がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/20 FERRARI 412T2 【その11】&ミクポルプラモ問題w

2011年02月27日 | 模型


 新米パパさんとこ同様に我が家にもミクポル到着。新米パパさんトコのミクポルに入ってなかった物が私のには入ってたなんて事があるわけが無く、
ゼッケンとハチマキが省かれたナンチャッテ仕様のキットです。
何度も書いてるんですが、デカールとタイヤ&ホイールがクソなキットは、他の部分がクソなキットよりもクソなので大グソな訳です。
っつーか、EBBROブランドでお馴染みMMPがSUPER-GT関連の独占的契約を保有していて、ミニチュアカーに関してはMMP以外からのリリースにはGTAから許可が降りないとか
そういう話も巷から聞こえてくるわけですが、もしこれが事実だとすればMMP設立の経緯から察するにタミヤのキットは権利取りやすいけど他社は難しいとかいう事情も出てくるのか?
実際グッスマで販売アナウンスがされてるミクデカールや完成品ミニカーでも昨年末のリニュ仕様デカールからゼッケンが省かれてしまいましたし、事情が明かされない為邪推ばかり。
っつーか、どういう事情があるかなんてこちとら知る由もなければ知ることに意味も無いわけで、単純に不利益を被ったことだけが問題なのであります。
sh○KOとか○ッフェとかフォローしてくれるのに期待しつつ、最悪自作覚悟ですな。
 それから塗装指示にグラデーション処理での塗装が指示されていますが、これは所謂ボカシ塗装じゃなくてマジでグラデ塗装。色相の変化を考えて塗っていくので難易度は少々高め。
ただ、グラデ塗装が出来なくても、どうやらデカールの継ぎ目のフォロー用の最低限だけ塗れば、後はデカールでボカシ塗装を再現することも可能というかコッチがデフォになってます。
インストの書き方が良くなくて、グラデ塗装できない人は却下仕様って訳じゃないので誤解無く。むしろデカールだけで再現するように作ってあるけど
塗装で仕上げたい人のためにグラデ部分を省いたストライプデカールも入れておきますって事になってます。そう、つまりは塗装派の人のことも考えてくれてる親切仕様なデカールな訳です。
カラーリングの上にスポンサーロゴを一発印刷しちゃったりして、塗装派へのフォローが無いよりは数倍マシな訳ですな。
 で、その大判デカールですが、どうやらグッスマのデカールシリーズほどの質実剛健さは感じないので、ロゴには入ってるけど商品としてはグッスマRは
イラストレーターのredjuiceのCマーク部分以外は無関係かもしれません。手に入れるまではデカールだけグッスマなのかな?と想像したりしてたんですけどね。
何れにせよ、このデカールが非売品になってるのは、フジミの外からデカールだけ持ってきてるって事だけは間違いなさそうです。
キットの中身に関しては新米パパさんが詳しくレポってくれてますんで是非そちらを♪(って丸投げかよw)

 さて、412T2はフロントウィングの製作です。

 フロントウィングはノーズにベタ付けとなっとりまして、水平垂直の確認にノーズが不可欠ということで、先にモノコックとノーズの接合を処理しておきました。
キットにはフロントノーズを外した際に見えるブレーキ関連の補器類もパーツになってるんですが、ここは固定で仕上げるので全て省略するかも。
一応今のところは分解可能状態なんですが、ノーズコーンを固定するとしたならば内部を作っても無駄に終わっちゃいますしね。
っつー事でキットの指定通りに4本の洋白線でピンを埋め込んでオシマイ。

 フロントウィングはメイン1枚、フラップ4枚、整流板6枚、翼端板2枚というのが基本構成。レジンのノーズパーツとの勘合も、ノーズ側のウィング取り付け部を若干削った程度でピッタシ。

翼端板は一部がえぐれた形状になってんですが、エグレ方はレースによって複数種類があった模様。一応カナダ仕様ってキットですが、この翼端板部分のカナダ仕様がどうだったか
手持ち資料では見あたらなかったのでキットの形状のママ弄ってませんが、メタル製のエグレ部分だけは洋白板と真鍮板を組み合わせて作り替えておきました。

そしてメインエレメントと中段フラップを翼端板で挟んでハンダ付け。

 左右計6枚ある整流板は、インストのガイドを参考にエッチングを曲げてやりまして、左右それぞれ3枚ずつある整流板をインスト指定通りに0.8mm洋白線で接続して一体化。
この際、エレメント本体と整流板は後々ばらせた方が楽なのでハンダ付けせず瞬間接着剤で仮固定してから洋白線のみをハンダ付けしてアセトン浸け。
出番が殆ど無く画像にも出てきてない一番上のフラップは、ノーズコーンパーツに差し込む構造なので本組みの時に現物合わせする事になります。上中下各板のクリアランスは
かなりタイトになってまして、この部分の調整は板が三次曲面であることも手伝ってリアよりは少々面倒でした。

 前後ウィングの目処が付きましたんで、残ってるハンダ付けが必要なパーツの組付けを敢行。


バージボードはインストのガイドを参考に曲げを付けてステーをハンダ付け。曲げる際には、昔F-1をよく作ってた頃の曲げ治具の定番、リポ○タンDの瓶を使って曲げてやると曲げやすいです。
リアのディフューザーを曲げるときに焼き鈍しをしてみたけどステン相手では大して効果がなかったので(寧ろ焼けた酸化膜がハンダ付けの際に邪魔)焼かずにそのまま曲げてます。
画像にちょこっとだけ写ってるピンセットは、最近使い始めたRUBISのチタン製の精密ピンセットなんですが、このバージボードのステーの様な細くてハンダ付けしにくいパーツをハンダ付けする際には
・熱に強い
・合わせがシッカリしててパーツがずれない
・耐腐食性が高く、ハンダ付け用のフラックス位ならスルー
と非常に使いやすかったです。


