昨日の朝刊の『ひと』を読んで“なるほど”と思いました
ジェシカさんは小さい頃からの大の昆虫好き。
でも周囲からは嫌われ、自分の趣味を隠していたんだそうです。
2006年に博物館の講座で「日本は大昔からトンボやチョウを愛でた国。
今でも昆虫をペットとして飼う」と知り、脳天がしびれた、そうな
「こんな夢のような国が地球上にあったんだ」と
2007年来日し、ごく普通の人がスズムシとキリギリスの羽音の違いを識別し、
ホタルを悲恋の象徴と感じる文学性にクラクラしたんだそうです。
なぜ日本ではこれほどまでに虫が愛されるのか
古事記や源氏物語まで調べてたどり着いた結論は
「もののあはれ」だったそうです。
日本の人々は虫たちのはかない生命に美を感じる事ができる。
アメリカ市民にはその文化はない、と。
確かに、日本人があ~面白い虫の声と歌うほど
虫の鳴き声に親しみを感じるのと違い、
特に欧米の人は虫の鳴き声は騒音に等しいと聞いたけれど
このジェシカさんにとって、日本は正にパラダイスだったのですね
でも、今の日本の昆虫好きは、昔とは大きく変わっていると思います。
カブトムシやクワガタがお店で売られていますし(昔は捕まえに行ったもんです)
私が小学生の頃やった昆虫採集の標本作りもやってないみたいだし…
今の小学生に虫の鳴き声判別がどれだけ出来るのか疑問です
自分の好きな物には誰でも愛着がありますが、万人受けする物ならまだしも
ちょっとオタクっぽいと、そうは行きませんね
私の場合、阪神タイガースを応援するのを、夫や子供達は興味が無いので
冷ややかに見ています
だから、実家の親と電話で話したり、メールで虎好きの人と
一喜一憂しているのです
虫好きのジェシカさんが、自分の気持ちを隠さずに済んだ日本。
片麻痺になって世界が狭まった人にも言いたい
片麻痺だって大丈夫だよって
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