先週末の生番組で、被災者の人からのFAXやメールでのメッセージが
紹介されていた。「『頑張って』は聞きたくない」と。
ここでピンと来たよ。
「片麻痺になった時の気持ちと同じ」だな、って
3.11を境に、それまでの生活がドカンと消えて無くなったのだから…。
ある日を境に、それまでの生活と同じように出来なくなった片麻痺と似てる。
この甚大な災害と、比べるのは筋違いかもしれない。
でも、根っこは同じだと思う。
片麻痺の皆さんは、入院中や退院してから「頑張ってね」と励まされ
言った人に悪意は無いのは理解しながらも「これ以上、何を頑張ればいいのよ」って
怒りの気持ちを持ったと思う(私もそうだったもん)
今夜のニュースの終わり際に、支援物資の仕分けをしていた男性が
「“頑張れ”は言いません。私たちに甘えて下さい」って言ってた。
大分県庁で、支援物資の仕分けをしていた男性だ。
私は見ていて(このおいさん注“頑張って下さい”って喋ったら
県庁に抗議の電話しちゃる注)って思ってたのよ。
でも“頑張れは言いません”だったんで「よう言った」とグッと来た
朝刊にも棋士の谷川さんが「頑張りすぎないで」とメッセージを被災者に寄せていた。
この3.11の災害の規模はとてつもなく大きい。大き過ぎる
例えは悪いかもしれないが、地球規模で考えれば
今回の地震はシャックリか筋肉ピクピク。
でも、人間に与えるダメージは甚大だ。それだけ自然の力は大きいということ
地球はこの地震の前にも何度も警告をしてきた。
でも、いつまで経っても人間は自分たちの便利さだけを欲して来た。
だから「もっと反省せんか」と
影響力などを考えて日本で起こした災害なんじゃないかと思うんだ。
だから他人事と思わずに被災地に思いを寄せよう。
日本の何処で起きてもおかしくなかったのだから…。
私みたいに片麻痺になったり中途障害になった人は
『ある時から世界が変わってしまう』という
経験をしている分、今の被災地の人達の気持ちが理解するのに近い立場だと思う。
世間一般の人と同じようには動けなくても、やれることはあると思うから、
気持ちだけは切らさないでいましょう
だから被災地の皆さんに「頑張れ」は言いません。
大地震に加え大津波からも助かった命を大切になさって下さい生きて下さい
世界中の人達が応援して下さっています
原発については、皆さん、冷静に行動しましょう
CT検査をを何度もされた方は相当量の放射線を浴びてるんですからね。
それを思えば、今のレベルはまだ低いです。
この件についてはまた… 注:「しちゃる」=大分方言で「してやる」
「おいさん」=「おじさん」