がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

三月とは思えない

2005年03月27日 | 模型
 もう三月も終わりだというのに、つい先日も雪降ったり強風が吹き荒れたりヘンテコな天気が続きます。部屋の中にいつまでも冬用の暖房器具が居座ってるのですが、部屋が狭くなるだけなので早く暖かくなってほしいです。模型に限定すれば、これから湿度との戦いの季節が始まるっつーことで、程々の気温に乾燥した空気ってのが望ましかったりもするんですけどね。

 さて、仕事が本格的に忙しくなってきました。ちょっと模型どころではないって事で、HPの維持のために一日のうちに確保できる僅かな時間で楽しめるTAMEOの1/43、先日来観察したりしてたBenettonB196-Renaultの製作をしてみようと思います。

 1/43って、物凄くヘビーなマニアが多いこともあって敷居が高そうに思われていたり、またそのスケール的な小ささから1/24や1/20といったスケールを見慣れた人からは貧相に見られたりするのですが、実際はプロバンスやTAMEO辺りのブランドなら作るのは全然難しくありませんし、スケールの小ささを逆手にとって密度感の濃さが堪能できる良いキットも多く、一度手を出してみると意外とはまる人が多い分野だったりします。F1ものは多少パーツが多くて面倒くさい部分もありますが、TAMEOのキットであれば、そこらのガレージキットは言うまでもなく、フジミの箱車キットなんかよりよっぽど簡単だったりします。箱車の場合だと、組み立てそのものはそれこそお菓子のオマケ程度の手間位しかかかりませんし、敢えて面倒な点を上げてもヒートプレス製のウィンドウの取り付けが少々慣れを要する位のもの。中にはボディ含めてかなりの改修を施さないとまともに出来上がらないようなものや、なんぼ 1/43と言っても許容範囲を超えてるだろ?って位似てないキットも存在しますが、h箱車ならプロバンスかBBR、F1ならタメオのキットで、尚かつ90年以降のリリースキットであれば、概ね大丈夫なんじゃないかと思います。でも、プロバンスって去年会社が終わっちゃったんですよねぇ。確か、プロバンスのリタイア組が新たにPMAってブランドを立ち上げたって聞いたんですが、どうなったんかな?

 蘊蓄はこの辺りでB196。今日は、モノコックとノーズの改修処理を施しました。
先ず、サスペンション等の取り付け用の穴を暫定的にキットのモールドに従って0.6mmピンバイスで開口していきます。今後仮組で合わない場合もあり得るのでこの時点ではあくまで暫定。タメオのキットはこのB196の頃以降のキットであれば、概ね指定位置でサスが合うと思いますが、一応ガレキの類なので油断は禁物。
 穴をあけたら先ずは全体を軽く柔らかめのワイヤブラシで磨いておきます。資料を見ながら「OKな部分」「改修したい部分」を吟味。で、先ずはコクピット脇のドライバーのヘッドガード部分がボディと一体にされてるので、ここに筋彫りを加えます。筋彫りは毎度お馴染み細切りダイモテープを定規にして施したのですが、これまた毎度お馴染み運河彫りやOB彫りの連発(笑)。掘った後に光硬化パテではみ出た部分を埋め、更に表面に溶きパテを盛って整えてやることにします。初めて光硬化パテを使ってみたのですが、これって食いつきもよくヒケも少ないらしいっすね。ポリパテみたいに厚盛り出来ないのが玉に瑕ですが、盛って蛍光灯に当てて、あしたのジョーのテーマソングを1コーラス歌い終わった頃には既に硬化しております。ひょっとして物凄く便利なアイテムじゃないですか?これ。


 お次の作業ですが、型から抜く都合上一部分割されたモノコックとモノコック下部を接着。接合面のバリをとり、少し隙間を開け気味にしてフラックスを流し、半田を盛っていきます。私の盛り方は、接合面の上を点線でなぞるようにコテ先のハンダを仁丹位の大きさでチョンチョンチョンと付けていき、後から盛ったハンダ粒をコテ先で溶かして接合面に流すという方法です。これ、人により色々あるそうですな。
 B196の場合、この接合部分が少し入り組んだ形状になっているので、一気にハンダで埋めてしまうと、後で余分なハンダを削る溶きにやっかいなので、先ずはパーツの固定と入り組んだ部分を除く平坦な部分を処理し、その後に入り組んだ部分だけ最小限のハンダを流して整形するという方法を使いました。

 先ずは棒ヤスリでもバリバリ削れそうな部分だけハンダ付けして余計なハンダを削り取ります。



 で、次に入り組んだ場所にだけハンダを盛って成型するのですが、横から見たときに、型抜きの関係かノーズ上面がヒケてるのを見つけたので、ここも同時に処理します。

 先ずは、モノコック下面の処理としてハンダをチョン付け。


 更にノーズ上面にもキット付属のメタルパテ(要するにフィギュアね(笑))を溶かして盛りつけてやります。


 最後に盛りつけたハンダやメタルを削り取り、左右対称に気を付けて成型すればOK。ハンダやメタルは硬化時間が瞬間接着剤よりも早く、またパーツを溶かして融着するので、盛ったそばから作業できるのがイイ!でも、うっかりするとパーツを溶かして頭を抱えることも稀にあるので、慣れない内はパテも併用した方が作業性がよいかも。



 とまぁ、こんな感じで始めてみますた。ほんの30分~1時間もあれば何かしかの作業が出来るし、作業スペースも占らないので、仕事の隙間にボチボチと亀ペースで進めて行こうと思います。
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PC死亡とトイザらス

2005年03月25日 | 模型
 こばわ。@河童です。
 我が家には隠れ家と呼称される一角があります。約10畳程の横長スペースなのですが、普段は書庫として活用していたのですけど、本棚のすべてに扉が付いておりまして、それをいいことに模型部屋としても活用しだしたのが去年の秋。で、新生児だった子供が5ヶ月を迎えモゾモゾと動き始めたので、PC含めたの書斎環境をも移そうと作戦を開始したのです。
 で、模型用にも使う部屋なので、書斎スペースと模型様スペースとは8:2の割合で分立させたのですが、流石に卓上に狭さを感じたため、もはや過去の遺物と成り果てているPCのディスプレイを液晶にし、プリンターもスキャナーと一体型のものに買い換えて卓上スペースの拡大を図ったとこまでは良かった。ディスプレイとプリンターが年度末決算とかいうこともあって半額近い価格で手に入り、これも問題なし。ただ、調子に乗って「こないだノートンが期限切れしたからこの際新しいヴァージョンに買い換えちゃおう」とか言って買い換えたのが運の尽き。帰宅後バタバタとディスプレイ&プレインたを交換し、徐にノートンのインストールを始めたところ・・・・・・・、電源コードを足に引っかけて抜いちゃいました(汗)。「ヤヴァイよなぁ、絶対トラぶったろうなぁ」って思って再起動かけてみると、なにやらよたよたと起動しやがるし、MSNマネージャーのアイコンが飛んでます。で、色々エラーが出た後で、ネットにつないでみたところ、見事に「DNSエラー」。ここから、ノートンのアンインストールを図ってみたのですが、タスク上は削除できても完全除去が出来ないらしく、エラーメッセージ出まくりです。当然IPアドレスとかマスクのアドレスとかPC側の設定だけは色々やり直してみたのですが、全く以て繋がる気配差ありません。そのうちに、リカバしようかって事で、リカバさせたところ、復旧するどころか立ち上がらなくなりまして候。セーフもだめかと思ったら、こっちは何とか起動してくれたのですが、エラーメッセージが出てきて何やらファイルが見つからんとの事。試しにシステムファイルに検索かけてみると、見事にいくつかのシステムファイルがなくなっちゃってる模様。セーフで起動できるって事は、なれた御仁であれば復旧も出来るんだろうけど、素人同然の私にはHDDフォーマットからXPのリインストールという超メンドクセェ手段しか残ってないようです。で、ブツブツいいながら始めようと思ったら、XPのCDが見つかりません。箱しかないんですよ(笑)。箱の中に入ってるものだと思いこんでる人間にとって、実際はそうではなかったという場合、まず記憶をたどっても思い出すことはありやしませぬ。

