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模型趣味とその他諸々

コロナ禍アーカイブ4 グローサーフント① オマケ:プラッツF-15J 梅組2019

2020年05月25日 | 模型

記録簿4つ目はハセガワのグローサーフント。ドイツ語でスゲェ犬のことなんですな。スゲェ犬。

○ター犬とかですかね、奥さん。知らんがな。

なので、ともかくも頭部が犬っぽい無人ロボットです。

マシーネンのキットって、ハセガワとWAVEの二社からキットが出てるんですが、

最近ハセガワは、本筋のSF3D系よりも新機軸のロボットバトルの方に積極的。

私個人は、あのドルバックみたいなパワードスーツには、所謂本筋ほどの興味が湧かなくてね、

一機も入手しておりません。作れば面白いんだろうけど、積み棚考えると積むのは興味があるモノだけにしておきたい。

それはともかく、個人的には良アイテムはWAVEよりもハセガワでキット化された方が嬉しいんです。

理由は、一回当たりのロット数が違うという一点のみ。これはメーカーの規模の差で仕方ないんだけど、

WAVEのは、生産数が少ない上に追加とか再販とか殆ど無いので入手が面倒なんですな。

実際、FIREBALLのヴァリエーションでSEAPIGってのが5~6年前に出たけど買い逃しましてね、

未だにこれだけ入手出来ていなかったりします。このグロフンも、WAVEから出てたら今頃は入手難の筈ですが

ハセガワなので比較的容易に、尚且つ割引価格で入手出来るんじゃないでしょうか。

 グロフンにはバリエーションが幾つかありまして、重装備のキュクロープ(サイクロプス)、

宇宙用のアルタイル、月面用のベガと全部で4種キット化されてますな。今回はノーマル。

 

このキット、マシーネンクリーガーシリーズの中でも屈指のパーツ量の多さになってます。

但し、今時のキットなので、勘合等はシッカリしてるので、非常に組みやすいキットです。

細いパーツも多いんですが、もしかしてABS?その割には塗装で死ななかったからイマイチ不明ですが、

ともかくも強度の心配をするような細いパーツや薄いパーツには強度の高いプラがしようされてますんで心配無用。

 一回ザッと組み上げてみたら、頭の透明カバーが付く口?部分が、2001年のHALにしか見えなかったので

ココを中心に透明部分を全て電飾する事にしました。で、以前機関車DD51作ったときに買い集めておいたLED一式を

部屋中大掃除しつつ探したんですが、どこに仕舞い込んだのか行方不明になってることが判明。

仕方ないので、改めて秋月で買い直しました。このキットに必要な分だけでは無く、今後のことを考えて

色々なパーツを10000円分くらい買い集めたので、当分電子パーツやなんて存在しない田舎者でも大丈夫と思います。

このキットで透明パーツになってて電飾可能な部分は、頭部に2箇所2灯、腹部に1箇所2灯火、左腕に1箇所1灯と

全部で4箇所5灯となってます。全部光らすだけでは面白くないので、口と左腕の部分は高速点滅させる事にしました。

ただ、高速点滅のインターバルをどうするかってので、流行のプログラミング制御とかようワカリマセンので、

youtubeの動画漁って出て来た点滅回路を参考に、常点灯と可変点滅を1回路で賄えるようなモノを製作し、

これを胴体内部に仕込んでやりました。点滅の方は可変抵抗を使ってるので、完成後に程良い点滅具合を選べるよう

背面のパーツの裏にメンテナンスホールを開口して、そこから調節出来るようにしてます。

 電源は本体内部に仕込まず、尚且つ何かあったときのために上半身と下半身を分離出来るように

ケツの部分にピンジャックを埋め込んで、電源ごと分離可能にしておきました。

 

