたのだった。

夜にはあちこち蛍の乱舞を見に行くというフルコースの一日だった。

 

蛍の乱舞は、

①しょうぶ園裏口手前の作業用出入り口(6号線の森林センターを北上して数百メートル、右の小さな橋を渡って数百メートル)から敷地内に入ったところ。

②囲炉裏茶屋向かいの田んぼの山際から元しょうぶ園の駐車場付近

③二料方面に向かう道の、重ちゃんの電車向かいにある農道を下に下りた所

④二料から亀岡に抜けた九十九折交差点付近の農道

以上四箇所が特によく見られるところ。

 

②③は真っ暗なので、懐中電灯が必要。また、マムシに備えて長靴や、ズック靴の方ががベター。

蛍は、蒸し暑い夜によく出る。雨が降ると、葉の陰に隠れてしまうので見られない。梅雨の合間の雨が降りそうな日や、雨上がりが狙い目。


 


森林センターの桜

2012-04-26 20:52:32 | 高槻の観光案内

一足遅れの満開

先週、森林センターの桜が満開になった。下よりも2週間遅い。

樫田では、例年連休に満開を迎える桜もあるので、私は、山の上下で1ヶ月半も桜を楽しめるわけだ。

 

       

森林センターの宿泊施設「槻木荘」と別館(写真右)。本館から渡り廊下を通って、温泉にいける。泉質は、以前のようには良くない。わずかだがフッ素成分を含んでいるので、かろうじて、「温泉」と称することが出来ているだけである。

 

ここの宿泊料金が、高い! 二食付きだが8400円だったような・・・。本館横にある別館(写真右)は、さらに高くなる。だが、うまくセット料金のあるコースを選定すると、6700円ほどで宿泊できたと記憶している。

しかし、それでも高い!!

今は営業していないが、敷地内には、正真正銘のロッジがいくつか点在しており、こちらの方がずっと風情があっていいのに・・・。“ロッジ”と称する別館は、どう見ても、ただの旅館でしかない。何とか、本物のロッジを再営業してもらいたいものだ。

 

 

          

先週の土曜日、大工が来る前に、営業時間前の早朝から散歩に行った。門など無いので、イケイケだ。勝手に敷地内に入り込み、田能川(芥川の上流)沿いの桜並木を歩く。地元民の強み、人がいない静かな時間帯に桜独り占め。

ソメイヨシノだけでなく、山桜もあり、それが少しずつ開花時期がずれているので、長期にわたって桜が楽しめる。雪柳も咲き乱れているのだが、崖には菫がびっしりへばりつくように咲いていて、それがなんとも言えず、可憐である。

歩いていたら、見覚えのある軽トラが川沿いの反対側の道を登って行った。携帯で電話をかけると、やっぱり、兄ちゃん(大工)だった。

大工:「おい、今どこにおるんや? KOKKOちゃんの車、森林センターに止まってたで。」

KOKKO:「うん、森林センターにおる。桜見てるねん。」

この日、コンテナ内の仕上げ作業。扉の上の鉄部分を板で隠した。アンテナ線や電気コードが完全に姿を消した。(後日、写真で紹介)

昼は、奮発して地鶏の炭焼きをデッキでした。勿論、取れた手のしいたけと鮎も焼いた。いよいよ食べようとしていたら、ひでちゃんが来た。

「ただ食いはいかんぜよ!」と、ここぞとばかりにこき使う。

食べ終わった直後、中ちゃん到着。その後、古曽部のおっちゃんも友達を連れてやって来た。その頃には、我が家の青少年の友達(常連)もやって来て、畑仕事。大賑わい。

楽しい一日だった。

 

お金がもう無いので、後は、夏の作業。

風呂場もまだ出来ていない。コンクリートの床に風呂桶がデンと置かれているだけの風呂場で秋まですごすんだ。工事は一息ついて、後は、畑仕事とペンキ塗りなど、一人で出来る作業で時間を過ごすことになる。