エンジンカウルのNACAダクトの天板も真鍮板をハンダ付け。キットにもステンエッチングが用意されてはいるんですが、他の部分は寸法エラーとか皆無に等しい本キットに於いて、
何故か長すぎる上に、ステンの硬さとハンダ付けのしにくさが災いしましたんで、削りやすく熱も入れやすい真鍮板に変更しました。 

 あと、サスペンション関係で唯一残っていたドライブシャフトもここで捻り出し。

キットのドラシャパーツは↑斯様な有様でして、ちょっと使いにくく寸法的にもイマイチだったので銅線に置き換えました。

プラモのランナーで採寸しつつ長さをカットしながら調整し、サイズが決まったところで銅線から同寸法を切り出してドラシャとして使います。ブーツ部分を作らなければならないんですが
ギアボックスに付いてるドラシャの基部も少々加工が必要な感じなので今は銅製のシャフト部分のみです。

 っつー事で、ウィングやサスペンション等、全体的な仮組みで必要な部品が概ね揃ったので、一回全部組み込んでみました。

リアセクションは、レジン製の両サイドのカウル後部がリアウィングと干渉してエンジンカウルが閉められなくなるという事態が発覚し、干渉しないように削ったりしてたら今度は削りすぎた部分が出てきて
目下ポリパテ持って硬化待機中。ここまで来て漸く気付いたんですが、リアウィングとサスペンションとカウルの関係は非常に密接であり乍ら、全部組み込んで調整しようとすると非常に困難だったので
カウルとリアウィング、カウルとサスペンション、そしてサスペンションとリアウィングをそれぞれ別途仮組みして調整を入れ、最終的に辻褄が合う様に持って行くのが良さそうです。
(備)
・アップライトを上下アームで挟む(ロワアームは緩め)
・プッシュロッドをロアアームの穴に滑り込ませる
・カウルを前方ロワアームに通し
・上下アームををギアボックスに固定し
・ドライブシャフトを装着し
・仮留め状態のアップライトとロワアームを本締め
・スタビライザーを装着し
・リアウィングをギアボックスに固定し
・ギアボックス左右のオイルクーラーと共にカウル後部を建て付け
・配管配線を済ませ
・リアウィングステー左右に挟まれるクーラーとテールランプパーツを装着

リアウィングを先組みした事と、サイドカウル後部を上下分断したことの影響で、上記の順番を守らないと組み立てで詰みます(笑。特にリアウィングのギアボックスへの装着は、アルミ製の
4本のリベットを打ち込んで固定するという凝った構造になってまして、これが非常に込み入ったところに打ち込むようになってまして、この仮組みの時点でも既にイライラムキーーッとなります。

また、以前組んでセンタートンネルのエッチングも、リアウィングとこのトンネル部分を接続する部分が寸法的にズレてましたんで(小図の赤丸部分)、センタートンネル側を全部削り取っておきました。
最初自分が何処かでミスしたのかと色々検証してみたんですが、どうやらヒロのサンプル完成画像でも此所は盛大にずれてましたんで、キットパーツ側の問題の様です。

リアに負けじとフロント側も中々パズルチック

前部分で面倒くさいのは片側二枚ずつあるバージボードの組み付けでありまして、特にサスアームが貫通する前側の小さなボードは、フロントロワアームとのクリアランスが思ったよりもタイトでありまして
これの調整にかなり時間を費やしました。
(備)
・アップライトを上下アームで挟む(ロワアームの締め付けは緩めで)
・プッシュロッドをロワアームに差し込む(接着しないこと)
・前方のボードを前ロワアームに通す
・アッパーアーム及びロワアームをモノコックに差し込む際に同時にボードもモノコックに差し込む
・プッシュロッドをモノコックに固定
・ロワアームとアップライトの固定を本締め
・後方のバージボードを装着
・ステアリングロッド装着
この順番を違えると詰みそうになるので順番厳守。


っつーことで、これで一通り組み込める様になりました。見た目はオーソドックスで質素に見えて、実はかなりパズルチックな構造になってて面白いキットです。
次回からは各部のブラッシュアップとディテールアップを施していきたいと思います。結構組み立て優先で省かれてたり簡素化されてる部分が出てきましたんで、やる事は意外と多いかも。

 さて、明後日3/1から一泊二日で関西へ出張。前回の名古屋は模型関係スルーだったので、宿泊を大阪に確保してリベンジする予定。

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1/20 FERRARI 412T2 【その10】

2011年02月21日 | 模型

今日(2/20)は月一の模型倶楽部例会。高校生メンバーが又一人、都会に来月巣立っていってしまいます。田舎からはどんどん人材が消えていく・・・
そらそうとこの例会にて、会員の一人から

この様な物を頂戴しました。タカラトミーのスターウォーズ石膏像コレクションのシークレット、カーボナイトなハン・ソロです。良く出来てるなーと感心しつつ、
「何故にこれだけ?」と聞くと、箱買いしたんじゃなくて試しに買ったらいきなりシークレットだったとか。で、ヴェイダーやルークの石膏像が欲しかったのに
こんなのが出てきて残念だったとかいう理由でくれました。むしろ俺ちゃんはコレだけが欲しいくらいです(笑。継ぎ目消して色塗っちゃおうかな?