 LEDは全て3mm砲弾型を使用。腹部はチップLEDがあれば良かったんですが、電球色の手持ちが無かったので

3mm砲弾型をキットのパーツを加工して横向きに埋め込み、メタルックをリフレクターにして光るようにしとります。

口は赤点滅、目は白常灯、腕は白ですがコトブキヤの透明レンズを蛍光グリーンで著色して緑点滅にしてます。

他の部分は、市販のLEDホルダーをプラバンやエポパテで加工して各々埋め込み。回路の断線とか怖いので

製作途中で何度も点灯テストを繰り返しながら組み上げ、上半身の目処が付いたら電飾部分をマスキングでガードしときます。

無人機だからか、この多関節構造の機体には、あらゆる関節にシールドが装着されてまして、

このパーツがムチャクチャ多い。マシーネン定番のシールドですが、元ネタは各種スプーンなのは有名ですな。

一部のシールドは完成直前に付けようとしても、パーツをバラさないと付けられない物があるので要注意です。

電飾の関係で、頭・胴体・背中・腕は、もうこの時点でバラせなくなってます。

特に頭は意外と内部スペースに余裕が無いので、首の穴から出した電飾用配線に

変な負荷が掛かって断線しないよう取扱注意となります。

 下半身は基本的にキット素組みで、完成後でも各関節を可動にしておいたんですが、

回路追加で上半身が重くなったことと、関節がポリキャップ関節なので今後のヘタリを考慮すれば

ポーズ固定でヘタリ防止を優先しておけば良かったかも知れない。

 概ね各パーツの組み立て処理が済んだら塗装開始。今回も基本色まではエアブラシ塗装です。

都市型迷彩を色々考えたんだけど、陸戦ガンスから日を開けずにコレを塗ることになりまして、

気が付けばガンスで採用した迷彩と似たようなパターンになっちまいました。

明るいグレーはクレオスの308番、暗い方はクレオスのジャーマングレー+308番の組み合わせとなってます。

肩付近の機械部分は、タミヤラッカーのダークアイアン履帯色。何気にタミヤの瓶入りラッカーは初使用なんだけど、

この色のように独特の色が用意されてるのがイイですな。婆ちゃんの遺言で我が家では使用禁止になってる缶ペとは大違い。

特にこのダークアイアンとメタリックグレイとフラットアルミの3色は重宝しそうだな~という感想です。

迷彩だけだと地味なので、頭と胸と左腕に、識別用の赤帯入れておきました。色は、昔買ったガンプラ用の

シャァピンクってのが余りまくってますので、それを試してみると暗い迷彩とのバランスが良かったのでそのまま採用。

塗装後、武装以外を全部組み上げて、一旦作業終了です。

 さて、オマケ。プラッツから1/72のF-15Jイーグルの特別塗装機がキット化されたので、思わず買ってしまいました。

ハセガワからも出てて、ソッチだと3Dプリンター出力の超精巧なアイリスが付属してるんでお得なんだけど、

プラッツの1/72は作ったことが無く、前から興味あったのでこの機会に購入してみた。

巷で言われる通り、1/72というスケールを無視してるかの様な豪快なスジボリが目立ちますね。

今回サフは入れずにスジボリの上をブラックでなぞってから、クレオス1番の白で塗ってみましたが

この方法で墨入れ不要に出来ます。むしろ墨入れするとクドくなること請け合い。

塗装色にクレオス1番(それも古いボトル)の白を使うのは、隠蔽力が無いのでシャドーを残しやすいからで、

この手の塗装に使うときには非常に重宝します。今時は隠蔽力の高さで何処も勝負してるから逆に貴重。

 白の後にマスキングしてインスト指示通りにクレオス307番と308番で塗り分け。

塗装完了後、大判のデカールを貼っていきます。このデカール、カルトグラフ製なんだけど、

物凄く貼りやすかったですな。フィルム層が厚いのか、軟化剤の効きは良くないので、

基本蒸し綿棒で対処しましたが、複雑な機体正面の凹凸にも馴染むし皺も寄りにくい。

その一方で、デカールの分割とパーツの分割が巧く行ってないとこも有り、

特に垂直尾翼に関しては、エッジ部分や継ぎ目部分にデカールと同じ色を先にボカして塗っとくべきでした。

それプラス出来れば垂直尾翼を先に組んだ状態でデカール貼るべきですな。

結果的に盛大にタッチアップするハメになりました。また、燃タンにもデカールが入るんだけど、

モールドが凸モールドだらけなのもあってムチャクチャ貼りにくかったです。機体の貼りやすさは何だったんだと

不思議に思うレベルの貼りにくさ。燃タンくらいの大きさならデジタル迷彩も手間じゃないので、

ロゴ部分だけのデカールが有れば、塗装で済ました方がずっと楽だと思うけど、

ロゴも一発刷りされてるので、真夜中にブチ切れて通報レベルの雄叫び上げながら貼ってましたよ。

 尚、独断と偏見でのタッチアップカラーは、クレオスのシャインレッドに現場合わせでイエローと白を

微妙に混ぜたオレンジと、その色に更に白を多めに混ぜたピンクでした。モンザレッドとかだと濁る。

さて、塗装してクリアーで押さえて、艶調整したフィニッシャーズのフラットコートでオーバーコートしたんだけど、

塗装後になってアチコチにミスが発覚。先ず、どうやら機体には何カ所か裏から穴を開けておかなければならん箇所が有り

殆ど全部開けてなかったので、塗装後に開けるハメになりました。「パーツの裏から」ってとこがミソでして

表からだと何処に穴開けるのかワカラン。僅かな痕跡もヒケだと思って埋めちゃったよ。

なので、ネットで他人様の製作記を参照に、ソレっぽい場所に穴を開けてどうにかしました。

 ↑の画像の部分は穴が開いてて埋めなきゃならんのだけど、その指示を見落としてたので、ピンポイントで埋め直し。

簡単に削れるって事で久々にタミヤのポリパテで埋めたけど、硬化剤が腐ってると思い込んでたら、2年前のが生きてた奇跡。

 それから主翼の機体付け根側の段差は処理したんですが、羽側の継ぎ目を継ぎ目ではなくパネルラインと勘違いし

そのままにしておいたら、どうやら継ぎ目だったと。ココには日の丸国旗がドデーンと貼っちゃってまして、

仕方ないので白系の瞬着パテで継ぎ目を消し、その際消えてしまった国旗マークは塗装で再生しましたが

どんだけキチンとマスキングしても、デカールのシャープさには適わない。裏だからまぁなんとか許容範囲に出来た感じ。

 あと、自衛隊機ならではの苦行である大量のコーションマーク。ちょっと目を離すと行方不明になる位小さいのが

ガンジス河の砂粒の数くらい大量にあるんだけど、よりにもよってコックピット脇の黄と黒の目立つコーションを紛失。

手持ちに代替品も無いし、この極小デカールのためにキットもう一個買うのもアホらしいので諦めました。

このデカール紛失が、やる気無くした最大の原因だな~

 後は何となく惰性で完成。コレに席を外して貰わないと、乾燥ブースや机の上が片付かないので、

完成後は強制退場です。完成品用キャビネットってのを買ってから、完成品を飾るようになった私ですが

この飛行機はメンバー入り出来ませんで、仕事用のPC机の飾りとなって貰ってます。あ、バルカン砲塗ってないや。

 

 

