がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

イコライザー

2015年06月14日 | ホームシアター&エンタメ

14日の早朝、地元の簡易温泉施設が何故かラリーのスタート地点になってるとか友人から聞きまして、

カメラ持って参じてきました。JMRC九州ラリーというイベントだったようで、こういうイベントが近場で開催されてることを全く知らずでした。

無謀にもファインダーレスのミラーレス一眼NIKON 1で流し撮りなんかチャレンジして玉砕(笑。アッパークラスの車両は、エボvsインプの構図でしたね。

JAF系イベントで車検も厳しいことから、あらゆる意味で公道走行可能な上に出力もノーマル以上に絞られてる車両でのレース。なので、本来は敷居も低く

モータースポーツ入門には打ってつけなのがラリー競技の筈なんだけど、日本って国は殊更モータースポーツには理解が疎い人達が行政に蔓延ってるので、

この手のラリーでさえ敷居が高くなってます。なんと言っても、公道走行が前提である為ナンバー付車両である事が要求されるので、車両の維持保管の経費がバカにならない。

オマケにSSも普段誰も通らないような秘境みたいなとこで許可を得るのがやっとなので、ギャラリーに来られては困るとばかりに告知さえも殆ど無しのマイナー競技。

 っつーことで、今回は1分おきにスタートする車両のスタート直後を撮影してみました。WRC車両でもそうだったんだけど、ランエボはスタイリングだけなら、

エボ3、もしくはエボ4~6のアウトフォルムが好きですな~。エボも生産終了だし、この分野も国産車での参加が難しくなる一方なんですかねぇ。

 

「イコライザー」

 

デンゼル・ワシントン主演のハードボイルドアクション作。

THE EQUALIZER kill count redux (series 1)