 そーんな訳で、ちょっと離れた町にあるPC専門店まで出かけていき、バルク版のXPを調達しようということに。お店に着くと、リライタブルDVDのドライブが、いつの間にか凄く安くなってることを知ってしまい、更にはCPUもセルロン330あたりだと価格的にオレには浦島太郎。あれもこれもと言ってるうちに、ほとんど一台分になってきたので、いっそのこと新しく作っちゃおうって事で、一式揃えてしまいました。と言っても総額70000円程で済んだので、自作といえど廉価版に過ぎないっすけどね。
 持ち帰ってくんでBIOS設定して窓立ち上げて無事起動成功。前のPC内のあれやこれやを移し替えまして、ようやくネットに復旧。その後も机の周りの整理やら本棚の整理なんかをバタバタやって、今夜ようやく一段落です。
 
 しかしながら、この部屋、冷暖房が電源の都合上設置できないんですよね・・・。冬場はヒーター持ち込むから良いとして、猛暑はどうするべか?(笑)

 ところで、PC買いに行ったはいいけど、このまま自分のアイテムだけ買って帰るのも気が引けるってことで、子供におもちゃを買って帰ろうとトイザらスに寄ってきました。お目当てのSUSSYのオモチャをいくつか買って帰ろうと思ったところ、ふと思い出したのがプラモ売り場(笑)。フジミのフェラーリ再販分って、抱き合わせのガンプラのようにアソートでしか出荷しないため、模型店よりもトイザらスの方が手に入りやすいって話は噂に聞いていたのですが、本当の話だったんですね(ぷ)。ジャンク用としても侮れないF40LMとかフジミとは思えないほど良い出来の330P4とか懲りもせず買ってきてしまいました。当然、こいつらはトランクに避難中で、カミさんには子供のオモチャ「だけ」買ったと報告してあるのでした。

 フジミのフェラーリのキットって、例のマテル騒動の時に一斉に店頭から消え去ってから、こうした再販&製造数限定でしか市場に出てこないので、結構探し回る人も多いそうですが、極一部を除いてどれも非常に組みにくいキットばっかりなんだけどね。個人的には、こうした再販よりも新金型で250GTOとか250LMとか1/24で365GT4/BB&512/BBなんかを出してくれる方が嬉しいんですが・・・・。ボディのみの完全新金型らしいのですが、F355スパイダーがもうあと数日で出荷されるらしいっすな。これもトイザらスの方が入手しやすいのかな?
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地震~

2005年03月23日 | 模型
 遅ればせながら御報告。先日九州地方で地震がありました。私の家は大分県の北の端っこなんですけど、それでも結構揺れたな~とか思ってたら震度5-だったそうです。昔、京都に住んでいた時に、阪神淡路大震災の煽りで震度5ってのを経験した事がありますが、それよりはずっと弱い感じだったのに震度5。?とか思ってたら、震度値って阪神以後改訂されていたんですね。

 福岡の方は震度6-と場所によっては震度6+で結構揺れたらしいです。チョコチョコ買い物に行く行橋のK2っていう模型店は、在庫キットを壮観というか壮絶というか、ともかく客がハシゴを使って手に取るというような陳列をしてるので、ちょいと心配してましたが、掲示板見る限り大した被害は無さそうですな。福岡市内は結構揺れたようなので、市内でK2みたいな積み方してる模型店があったらエラいことになっとったかも。

 いずれにせよ、結構被害も出てるみたいですし、模型がどうとか言ってる場合ではない方も多いと思われ、謹んでお見舞い申し上げるばかりであります。

 最近、日本って地震が多いですよねぇ・・・・・・。

 全然話は変わりますが、レーシングカーに付き物のスポンサーデカールの内、ここ10年来モデラーを困らせてくれるのがタバコのロゴ。マルボロ・マイセン・ロスマンズetcと、キットに同梱されない場合が多くて別売や自作で調達せねばならずイヤになっちゃう訳ですが、今度は酒もダメになるみたいですね。今年からマルティニやイェーガーマイスター辺りのロゴが、意図的に外されてしまったキットなんかが出回り始めるらしいですな。昔から言われていたのは「模型は子供が客層の場合があり、印刷物としてタバコのロゴをデカールで同梱するのは×」って理由で入らなくなってきた訳ですが、いつの間にか禁煙の波が世界中を席巻するようになった事で、子供も大人も関係なくなっちゃって全面禁止になりつつあります。同じ理由で今度は酒もダメなんだそうな。でも、せめて趣味の世界でロゴを貼るくらいのことは許してくれても良さそうなもんなのに、ちょっと厳しすぎるよなぁ。
 
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ツマンナイ気がする

2005年03月21日 | 模型
 今日はF1の中継がありやした。スカパーを録画しといたので、帰宅してから見たんですけど、開幕戦に続いて途中で猛烈な睡魔に襲われちゃったよ(笑)。で起きたらアロンソがトロフィー持ち上げておりました。

 ルノー、車も格好イイですし戦績も上場なので、ちょっと模型で欲しくなってきましたっす。でも、あのルーバーの事考えると、キット化されたところでモデラーとしては、如何様に表現してやろうかと悩みますよねぇ、あれ。

 ところで、深夜枠の地上波放送では、スカパー中継と違って、異様なまでにトヨタの表彰台で、解説者や実況アナが大騒ぎしてたみたいっすね。スカパーでは、アッサリしたものでしたよ。
 実は私、生粋の日本人でありながら、●ヨタって大っ嫌いなんすよ(笑)。もう、オバQから見たドロンパ並に大嫌い。市販車の分野でも、私が住んでる街のディーラーだけかも知らないのですが、車を見に行った時の応対が凄く横柄なトコが大嫌いですし、モータースポーツ分野でも「トヨ●」の名を冠してアチコチで札束で相手の顔引っぱたいてチーム運営してる様なんて、今に始まった話じゃないですしね。特に嫌いになったのは90年代のWRCでのゴタゴタがキッカケかな~。GT選手権しかり、CARTしかり、ル・マンしかり、チーム自体はそれぞれTTEだったりTRDだったりTMGだったり異なってるとは言え、兎に角●ヨタが冠されたチームは嫌いなのだ。ってことで、今日のレースの結果なんて、あたしゃ苦虫噛みつぶした顔して見てましたよ(苦笑)。ちなみに、ホンダとかマツダとかスバルとか日産とかは、日本人らしく禿げしく応援するんですけどね。