 あと、自動車整備士にしてカーモデラーという御仁が、とうとう禁断の1/43の世界に突入。いきなりプロヴァンスのTS-020。
無理窓のBBRvs無理ホイールのプロヴァンスって話があったですな。オクで比較的安価にて入手したそうですが、
透かしてみたところボディーの表面には思ったほど気泡も出てないですし、バキュームパーツも変形もなく黄変も無しで状態は非常に良好。
タイヤホイールが非常に難儀なアイテムではあるけど、それ以外は多分初めてでも行けるんじゃないかな?終末的市場状態の1/43に、
今から突入してくれるところが実に頼もしいです。
 
会長さんは何やら牛を作ってました。ランボとかレッドブルとかじゃなくて本気の牛。どうする気でしょうか?(笑。展示会が楽しみです。

 
 さて、412T2は臓物関係は概ね目処が付いてきたので、今回は再び外装に戻ってみました。
 で、このキットに限らずF1物で一番面倒くさいくせに一番目に付く前後のウィングを組んでみます。
アイルトン・セナとローランド・ラッツェンバーガーの事故があった94年以降、エンジンパワーやハイテク制御懸架装置など
速さに直結する要素を殆ど禁止されていた中で、空力面の開発が重要視されていく訳ですが、
その過程で前後のウィングの形状が非常に複雑になっていく事になります。
この412T2に限らず、多段構造+三次曲面フラップ等、見た目には面白いものの模型製作から見た場合には、組み立てが非常に面倒くさくなっていきました。

 っつー事で、ナカナカに面倒くさい形状のリアウィングから。

 センターステーがギアボックスを挟む形状で2枚、翼端板がメイン2枚子供2枚孫2枚の計6枚、
エレメントが下段2+2枚メイン1枚フラップ2枚に子供4枚孫2枚、合計12枚(笑。
 ただ、エレメントの内、フラップの2枚と子供の2枚は一体成型で抜かれているので実際のエレメントパーツは10枚なんだけど、
ステーの形状の都合で下段2枚は3分割されていてここが6枚になっちゃうので結局エレメントパーツ数の実際は14枚ということになっとるのであります。
ややこしそうでありましょう?組み立てはマジややこしかったです。どういう順番で組み上げるか試行錯誤の繰り返し。
 で、これら総数20パーツ構成(実際にはオイルクーラーやテールランプなどオマケがあるので、このセクターだけで23パーツ構成)を
水平垂直を気にしながらシッカリ組むには、塗装前のハンダ付けが最適かなと考えた。
もしこれがビビッドなボディーカラーで派手に染められているなら研ぎ出しの利便性も考えて塗装後の接着も考えたんだけど、
フラップ以外はカーボン地にスポンサーロゴという事で強度の方を優先しました。
また、このキットの翼端板のエッチングのダボ穴が、もう「ここからハンダを流してね」と言わんばかりの大穴になっとりまして、
手っ取り早かったというのもある。この大穴、逆に言えば接着剤使う御仁には非常に迷惑な穴でもある。

 で、先ずは一番大事なウィングステーと下段のエレメントを組み付けていく。一番大事な上に、実はココが一番組みづらかったです。
ここさえ済んだら後はすんなり行くんですが、先述の通り三分割構造のお陰で手間掛かりました。

 先ず2枚のセンターステーに下段エレメントの中央部にあたる2枚を挟んでハンダ付け。
そして、その左右に装着する4枚の内、全ての根幹を為す下段メインの左右をセンターステー部とメインの翼端板とで挟んでハンダ付け。

 ちゃんと水平になり、仰角も中央部と左右でちぐはぐにならないようブルタックを使って微調整しつつ金属ブロックで挟んでハンダ付け。
次に小さい方の下段エレメント左右を、やはり中央部のエレメントと仰角を合わせつつハンダ付け。
 ここが解決すると、リアウィングのハンダ付けの山場を越えたと言っても良いかと思います。まさにブルタック空中戦でした。

 ハンダを表面から流せるならこんな面倒くさいことしなくてもいいんですが、裏面から流す必要があるので、
三分割されてるこの下段エレメントが組み付け時に一直線になるように固定する必要があった訳。

 恐らくメーカーサイドもこんな使い方は想定してないと思うんですが、あまりに便利なので先生と呼んでやる。
田舎じゃ何処にも売ってないので大阪の輸入元から直で大人買いしたのが5~6年前だったんですが
大人買いと言っても12個までなら送料はメール便価格なので気楽に買えます。
当時は扱いがなかったんですが、今では密林でも出店者経由で購入可能な様です。
 また、先述の迷惑な大穴もハンダ付けするには実は好都合。

エレメントパーツのダボ位置と翼端板の大穴の位置は非常に正確になってますんで、エレメント組み付け時に大穴から飛び出したダボに
ステン用フラックスを塗って半田ごて当てて融かしてやれば穴埋めと接着強度アップで一石二鳥。

 ともかく、下段エレメントさえ処理できれば後は勝ったも同然。そもそもパーツの寸法精度が高い物となっていて、
両端削って全てのエレメントの幅を揃えるとかいう某社ガレキみたいな恒例の儀式もありませんでした。