 そんなわけでで、インストが凄く判りにくくて、ここらは慣れの問題も有るんでしょうけど、色々見落としが有って

最終的にはグダグダになったので、完成後も机の上に適当に飾っておくだけという扱いになっていくのでした。

概ね私のミスによるグダグダなので、何かの機会があればもう一回作ってもイイかな?とは思ってます。

キットとしては、個人的には良キットだと思うよ。ハセガワのヤレたF-15組み上げた後にコレ組んだら

あまりのサクサク感に腰抜かす位作りやすい。が、がしかし、F-15という型番だけなら軍配はアカデミーだろうなぁ。

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コロナ禍アーカイブ3 陸戦ガンス

2020年05月24日 | 模型完成品

コロナ禍中に製作したキット、3つ目は陸戦ガンス。ノイスポッターヘッドシリーズの一台で、

月面用ルナガンスとの差別化から陸戦ガンスと呼称される無人兵器。

ガンスとクレーテは、このシリーズの中でも特に人気のある機体で、再販される度に纏め買いが頻発して

直ぐに市場から枯渇します。しかし、その内容と言えば、昔のNITTOの金型なので組み立てはちょっと大変。

また、筐体そのものもデカいので、人型のAFSやPKAの様に次々作って塗装でエンジョイって訳にはいかない筈。

まぁ、フリークの中には、もはやインスト見なくても流れ作業でアッちゅう間に完成なんて猛者も居ますが、

普通はそうはイカンよね。

ノイスポッターヘッド流用の頭部には、あからさまに砲弾型LEDを仕込んで下さいと言わんばかりのクリアパーツが

LEDマウント(当時のことを思えばムギ球マウント?)付て゛用意されてるので、今回はLED仕込んで目が光るようにします。

LEDも2個使って、1個は直で目を光らせるための赤玉、もう1個は目の左脇の3箇所の穴に1mm~0.5mmのファイバーを

仕込んで光らすことにしました。なので、組み立て時には頭部にLEDを仕込むだけではなく、首から胴体に繋がる配管を

そのままLEDの配線として使用し、足下まで線を通して外部電源で点灯するようにしました。

 こうした事情から、特に頭部パーツは表裏共にガイアの黒サフを入念に塗って、合わせ目消しもLEDを点灯させつつ

光漏れ対策をしています。このキットに限らず、旧NITTOの金型品は、総じて初登場時から合わせ目消しがタイヘンでしたが

当然その辺りは今以て健在です。当時と変わらん感じですから、むしろ、こんだけ時を経てる割には随分マシなのかも。

製作そのものは素組みですが、元のNITTO版クレーテ+ノイスポッターと殆ど同じなので、

苦労するところも同じです。今時の人に取っつきが悪そうなのは、接着位置が曖昧な上に

イモ付け指示の小物パーツ群ですかね。イモ付けと言っても、装着ポイントを手探りしていけば

付く場所にしか付かないようになっとるんだけど、最近のパチパチッとパズルのように

組み上がるのとはワケが違うので、そこらは取っつき悪いかも。

 あくまで私見ですが、基本的にマシーネンのキット、なかでもこのガンスみたいに旧NITTO金型のは、

バラバラに塗って最後に組み立てってのは絶対に止めといた方がイイっすね。イモ付けや強制貼り合わせなど

所謂仮組みが不可能なパーツが多くて、接着強度も必要な箇所が多いから、塗装前にほぼほぼ組んで

プラ同士をガッツリ接着してから塗装しないt地獄が待ってるかと。AFV的手法でのアプローチが最適解かと。

 それでも塗装の都合上、両サイドのランチャーだけは最後に組み付けた方がイイので

そこらを踏まえた上でともかくも、インスト通りの工程で組み上げて行きます。

 頭部に仕込んだLEDの配線は、キット同梱のビニールコードってのが導通芯線になってて、

一部穴開けが必要ですが、元から頭から爪先までこのコードを通すことになってるインスト指示なので

それをそのまま使う事にしました。クレーテで電飾する場合もこのルート使うよね。胴体から脚への配線だけは、

キット指示だとビニールコードを分断して使用するように指示されてますが、これを分断せずに

キットパーツに穴を開けたりWAVEのスプリングを被せて不自然にならない様に追加工作し爪先まで通しておきました。

この工作以外はキット素組みです。両足のダンパースプリングは、一体パーツでは無く同梱の可動式ダンパーを使用。

可動式と言っても、そもそも可動域が非常に狭いキットなのであまり見た目以外には意味は有りません。

 記憶違いかも知れませんが、NITTOのクレーテのキットって、脚が内股になる問題が有りませんでしたっけ?