 そりゃそうと、今年のF1はツマランんねぇ。レギュレーションを改悪した当事者達は、「いつもの三強」構造が完全崩壊してる今の状況を見て、レギュ改正は大成功とか思ってたりしてるかもしれないのが困ったトコですが、1ファンとしては経費削減の名の下に、下位チームの不満を払拭する事に終始してる感の強い今年のレギュレーション改正は、逆にレースをツマラナイものにしてしまってる感が否めません。車自体は、予選・決勝のタイムを見る限り、今年のレギュレーションを巧みに解釈して成功したチームは、昨年よりも秒単位でタイムを上げる事さえありますので、思った程悪い方向へは向かっていないのかな?とか思いきや、レギュレーションに巧く適合出来ていないチームは昨年よりもしっかりタイムが落ち低迷してますから、、レースそのものはカナリ悪い方へと向かってますよね。特に、2レース1エンジンとタイヤ交換禁止が、今年のレースを想像以上にツマラナイものにしてしまってます。攻めない踏まない回さないと、レースそのものにリストリクターを付けたような状態で、BARの佐藤がマレーシア開幕直前に「純粋に力一杯競う事が出来なくなっている」とFIAを批判したのも頷けますな。

 ちなみにWRCも、同じ様な足かせをカマされております。お馬鹿なF●Aがタイヤの1パターン化とか2レース1エンジンとかF1同様つまんない事やらかしてるんですよしかしながら、元々ブッ壊れるか勝つかってなレースな訳で、大事に行こうというドライバーが少ないらしく(笑)ナカナカ面白いレース展開を見せています。シトロエンのセバスチャン・ローブなんて、こないだのメキシコラウンドで見せた鬼神の走りなんて、見てるコッチが痺れちゃいましたよ。でも、WRCも来年から更なる大幅な禁止事項追加が待ってるんですよねぇ。

 このたびのレギュレーションの大幅改訂は、レース運営と言う事に関しては何かが間違ってる気がするぞ?
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やっとストック庫へ

2005年03月20日 | 模型
 目下、時間を見つけては、フジミのシルビアとスタジオの2003GAの製作記を、時系列順に並べ替え文章にも校正を入れたものを再構築してます。HPのコンテンツ用ですね。ブログの過去ログは何時飛ぶかワカランので、ちゃんとしたのを残しておこうと思った訳ですな。

 それはともかく、こないだ買ったタミヤのアルピーヌ他を、今日カミさんが買い物に出かけた隙に、漸く屋内にサルベージすることに成功!結局他のキットも合わせると11箱もトランクに眠っていたのでした(笑)。急いでデカールを取り出してダイソーで買った塩ビ製の袋に入れて書類棚に保管、キットはアルピーヌの分だけHP用に画像をバタバタ撮って、ストック庫に収納して無事隠蔽工作完了(笑)。ストック庫にさえ入れてしまえば、最近買った物か昔買った物かの区別は検査官には判らないので一安心です(ぷ)

 で、アルピーヌ。実は前に出ていた市販車仕様とどの程度違うか比べたかったのですが、探してみたけどストック庫の奥の方にあるらしく、今日は見つける事が出来ませんでした。
 見た感じでは、外観はほぼ変更無し。ラリー仕様になるに当たって、内装や補助灯やタイヤ&ホイールなどはちゃんと変更されています。

 パーツ数はやや多めかな?ウィンドウパーツに窓枠モールがモールディングされちゃってますので、ここいらの塗装は相変わらず面倒くさそう。でも、前にリリースされた時は巷に流通していなかったメッキ塗装再現塗料(クレオスのスーパーメッキシルバー/アルクラッド2のクロム/ガンダムマーカーのメッキシルバー等)が今では存在してますので、是非ともこのモールは塗装で処理してみたいっすな。

 デカールは嬉し恥ずかしカルトグラフ。実は、先日馴染みのフィニッシャーさんに聞いたのですが、最近のタミヤ製のキットに入ってる「非カルト」なデカールの中(インプの04ラリージャパンとかね)には、「クリアー?かかってこいや!!」なものがあるそうです。その変わり軟化剤が効かないんだと(笑)。とある方法を使うと軟化剤無くてもサクサク貼れるようになるのだそうですが、これに関しては機会あればネタとして紹介しますかね。やっぱ、紹介する前に自分で検証してみないとってのが今書かない理由なんすけど。しかし、このアルピーヌにはカルトグラフ。

スポンサーデカールやラリープレート&ゼッケンと、従来のオフセット印刷型デカールだと透けて透けてイヤになっちゃって二枚貼りとかサークルカッターで白ベタデカールを円月斬りとかしてたトコですが、本キットでは問題なし♪いつ作るか判りませんが、作る日が楽しみです。
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BENETTON

2005年03月19日 | 模型
 今日、某メーカーから荷物が届いた。苦情という訳ではないのだが、以前保管中のキットの整理をしていた際にチョットした問題に気付いた事がありまして、そのキットの発売元のメーカーさんに問題解決のアドバイスを求めてみたところ、その対策用のアイテムをワザワザ調達して送ってくれたのであった。買うと3000円~4000円はかかっちゃうアイテムなのだが、メーカー側の配慮によって全て無償で提供して貰ったのである。この手の話題はウッカリこういう媒体でメーカー名まで晒しちゃうと、場合によっては迷惑がかかっちゃう可能性があるので、アイテムやメーカー名は伏せておく訳だが、かなり嬉しい出来事でありやした。持つべきものはツテとなってくれる内通者だな(爆)。

 ところで、先日ちょこっとだけタメオのB196を手に取ってみた訳ですが、その後もベネトン病みたいな症状が出てきてしまいまして(笑)、ストックの中からB195とB197を引っ張り出してきました。実車では、B195~B198ってのはデザイン上は同系譜になる訳ですが、個人的に歴代ベネトンの車の中では、このB195~B197三車種が、形状及びカラーリングでは最も好きなバージョンです。特にB195に関しては、個人的に歴代のベネトンマシンの中でもBEST OF BESTだな。B197も形状的には相当良いセン行ってるのだが、スポンサーの大韓航空のロゴやキャッチマークにロゴ、加えてAKAのイメージカラーの赤が邪魔しまくっていて要するにカラーリングが気に入らないですし、B196はカラーリングは凄くいいんだけどサイドポンツーンからリアエンドにかけてのラインが出来損ないのモデナ・ランボみたいでイマイチ。で、そんなB196・B197に対して形状もカラーリングもバランス良く纏まっているのがB195だと思うんですよ。そんな訳で、1/43のB195って既に二回作った事があり、もし今度作れば三回目となるという位気に入っております。

 ただし、キットとして見た場合には、B195~B197に限らず、ベネトンの車体は塗装がスゲー面倒。殆どのカラーリングはデカールで賄える様にはなってるんですが、どういう訳かこの頃のタメオのデカールって透けやすいんですよね。B195だと、ノーズの白なんかかなり透けます。最初作った時は、そこまで透けるとは思っていなかったのでキットの指示通りスカイブルーとディープブルーだけ塗り分けて、後は全てデカールで処理したんですけど、思いがけずコクピット前からノーズにかけての白いトコが透けちゃって、慌ててスペア用のデカールを重ね貼りしたんすよね。B196やB197ではどうなってるか判らないけど、さっきデカールを観察した印象では、どれも透けとの闘いになりそう。っつーか、塗り分け確定?




