kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

起伏が激しい

2011-04-30 | Weblog
抜けるような青空、

真夏の装いの入道雲、

台風並の風に嵐のような雨・・・


日中の起きている時間帯でめまぐるしく変わるお天気。

気持ちまで

最近は着るものも悩んでしまっています。



ゴールデンウィークが始まりました。

大きな余震も生りを潜め、

人々の活動意欲を削ぐことをしていない今、

出来る限りの時間を満喫してほしいとおもいます。


被災地では見物人の対処に苦慮するとおもわれ、

感心を持ってもらいたい気持ちと、

遊び半分の物見遊山は遠慮してもらいたい気持ち、

少しでも誰かの手を借りて日常を取り戻したい気持ちと・・・

複雑な思いが入り乱れる休日になるのではないでしょうか。


今回のGWに関しても何処までの情報が必要とされているのか、

どれがキチンとした話のなのか、

本当は現地で見聞きすることが一番良いのでしょうが、

そのことが叶わない現状で、

拡散する情報に振り回される人たちがいること、

もう少し真面目に考えてもらいたいですね。


全ての国民が「何かをしたい!!」と

おもっているわけでもなく、

全ての被災者が触れて欲しいと

おもってはいないということを理解しないといけないとおもうのです。


また、今回の震災での被害は想定外ではあったかもしれませんが、

こうしている時にも被災地以外の世の中で想定外の出来事に、

悲しんでいる人が居るということ。

そして、

今までも色々な事件の被害者の気持ちを考え、

手を差し伸べてきたのか?

関心を持ってきたのか?

今だけの感情に身を任せているだけではないのか?

もう一度冷静な気持ちの整理は必要だと感じます。


確かに今回の事態に今までの無関心では

いけないと一念発起し行動を起こすことは、

人として人間として有意義なことだとおもいますが、

それを十束ひとからげのようにみんなが同じ方向を

向くものだとおもってはいけないとおもうのです。


そうした中、感情論だけが先行して感傷にふけっていると

取り返しのつかない事態になるかもしれません。

国の動きを冷静に見ておかないと、

この度の混乱に乗じて済し崩し的に、

国民に負担を強いるような法律を

改正していく気配があります。

メディアも国民代表の役割はしていません。

スポンサーの意向で動いているのですから、

正しいことを述べているとは限りません。

今こそ 本当に生きる力を試されている時、

今のことだけではなくこれから皆さんの子ども

孫、ひ孫・・・子々孫々に関わってくる

重要なことでもあるわけです。


ニュースキャスターの情報に捕われすぎず、

ネットの情報に振り回されず、

まっすぐに生きたいものです。

でも 世の中の動きをニュースやネット、

メディア以外から得ることは難しい現実。

拠り所の場所探しは難航しそうですね。


天候と一緒で起伏の激しい現実を、

鯉のぼりのように元気よく泳ぎ抜きたいです。