本キットでは股関節部分に両足が外向きにシフトされるように補助パーツが付いてるんだけど、これ、クレーテには

無かったように思いますが、クレーテのキットはシュリンク未開封なので確認出来ないから勘違いかも知れませんけど。

 本塗装前に、全身をタミヤの瓶入りプラサフで荒らしてます。溶きパテほど粒子感は無いけど鋳鉄感を出すには

充分です。下に黒サフを吹いてるので、プラサフを刷毛で置くように塗らないと黒サフが溶けてグチャるので注意。

基本塗装は、RLMグレーバイオレットをベースにグレーとグリーンを調色。

緑とグレーの組み合わせは最初から決めてたんだけど、彩度差があるので、

調色に同じ色を用いて差を緩和。この後筆で色々加えるので、基本塗装はエアブラシ。

今回は、ジオラマ風の台座を作ることにした。フィルタリングやウェザリングは、

情景との兼ね合いが出てくるので、ガンス本体の作業を一旦置いてベースの作成。

本職の人は絵コンテから構図を決めたりするらしいけど、オッサンは行き当たりばったり。

構図は別趣味の写真と同じと思ってて、対角線構図とか三分割四分割構図辺りの決め方と同じ。

ベースのサイズよりも大きな情景を想定して、そこからベース内に構図取って切り取る感じ。

 真冬の時期のベースキャンプを場面設定して、当初はガッツリ雪を降らせて寒い情景にするつもりで

ガンスも冬期迷彩を施そうと、近くのガンプラ屋でタミヤアクリルのフラットホワイトまで買って

用意したんだけど、ガンプラやと同じショッピングモールに在るクラフトショップで

1/20位だと実にイイ感じの造花が投げ売りされてて、コレ使って木の枝に蕾を付ける事にした。

なので時期も真冬から雪解け時期に変更。こういうところが行き当たりばったりなわけです。

 今回ベースには100均の木製写真フレームを利用し、端材で下駄を履かせ

ベースの上にコルク粘土を敷き詰めてみた。スタイロフォームを使えば良いんだろうけど

生憎地元では畳1枚サイズしか売ってないので、持って帰るのがスゲェタイヘンだし保管場所にも

困るので、こうした粘土の方が使い勝手が良いのです。スチレンボードは単なる土作るにはコスパ悪いしね。

 木は1/20サイズなので、クラフトショップで買った造花用の紙巻き針金を丸っと一束捻り上げて骨格を作り

それにモデリングペーストを塗り込んで製作。ベースからはみ出してもオカマイ無しに枝を広げて作り、

ベースに埋めてからはみ出してる部分を散髪。太めの針金使ったせいで、この散髪にはサンダービットで

火花散らしながらカットするハメになった。散髪後に、先述の造花を植えていきました。

 ベースキャンプ設定なので、フェンスも製作。参照したのは横須賀や沖縄の米軍キャンプのフェンス。

コレを作った会社のHPに寸法図と画像があって、セキュリティ的にイイのか?とツッコミながら参照。

ただ、金網部分は、地元のホムセンだとエキスパンドメタルが手に入らず、通販だと切り売りしてくれるところも無く

仕方ないのでアルミのメッシュを買って代用。

 フェンスを隔てて、フェンスの外は手つかずの林で、フェンスの内側はシュトラールの軍用車両で荒れた地面にし、

コントラストを付けてみることに。コルク粘土の上にガンスを配置して足を乗せる部分にマスキング。

足跡と他の車両が通った轍を粘土に加えてから、タミヤの土ダークブラウンのテクスチャーペイントを塗って、

その上から茶こしで色んなブラウン系のヌーベルパステルを撒いてます。更にフェンスの内側に撒いたパステルは

テクスチャーペイントに塗り込んで、フェンス外の手つかずの土面と風合いを変えてみた。

土面が出来たら、庭で拾った砂利や小石を適当に撒いて、タミヤのテクスチャーペイントの草カーキと

ジオラマ素材のスタティックグラス、グリーンスタッフの枯れ葉素材などを塗ったり撒いたりし、

更に今や古典技法と思われる麻紐をバラして適当に植え込んでみたりしました。

最後に、タミヤのテクスチャーペイントの粉雪と雪、それから雪用素材の大理石の粉等で残雪を加えます。

植えたり撒いたりした雑草の上から、雪素材をマットメディウムでペースト状にして流し込み、

乾燥すると痩せるので何度か重ねて、最後にグロスポリマーメディウムを混ぜたものを流したら、

イイ感じの残雪感が出ました。フェンス外は自然に溶けてきた感じの雪に、フェンス内は踏み荒らされて

グチャグチャになった感じにするため、更にクレオスのウェザリングペーストのマッドブラウンや

油彩のローアンバーやバーントアンバーで湿った泥と雪をグチャグチャにしとります。

この際、湿った泥をウェザリングペースとのクリア-を使って表現してみたんだけど、

このウェザリングペースとには同じシリーズのクリアーは必須ですな。これが有ると無いとで

使い勝手の幅が全然異なる。染み出した水みたいな表現艶可能になります。で、店で一番見つからないのがこのクリアーw