 ん~、色々言いましたけど、↑こうやって並べて観察してみると、それぞれに特徴があって、どれも捨てがたい魅力がありますな。もし、私が学生の頃の様に模型製作時間を大量に確保出来うる環境にあったら、同時に3つ作って3つ並べて変態の様にニヤニヤしていんだけどな。
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BAR 006

2005年03月16日 | 模型
 今日仕事から帰ってみると、京都から荷物が到着。前に注文していたSILVER LINE(TAMEO)の1/43 BAR006 JAPAN.GPが届いたのでありました。1/24とか1/20とかだと、通販なんか利用しようものなら、我が家の税関チェック(カミさんのね(笑))で取調室直行になりかねんのですが、1/43だと小さすぎて相手にされません。伝票さえ見られなければ、まさかこんなチッコイのが、福沢翁一枚では足らない価格だと知ったら・・・・・・とか考えると恐ろしかったりもしますが(汗)

 発売自体はもう半月以上前だった気がしますが、私が購入したSHOP(MODULO)さんではM社直で仕入れてる訳ではないので、どうしても入手が遅れるんですよね。その代わり、1/43を通販で買う際に最も懸念される「不良品・欠品」のチェックが、店の手で為されてから送って貰えるので、この点重視で購入してます。店主さんがフィニッシャーなので、品物以外のテクニカルインフォメーションも入手出来るしね。ちなみに、この店の店主さんとは、気が付けば15年以上のお付き合いだったりします。

 で、BAR 006。スタジオのキットは、USA仕様も日本仕様も見送ったのですが、日本人モデラーとしては、昨年の佐藤琢磨の成績を考えれば、何らかの形でBAR006を手元に置いておきたいと思っちゃうのは仕方ないですな。私も御多分に漏れずで、今回SILVER LINEブランドの006を購入したのでありました。別にUSA仕様でも、否、成績から言えばUSA仕様を買うべきだったのかも知れませんが、個人的には日本人が日本製エンジンの車で日本のサーキットを駆け抜けたって事の方を重視。昔、中島悟が走ってた頃も、日本人ドライバー+日本製エンジンのパッケージングによる鈴鹿サーキットってのは、特別な思いで見てましたから、それと同じ感覚ですな。
 
 で、キットの内容ですが、実はSILVER LINEブランドは初体験の私にしてみれば、親玉TAMEOのキットと比べると、聊かコスト削減をキット内容に感じてしまうものでした。特に、インストがコンピューター画像で処理された組み立て説明とマーキング指示のみで、TAMEOならいつも貼付してくれる実車の画像が一切ありません。また、TAMEOなら複数のパーツに分けてくれそうな部分も、メタルパーツで一発処理されていたりしますね。更に、最も残念なのがデカール。質自体はカルトグラフ製で問題無さそうですが、TAMEOならスペア用に必ず二台分付いてるのですが、SILVER LINEブランドでは一台分だけになっとります。この内容で日本円で税込み11,000円強ってのは微妙な価格設定だよなぁ。親玉TAMEOのFerrari F2004が日本円で10,000円切って売られてる事を考えると、ちょっと微妙なトコでもありますが、個人的には納得行きにくいですね。まぁ、他に選択肢がないから仕方ないのですけど(笑)。
 ボディスタイルに関しては、ボディとノーズが別パーツになっていて、年々複雑化するモノコック下面の接合跡処理が楽になるので、個人的には好意的に思います。ボディフォルム自体は良いんではないでしょうか?エンジンカウルサイドの処理は、ムチャクチャ面倒くさそうな気もしますけどね(笑)。まだ資料を見てないので細かいチェックはしてませんので、どういう方向で作業を進めるかは判りませんが、今年中に作っておきたいという気持ちではあります。

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ちょっと嬉しい話。

2005年03月16日 | 模型
 昨年11月26日のこのブログにて、パーツが行方不明になって作れなくなった手持ちキットの話を書いたのですが、今日倉庫を弄くってたら幾つかのパーツを発見する事が出来ました!最近、仕事車を買い換えたのですが、その整備の為の道具を探して倉庫を弄くっていての発見だったので、まさに棚からぼた餅っす。

 で、見つかったパーツを眺めてる内に、何故かタメオのベネトン・ルノーB196っていう1/43F1のキットを完成させたいとか思い始めてしまいまして、ちょこっとだけ手を出してみたっす(笑)。S15シルビアとかJPSロータスとか作りかけてるヤツどうすんだよ、オレ。


今回発掘されたパーツは、製作を開始するつもりでケースに分類された状態での発掘でした。1/43のキットは、とにかくクズかパーツか見分けが付かない様な細かいパーツが多いので、キチンと小分けして整理しておかないと、自作リカバーの嵐になっちゃうんすよね。
 ベネトンは現行ルノーチームの前身チームでして、更にその前身はトールマンってチームでした。アパレルメーカーらしい派手なカラーリングがこのチームのアイデンティティでもありました。チーム・ベネトンとしては、ゲルハルト・ベルガーに始まりゲルハルト・ベルガーで終わったって感のあるチームでして、実際にベネトンとしての最後のドライバーは99年のアレックス・ブルツとジャンカルロ・フィジケラ(スポンサードまで含めてなら2001年のフィジコとジェンソン・バトン)って事なのかも知れませんが、個人的には97年のジャン・アレジ&ゲルハルト・ベルガーが終焉だったと思ってるんですよね。で、中でもゲルハルト・ベルガーは自身の最初と最後の優勝をベネトンチームで獲得しております。で、正直言って、ベネトンB196って、製作時にどっちのドライバー仕様にするかで相当悩むんですよねぇ。アレジも好きなドライバーですが、ベルガーも好きなドライバー。B197なら引退記念ってことでベルガー車にするんですが、B196はホント悩む。ってことで、まだ決めてません(決めてないクセに長い前フリだったな(笑))

 ボディスタイルはナカナカ良好。

コクピット周辺のプロテクターのモールドがなかったり、リアセクションの形状がちょっといい加減っぽい気もするんですが、この頃のタメオキットとしては充分な出来ではないでしょうか。一点だけ、ノーズ上のプッシュロッド基部のコブが垂直方向に立ちすぎているのですが、実際は斜め方向に飛び出してるのが正解。で、削ってハンダ盛って成型するのも面倒なのでプライヤーで摘んで曲げてみたらアッサリ解決しましたっす。


 形状修正は殆ど必要なさそうって事で、試しにアンダートレイとボディを組んでみたんですが、サイドポンツーンインレット内壁が別パーツになってる上に、モノコック下部も別パーツになってるってことで、

合わせ目にソコソコ隙間が出来てしまってるのでかなりの摺り合わせは必要な模様。ちょっと形状が複雑なのでハンダで行くか瞬着パテで行くか考え中。

 あと、毎度お馴染みインダクションポッドの開口ですが、逆テーパーでドリルが入りにくかったので、カナリ危険ですがいきなりリューターで穿ってみました。使用したのは手持ちの中で最も小さいカッターのビットでしてなんとか周辺を損なわずに穿る事が出来ました。大抵毎度失敗して、入り口に洋白線で囲いをハンダ付けし、地道にハンダ盛ってチマチマ成型するハメになるんですが、今回は一発で行けてしまった。珍しいことです(笑)。