 あとは黙々とエレメントを装着し、子供、孫と順々に処理していきます。この際に、ブルタック先生をエレメントの表にペッタリ隙間無く貼り付けてから、
翼端板の大穴にハンダを流してやりますと、ウッカリ表にハンダが流れ出て、磨きにくいとこがハンダでモッコリという事態を防げます。
ハンダを裏から流す際も同様の処置を施しておりまして、ハンダ付けの際に先生の登場をやたら御願いする理由の一つだったりします。
 ステンレスは熱伝導が悪く、ハンダ付けの際にパーツに熱を入れるのに苦労するんですが、このリアウィングのように沢山のパーツを組み上げていく際には、
逆にその熱伝導の悪さのお陰で、組み上げ途中に既にハンダ付けした部分のハンダを融かしてパーツが外れてしまう様なトラブルが出にくい様ですな。

 仮組み→ハンダ付け→フラックス洗浄→ヤスリ掛けの一連の作業を、エレメント一枚毎に繰り返していくのは少々面倒ですが、
このキットの場合は最初に苦労させられた下段の三分割エレメント以外はサクサク組むことが出来ました。

フラップや子供ウィングの2段エレメントなんかは切断して二枚に分けたくなりそうですが、造形が非常にシャープでメリハリが効いているため、
段の分かれ目を細彫り鏨(BMCのZEROを使用)で深めに彫ったのみです。
組む前は「これは相当面倒くさいぞ」と思ってたんですが、いざ組んでみると思いの外サクサク組めて拍子抜け。
フロントウィングもこんな感じでサクサク組めると嬉しいですが、さてどうなるやら。

っつーことで、次回はフロントノーズ及びフロントウィングの作業となります。

 ところで、このリアウィングの組み立て中に、フラックスを机一面にぶちまけるという、私にとっては前代未聞のトラブル発生。
特にヤスリにタップリと注がれてしまってオッサン真っ青になるというトラブルでした。
大慌てで流し台にヤスリを持ち込んで水洗いし、よーく拭き取ってからツバキ油塗り込んでおきましたが、
今後時間と共に錆が盛大に発生しちゃったら困りますな~。フラックスをクレオスの塗料瓶に入れておいたんですが
半田ごてを振り回してるときにコードが瓶に引っ掛かって机の上でムーンサルトを決めてくれたのでありました。

っつー事で、今回の一件を機にガス式の半田ごてを新規導入。熱コントロールが少々しにくく、
油断してるとコテ先温度が大変なことになりそうだと導入を見送っていたんですが、今回購入したコテライザーミニというタイプだと
コテ先温度は上がっても60wレベルまでで、尚かつ簡易的とはいえコテ先温度調節機能もついてるみたいなので大丈夫な感じ。
中嶋銅工のコテライザー ミニ オートというタイプを指名買いしたんですが、田舎だけにそもそもコテライザーそのものが中々店に置いていない。
市内を巡って3件目のホームセンターで漸く一本だけ発見し、充填用ボンベと共に晴れて購入となりました。余談ですが、このコテライザーのアタッチメントも
購入しておこうと思いお店に発注をお願いしたら、なんと取り寄せに送料が掛かるからパーツ代+1000円と言われてしまう。これぞ田舎の悲劇か。
っつーか送料掛かるなら普通に通販で買うっちゅうねん。
 早速使ってみましたが、通常の半田ごてと何ら変わらぬ使い心地というか、コードがない分取り回しの自由度が格段に良いですな。
もっと早く導入しとけばよかったと思いました。


 さて、明日22日から出張で名古屋→岐阜方面に出掛けるんですが、非常に残念なお知らせが入ってきました。なんと、
名古屋のラクーンは私が行ってる火曜日水曜日が共に定休日という事実であります。
滅多に行く機会がないのに、よりにもよって定休とカチ合うかね~(涙。みそカツ食って手ぶらで帰るということになりそうであります。。。残念。

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1/20 FERRARI 412T2 【その9】

2011年02月14日 | 模型


懐かしいのもあり、新鮮wな物もあり。。。

 前回LP500R、作ると決めた途端にアオシマから出たりしてとか言ってたらリアルになったでござるの巻。実車同様にLP400ベースで追加パーツで自称(通称?)LP500Rとなる模様。

 今回は、排気管をやっつけようってのをメインにて。コイツの影響で一度パーツを分解する必要が出てきた。と、その前に、センタートンネル部分が配管作業の際に必要になってくるので
ここで組み立て。全てエッチングパーツなのでハンダで組み上げて飛び出したダボを削り取っておく。少々硬いエッチングなので、跳ね上げのカーブは焼き鈍してから印鑑押すときに使うゴム板の上で
丸棒でグリグリ押し曲げると、その内丁度良い大きさに曲がってくれますで。

 で、ハンダ付けしたんだけどなんか非常に付きが悪い。脚点けもしたのになーと「?」だったんですが、どうやらステン用フラックスじゃなかったらしい(汗。ステンレスは専用フラックスが出るまでは
ハンダ付け不可素材だったくらいですから、専用品使わないとダメですな。ステン用と思いこんでたボトルのラベルがスッカリ剥げ落ちていたんですが、中身が違った模様。改めてストックしていた
紛う事なきステン用フラックスを卸して使ったらアッサリ解決したんですが、間違った方使ってる際に彼方此方ハンダが飛び散って固着しちゃった部分があって、それに除去に手間取った。
組み上がった物をアンダーパネルに仮組みしてみたんですが、これまた何もかもピッタリに出来てます。この部分は実車も別パネルなので最適なパーツ割かと思います。

材質はステンじゃなくても良いんだけどね。むしろ真鍮とか洋白の方が熱は入り易いから楽なんですが・・・
っつーか、キットでは省かれてるんだけど実際は一箇所穴を開けなきゃならないんだが、我が家のドリルで穴は開くんでしょうか?