偶々2月に出張った(緊急事態宣言前の最後の出張りだった、、)出張先の香川県で売ってたよ。

高松にマツヤっていう卸問屋を兼ねたプラモ屋がありましてね、まぁなんつうーか、香川のモデラーのことが

超羨ましく思える模型店だったと言っておこう。本州の人間が行くには瀬戸大橋や明石海峡大橋等という通行料の高い関所を

通らねばならんので行くメリットは無くなるんだけど、通販レベルの割引と店の先行きを心配するレベルの在庫だった。

ベースが出来たのでガンス本体の作成に戻るんですが、残雪時期に変わったので冬期迷彩もヤメ。

基本塗装の上にデカール貼るとこだけクリアー吹いて軽く段差均ししてからフラットクリアー。

んで、アクリルガッシュのセピアとローアンバーを使って、スポンジチッピングを併用して

各部に塗装剥がれと錆のベースを描き込んで起きます。んでもっかいフラットクリアー。

そこから油彩でフィルタリングを施したんだけど、実はオッサン「フィルタリング」ってのが

正確にはどんな作業を指してるのかイマイチ判ってないw今回の場合だと、

グリーンの部分には迷彩模様の中心線辺りを中心に明るめの色を擦り込み、

グレーの部分にはグリーンとの境界に近くなるほど暗くなるよう暗色を擦り込み

水垢的な汚れの流れ方を意識しつつ、色んな色でノペーっと無表情な基本色に表情を加えていく感じ。

その後全体をフラットクリアーで押さえてから、今度は前回SAFSでも使ったエナメルの埃グレーを

全体に上方向から雨が降るような感じを意識してドバーッと吹いて、

地面に対して水平な上面は埃溜まりを意識しつつ多めに残し、

垂直面は重力方向に流す感じで綿棒や筆で埃グレーを拭き取ってから、

またもフラットクリアー吹いて、今度は泥・水垢・砂埃・オイル・錆を意識して

セピア・バーントアンバー・ローアンバー・イエローオーカー、ローシェンナ、バーントシェンナ辺りを

チョンと一粒乗せてはターペンタインで伸ばしてからペトロールで暈かすってのを繰り返す。

概ね一通り筆入れが終わると↑こんな感じ。引き出しに、何時買ったかワカランのだけど

色んな動物の漢字がアソートされたデカール、それもアスデカなる変わったのが転がってたので

そこから「蛙」の一文字をセレクトして、前後2箇所に貼ってます。知ってます?アスデカ。

夜貼って、一晩乾かして明日の朝に表装のフィルムを剥がせば完成なので明日のデカールで「アスデカ」w

普通のデカールと同様に水に浸けて貼るんだけど、貼ってから数時間完全乾燥させるとね

デカール表面のフィルム層だけがペロンと剥げちゃう。F1のミュージアム○レクションの

デカールがこんな感じではあったけど、アレの何倍も貼り易いし、インレタみたいに綺麗に貼れる。

こっから又更にウェザリングを加えてみました。デカい筐体なので、汚れは主に脚部に集中。

↑この足の部分だと、先ず塗装面をスチールウールでガシガシと、下地色が顔出すくらい磨いて

スクラッチだらけにしてから、茶系のパステルをアクリル溶剤で溶かして適当に塗りつけ、

更に溶剤が乾かないうちにパステルの粉を花咲かじいさんみたいに撒き散らかしてたら

大体こんな感じになる(適当。更にクレオスのウェザリングカラを塗ってみたり

スタッパリング(薄めた塗料を筆に含ませて弾き飛ばす)してみたり、思い付くまま適当にしてます。

適当だからこそ自然な感じになると思うよ。コレほんと。

後は、完成した本体をベースに固定して、電飾用の配線をベース裏で施しつつ、

ベースと馴染ませるためのウェザリングを少々追加して完成です。

100均のセリアで買ったチェーンを背中に追加してアクセントに。

フェンスには、ネットで見つけたコーションマークのイラストに、ドイツ語で進入禁止の注意書きを描き込んで

市販のシルバーラベルシートに印刷し、それをアルミ板(空き缶伸ばしたモノ)に貼ってからフラットクリアーで

コーティングしてウェザリングしたモノを貼り付けてみた。

一番時間が掛かった足下もイイ感じにでけた!

っつーことで、陸戦ガンス製作でした。コロナの影響で超暇だった事も有り、カウツ・SAFS・陸戦ガンスで

丁度1ヵ月くらい楽しんだんですが、自分にしては超ハイペースでしたね。車と違って、常に作業するので

進めやすいですな。車は、塗装の乾燥時間とか接着剤の完全硬化待ちとか、何もしない(してはいけない)時間が

多いんですよね。

 

 と、これで終わりでは無く、更に続けてマシーネンのグローサーフントを製作しています。次回はそのネタ。

 

 

 

 

 

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1/20 McLaren MP4/4 HONDA (TAMIYA+TopStudio TAMIYA+MFH) 2nd

