kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

軽くするもの

2012-02-11 | Weblog
最近 やたらと本屋で目にするのが、

「心が軽くなる」とか「死に方」「老い方」などと

前向き思考の書籍だ。

確かかに物事を良い方に考えることや対人関係を前向きにしようとすることは

自分にとって一番の薬になると思っているが、

あまりにもポジティブを全面的に出した見出しが多い。

良いか?悪いか?の次元ではなく、

個人的に何だか違和感を感じるだけなのだ。


人生の転機を書籍や誰かの言葉から受け取ることは少なくない。

誰だって「あ~~~ぁ」「そ~~か~」なんてしみじみ感じることばや、

目から鱗的なことばがあるはずだ。


昨今のニュースでも多くの心の病に関して

悩んでいるひとがいることが取りざたされている。

本人はもちろんだがその人にかかわるすべてのひとが、

当人と同じくらい気にかけていることもあり、

こころの見えない部分での葛藤はどんな手を使っても

改善されることを望む

しかし、こればかりは本人次第!

そして最も難しいのが周りのかけた言葉によって、

気持ちが左右されることだ。



「頑張れ!」とか「大丈夫」等ということばは云わない方が良い。

多くの著書やひとによって伝承されているが、

果たして本当なのだろうか?

最近 以前にも増してそのことに違和感を感じている。


普通。で良い。

そう普通だ。

その普通がわからないから悩んでいる。

そういうひともいるだろうが、

相手に合わせる普通が一番良いようにおもえて・・・


対人恐怖症だと言っていた友人も丁度回復期になっていたこと手伝ってか、

私が頻繁にお出かけに誘ったり、ランチをしたりして

普通に付合った中で、

今では御一人様カラオケや海外旅行まで行けるようになった。


気を付けた行為もことばも無い。

普通に接した中での回復は 

今では飛び歩き過ぎて家族も汗をかいているのではないだろうか。。。


何が良いのか ひとくくりや症例だけで判断出来ないが、

当人はもちろんだが周りの家族の息抜きも必要だとおもう。


一冊の本が人生を見直し、切り開らきこころを軽くしてくれるといいとおもう。



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