 さぁて、どうしましょう?年度末・年度始めと多忙な時期が続きますし、二兎を追うものどころか、このB196まで手を出してしまうと4兎追いになっちゃうしなぁ。
 余談ですが、先日弄り始めたJPS79も、全く放置プレイって訳ではなく、気が向いた時にはチョコチョコ触ってるっすよ。

ノーズセクションはキットのエッジが立ってた面構成を、バリバリ削る事で滑らかにしてやりましたし

燃料タンク上のカウルラインも、彫刻刀やリューターでモールドを彫刻中。


 色々手を出すとどっちつかずでどれも完成しなくなるっていう嫌な予感も有る訳ですが、こういうのって、その時の気分によって作業したい車種が変わっちゃいますからねぇ。
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アルピーヌA110モンテ仕様購入

2005年03月14日 | 模型
 今日は仕事帰りに地元の模型店に立ち寄ってみました。ド田舎の模型店なので、品揃えは推して知るべしですが、流石に田宮やフジミやハセガワのプラモデルなんかは入手可能。しかも、田舎という事と昨今の模型人口の減少の御陰で、時々絶版・限定等のレアなアイテムにコロンと出くわす事もありまして、そういう意味では侮れない店でもあります。

 で、店内を物色したところ、先日発売されたばかりの田宮のアルピーヌA110モンテ仕様を発見。市販車バージョンから随分時を経てのリリースになりましたが、内装関係もラリー用に新金型が使われてますし、何よりデカールがカルトグラフです。個人的には、A110シリーズの中でも最も格好良いと思い込んでる73~74年のブリブリオバフェンの1800CC仕様A110Sも希望したいところですが、待ちすぎて忘れかけていた身としては、リリースされただけで有り難い。しかもカルトグラフ(←しつこい!(笑))。ウェーブから出てた旧ユニオン/エレールのA110ラリーが市場から枯渇するのを待ってからのリリースって感じがするのですが、実際の所は何故にこのタイミングでリリースされたのか不思議なアイテムでもありますな。

 で、ついでに、模型製作から手を引いていた空白の5年間に買い損ねていたハセガワのミウラ&イオタとかフジミのディアブロ最終型とカウンタックLP500Rエンスー版とFORDGT-40GULFカラーカルトデカール版なんかを買いあさってきてしまいました。買ってきたのはいいが、問題となるのは如何にカミさんに見つからずに家に持ち込むか(汗)。見つかると「また買ってきたのか?」と尋問されるんだよなぁ(苦笑)。私にとっては一つ一つが異なる車種なのだが、カミさんから見ればどれも同じに見えるらしいっす。ってな訳で、今日の所はチャンスがなかったので車のトランクにまだ入れたまんまです。夏ならハイリスクだな(笑)。

 ってことで、A110の中身についての画像なんかは明日以降ってことで・・・・・。
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コンプレッサー

2005年03月13日 | 模型
 昨日の事ですが、知人からコンプレッサーを貰ってしまいました。品名は田宮のHGコンプレッサーってやつ。現行のREVOになる前のヤツですな。ちなみに、愛用してるコンプレッサーは随分前にホームセンターの店頭売りで入手したアネスト岩田ってとこのオイルフリーサブタン付きを使ってるのですが、タンクにエアが溜まってる時は平和なのですが、稼働し出すとエラい振動と音が出る野性的なヤツ。別に隣近所が迷惑する様な密接した住宅街に済んでる訳ではないので多少の騒音はどうでもいいんですが、コイツの占有面積ってのが部屋の中ではハンパではないんですよね。片づける時も、ホース外してエアー抜いて云々と面倒くさいですし、元々家の車やチャリの整備用に使ってるヤツなので、模型に使うには能力的にも無駄が多いんです。タンクに溜まったヤツをレギュでスコーーンと圧下げてる訳ですし。
 で、今回良いタイミングで模型用のコンプを分けて貰ったのですが、このHGコンプは作りがチャチぃ割には意外と使えそうな気配です。何よりイイのはその大きさ。ムチャクチャ小柄でして、窓の縁に置いて使う事も可能です。圧も測ってみると0.08~0.09Mpa程度は出てますし、分岐ジョイントとエアフィル通しても0.08Mpa程度安定して出るので、1/20のスケールまでは問題なく使えそうです。ついでに言うと、小型低圧のクセに作動音はかなりイッチョマエ(笑)。サブタンからエア供給してもらっていた身としては、タンク無しの直結って事でパルスが気になるといえばなりますが、問題が出るレベルでは無さそうです。次に何か塗る時には、連続使用もテストしてみたいのですが、どの位保つもんでしょうかね?いずれにせよ、実際に使って見なきゃ判りませんな。今度、失敗しても気軽にシンナー風呂に行けそうなキットを作る時にでも試用してみたいと思います。
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お知らせ

2005年03月11日 | 模型
このたび、漸くBlogを初めてから2作目のキットを完成させる事が出来ました。
ネットの御陰で、色々役に立つ情報を得られた事で、無事に完成に至ったと
言っても過言ではない訳で、これを気に画像倉庫状態だった表ページを
Webサイトとして正式稼働させる事にしました。コンテンツの多くは
目下製作中ではありますが、少しづつ充実させていきたいと思っております。

URLは
http://www.geocities.jp/bl_joe/
で、HPタイトルは
「自動車模型趣味 ~蛾洛汰堂(がらくたどう)」

尚、HP稼働に伴い、このブログは、今までの様な製作記中心から、雑感日記風なものに
コンテンツとしてシフトしていく予定です。併せてお知らせ申し上げます。
です。

それでは、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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STUDIO27 1/20 Ferrari F2003GA 完成編

2005年03月09日 | 模型完成品



 漸く完成しましたF2003GA。製作記が昨年11月8日から始まっていますので、都合丸四ヶ月もかかっちゃいました。まぁ作業は週一~週二ペースだったので、実製作日数は塗装乾燥時間含めずだと25~30日ってとこでしょうかね?いずれにせよ、思いがけず手こずったキット製作でありました。

 さて、前回からの続きですが、今回は最終的な組み立てを行いました。仮組みを幾度と無く繰り返し、尚かつ一体化出来る部分は極力一体化して作業を進めたつもりですが、それでも最終組み立て前の割にはパーツの数が多い。