80年代にエドワード・ウッドワード主演でシリーズ化されたTVドラマ「ザ・シークレット・ハンター」の劇場版リブートが本作。

た・だ・し、この元ネタを知らないのであれば、知らないまま鑑賞した方が本作は数段面白く見れるはず。

監督は「トレーニング・デイ」(2001)でもデンゼル主演で監督した事があるあアントン・フークア。

共演は「キック・アス」のヒット・ガールを演じたクロエ・グレース・モレッツ。

ホームセンターの店員としてクソ過ぎるほど真面目に働く男マッコール(Dワシントン)。

死別した妻が遺した「生きてる間に呼んでおきたい100冊」を日々読書することを唯一の趣味とする寡黙な男であるが、

誰にでも優しく、そして時には身内のように親身に力を貸すことを拒まぬ彼は、職場では誰からも尊敬される男でもあった。

 或る日、読書の為に毎夜通うコーヒーショップで、一人の少女と出会う。テリーと名乗るこの少女は、歌手を夢見ながらもロシアンマフィアに囲われてしまい

金持ち相手の娼婦をさせられていた。夢を諦め人生を悲観するテリーに対し、マッコールは優しく「君がその気になれば、世界は変わる」と勇気づけるのだった。

 それから何日か経った或る夜、またもテリーと出会ったマッコールは、彼女の頬に誰かから殴られたようなアザを見つける。

テリーを心配したマッコールは、優しく彼女を慰めつつ家まで送ろうとした時、テリーとマッコールの前に黒塗りの高級車が現れた。

絵に描いたような極悪ロシアンマフィアのスラヴィに、頬を打たれながらテリーはマッコールから引き離されてしまう。スラヴィーはマッコールに銃を向けながら

「女が欲しければ、店に電話しな。いいのを回してやるぜ!ただし、あの娘は回せんがな」

と不敵な笑み名刺を渡し、テリーを車で連れ去ってしまった。

 そして数日後、いつものコーヒーショップの店主から、テリーがスラヴィに半殺しにされ入院しているという話を聞いたマッコール。

入院してる病院に行ってみると、そこには無惨に顔を腫らしたテリーが横たわっていた。その姿を見たマッコールの中で、怒りの留め金が遂に外れる。

静かな佇まいの中に確かな怒りを携えたマッコールは、遂に行動を起こすのだった。

 デンゼル・ワシントンは結構好きな俳優なので、彼の主演作はかなりの数見てきてるつもりなのだが、

本作はデンゼル主演作の中でもぶっちぎりで格好良いキャラクターだと思う。

「マルコムX」のマルコム、「ザ・ハリケーン」のルービン・カーター、「トレーニングデイ」のハリス刑事、「アメリカン・ギャングスター」のフランク・ルーカス、

彼が演じてきたキャラクターで印象深いキャラは沢山有るが、本作のマッコールの様に誰よりも人間らしく、それでいて遙かに人間離れしてるキャラは無かった。

「マイ・ボディーガード」のクリーシーが設定的にも近いキャラだが、本作のマッコールはクリーシーのような「弱さ」が無いので或る意味"特撮ヒーロー"的キャラでもある。

ギャップ萌えって言葉があるけど、アレに近い。流石にチョット太めの還暦のアフリカ系俳優に萌えるこたぁないが、ホームセンターの気の良いオッサンが

実は凄腕の極悪人ハンターっていう設定がイカす(死語)。

 テリーを連れ去り瀕死の重傷を負わせたスラヴィは序盤で早々に舞台から下りることになるのだが、

その後出て来てマッコールと対峙することになる本作の敵役テディ(マーティン・チョーカス)ってのがトンデモヤバい野獣みたいな殺し屋なのだが、

このキャラクターが凄く立っていて、お陰でマッコールの常人ならざる感を際立たせてくれている。このキャスティング次第で本作の面白さは倍増。

登場時には刑事かFBAかって思う位の立ち振る舞いで、なんだかとてもスマートなオッサンという印象なのだが、

蓋を開けてみればロボコップの極悪ハゲ並の凶暴な男。それこそ、人を殺すことなんて全く以て躊躇なんてしないのだが、流石にボスには忠実らしい。

映画『イコライザー』予告編

 内容は所謂 復讐 とか 仇討ち 系の話なのだが、日々の生活に何らかのストレスを抱えてるオッサンにとっては、実に良いストレス解消作品だった。

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ベビメタCD本体入手

2015年06月11日 | ホームシアター&エンタメ

あたたたたーたたーたたた ずっきゅん

わたたたたーたたーたたた どっきゅん

ずきゅん! どきゅん? ずきゅん!? どきゅん!!

っつー訳で、オッサンやっとのことでベビメタの本体CDを入手。

え?今頃??

そーなんですねぇ、今頃漸く入手です。っつーのも、最初は偶々TSUTAYAの棚で怪しげな存在感を醸し出していたベビメタのCDを

レンタルしてきたところがスタートだったんですねぇ。で、車用のSDにMP3(192kb)で落として聞いてみてからクソハマリした訳でして、

二枚目の武道館ライブのCDはちゃんと買ったんだけど、この本体CDは買ってなかった。で、もうちっとハイレートで聞きたいね~とか思った矢先に

欧州と北米でそれぞれ改めてCDがリリースされることを知り、そっちだとCD音源でパッケージ化されてない(D配信のみ)「Road of Resistanse」と、

「ギミチョコ!!」のロンドンでのライブ音源が追加収録されてるっつーことで、発売を待ってた訳ですな。海外ソフトは北米や英国のアマゾンから買うこともあるんだが、

最近は日本のアマゾンでも海外から個人輸入するのに近い価格(個人で輸入すると送料が高い)で扱ってたので、ソッチで購入。

 