2020年05月22日 | 模型

地元は緊急事態宣言解除で、どうやらそろそろ仕事も入って来だした為に、

模型趣味も連日作業というわけには行かなくなって参りました。

 っつーことで、他に完成させたキットもあるけど、先に途中で停滞しそうなキットの製作備忘録を先に作成する。

前回の投稿が2018年の10月になってますのんが、マクラーレンMP4/4のディテールアップトランスキットの製作

TopStudioの方のエンジン&ギアボックスが良いところまで進められてた様なので、手つかずだったMFHの方を開梱。

エンジンギアボックスまで進めて作業が止まる原因はコイツでございましてね、

この時代のF1の特徴として、サスペンションアームが隠れるようにカバーが付いてたんですが、

模型で作る際にはこのカバーを先に装着しないとスンゲェ面倒臭い事になるわけです。

後ハメ加工も出来ないわけじゃ無いんだけど、MFHのはともかくTopStudioの方はサスもレジン製なので

作業中に折れたりするのを嫌って先に組みたい。でも、そうなると、この蛍光赤という色の特性から

ボディーカウルと同時に塗らないと完成時に色ずれが生じる可能性が高いので、同時に塗っておきたいと。

んで、この作業を面倒くさがってる間に仕事が忙しくなって遠ざかった訳ですな。

っつーことで、いきなり塗装作業に突入しとります。ボディーカウルの下処理は、2018年の段階で済ましてます。

どちらも臓物増量になるので、カウル裏は限界までリューターで削ってペランペランなので、表から黒サフガッツリ吹いて

更にガッツリ磨いて1500サフを更に吹いて磨いてから、ガイアのEX白を塗装。尚、一緒に並んでる箱車は

アオシマのシル/ガゼ240RSのWRCサファリ仕様。マクラーレン塗るならついでに作ろうと手を出した物だけど

このネタは別項にて。コッチはプラモなので既に作業が「磨いて組むだけ」状態なので備忘録の必要が無い。

 蛍光赤を塗装。マクラーレンの赤は、F1模型を一番沢山作ってた時期である20~25年前くらいの時期に、

何度も煮え湯を飲まされたトラウマが多い色。当時の蛍光赤事情を羅列すると

・中々綺麗に発色しない

・何時までも乾かない

・乾いてもクリアー一発で滲む

・デカールに染み出す

・白の上だとマスキング漏れが白に浸食して消しにくい

・飾っておくと直ぐに退色して見るも無惨に

どうよ、これ。当時私が取ってた回避策が、塗装では無くモデラーズの蛍光赤ベタデカールを貼るという手法だった。

アサヒペンの蛍光赤スプレーを使うという手法が定番化する頃は、前ほど模型を作らなくなってたのでようワカラン。

で、当時の名残で、今でもストック棚には大量の蛍光赤でカールが死刑執行の日を待ってる状態にあります。

そう、こいつらに引導を渡してくれそうな蛍光赤が、今では色んなブランドから出てますね。

クレオスの蛍光赤は、当初は乾燥するとクラックが入る不良品状態だったようですが今では解消してるらしいし、

今回使用したガイアノーツの顔料蛍光レッドってのも、恐らくクレオスと似たような仕様かと。

他にも、これまたブランドはバルケッタですが中身はガイア製で先の蛍光レッドより赤みの強い蛍光赤とか、

探せば色々有る選り取り見取り状況です。

で、今回使用したのはガイアの顔料系(ピグメント)蛍光赤。クレオス同様に艶消し仕上げになるんですが、

恐らくクラック対策だと思われるバインダー成分が加えられていて、発色自体は激薄です。

想定の発色を得るためには、薄く何度も塗り重ねていかないとイカンし、発色する頃には

デカール並みの厚みになってしまうのが欠点ですが、それでも過去のトラウマを思えば欠点は霧散しますね。

乾燥が遅いなんて事も特に無いので、クリアー吹いてデカール貼って、デカールを数日乾かしてからクリアー塗装。

デカールはスタジオ27とTABUデザイン(タバコロゴの配置が違うだけで同じモノ)を使用しました。

MFHの方はキットのデカールを使おうと思ったら、なんとガレキメーカーなのにタバコロゴが入ってない。

昔の為夫みたいに黒いお楽しみ袋に入れて置いてくれたら良いのにね。

 ゼッケンは2台とも12号セナ車。自分的には4/2C TAG迄はプロスト一択でMP4/4~MP4/9はセナ一択です。

尚、今回、蛍光赤とデカールの上には一層だけクレオスのUVカットクリアーを使用。

この上にフィニッシャーズのオートクリアーを塗り重ねたけど、違うクリアーを重ねるので、乾燥時間は長めに取るつもり。

っつーか、シャーシが完成しないと進めないので、研ぎ出しって来年とかになるんじゃね?w

で、MFHのキットですが、元キットのパーツの利用率が、実はTopStudioより遙かに少ない。

パーツ数はTopStudioの方が多いんだけどね。MFHでは、モノコックやエンジンギアボックスも丸ごとレジン製パーツに

置き換えられています。かなり薄いレジン成形になってて、アチコチ歪みもあったので、鍋で煮込んで修正。

モノコックのみならずサスペンションアームも置き換える使用なのに、フロントサスの構成が元キットと同じなので、

アンダートレーにくっついてるサスアーム取り付け穴の下側を切り離してモノコック側に接着。

アームを後ハメ出来るようにアームを付け根で切断し、0.5mmの穴をアームに開けて洋白線を仕込み

モノコック内側に仕込む付け根部分の各々にも同径の穴を開けて起きました。

バリ取りや湯流れ不良箇所の修正を済ませたら、モノコックとエンジンギアボックスを#600のヤスリで足付けし

WAVE/BeJのHGプラサフで下塗り。このプラサフ、私の製作ペースが非常に少ないこともあって全然減りませんな。

元々1/43のメタルキット用に愛用してたんだけど、全く作らなくなっちゃいましたからねぇ。老眼も進行してるし

積んでる1/43どうしようと苦慮してたりします。

 このキット、細かい補器類はメタルでは無くレジンで成型。強度よりもディテール優先って事かね。
ともかくも、細かい部品にゲートが付いてるので、正直塗装がし易い。ゲートが付いた状態で

パーティングライン修正を施し、サフでは無くミッチャクロンで塗ってから、グロスブラックを塗る。

金属色で塗る部品が多いので、こうしてブラックで一括処理しとくと、後は本塗装するだけに出来る。

後、強度を考えて凸は0.5mm洋白線に、穴は0.3~0.5mmで開口しておく。インストでは配線関係が

かなりの部分省略されてるけど、配線を繋ぐべき部品にはちゃんと開口モールドが入ってるので

資料を参照しながら片っ端から処理しておく。

エンジンとギアボックス。パーツチェック時に無塗装で一通り組んでるときに気付いてたけど、

パーツの勘合用の凹凸ダボが湯流れ不良で消えてる部品が多い。ちょっとしたズレが全体に響く構成なので

面倒でもイチイチ凸を再生し組み上げ。エンジン部分はTopStudioでも再現されていないとこまで再現してる箇所も有り

更にはインストの3Dイラストが、悉く俯瞰視点のイラストになってて、細かいパーツの接続や判別が付かないため、

TopStudioの同箇所を参照したり資料本やネット画像などで確認しながら組み付けて行くんだけど

この作業にスゴイ時間が掛かってます。資料検証8割作業2割みたいな感じ。しかもその殆どが完成後見えなくなる。

TopStudioの方は、そこら辺を巧く間引きしてあって、見えるところは徹底的に細かく作ってるけど見えないところは

思い切ってゴソッと省略もしくはプラモパーツに丸投げって感じ。

 塗装は、ギアボックスはTopStudioの時と変更してタミヤのダークアイアン、エンジンはフィニッシャーズの半艶黒と

ヘッドカバー部分だけガイアの黒サフで塗装。サスペンションアームもフィニッシャーズの半艶黒です。

実車資料に近いのはダークアイアンで塗ったMFHの色合いで、模型的なメリハリではTopStudioに使った自家調色かな。

 ここからメタルパーツの補器類の成型と塗装を繰り返していくんだけど、ナイフでバリ取りとパーティングラインを処理し

リューターにワイヤブラシビットを付けて高速回転でバリバリ磨く。んでモノによってはピカールで磨いた上で脱脂して

ミッチャクロン塗ってから塗装というのを、チマチマと繰り返し取ります。プラモのように同一色をまとめて一気塗りとか、

これをやると後になって色々不都合が起きた経験が多いので、面倒でも色では無くセクターごとに作業する方が失敗が少ない。

 今のところ一番難儀したのがインジェクターの処理。左右6本のインマニを囲うように、4分割されたパーツを

組み合わせて燃料ラインとブローバイの経路を装着するんだけど、インマニ脇のスロットル部にイモ付けする様に

指示されていて、そのままやったんでは強度不足だし、何よりバラけたパーツの基幹が整わない。なので

アチコチに固定用のピンを打って、キチンと付くように加工する必要が有った。

 チャンバー部分は、この後インタークーラー配管とキチンと勘合するように調整する必要が有るので、

この時点では接着せず。また、スタビライザーや各種配線配管が済まないとアームが付けられないため、

目下組み付け順序を再構成中です。

 以下は自分用記述。

・107基部は、根がアルマイトマゼンタでクリアーブラウンから地金でカバーが艶消し黒。線長は20mm。

・R27はM43と接続するので、ヘッドカバー装着までは付けるな

・M31とM32への配管はインスト最後に指示有り

・M42はスロットルワイヤーを繋ぐ必要が有るので③のR24-R25周辺のパーツと同時に作業を

・M82M83を付けると後戻り出来ないので、組み付け前にサスカバー無しでアライメント確認

・M44左右からはインマニ内部と排気管裏に各々配管(耐熱処理)