 
 んで改めて以て排気管。キットでは排気管は3ピース構造になってるんですが、厄介なのは後端のマフラーエンド部分。ここだけアルミ製の挽き物パーツが用意されてるんですが、

なんせアルミなのでメタル部分の質感とあまりに違いすぎるし、ハンダが効かないのでって事で接着しようかと思えども、今後アセトンに浸けて分解する必要が何度出てくるか判らないので
キットのアルミ製パーツと同じ寸法&形状のものをステン管から削り出し、それを排気管にハンダ付けしてみました。ホントはハンダやメタルの質感には洋白辺りが丁度良いんですが
洋白素材の管は丸めて作るしか無さそうなのでステンにて。どうしても継ぎ目が消しきれないんだが、そこは後から焼け色入れるなりして誤魔化そうかと。

 キチンとアンダートレーのマフラー出口位置にフィットさせる必要があったので、分解前にアンダートレー状で流せる場所だけハンダを流し込んで、その後にアセトンにドボンして分解。

 一日浸け置いたらすっかりバラせるんですが、何もかもバラけると仮組みの意味が無くなる訳で、基幹となるエンジンブロック及びギアボックスはハンダでガッツリ固定してありやす。
バラけたとこでエキマニのハンダを流せてない部分に改めて流し込んで成型。ステン管との接続部はステン用ハンダにて、他の部分はメイクの接合用低温ハンダを使用してます。
このキットのメタルパーツは、ちょっと融点が低めな感じ。パーツの変形が少なく質感も高いので低めかと思ってたんだけど、概ねステン用ハンダ(185℃)の融点と同じくらいみたいなので
場所によっては低温ハンダの方が都合が良い様です。エキマニのステン管との接合部は、一瞬ヤバい温度領域に入って冷や汗かいた。

くっ付いてしまえば後は洗浄液塗ってフラックスを水で流して、乾燥したらバリバリ削ってリューターでブリブリ磨いて取り敢えず排気管は完了。焼け色や溶接痕等をどうするかはこれから考えます。

 排気管が片付いたことで、キットに入ってるエンジン及びギアボックス周辺のパーツは一通り組み込めたことになりますんで、ここからは追加工作及びその下準備を開始することになります。
先ずは先般デモドリさんやtakさん達が調べてくれたことも加味して益々どうしようか考えてた謎のロッドですが、結局使わないことにしました。で、フロントは接続用の基部のモールドを削るだけで良いんですが、

リアは基部だけじゃなくご丁寧にロッドが真っ直ぐ入るように凹みまで入れてくれてますんで、ココは一旦メタルを溶かして凹みを埋めて何事もなかったように処理しておきました。



 あと、ブログ回顧していて気になったのがドライブシャフトの基部。キットのパーツだと円周がガタガタば上に原型切削時の切削痕がガタガタに拍車を掛けてくれてましたんで

パーツの穴を左右貫通させてリューターに咬まして、実車にもある段差を意識してドリルレース。こういうのをドリルレースするときは、穴径と同じサイズのドリル刃(使い古しの腐りかけが最適)に差し込んで、
作業中に抜けないように先端から針金や真鍮線等をグルグルとバネ状に巻いていって、そのテンションで供回りを防いでやると良いかと。ドリル刃は径が正確で色々使い回しが出来るので、
折れたりナマクラになっても捨ててはいけないと思うのであります。



 配線配管の類は、最終的に這わせると浮いたり曲げにくかったりして不自然になりがちので、この時点でどう這わせるかを全部考えておいて、下準備が必要な物はココで準備作業を仕込んでおいた方が良いです。

 先ず、キットのオイルクーラーからは配管が2本出ているんですが、実際は4本。また、キットパーツの配管はメタル成型なので全て置き換えることにします。寸法がシッカリしてるので
キットパーツを採寸して、同寸法になるように真鍮線やアルミ管を切り出して交換。真鍮線の方はギアボックスとの接合部に輪切りの真鍮管を装着しておいた。 アルミ管の方は寸法及び形状をトレースしてオシマイ。
何故にヤワなアルミ、それも管の方を使用するかというのは、実車がアルミパイプである事の他に、この管の下を配線が通過する為、万が一の干渉時に曲げ加工で逃げを作りやすいことと、
リアウィングの根本のオイルクーラー下を通るので、組み付け時に万が一干渉した場合に若干管をプレスして逃げを作れるという保険を兼ねて。最終的にアルミでも線の方に替えるかも知れんけど取り敢えずは管にて。
 で、後の足らない他の2本ですが、インストだとエンジンとギアボックスの間から出てきてヘッドカバーに差し込むよう指示されてる配線が、実はオイルクーラーからヘッドカバーに入る画像しか
見あたらないのでこれを追加してやります。

 ヘッドカバー側もオイルタンク側も0.5mmの洋白線を仕込みまして、そこにユニオンを使って接続ジョイントにします。ヘッドカバー側はホーステンショナーがあるのでユニオン+真鍮管にて。
最終的にはこの両者を0.6~0.8mm程度の外形の部材で繋いでホースにすることになります。

