kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

この命

2011-04-08 | Weblog
寄せては戻る気持ちの先に

何が待っているのでしょうか。


悲しく、切なく、この無情な思いの矛先は

何処へ向ければいいでしょうか。


いのちがあっただけでも・・・

簡単に言えることでありませんが、

そう思い込むことで

何とか立っていられるのかもしれません。


無くしたものの大きさはあまりにも壮大で、

命の灯火に一路の望みを託すにも、

眼下に広がる懐かしい風景は何処にもないのです。



思い出の品はどこに行けば手に出来るのか、

愛しい人の姿は何度呼べば戻ってくるのか。。。


生かされたこの命 懺悔する毎日に

何度も 何度も 沈みかけているのです。


それでも 明日の為に、

生かされた命の為に 差し伸べられた手が見えるのならば、

その手にすがってみても良いのでしょうか。


泣きたくても、叫びたくても、

果たせないこの思い


当たり前の日常は

もう何処にもありません。