これをドカドカならす為に、車にパワーアンプなんて積んじゃって準備万端。ところが、梅雨入りして連日雨ばっかりで出動機会なんてあったもんじゃない。

っつーわけで、自称シアター部屋にて取り敢えず鳴らしてみた。もうね、家族から五月蠅いとか何とか苦情出まくりである。

小5と小2の娘っ子は、最近幾らか洗脳が進んだようでDEATH!DEATH!つって面白がってたけどね。

ちなみにオッサンが大好物なナンバーは、「BABYMETAL DEATH」と「Catch me if you can」、それに「ギミチョコ!!」だな。

Babymetal Death at Mexico 2015

Babymetal Catch me if u can live in Switzerland

Babymetal - Gimme Chocolate!! @ House of Blues - Chicago, IL

そこそこ、メタリカとスリッペとMADのパ○リってことですねとか言わない。お饅頭と言え。あ~、ライブ行きたいな~。幕張は応募したの全外れだったよ(←したんかい)

 

 で、前述の車にパワーアンプ積んだ話なのだが、家庭用のオーディオ機材なんかはアレコレ色々やっとる訳ですが、

なんせ車載用はずっとスピーカー替えるくらいしかやってなかったので、今回車載のノウハウを色々調べてた訳ですよ。

そしたらですね、ホームオーディオでも時々聞く話なんですが、カーオーディオの分野でも相変わらずヘンテコな話が沢山蔓延ってるのね。

どんな話かってーと、某超大手メーカーが満を持して(笑)リリースした、ハイレゾ音源収録用を見越して開発した定価2万近くするこの製品。

画像クリックで密林のページに行くと、この商品のコメント欄が面白いことになってるんだが、まぁ要するに素材で音質が変わる系のネタですな。その元祖が実はケーブル。

曰く、ケーブルは使用されてる線材や構成によって、スピーカーから出てくる音が変わったり、モニターから出てくる絵が変わったりするっていうオカルトネタ。

たとえばスピーカーケーブルやRCAケーブルで、1m○万円なんてのも彼方此方から出てるんですが、1m500円のスピーカーケーブルと10000円のケーブルとでは

実際に体感出来るような差に出会ったことがありませぬ。よくオーディオ雑誌などで「純銀ケーブルにしたら音がガラッと変わった」とか「6Nの線はなんか軽い音」とか

もはやモスキートノイズなんて鼓膜が対応しきれなくて可聴域外になってる評論家ジジイなんかが言ってたりするんだが、機材の接続部の処理と引き回し距離にさえ気を付ければ

違いなんてありゃしません。まぁ「そんな気がする」に金掛けるのは個人の自由だからイイとして、この方式で何も知らない人にダメ出し付アドバイスなんてしちゃうのが居るから困る。

RCAピンケーブルも同様で、左右で2m位しか無いのに10万超えるような価格のモノもあったりするんよね。昔読んでたオーディオ系の雑誌に、

「このケーブルを使ってみて驚いた。まるで今まで見た映像にはヴェールが掛かっていたのかと思わせられるほどだ」

なんて事書いてる記事があってね、それこそ何も知らん頃だったんで「ほほう、そういうものか。じゃ、出来るだけ良いケーブルで繋ごう」なんてスッカリ騙されてた時期もあったな~。

いまなら「そらあんた、白内障かもしれんから、医者行って水晶体レンズを人工のに変えて貰った方が良いぞ」とアドバイスしたいくらいだ。

もっと酷いのになると、光ケーブルやHDMIケーブルやUSBケーブルなど、デジタル伝送ケーブルもケーブルで音が変わるだの絵が変わるだの言い出す始末。

 ただ、ケーブルはともかく直接抵抗に関わる接続部分は気にした方がイイ。あと、引き回す距離が長ければ長いほど、スケアサイズが太い線を選ぶってのが理に適ってる話かと。

価値観なんて個人の好みだし千差万別だけど、「違いがわかる=それでこそマニア」なんていうステレオタイプな価値観に振り回されては、時間も金も勿体ないと思うんだけどね。