 で、早速オイルタンクに増設したジョイントの位置が低すぎるみたいです。実車画像を参照して位置決めしたんですが、この位置だと他の配線を通すことが出来なくなってしまいますんで、
アセトンドボンからやり直し。
F1のフルディテールだと、殆どの場合カウルを被せても外観の辻褄が合うようにと、エンジンやミッションは若干小さく設計されてる場合が殆どなので、実車画像を資料にしてもあくまで参照にして
現物合わせでアレンジしていかないとイカン訳ですが、ここらはセンスのある人はパスパス決め撃ち出来るらしいんですが、私はそんなセンス持ってないから愚直に組んでバラしての繰り返しである。
同様の事情で、使用する線材も自分が「このサイズだ!」と思ったサイズより1サイズ小さい物を選択するようにしてます。要するに自分の目を信用してはいけないと言うことだな(笑

 
 来週は名古屋経由で岐阜県岐阜市に、再来週は京都・大阪に出張決定。二週続けて大都市圏に出張である。来月は月末から4月頭にかけて大阪出張二連発とかも予定されていて、
田舎者のオッサンの物欲が爆発しないかちょっと心配である。取り敢えず来週はラクーンだな。駅から遠いのでどう考えてもついでに寄れる店じゃないはずである(笑。寄れないかも。
 

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1/20 FERRARI 412T2 【その8】

2011年02月08日 | 模型


ロータスルノーのフクピカならぬクビサがどういう訳かラリーにシュコダ乗車にて参戦して大クラッシュ。車体は堅牢なロールケージに守られていたものの、
ガードレールに激突するクラッシュだったため、破損したガードレールが車内に突っ込んできて手首には破滅的な骨折を負ってしまったとのこと。辛うじて
切断の危機は免れそう(予断は許さない)ですが、今シーズンは復帰出来ないか、場合によっては引退かも知れないとのこと。思い出すのは
ベネトンに居たナニーニがプライベートで買ったばかりのヘリの事故によって右腕に重傷を負い、その後のF1人生を絶たれてしまった話。本業では無いところでの
不覚の大怪我で本業の前途さえ絶たれてしまうのは残念至極。何とか復帰して貰いたいものです。

 さて、先週は大阪の電気屋と香港の秘密結社から相次いで荷物が到着。大阪の電気屋からの荷物は殊の外大きかったので少々カミ様から尋問を食らった。

確かに段ボールはでかいけど中身は

タミヤのディスプレイケース大人買い(笑。一個1000円位で丁度送料無料のサービスとかやっとりましたんで、調子ぶっこいて大人買い発注したら、数が揃わないとかで
結構待たされてしまった。っつーか、こんだけ必要になるほど作っちゃいないので、実は注文したことさえ失念していたのはホントの話。届いたとき、発注した本人が
「なにこれ?」
と訳わかんなくて、架空発注送りつけ事件かとか思ったほどである。っつーか、ケース買うなら中に入れるものを作れという話である。

 香港の結社からは毒レベルのキットが漸く届く。先月末に入荷したらしいから意外と早く届いたというべきか。

四種発売されたDTMのキットは、結局顎弟搭載のメルセデスを一台のみ。中身見て気に入る内容ならアウディも一種考えようかと思い、取り敢えずメルセデス一個だけ。
昨年の今頃なら何も考えず四種全部ポチるとこだったが、なんせ香港ってことと、アメリカから発注するより日本から発注する方が送料高いという意味不明な設定も相まって
今年は積み量を控えようという俺ちゃんの脳内会議での会長訓辞に従って一種だけである。二つで送料込み70US$程だったので、日本の30%offプラモ通販と比べるとお得感は薄目か。
っつーか、ドイツレベルのキットの定価も、昨年後半辺りから5$くらい値が上がっちゃったです。日本の国内価格はむしろ円高反映でハセガワも下げ気味なんですがね。
 もう一個はSLS AMG。ドア関係はチリ合わせヘタなメーカーのくせに性懲りもなくガルウィングドア開閉機構を搭載したキットなのだが、完成見本では早速ドアが浮いちゃってる模様。
でも、こないだ作ったカリフォルニアの出来が良かったので、期待もあって思い切って購入。今更ですが、私は市販のスリーポインテッドスターな車が苦手です、っつーか嫌いだったりする。
ただし、AMGとかMcLARENとかがオイタかましたヘンタイメルセデスは意外と嫌いじゃなかったり。今回の二台もリアフェンダーがヘンタイだったりコンセプトそのものがヘンタイだったり
我ながら悪食だな~思ってしまいます。ウチの模型棚に積まれてるスリーポ(ryは、真っ当なのは一個も無いと思う。


さて、製作記という名の備忘録続き。前回まででサス関係の目処が付いたので、今回からエンジン&ギアボックス周辺の冷却系に作業は移行。

先ずはラジエターからの配管。プラモでもこういうのって収まりが悪い場合が多いわけですが、このキットの場合メタルという材質の特性のお陰で
エンジン側の配管取り付け部に収まるように、微妙に配管を曲げて調節することでピッタリ合わせれば良いだけ。寸法はピッタリ合ってました。
スタジオとかなら九分九厘採寸し直して自作パーツに交換となるところですが、全く以て拍子抜け。
 ただ、ラジエターパネルへの配管の固定は、仮組みや調節等を考えると接着剤では心許ないのでハンダ付けで固定してます。四つの配管の内1本だけは、
配管が途中までしか再現されていないので、資料と付き合わせて継ぎ足しすかそのままで行けるか見極めが必要。

 こういうメタルにメタルをハンダ付けで接合する際、今回のように相手が簡単に溶けて消えちゃいそうな小さいパーツの時に重宝するのが

メイクアップのメタル工作用低温融解ハンダ。もっと低温で融けちゃう低温ハンダも持ってますが、あっちはメタルとの融解温度差があまりに大きくて今回のように或る程度強度も欲しい箇所には使いにくい。
メイクのは融解温度は低いけど、メタルもチョビッと融けるくらいが丁度良い温度なのでこういう細かい作業では重宝します。メイクの低温ハンダは盛りつけ用のAと接合用のBが有りますが、ここで言ってるのはB型の方の話。
専用のフラックスを用いて使うので、継ぎ目消しが必要な箇所に使うと後で引けてしまう可能性もありますが、今回のような作業では便利なマテリアルです。最近見かけないけどひょっとして廃番?