・M44のキャニスタからはメッシュホースがモノコック方向に

・R29-31は電装系ケーブル有るも、インタークーラー配管と干渉の恐れ。省略しても見えない。

・R32配管の行く先はヘッドカバー。インストは間違い

・アンダートレイとの接続はM15の装着を確認してから

・M121周辺はTopStudioと同様位置に

・ヘッドカバーからはダイレクトイグニッションの統合ケーブルが端から出る。形状等確認。

 

 

 

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コロナ禍アーカイブ2 S.A.F.S

2020年05月21日 | 模型完成品

マシーネンクリーガー/SF3Dで最も好きな機体がS.A.F.S。登場当時、洋式便器の蓋の様だと言われてたね~。

何がイイってフィギュアの顔を塗らなくて良いので、これだけで相当に敷居が下がります。

フィギュアの顔も流石に練習せんとイカンとは判ってるんだが、ワシが塗ると全員 志村の変なオジサンみたいになるの。

それはともかくS.A.F.S。我が家には旧NITTO金型版とWAVE新金型版がダブついてる訳です。

RAPTORやFIREBALL等のバリエーション含めるとウチのマシーネンキットのストックの大半がこの機体。

前にもSNAKE EYEってのを作ったね。あれ、もう9年も前だったんですね。

で、今回は素体のS.A.F.SでWAVE版を製作。旧NITTO版に比べて腰高なのと、足首の配管やアンテナが省略されてるとか

頭の蓋を開けて内部もちょっとだけ再現されてるとか、改造してフルオープンで作る人の為の配慮がなされてるとか

諸々進化しております。

 キットは作るだけなら笑っちゃうくらい簡単に完成。動力パイプ部をスプリングに交換したことと

各関節シーリングをエポパテで塞いだこと、アンテナを追加したくらいの追加作業で基本素組です。

S.A.F.S本体の製作過程は画像を残してなかったようでありません。

 基本塗装は、全てエアブラシにて。

下地にマホガニーを塗ってからサンドイエローを塗り、その上に陸自用のグリーンとレッドブラウンで

千葉真一主演の戦国自衛隊のウッドランド系迷彩服を参考にして模様を描いてます。久しぶりに

クレオス0.2mmで描きましたが、このブラシはホント塗りやすい。今時は3万円の0.18mmが出てますが

あれ、0.2mmと比べてどんな感じなんでしょうか。10年前なら買ってたな~。

 全身迷彩柄だと、ちょっと面白味が無いので、蓋になにかアイコンを入れたいと思ったんだけど

偶々天井から降りてきた蜘蛛を見つけて、蜘蛛と蜘蛛の巣を描いてみようと突然思い付きまして描きました。

蜘蛛の巣はガッシュで手書き、蜘蛛はマスキングしてエアブラシ使ってグラデーション入れてます。

蜘蛛の巣描いた後は、デカール(キット付属のとSNAKE EYEの余りを使用)を貼って軽くクリアー吹いた上から

一回フラットクリアーでコートして、エナメル系の自家調色の埃グレーを全体に吹く。

MAX渡辺氏の秘伝のタレってのがありましたが、あれと同じ様な手法なのかはわからんけど、

墨入れやウェザリングで余ったエナメル塗料(染料系とメタリックは除く)を溜め込んで

いつの間にか出来上がってたグレーで、これを全体に吹いて換装させると全身埃まみれっぽくなります。

そこからは、埃グレーをウォッシングの様に落としつつ、油彩でフィルタリングをチマチマ入れながら

錆・砂埃・塗装剥げ・引っ掻き傷・泥汚れなどを描き込みました。塗料は、油彩とアクリルガッシュに加え

クレオスのウェザリングカラーを初使用。これ、結局の所油彩だと思うんですが、

攪拌せずに瓶の底に溜まった顔料を取り出して塗ると、油彩よりも早く乾いて定着が良いですね。

一方で攪拌して塗ると何時までも乾かずテカりも取れずの困った塗料になります。

この塗料で一番重宝するのがオレンジですな。近似値色の油彩のカドミウムオレンジは

画材屋で買うと1本1000円超えの高額塗料なので、ウェザリングカラーの方がコスパがイイ。

 その他、砂埃や泥汚れ、それから錆の一部にはヌーベルのパステルも使用してます。

カウツでは火星でしたが、今回は一転して地球。迷彩との相性で森にしました。

木粉粘度をベースに塗りつけて、タミヤのテクスチャーペイントの土ダークブラウンを塗り込んで、

そこにヌーベルのカレーパステルのイエローオーカーとマースオレンジとバーントシェンナとイエローグレー等を

茶こしで粉にして撒いてみました。後は各種ジオラマ用植物素材と庭で拾った小枝や小石で森の地面っぽくしてます。

ジオラマ素材は主にグリーンスタッフワールドのモノを使用。これまでに大阪に出張った際、本町のホビーランドや

日本橋のボークスで、取り敢えず買っとけ病で入手し積んでたモノを使用。私の模型ライフは車模型率が高いけど

マシーネンを大量に積んでる自覚はあるので、こうして素材方面も我ながら色々積んでるわけです。

ベース上の素材が整ったら、油彩を使って色調の調整。

色々積んでるとは言うものの、積みが効かないモノもあります。特にペーストやメディウム系の液剤は

長期保管に向いてないのでこればかりは調達が必要なんだけど、住んでる田舎町のチャリンコ行動範囲内に

立派な画材屋が昔からありましてね、そこで油彩やらパステルのみならず、ジェッソ、モデリングペースト、

マットメディウム、グロスポリマーメディウムなどが何時でも簡単に手に入ります。

筆やエアブラシやメンテ素材マスキング素材、果てはワーサーのコンプレサー用消耗品なんかも手に入るので、

私にとってはこの画材屋さんこそが模型ライフの生命線なんかもしれません。

と、そんな感じで一応出来上がり。出来上がりというのは、大分市のメーカーが出してる紙創り素材の雑草を使ったんだけど

塗装にガッシュを使ったら、塗装時と乾燥後の色合いが違いすぎて違和感タップリになっちゃったんですね。

ここは秋の展示会(開催出来るのか?)までに修正しておこうと思います。っつーか、紙製品にガッシュは基本×ですよ。

ラッカーエアブラシすんのを面倒くさがった結果です。

 勝手に「レッドショルダー(特殊部隊)11番部隊所属のネームド「ハメ殺しの蜘蛛」専用機なんていう中二病設定は微塵も無く

デカールに「目」があって、スネークアイの余りデカールに口が合って、面白そうだったから適当に貼り付けて

頭が寂しかったので蜘蛛の巣描いたという適当設定。何やっても概ね収まっちゃうのが自由度の高い本シリーズの楽しさです。

 

