kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

届けられる数

2013-11-02 | 考える事


毎年 約8万人の行方不明届けが出されているのをご存知ですか?

警視庁の昭和31年からの統計を見ても

時々10万人になる年もありますが、

毎年約8万の人たちが行方がわからない人として

出された期間が短いのも含めてですが、

警察に届けが出されています。


しかし、そのうちの7万9千件は

所在確認できた(所在がわかる、死亡していた、戻ってきた)数で

届け出は取り下げられます。


でも 不思議なのは昭和31年から

平成24年までほとんど変わらず毎年約8万人という数の

行方不明届けが出されているという事実にビックリ!!

(認知症によるものや災害時の行方不明も含まれていますが)

家族関係、疾病、仕事、学校関係という順の理由だそうですが、

届け出を出してもらえた数がこれだけだとすると、

届け出が出されていない人も含めると

この数を上回るかもしれません。


そして、何らかの理由で所在のはっきりしない人の中には、

残念ながら誰かに命を奪われていることもあったり。。。

(ニュースで見聞きした例も多々あります)


今もどこかで自ら所在をあかさない人、

所在を明かしたくてもできない人、


私の回りでも何の前触れもなく

住まいからこつ然と居なくなった方がいて、

数年経った今でも所在がわからないまま、

家族は憔悴しきっていて・・・かけることばも見つかりません。


何らかの意図があって姿を消している方、

出て行く事で身の危険がある方、

夫々の事情を抱えて身を隠している人生に

私は何もできませんが、何所に居ても何をしていても

生きていくことを諦めないで欲しいと願います。


11月2日 明日のお茶会の準備を終えてひと息

色々考えちゃいました。