 ギアボックス脇のオイルクーラー。キットのパーツは造形も中々シャープで、メッシュ部分は極薄のゲートレスエッチングを貼り付ける様になってて、これまた寸法はものの見事にピッタリで言うこと無し。

 このギアボックス両脇の二個並列のオイルクーラーは、ギアボックスとサスアーム周辺のカウル部分とで挟む構造になってまして、おまけにエンジンカウルの
NACAダクトとの位置合わせもしなければなりませんが、キット指定通りで組み上げるなら、これまたピッタシ所定位置に納まります。ただ、今回は
カウルの両サイド後半部を上下に分割した影響で、所定位置に納めるために手間取るハメになりました。

↑サスカバーの下辺をアンダートレー側に接着し、前半部の黒いトコとの接合線を消したいが為に上下分割したのですが、よーーく考えて設計されてるキットにこういう事すると、
簡単に組み立て精度のバランスが崩壊し作業量がどんどん増えていく罠。更にオイルクーラーのパーツは、

エンジンカウルからも顔を出すようになってるので、位置決めが中々面倒なんです。ただし、もし先述のカウル切断作業をしていなければ、これらは一発で位置決め可能な設計になってます。


ラジエター周りも仮組みして微調整。収まってしまえば理路整然。メタルパーツは、瞬間接着剤でカッツリ固定しながら組み進めれば、後でアセトンで綺麗にバラせてしまえるから
このオイルクーラーの建て付けのように、かなり本番に近い組み付けが出来るのが利点でもあります。どうでもいいけど、アセトンの缶って、何故に開封後はあんなに錆びちゃうんでしょうか?

 で、オイルクーラーとエンジンカウルを合わせてるときに気付いたのが、エンジンカウル成型時に削りすぎたのか、それとも二年以上机の上で放置プレイしたのがイカンかったのか、
モノコックとエンジンカウルの接合部に0.4~0.5mm程度のそこそこ広い隙間が出来てしまっていたので、カウル側の長さの足りない部分をブルタック空中戦にて修正しておきました。

以前、偉い人の製作ブログで知って1/43のFW18(冬眠中)で試しにやってみた方法の流用なんですが、足りない寸法に合わせて、0.3mm洋白線や0.5×0.2mmの洋白帯金を
カウルの接合ラインにそってブルタックで介助させつつハンダ付けしてやると

エッジラインを歪ますことなく延長してやることが出来ます。エッジ部分はメタルが薄く融けやすいんですが、融けちゃっても埋め込んだ線がガイドになるのでリカバーも楽々。
ただ、チマチマとチリ合わせとかしておいて何ですが、多分、いや間違いなく完成時にはカウルは開けた状態でケースに設置するのです。パカパカ開け閉めして不要な塗膜破損が起きても嫌だし
そもそもこういうのは開けるか閉めるか決めちゃう趣向なので、そういう意味では無駄な作業なのかもしれない。でも、閉まらない状態でスルーってのも何となく敗北感があるんよね。

次回はアンダートレー後部のフィンなどをやっつけようかと。あと、エキパイもどうにかしておきたいと策を練り練り中。一方で多段過ぎる前後ウィングは相当面倒くさいんじゃないかと
つい後回しにすることばかり考えてます(笑

※前回備忘録の修正。→ギアボックス後端のアッパーアーム用のマウントからギアボックスに延びるステーは省略されていなかった。ちゃんとパーツ入ってました。でも置き換えた方が良さそうな具合。


 okiさん やTGDさんも楽しみにしてるようですが、実は私も楽しみにしているのがタメオの新製品

ロータス78 77イタリア仕様がフルディテールキットとして遂に発売。っつーかむしろ今まで何で出てなかったのか不思議なんですが。SRCから同スケールで出てましたが、
こんなもんその内タメオが出すだろうと勝手に予測してたら、待てど暮らせど全然出てこない。ロータス81がフルディテールで出てきたりロータス56Bや77まで出してるのに、
まるで避けるかのようにスルーされてた車種ですが、漸く出てきますな。400種くらいのラインナップがありながら78もスルーされ、つい最近までCKもスルーされてたんですよね。

 

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1/20 FERRARI 412T2 【その7】&豚が来た

2011年02月03日 | 模型

今年のF-1新車が続々発表される中、個人的に注目は名称権でゴッタゴタしたロータス関連か。どっちのロータスがロータスなのか?どっちもロータスでどっちもエンジンはルノー、
かの加勢大周vs加勢大周みたいな話でしょうか?第三者的にはクソ遅いロータスはロータスじゃないので、今後は速い方がロータスって事で良いんじゃないかと。