金を掛けるならハードウェア。スピーカーやアンプ、そしてデジタル全盛時代でハイレゾも市場が拡大されてきたって事でDACなんかに金掛けた方が精神衛生上も良いかと私は思います。

 ともかくも、画像の某社謹製高音質SDなる製品の評価欄は、アンチオカルトな人達が挙ってネタ作りに励んでるのでオモシロイっす。

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96時間 レクイエム

2015年06月04日 | ホームシアター&エンタメ

 密林からバンダイのスノースピーダーが着弾。

 

 昨年秋のX-WINGとTIE ADVANCEDのリリースから1年も経ってないのに、X-wing・TIEadvanced・TIE FIGHTR・電飾可動X-WING・SNOWSPEEDERと、

メカだけでもハイペース。ベイダー卿にトルーパー、R2D2コンボにC3-POとキャラ系まで含めると既に9商品がラインナップ。更に夏までにY-WINGとSPEEDERBIKEが

ラインナップされることになってる訳ですが、物凄いハイペースですな。実はDEATHね、昨冬だったか、とあるルートからバンダイのベイダー卿のTSを組んでちょと頼まれたことがあって、

パチパチッと組んだことがあるんですが、ありゃ酷かった。半身義体の半サイボーグとは言え、あれはもうベイダーじゃ無かったね。アレ買うならリボルテック買った方が安心して死ねます。

なので、今後はメカのみ追う予定。

 

 

 さて、今回は映画の話。

 元嫁の再婚相手がいつの間にか全然別人になってんじゃねーかー!!!!

 っつーことで、リーアム・ニーソン主演の人気シリーズ「96時間」の三作目を鑑賞。

 

 原題は「TAKEN 3」。フランス映画界出身の粗製濫造機リュック・ベッソン。監督は前作「TAKEN2」に続いてベッソン企画作品の常連オリヴィエ・メガトン。

第一作目の「TAKEN」は、主人公のブライアン・ミルズの娘が、初の海外旅行先でアルバニア系人身売買組織に拉致される話で、

邦題の「96時間」は、誘拐事件での人質生存の可能性が見込めるリミット「96時間以内」から付けたものだったが、多分本作がシリーズ化されるとは

この邦題を付けた日本の配給会社も当のベッソンも思っていなかったに違いない。

 スティーブン・セガールのお家芸である「犯罪者がたまたま喧嘩売った相手が霊長類最高レベルのオッサンの関係者だった」系なストーリーで

所謂 批評家の面々にはあまり良い評価を得ることは出来なかったが、予想外に痛快な作品だった事から現実の市場での評価も良く、

その後二匹目のドジョウを狙って二作目を作ってみたら、一作目に輪を掛けて批評家ウケは悪かったのに何故か興行成績は絶好調だった為に

調子ぶっこいて三作目まで作ってしまったってのが本作。

 

この三作もメインタイトルは「96時間」になってるが、最早96時間には何の意味も無い内容になっている。

 さて、一作目はフランス、二作目はトルコが舞台で、物語そのものも繋がりがあったのだが、この三作目は登場人物のみ引き継がれただけで

内容に関しては前二作とは殆ど関連が無い。ただ、前三作を通じて登場してきた非常に重要なキャラが物語序盤で非業の死を遂げるのがポイント。

 ここで、主人公ミルズについてのおさらい。風貌や言動は時代遅れの頑固親父風で、ラッシュ時の山ハンド車内なら速攻で痴漢冤罪の餌食になりそうなオッサンだが、

軍の特殊部隊からCIAの諜報員であった経歴の持ち主であり、銃火器・格闘・情報戦・通信・爆弾・拷問のスペシャリストだったというトンデモなスキルを持つ。

一作目では、人身売買の為に拉致した娘が、まさかこんなオソロしいオッサンの娘とは知らなかった犯罪組織がたった一人に壊滅させられ、

二作目では、一作目でミルズに処刑された男の父親が、無謀にも復讐を果たすべく今度は元妻を拉致しちゃって、結果ミルズに父子揃って処刑されてしまった。

 