 順番としましては、先ずシートパーツをボディに接着。そして、リアのミッションブロックをボディに接着し、更に前後サスペンションのロアアームをネジ止めとエポキシ接着剤とを併用してガッツリ固定します。次に、アンダートレイとボディをネジ止めします。次に、サスアーム付近を中心にノーズ側面やリアのアーム差し込み部付近をセラミックコンパウンドで一磨きして、更にアームや基部等のパーツを接着する部分にマスクゾルを塗ってからポリマー処理まで施しておきます。他にも、前後ウィング等の後にパーツの接着が必要な場所には、余分なワックス成分が付着しないようにマスクゾルで保護しておくのが吉。でないと、いざ接着の段になっても接着剤が効きにくくなってしまいます。かと言って、全部の作業が済んでからワックス処理するには、この車の超が付く程複雑な形状から考えて非常にリスキーなので、面倒でも仕上げられる部分から少しずつ仕上げておく方が、余計なリスクを伴わずに済みます。
 此処まで済んだら、穴を開けたアライメント調整用のアクリル板に、ベース固定用のボルトを使って車体を一旦固定してしまいます。次に、前後サスアームを接着。この際、アーム差し込み用のピンで不要な傷をボディに付けないように、周辺部をマスキングテープやマスクゾルでガードしてから作業します。また、接着の際には、必ずタイヤを装着して調整する事。仮組みで或る程度の精度は出ていても、塗装の厚みやアーム根本のエッチング等の影響で微妙に誤差が出るので注意が必要です。特にリアアームに関しては、トーションバーによって微妙なトーを調整しながら接着しないと後で泣きを見ます(←危うく見かけました)。また、接着には30分硬化型の透明硬化仕様エポキシ接着剤を使用。通常は作業の効率を考えて5分硬化型を好んで使うのですが、サスペンションに関しては30分以上の硬化が遅いタイプを使用してやれば、時間的に余裕を持ってアライメント調整を行えるのでお気に入りです。
 ところで、フロントサスアーム固定時になって知ったのですが、エッチングのアーム基部のプレートが大きすぎてダメダメです。仮組み時にもこのパーツを用いて検証しておけば良かったのですが、スッカリ忘れておりまして、この最終組み立て時にやっと気付いたのでした。洋白版で作り直すとか、キットのパーツを切削して小型化するとかの手も考えましたが、既にそこまでのモチベーションやテンションはスッカリ失われておりましたので、キットのまんまで済ましてしまいました。

↑図の丸で囲んだ部分が問題のパーツ。特に前方の矢印形のパーツは、▲の部分と■の部分が丁度ノーズの分割線のトコで分かれるのが本当なのですが、キットの状態では▲の部分がノーズ分割線を跨いでしまいます。っつーか、明らかに大きすぎです。

 また、タイヤ&ホイールですが、製作開始当初は田宮のF2001のタイヤとホイールを流用してしまおうとか考えてたのですが、度重なる私の技量的エラーとキットのダメダメ感の御陰で、流用とか市販金属パーツを流用してのディテールアップとかは「勿体なくてやってらんない」気分になってたので、今回はそういった流用を一切せずに、キットのパーツと自作パーツだけで製作するという方針を取っております。なんか、このキットに余分な財を投入するのって、借金の返済の為に更なる借金って感じもしますし(笑)。ってことで、タイヤ&ホイールもキットのパーツを使用。

これがなかなか面倒な作業でしてね、特にホイールのスポーク部分のバリ取りと磨き出しが面倒でした。針ヤスリとスポンジヤスリで磨いた上で、リューターで思っくそバフ掛けして表面を仕上げ、これを瞬間接着剤で固定。そこにタイヤを填め込んでから、タイヤにデカールでマーキングを入れます。このタイヤの出来が悪くてですね、扁平がキチンと出ていない上に、ショルダー部分の形状もタイヤ個々でマチマチの出来。ん~、意地を張らずに田宮のタイヤ使っておけば良かったかも知れません(笑)。触った感じ、後々油吹きそうな雰囲気あるタイヤだしなぁ・・・ってなトコも気になるといえば気になる。あと、マーキングですが、表面をエナメルシンナーで綺麗にした上で、マイクロのデカールセッターでデカールを貼ります。更に同じくマイクロのデカールゾルでタイヤショルダーに馴染ませ、更に2~3回モデラーズのデカールフィットを原液塗りしてデカールをメロメロにし定着させます。トロンのタイヤデカール用の軟化剤があれば一撃なんですが、田舎者には縁遠いアイテム。ホイールには酸化防止にプライマーを吹いてからBBSのロゴを貼って、ロゴの上だけエナメルクリアー薄塗り。

 さて、この車にはファスナー用のエッチングが付いていたんですが、流石に平面っぽさアリアリで使う気にはなれず、自作する事にしました。マトモに打てば六十ヶ所以上にも及んでしまうファスナーですが、大・中・小の三種類に分けまして、大と中の2サイズのみ打ち込んで、小は穴を開けただけで済ます事にします。これで打ち込む量が約30ヶ所で本来の半分で済むようになりました。大の方(図中丸部等)は、1.2mm洋白線の切り口をリューターで研磨し、更に真ん中にリューターで小さな窪みを作って計10個作りました。実際に使うのは8本。中の方は0.6mmの洋白線の切り口をリューターで研磨し磨きあげたものを打ち込んでます。大同様に中心に窪みを作ると良いのですが、流石に1mm以下の線を綺麗に彫るとなると、ボーリング機かミニ旋盤がないとちょっと無理です。だからこれには窪みは入れてません。
 また、リアサスのダンパーユニットの調整用ロッドが、日本GPなんかだとミッションの上辺りのカウル穴から突き出しているので、これを1.0mm洋白線から削りだしてくっつけておきました。
 ノーズ上のアンテナ類ですが、キットのパーツはホワイトメタル製でして、オマケにゴッツ過ぎて使えそうになかったので全て自作。一番前のピトー管は0.3mm洋白線を内径0.6mmの真鍮パイプに通してパイプ部をプレス。更にハンダを流してからパイプ部を台形状に削りだして作製。次の長いアンテナは0番のインセクトピンと真鍮パイプの組み合わせ。パイプで台座を作ったのですが、そのままでは色が真鍮色なので、接着も兼ねてステンハンダでハンダメッキ。出来上がったモノをリューターに噛ませて磨いてあります。でもちょっと長すぎたかも・・・。次の短いアンテナも先のと同じくインセクトピンとパイプの組み合わせ。こちらはプライマーを塗ってから艶消し黒を塗装。最後の円錐形のアンテナは、0.5mmの洋白線を内径0.6mmの真鍮パイプに通しハンダ付け。これをリューターに噛ませて#200~300辺りの粗目のペーパーで削りだしてプライマー+艶消し黒で塗装してあります。


 さてお次は排気管周り。先ずカバーのパーツを磨き出し、次にマスキングしてマットブラックを塗装。ホントは更に排気管の受け部に金属製の遮熱板が付くのですが、面倒くさいので見て見ぬ振り。排気管のパーツはメタル製のキットのパーツの排気口部をリューターで穿って開口。管そのものは、金属ブラシ→ペーパー掛け→リューターバでフ掛けと処理し、更にプライマーを吹いた後にクリアーブルー・クリアーイエロー・クリアーブラウン(クリアー4色+スモークグレーを混色)でグラデかけて焼け色を入れた後にスモークグレーでトーンを落ち着かせてます。最後にカバーと排気管を組んでからボディに取り付けます。


 さてさて、いよいよ佳境の前後ウィング類の装着です。先ず、モノコックサイドのパージボードの固定。最初から予想は付いていたけど、この接着がこの最終組み立て行程では最も面倒でした。先ず、仮組み時の精度が生きてるかを確認した上で、前後二分割されたボードの内、先ずは大きな方のボードを固定します。接着にはプラ板積層で作った高さ調整用の自作治具を使い高さを合わせ、更に板面が路面に対し垂直に立ってる事を確認した上で、左右の内どちらか片方だけ完全に固定します。右の大きなボードが片付いたら次は左の大ボード。次に右の小ボードを付けて固着出来たら今度は左という様に、片側ずつ確実に時間を掛けて固定してやれば、僅か三点支持のメタル製パーツと言えど、ガッチリと固定する事が出来ます。っこは、5分硬化型のエポキシボンド(デヴコン)を使ったのですが、完全固着には1時間程掛かりますので、強度を考えて一時間に一個のペースで作業しました。此処だけは焦りは禁物。