どうでもいいが、フェラーリのサンテンダール銀行のマークが赤いウンコに見えて仕方ない。

 さて、話はズッポリ変わって実は一週間くらい前の事なんですが、MFHの桃豚が到着しました。机の上が412T2のパーツと工具で寡占状態なので拡げられずにいたんですが、
先日家族が寝静まった夜に、お茶の間にて念願のご開帳&パーツチェック。ヒロのキットはパーツがメチャクチャ多い上に細かいので、購入したら
取り敢えずは部品が全部揃っているかパーツチェックした方が良いかと思います。過去二度ほどパーツ不足が発覚したことがありますから意外と重要な作業。
MFHはガレージキットメーカーにしてはアフターフォローがシッカリしていますので、不足が発覚してもメーカー側にストックがある場合が多いんですが、
積ん毒派の場合はメーカーの想定以上の期間積みっぱなしってなぁザラですから。で、チェックついでに中身をレポ。

 一番肝心なボディーカウルは、桃豚の形状を非常に巧く捉えてんじゃないでしょうか。抜きの関係かリアフェンダー付近はもっとダルい方が良いかな?と思ったりもしますが、
全身に豚肉の部位を表すマーキングを施されたその由縁が窺えますな。スリットもちゃんと抜けてます。カウルは前後で分割されてますが、その「プラモ?」と錯覚させられそうなシャープ且つ薄い造型と
これまたプラモ並みにピッタリフィットするカウルのフィッティングもMFHらしいポイントか。エンジンカウル開閉用のヒンジもレジンのカウルパーツに既に組み込まれてます。
プラやメタルと違ってレジンは融着系の接着方法がないので、強度面から言ってもコレは有り難いかも。又、左ドアのみドア開仕様で製作することが出来るようになってんですが
猛者なら開閉モデルとして製作も可能かも?恐らくヒンジ等の接着時の強度面の問題で開・閉選択式になったんだろうと思います。
 完全再現ではない物の、見えない部分まで結構拘ったパーツが用意されてますが、中でも鋼管フレームの一発抜きは昨年購入したサイケデリック同様に一発抜きになっとります。
流石にバリなんかも凄いわけですが、思った以上に歪みとか少ない感じで、一発抜きのメリットである箱強度はシッカリしてますんで修正もそれほど厄介じゃないんじゃないかな?
 FRPの半透明素材は今回も半透明樹脂で成型されてますし、配線類やヘッドライトリムやマフラー固定用含めたスプリング類も概ねパーツとして用意されています。
エッチングパーツもいつも通りふんだんに盛り込まれていて実に充実した内容です。キット単体としては定価3万の割引で2.5~2.8万という高価なキットではありますが、
例えばよくあるプロポーションキットを2万弱で購入しキット以外に様々なディテールアップパーツや素材デカールや金属材を用意すること考えると、基本的にキットに同梱されるものだけで
相当に精巧な完成品が出来上がるように考えられており、そういう意味では高いというよりも、むしろかなり頑張ってる内容だと思います。

 そりでは本題の412T2の今回はリアサス。自分用備忘録がメインなので、エントリー記事としてはツマンナイかも知れません。

前回の前サスでも同じ様な問題があったんですが、リアサスでも同様に果たして装着すべきか否か悩ましいロッドが存在。インストでは↑図の赤線も緑線も装着せよとなってますが、


実車の資料ではロッドが入ってたり入ってなかったり、スタビロッドが入ってたり入ってなかったり。偶々かも知れませんが、手持ちの画像だとスタビロッドと緑で囲んだ謎のロッドが
共存してる物が有りませんでしたので、そこいらにこの謎のロッドの存在意味があるのかも。何れにせよ、両方同時装着の画像ってのが見あたらないし、そもそもスタビロッドのみの画像
それも払い下げられた非実戦用画像でも実戦のピット画像でも「スタビのみ」の画像が何枚か出てきましたので、まぁ間違いじゃないだろうと謎の無しの方向で進めようと思います。
ここで決めておかないと、謎ロッド用のモールドがミッションケースにモールディングされてますんで、削り取るか活かすか決めなきゃなんない。

 あと、ダンパーパーツはフロント同様にメインのダンパーとオイルだかガスだかのサブタンクがくっついてるんですが

メタル製で表面も綺麗じゃ無いため、質感をアルミ製ダンパーシリンダーに沿わせようと自作品に置き換え。3mmサイズの真鍮線が田舎過ぎて手に入らなかったので3mm銅線で代用。
ドリルレースでダンパーの基部を挽き出してから、そこに洋白線や真鍮管を組み合わせて作ったサブタンクとミッションブロックへの固定用のピンをハンダ付けしてパーツピーコ。

またベルクランクから延びるダンパーのロッド部分も洋白線と真鍮管で作り直してベルクランク側にハンダ付け。あとはもうひたすら仮組み→切削&角度調整の時間の割に地味な作業ばっかり。

スタビロッドはインスト指定通りキット同梱のステン管と洋白線を切り出して取り付け。後は概ね問題なく着地出来そうです。元パーツの寸法がシッカリしてるから
パーツの置き換えなんかも全く以て楽であります。このキット、パーツの数とかで臆する方が居られるかも知れませんが、実はかなり組み立てが楽なキットかと思います。

 備):リアサスアッパー後部のマウントステーからギアボックス後部に支柱が二本省略されている。
    ギアボックス左のみサイドカウルへ延びる翼断面状のパイプの有無要確認
    プッシュロッド付け根部分からギアボックスの補器へ接続されるワイヤーがある
    リアサスロワアーム後部はマフラー直下に当たる一部に遮熱板が装着されている
    リアスタビ基部(ギアボックス側)は0.8mm線で仮留め中。本留め時は1mm線に要交換

コメント (8)
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