 して、今回の三作目では、何者かによって事も有ろうにミルズのアパートで元妻のレオーナ(ファムケ・ヤンセン)が殺され、彼女の遺体を発見したミルズは、

何者かの通報で駆けつけた警官によって、元妻殺しの容疑者として追われる身となってしまう。前二作でも大活躍だった旧知の仲間の協力も仰ぎつつ、

真犯人を追うべく孤軍奮闘するミルズ。しかし、今回彼を「妻殺しの容疑者」として追うのは、オスカー俳優フォレスト・ウィテカー演じるクレバーな刑事ドッツラー。

ドッツラーは、ミルズの経歴とそれに反するかのような杜撰な妻殺しの犯行の裏には、別の何かがあることを察しつつも、部下の警官の銃を奪い取り逃走したミルズを

敢えて執拗に追い続ける。ミルズは追ってくる聡明なドッツラー刑事の手腕をも敢えて逆手に取り利用して、レオーナを殺した犯人を追うのであった。

 

 知らない間にこのシリーズのファンにさせられた者からすれば、いきなりのレノーアの死は驚きでしたねぇ。あと、レオーナの再婚相手のスチュアートが

第一作では剥げのオッサンだったのが、今作ではマッチョ体毛ラテン系に変わっちゃってて、俳優が確保出来なかったからとはいえ変わりすぎやろとツッコミ。

娘のキムは、第一作ではJKでしたが今作では大学生になっていて、しかも親父さんの恐ろしさを全く判ってないらしいボーイフレンドとズッコンバッコンやりまくって

妊娠しちゃってる設定。ちなみに、ボーイフレンドも前作のジェイミーからジミーに変わってて見てくれも全くの別人である。

 

 さて、正直な感想だが、全二作に比すれば内容的に薄味な印象。そもそも、白髪交じりの小言が多いウザいオッサンが、

実はスーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアキッドな元CIAエージェントって設定がオモロかった訳でして、

流石に三作目ともなると「このおじさん、めっさ強いんでしょう?」と観客には既にバレバレの状態から始まる訳なので製作サイドが強いられたハードルは高め。

エロビデオメーカーが作ったビデオシネマで主演もエロビデオ女優で女教師とかで出てきても「あなた、どうせすぐ脱いじゃうんでしょう?」って位の驚きの無さ。

そこを考えてのレオーナを冒頭で退場させるという展開が用意されたんだろうと思う。なんせミルズは好きで離縁した訳では無く、

仕事が仕事なので家族と離れていることが多く、それにレオーナが殺されるという設定で、ミルズの怒りの度合いが過去最高レベルである事は必然で有り、

ストーリーが進むにつれて出てくるであろう真犯人の悲惨な最期が端から瞼に浮かぶわけだが、これが実際は意外なほど淡々と進んで、

最後も何だか拍子抜けな感じでエンドロールを迎えてしまう事になる(少なくとも私はそう思ったわけよ)。ここらが批評家から薄味と評されたんかもね。

TAKEN 3 | Official Trailer [HD] | 20th Century FOX
 

 

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新型ロドスタ試乗してきたでござるの巻

2015年06月02日 | 車&旅

Ferrari F12 Dubai CRASH [4k] Zwingfilms

 この跳ね馬様に限らず、今時の車ってABSとTCRの制御の組み合わせのお陰で、時と場合によっては異様に制動距離が伸びますやね。

急制動時のブレーキランプフラッシュが点滅しとるからオモックソ踏んだけど間に合わなかったパターン。ただ、前走者に突っ込まなかったのはエライ。

直線って高性能車乗ってる方が自動的に勝ちな訳ですから、こんなムキにならんでも良かろうに、これで2~3000万吹っ飛んじゃうんだから、もうおバカとしかw

 