 次に組み立て済みのフロントメインウィング&翼端板のパーツにフラップのパーツを組み込みます。組んだら、仮組み時にプラ板積層のゲージを作っておいたので、それを翼端板の下に敷いて高さと水平を調節しノーズのステーに接着しました。車体に対する垂直・平行に関しては、お馴染み真鍮ブロックにて調節。
 リアウィングは、別パーツ状態で塗装した二枚のフラップを、仮組み時に翼端板裏に彫っておいた窪みに填め込む形で装着し、隙間に低白化瞬着を流して固定。車体へのウィング本体の固定は、仮組み時の構想(ボディ裏側から精密ネジで固定の予定だった)と若干方法を変更して、既に突き出させてあるカウル後端のネジ部に、リアウィングバンパーに彫った穴を合わせてエポキシで接着。固定の際は真鍮ブロックを使って水平・垂直をキチンと出します。
 サイドポンツーン上のミニウィング翼端板は、4分程放置した5分硬化型エポキシを使い、その粘性を利用して点付けし、真鍮ブロックを使って保持した状態で、裏から隙間に透明タイプのエポキシを流して固定しました。

 後は、ミラー・ステアリング・車載カメラ・ジャッキアップステー・テールレンズ・ウィンドシールドを固定し、ベースにボルトで固定すれば完成です!





 いやぁ面倒くさいキットでした。しかも完成したのに満足感が少な目な気がします(笑)。キット製作って、苦労した分がキチンとフィードバックされると、完成した後の満足感は必然的に高くなるはずですが、苦労したと言うより苦労させられた感が強いと、満足感よりも疲労感の方が強く残りますな。この辺り、技量のある御仁であれば楽しめたりもするんでしょうが、私の技量ではチョット楽しむという訳には行かなかったキットでありました。っつーか、もう二度と嫌って感じ。

 自然光画像を含めてギャラリーは、こちらのギャラリーに掲載しております。今回は、青バック紙とスポットライトを使って三脚撮りをしてみました。こっち方面はド素人なので、露出だの色温度だのナカナカに苦労を致しましたですわい。

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1/20 F2003GA 製作記 その13

2005年03月02日 | 模型
 既に13回目を数えたSTUDIO27の製作記です。間違い探しゲームの様に悉く異なった形状やモールド、悉く各部と干渉するサスペンション周り、ロゴの数が足らないデカール等々そのあまりの面倒くささに開始当初はリタイアも考えたりしましたが、いよいよ完成も見えてきました。余程のエラーが出ない限りは、ほぼ間違いなく次で完成となるはずです(←ホントか?)

 とか言いながら、イキナリのエラーです(笑)。排気管カバーっていうパーツがあるんですけど、基本色はボディー色なので塗装済みだったんですが、耐熱塗装の艶消し黒を塗らなきゃなんないってことで、先ずパーツを磨いてからマスキングして塗り分けようとしたのですが、右側のカバーを研ぎ出し中にまたもやフローリングの床にポロっと落っことしてしまいました。パッと見た時何ともなかった様に思えたので、今度は左側を磨いていたら、またもポロッと・・・。で、これまた「ま、いか」って思ってたのですが、磨き終わってライトに当てて見ると、なんと両方とも塗装面にクラックが入ってしまいました。結構大きなクラックでして、誤魔化そうにもヘタすると塗膜が剥げるかも知れない様な割れ方だったので、やむを得ずこのパーツだけシンナー風呂に入れてやり直しをしました。余談ですけど、やり直しでも塗装中に左側のパーツが自重で持ち手から外れて再度落下してしまい再度シンナー風呂へ行きました(笑)。流石にここから自然乾燥で何週間も乾燥時間を取るのはモチベーション的に厳しかったので、クリアー塗装後は乾燥ブースか使いっぱなしで丸二日強制乾燥させて復活させました。


 その他の細々としたところも着々と作業を進行させました。先ずシート&シートベルトですが、シート周りのディテールだけでも、エアクッション・肘当て・アームレストコンソール等々省略された部分があまりにも多いのが気に入らなかったのですが、既にディテールに凝る方面の仕上がりは諦めておりますので、そのままマットブラックを塗装しました。ディテールが良く出来ていたならカーボンデカールでも奢ってあげちゃうトコだったのですが、費用の無駄なので塗っただけ。凹形状なのでストッキング塗装もしにくいのでマットブラック単色です。シートベルトも、わざわざ布やサテンリボンで出来た物を作る様な手間を掛ける気が失せていたので、キットのエッチングを使用。ただし、塗装及びショルダーパット部分はは少々考えまして、エッチングのショルダーパット部分に薄手の両面テープを丁寧に巻いた上で、全てのベルトパーツをホルツプラサフ→アサヒペンのスウェード調スプレー→フラットレッドと塗装をし、バックル等の金属部分の塗装をナイフで剥ぎ取って処理しました。



 次にステアリング位置の修正。キットのステアリングマウントをそのまま使うとステアリング位置が異様に下がってしまいます。そこで、キットのパーツの穴が空いてる部分を周辺含めて丸ごと削り飛ばし、元よりも上の位置に穴を開け直します。



 車載カメラは、どうも実車とはモールディングが異なってる様に思うのですが、形状はおかしくなさそうなのでそのまま塗装。ここはサスアーム等と同じくカーボンの目を入れてみました。あと、識別の赤ラインは塗装にて入れてあります。色はフォーミュラーレッドを黒の上に直塗装。蛍光赤でも良かったのかな?一応、付属デカールに合わせてはあります。



 サスペンションアームですが、実車はフロントとリアのプッシュロッド、そしてステアリングロッドの付け根が金属で出来ています。これを表現するべく、今回はアルクラッドⅡのクロムを使用してみました。アルクラッドⅡは、エアブラシ専用の金属表現が巧みな塗料。単価は一本1200円と高めですが、その表現しうる金属感は通常の塗料では不可能なリアルなものです。特に「ステン・スチール」「クロム」「アルミニウム」「ポリッシュドアルミニウム」「ペイルゴールド」の5色は、自動車模型のメカニカルな部分やメッキ部分の再現に重宝する色でもあります。ただし、この塗料には欠点もありまして、塗膜が非常に弱く塗装後は触るのも避けたくなる様な弱さであること、そしてメタル粒子以外の含有量が極端に少ない為に経時劣化(要するに酸化)が起きてしまう事、アルコール系塗料故にラッカークリアーは勿論エナメル塗料でさえオーバーコート不可という店などが欠点です。また、欠点と言う程ではありませんが、メタリック粒子が多い為に口径の細いエアブラシだとノズルの通りが悪いです。口径の大きなブラシで尚かつ低圧で吹くのが綺麗に塗るコツです。
今回はクロムを使ってみましたが、ちょっとキラキラしすぎなのでステン・スチールでも良かったかも知れません。尚、この塗料を吹く前に下にはエナメルのブラックを吹いてから吹くように指示されていますが、別にエナメルでなくてもグロスブラックなら何でもOKです。kのブラックは艶があればある程良いのですが、ワザワザ磨くのも面倒なので吹きっぱなしでも艶が出やすいモデラーズのリアルブラックを下塗りに使用しました。