 完成体の画像だけど、ストロボが遠隔で使えない状態でして、美味く光を回せなくなっとります。

買いたいな~と思ってはいるものの、安い製品でも何やかんやで数万円はかかりますんで、中々手を出しにくい。

 

 

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コロナ禍期間中のアーカイブ1 Ma.K カウツ

2020年05月20日 | 模型完成品

もう更新しなくなって1年半くらい経ちますが、その間に起きたこと。

・アタイのHPがYahooのHPサービス廃止に伴い消失しました。

・年齢相応にムチャクチャ忙しくなって、趣味に費やせる時間が皆無になりました。

ところが、今年の2月辺りから雲行きが怪しくなり、3月からはコロナ禍の影響で仕事激減。

もう、笑っちゃうくらい激減ですよ。予定された収入の喪失で言えば新車ジムニー一台分は超えたな~。

所謂フリーランサーなので、政府のアレとかコレとか微妙に条件合わずに受けられずですが、

元々フリーランスな環境を鑑みてリスクマネージメントはシッカリやっとりましたんで

金借りなきゃ生活が飛ぶなんてことはないんですが、捕らぬ狸の皮算用、失った収入はイタい訳ですな。

 一方で、仕事激減と外出自粛の煽りで、在宅時間がムチャクチャ増えました。多分、社会人になってから

最も暇な日々を過ごしてるのは間違い無い。

 

 っつーことで、思いがけず模型ネタが色々出来たので、

コロナ禍中の模型ネタを何本か投稿してアーカイブ作っとこうと思います。

第一回はNITTO/WAVEのSF3D/マシーネンクリーガーからカウツです。

カウツは、最近になってWAVEから丸っと新金型でリリースされましたが、

今回製作したのは以前にリリースされた3Qモデル版。要するにNITTO版に

幾つかリノベーション部品を追加したバージョン。

 記憶の遙か彼方の頃に作りかけて放置して存在すら忘れてたのを偶々発掘したので、

丁度2月の仕事閑散期でもあり、3月からの繁忙期迄の間に何か作りたいな~と思い、

勢いのまま製作しました。尚、両肩のプロテクターが、元々付属していなかったのか

それとも私が失くしちゃったのかワカリマセンが、部品が見当たらなかったのでそのまま作ってます。

パーツ数は少なめですが、そこは旧NITTO金型なので、簡易インジェクションレベルのパーツのヤレ。

基本的に貼り合わせパーツの合わせ目処理と面出しが作業の中心ですが、中々時間が掛かりました。

改造的なことは、各関節のシーリング部分をエポパテで造形するという、マシーネンでは御約束の作業をした程度。

組み上がったら早速塗装。2年位前に購入したきり所有さえ忘れてたクレオスの0.3mmエアブラシを

今回目出度く初使用。新品のまま飼い殺すとこだったよ。下地にマホガニーを塗ったけど、コレじゃない感があったので

マホガニーとミドルストーンをブレンドして下地に。

マシーネン=筆塗りが様式美ですが、私はエアブラシの方が好きなので基本エアブラシです。

ベースカラーの上ににレッドブラウンで迷彩を加え、更に自家調色のクリアーブラウンをコートしてみました。

モチーフはネザーランド・ドワーフ等のペット用ウサギです。デカールにウサギチックなデコが入ってたので、

塗装もウサギにて。ウサギと言えば月ですが、突然火星に降り立たせたくなったのでクリアーブラウンで

火星迷彩っぽくしたんですね。

っつーことで、ベースも火星。行ったこと無いので想像で作ったけど、一応脳内参考資料としては

カプリコン1、ミッション・トゥ・マーズ、レッド・プラネット、ゴースト・オブ・マーズ辺りの映画。

地面は下に木粉粘度を敷いて、その上に100均のバークチップを新聞紙でくるんでハンマーで粉砕したのを

ふんだんに撒いて、アクセントにそこらで拾った小石をちりばめたら火星っぽくなったと自画自賛。

 カウツ本体は、エアブラシ特有のノペっと感を無くすべくフィルタリングを強めに施しましたが、

火星という環境、つまりは乾燥してて水分がなく、地表は酸化鉄に彩られていて

砂嵐がよく起きるという事を考慮してウェザリングは控え目。特に雨だれとか泥汚れとかは施してません。

動力パイプは、全てWAVEのスプリングに換装。スプリングのストックが心許なかったので、

地元のガンプラ屋に行きますと各サイズ在庫が有ったので、この機会に大人買い。

 そんな感じで思いの外サクサク完成しちゃって調子づいたので、

この後2ヶ月の間、マシーネンばっかり作っておりました。

 

次回はSAFS製作記録です。このブログね、有料なんすよ。なので閉鎖も考えてたんですが、

模型製作の記録保持のためには有用なんですね。Twitterで製作記録を上げてみたんですが、

文字数制限もあって、長期間製作休止した場合に、何処まで進めたかの確認には使いにく過ぎるので

有料継続することにしました。コメント欄はリニアに反応出来ないかも知れないので

御意見御座いましたら連動してるTwitterの方にお願い出来ればと思いマシーネン。

 

 

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