 先日日曜日に、夕方チョッとだけ暇が出来たので、ネットを徘徊していたら新型NDロードスターの試乗車が地元ディーラーに来てることが発覚。

ネットで試乗予約出来るか試してみたが、4日以降でないと予約が取れナイっぽかったが、モノは試しで電凸してみたところ

「今すぐなら乗れちゃうよ~」

って事だったので、それこそダッシュで出掛けた。日曜日だけあって3組のお客さんがロドスタ試乗車を観覧中。

私みたいなのは試乗のみが目当ての冷やかしだと思われてるはずなのだが、電話予約してたって事で試乗は私が優先なんだと。なんか、すげぇ申し訳ない。

 一度店内に案内され準備待ちの間にアンケートを取りたいというので対応。ついでに、展示されていたデミオXDを見ていた。

最近のマツダの赤って、町で擦 れ違う度に「綺麗な赤やのう~」と感心してたんだが、こうして間近で見ても本当に綺麗。

赤って透過性が高い高彩色なので、こんだけ綺麗な赤を発色させよう とすると、下地段階から計算して塗膜を積層する必要が有るはずで、

このマツダの赤は手間掛かる色だと思うんだけど実際はどうなんだろう?モデラー的視点で言えば、オレンジ系下地に彩度高めの赤にオレンジかイエローのパール混ぜて

更に上塗りのクリアーにも赤かピンクのパーツ混ぜて吹いたら似たようなのになりそうな印象。



 でそんなこんなで(謎、店内でアンケートに記載してる間に営業さんに色々聞かれる。要するにコイツは買う気があるのかを探られるのだが、

どうせ名前や住所書く必要も有るの で、包み隠さず正直に話をした。っつーのが、以前エボ十買う前に色々な車を物色中、結果としてカミさんにダメ出し食らったったんだが、

ロドスタも候補に 入ってて試乗までさせて貰って見積もりも出してもらってたんだが、小汚いカジュアルすぎる格好で尚且つ4ナンバーのアルトバン先生で乗り込んだもんだからか、

「こいつ、買わないに違いない」と思われたんだと思うが、その後なーーーーーーーーーーーーーーんも連絡も無く、

二度目にDに担当者が不在で、後日連 絡あるかと思ってたけどこれまたなーーーーーーーーーーーーーーーんも連絡無くて、

カミさんを説得するも何もなくなってロドスタが選択肢から自然消滅した という事が有り、結局エボ十買ったけど未だにロドスタには未練が有るんだよ的に答えた。

 で、向こうからは「ランエボやWRXとロードスターでは価格帯が違うので、担当者が変に勘繰ってしまったのかも知れない」と変なお詫び。

個人的に40 代とか50代位になってこの手の車を買おうとするなら、そら800万も1000万も1億万円もするのと比べるならともかく、

500万以下なら価格より楽しいか否かの方が重要じゃ ないですかね?と答えたんだが、

営業さんも「そういう考え方も有るんですね~」つってたが、ぶっちゃけ商売人として大丈夫か?