 さて、お次はボディ磨き。ウィングやミラーやパージボードなんかは最終組立て時に磨けばいいのですが、ボディは先に磨いておかないと作業を進める事が出来ないので先に磨いておきます。今回の作業に至るまでに、既に一回デカールの段差取りと塗装表面の均しの為の磨きを入れてから、更にクリアーを吹いてあります。で、今回磨き作業に使用したのは

#2000のフィニッシングペーパー、田宮コンパウンド粗目、モデラーズコンパウンド、ハセガワセラミックコンパウンドの面々。これを、磨き用クロスやバフスティック、それに綿棒を利用して磨きます。F2003GAは、空力附加物が多いだけではなく、車体のエンジンカウル周りの形状が非常に複雑なので、クロスだけでは磨けない部分が出てきたり凸部ばかり磨いて下地を出してしまう虞があります。そこで、プロホビーのバフスティックを使うのですが、今回は更に赤ちゃんの耳掃除用綿棒も使いました。この綿棒ですが、普通の綿棒と違って綿の部分が大きいのですが、赤ちゃんのお風呂上がりに使う為の綿棒ってことで、大きいのに反して非常に柔らかく、今回のF2003GAで言うと、インダクションポッド入り口の下部付近の彫り込まれた部分や給油口付近の凹凸の激しい部分に簡単に馴染んでくれるので使い易くお奨めです。また、必要に応じてWAVE製のモデリング綿棒なるものも適宜使用しております。
 先ず、#2000のフィニッシングペーパーで特にデカール周辺の段差部分を入念に均します。この時、サイドポンツーン上面やノーズ上面など完成後に光が当たりやすい平面部分には、ペーパーを消しゴムに当て木として巻いてから使用すると、均し損ねてウネリを作る様な事態を避ける事が出来ます。全体を均した水洗い。
 次に田宮コンパウンドの粗目で磨きます。粗目って言うだけあって、みるみるうちに艶が出てきますが、やりすぎると下地まで簡単に届いてしまいます。ペーパーで均した際に付いた大きな傷を削り取るのが主目的で、艶を出すのが目的ではないので掛けすぎに注意です。ボディ各部のエッジやコブ等の下地が露出してしまうリスクが大きい部分には予めマスキングテープを貼って保護してから磨きました。程良く艶が出てきたら水洗い。
 次にモデラーズのコンパウンドを、仕上げ磨き用クロスを使用して磨いていきます。私が愛用しているのはハセガワの磨き布二種類。同社からはハセガワブランドとして銀色の仕上げ様クロスと、上の画像に映っているトライツールブランドの青い仕上げ様クロスがありますが、この作業では銀色の方を使っています。この作業では、バフスティックや各種綿棒を駆使して、なるべく隅々まで磨いておきます。先の粗目の時にマスキングテープでカバーした部分も、テープを剥がして磨いておきます。時々光に照らしてみて、概ね磨き傷が無くなれば作業終了。今回の場合、エンジンカウル上のミニウィングを先に接着しておいた為に、この周辺が非常に磨きにくかったですねぇ。後付けする人が殆どってのも頷けます、次にこの手のミニウィングがある車体を作る場合には、私も後付けにしようと思いました(笑)。とにかく何度も言うように磨きにくいボディなので、このモデラーズコンパウンドでの磨き作業は、90年代前半のF1(F642とかMcMP4/7とかね)のキットのボディ磨きに比すると3倍位時間がかかってしまいました。磨き終わりましたら、このモデラーズのコンパウンドにはWAX成分が含まれていて、傷を削って消すだけではなくWAX成分が埋まる事でも傷を消してしまう為、削りカスだけではなくこのWAX分を除去する為に中性洗剤で入念に洗いました。
 ここまで済んだら、コクピット内壁やサイドポンツーン内側等の部分に、エナメルや水性アクリルのフラットブラックを塗装します。どちらの塗料もボディーに塗装したラッカー塗料を侵さないので、エアブラシを使って多少のはみ出しは気にせずブリブリ塗ります。で、乾いたら、はみ出した部分を専用溶剤で拭き取ってやります。なぜこの時点で塗るのかですが、磨く前に塗っちゃうと、艶消し塗料は表面が荒れる事で艶を消しているのですが、その荒れにコンパウンドなどが付着すると、食い込んでしまって洗っても落ちてくれなくなるからですな。
 最後に、ハセガワのセラミックコンパウンド。フジミのS13シルビア製作の時に初めて使いまして、非常に気に入ってしまった仕上げ磨き用コンパウンド。これを、ハセガワトライツールの磨き用クロスを併用して磨きを入れていきます。ペーパーで出来たような傷はナカナカ消えないのですが、コンパウンドがけで出来たの磨き傷を消すのには重宝します。モデラーズのコンパウンド含有のWAX消えたと思い込んだ傷が、中性洗剤で洗う事でWAX成分が流れてしまい再び顔を出すのですが、それを消していくのがこの作業の要旨となります。

 で、磨き上がったボディです。




此処まで来ればあと一息です!とか言いながら、実はボディの磨き中にエラーが出ました(笑)。磨くのに熱中してる時に、熱中しすぎてうっかりボディの後部を机の上に置きっぱなしにしていた瓶に軽くカツンとぶつけちゃいました。「ヤベ!?」と慌てて確認すると、軽くぶつけただけだけなのに、塗膜が割れてしまった部分を発見!
クラックは下地まで突き抜けて少々派手目に入ってしまいましたが、クラックが入った部分の形状が元から複雑な凹凸になってるので、思った程目立たないのが不幸中の幸い。ん~、でもヤル気度は一時的に0近くまで落ちました。スペアデカールの確保が非常に非常に非常に困難なキット故にシンナー風呂気にする訳にも行かず、剥がれ防止の為にプライマーをクラックに流し込んで、上からクリアーを筆塗りして乾燥後研いでおきました。
 で、ふと思ったのですが、このキットを製作中に何度と無くパーツを落下させた私ですが、今回紹介したボディー後部のクラックや排気管カバーのクラックの様に簡単にクラックが入った場合と、メタルのパーツが歪む位の衝撃にも関わらず塗装が無事だったサスアーム・前後ウィングの様な場合とで、結果が真っ二つに分かれてしまった理由はなんだろう?と。で、思い返してみて気付いたのですが、落っことして割れた部分の下地には共通して現行ソフト99のプラサフを使用しています。一方割れなかったパーツの下地は旧ソフト99プラサフか又はホルツのプラサフを使用しております。もしかすると、割れたのはフィニッシャーズのクリアーの塗膜の硬さが原因と言うよりも、現行ソフト99の食い付き悪い癖に塗膜はパリパリに硬いって特性に原因があるのかも知れませんですな。まぁ、そもそもの要因は、私がパーツを床に落っことしたって事にあるんですけどね・・・・。で、遅まきながら、模型製作に使ってるデスクの下に、今頃になってパイル地のフカフカマットを敷きました。これで、今後パーツを落っことしても大丈夫っす♪(そういう問題ではない)
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