 試乗車はATだと勝手に思い込んでいたのだが、なんと6MTだった。コレが原因で試乗を回避するお客さんも結構居るらしいが、この車の真骨頂はMTだけ あって、

メーカーも試乗車はMTを沢山用意してるんだそうだ。日曜日に簡単に試乗車に乗れたのは、田舎である事と同時にMTだった事が功を奏したのかも。

 車体は、想像よりも更に一回りコンパクト。ロングノーズショートデッキ風だが、エンジンはフロントミドシップで、尚且つワイド&ローな構成に終始しているらしい。

乗り込んで先ず驚いたのが着座位置の低さと全体的なタイト感。人馬一体の演出が云々と聞いてたが、着座時点で一体感がハンパない。

頭を下げても足下のペダルが全然見えないレベルのタイト感でありながら、決してキュウキュウした居心地の悪さは無い。

早速に試乗に出てみたんですが、先ず思ったのは操作系の軽さ。これはあまり良くない意味での軽さだった。

シフトレバーからはFR特有のダイレクト 感がカッチリ伝わってくるのに、スロットルの踏み応えの無さとステアフィールのスッカスカ感には戸惑った。

電子スロットルとパワステのデメリット面を強く 感じたのは間違いない。

 それから、足回りもなんか違う感じ。巷のレビューで足回りを褒めてる動画が何本か有ったので期待してたんだが、

プロでも無いオッサンの感覚だから的を射てないかも知れないが、リバンプを気にしすぎてバンプ時の収まりがテキトーな感じのダンパースプリングの動きって感じ。

 で、上記二点を除いて「オープンカーは気持ちいいね~」を堪能出来た試乗だった。丁度天気も良く、寒くも無く暑くも無く、田舎だけあって渋滞も無く、

こ ういう車は一度は所有しておきたいな~と改めて思った。なんでこの国は、一人或いは一世帯に一台程度っていう維持費計算しかしないんだろう。

そういう机上 の計算で出来上がってる現行の自動車行政下では、維持費を考えると中々普通車複数台所有ってのが一般的な庶民層には難しい。

これがもっとアメリカ並みに軽 ければ、遊び用のセカンドカーとしてもっとバカスカ売れそうな気もするんですけどね。

何台持ってても運転するときはどれか一台しか運転出来ないんだから、 そこまでゴリゴリに課税せんでも良かろうに。自動車メーカーも、

どうせ圧力掛けるなら、エコカー優遇とか旧車重課税とかクダラナイ方向じゃなく、もっと車 を保有しやすくしてもらう方向の圧力掛けた方が良いんじゃないだろうかね。

っつーか、維持費の問題さえ無ければ買いますよこれ。そん位オモシロイ。

 エンジンパワーが無いから回転の割に速度が出ないんだが、むしろ何時でも何処でも全開で回せる面白さが有ると考えれば、個人的にはコレで良いとさえ思 う。

デミオにしろアクセラにしろ、そしてこのロードスターにしろ、最近のマツダの車ってオモシロイ車が次々出てきますな。ドンドン車種削っちゃう何処ぞの メーカーと大違いだ。

 ネックはコストパフォーマンスだな。最近出たS660は、軽なのにヘタすると250万を超えてしまう価格設定で、アレに比べると遙かにマシなのだが、

折角あらゆる意味で初代ロードスターのコンセプトに回帰したのに、価格だけは回帰出来なかったらしい。まぁ、最近の為替レート考えるとコレは致し方の無いところ。

2年位目に200万で買えた物も、今の為替レートを当時と単純に入れ替えて考えると250万くらい出さないと買えなくなってる計算。今日なんて125円にまで下がってたから

ドル円90円位の時に1000万の貯金を円建てで持ってた人がそのままなんもせず持ち続けていたとすれば、相対価値としては単純に700万位にまで価値を引き下げられてるんよね。

なので、最廉価仕様が250万というNDロドスタの価格設定って、ちょいと前の200万位の設定だと言えるかも。でも、実際は一般的な給与の所得って

2年前から2割も3割も上がってない層が多いんですから、結果として割高感は否めない。でも、2シータ-オープンってのは、独身の若年世代か、

或いは中高年のセカンドカーとしての需要しか見込めない筈なので、この価格が少々お高いって点は残念。幌の構造も軽量化最優先で設計されていて、

所謂屋根無し青空駐車だと保管が旧型よりも辛い感じ。で、オッサンのセカンドカーにしようかとなると、今度は前述の我が国独特の「車所有車は国の財布」的税制の影響もあって

所有するには二の足三の脚を踏んじゃうのよね。ラゲッジスペースが非常に少ない点も「オレちゃんの一台」にするには微妙。なんせグローブボックスも無いですし

トランクなんてゴルフバッグでさえ無理ですから。

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