がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

忙しい~

2005年01月28日 | 模型
 ちょっとここにきて毎日忙しいっす。殆ど模型に触れませぬ。風呂入る前に、F2003GAにクリアーを一吹きしてやるのが関の山。乾燥機を使っての塗って乾かしの繰り返しも一段落し、これからは自然乾燥で一週間程置いてから、デカールに因って生じた段差と塗装表面の荒れ地ををペーパーで削り均して、その上から薄めたクリアーを、もう一吹き二吹きカマしてから、テケトーな時期まで放置プレイとなりやす。使ったクリアーが、エラい溶剤の飛びが早いみたいなので、感触的には一ヶ月位で済みそうです。

 そういや、「クリアー吹く前に風呂入れ!」とか力説していた模型雑誌のライターさんが昔居たよな。人体から埃を出さない様にって理由だったみたいですが、風呂上がりに模型なんぞ弄ったら、風呂入って体洗った意味が無くなると思う派です(笑)。埃なんつうもんは、OA機器用のブロアーでブッシューと一吹きすりゃぁ概ね地平の彼方まで吹っ飛ばせますし、そうそう気にするこたぁない。流石に白いボディ色の車の場合は、神経質に埃を気にしたりもするんですけどね。

 ってな訳で、製作記再開は月が明けてからかな?
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1/20 JPS LOTUS79 製作記 その1

2005年01月19日 | 模型
 っつーことで、今回からはスタジオ27の1/20ロータス79です。スタジオのサイトを見たところ、この製品に関しては「存在しなかった事になってる」様です(笑)。要するに、後発でリニューアル版をリリースした事で、カタログ落ちさせた製品って事みたい。事実、フルメタルキットの79が2バージョン、マルティにカラーのレジンモデルが1バージョン、それぞれカタログには記載されております。
 でも、先日の前フリでも書きましたが、このカタログ落ちレジン版プロポーションモデルも、そんなに悪いキットでは無いんですよね。元々ロータス79ってのは、当時隆盛を極めたグラウンドエフェクトカーの決定版みたいな車でして、他のチームの車と違い、ボディの殆どの部分がカウルに覆われておりまして、昨今のF1車両同様に、プロポーションモデルとしてキット化するなら、エンジン周りの細かいディテールはカウルを外さないと見る事が出来ない為、パーツ化も最低限で済むし、同時にユーザーとしても組み立ての労力を少なくする事が出来ます。ってことで、早速製作に取りかかっちゃうのでありました。

 先ず、仕様をどうするかですが、○○GP仕様ってのに拘りはありませんが、資料として手持ちに多いのが78年モナコGP予選/スペインGP/スウェーデンGP/オーストリアGP仕様の資料。キットは、スペインとスウェーデンの選択型になっていますが、細かいマーキングを除いては両者とも右2ダクト左1ダクトの前期型ってことでほぼ同じ。カーNoは何故か御約束といわれる6番のロニー・ピーターソンです。何故かロータス79はセカンド・ドライバーだったロニー・ピーターソン仕様で作る人が多いらしいのですが、ロータス79でPPも優勝も多く勝ち取り年間チャンプも手中に収めたのは、紛れもなくマリオ・アンドレッティ。しかし、チームオーダーでマリオを常に先行させなければならなかったとか、イタリアGPで前年型78に乗り換えさせられたばかりか、スタート直後事故に巻き込まれ怪我をして、挙げ句の果てに治療失敗(?)で亡くなってしまったという出来事の数々が、時を経てスッカリ「LOTUS79=サイドウェイ・ロニー」っていうイメージを根付かせたんでしょうかね?ってな訳で、ポールtoウィンを成し遂げたスペインGP仕様のマリオ車ではなく、チームとしても車としても勝てなかったけど、ロニー人生最後の母国GPであったスウェーデンGP仕様を基本軸に作る事にします。

 キットの中身を確認しつつ、エッチングパーツに不要パーツが複数含まれているので、これらを選り分ける作業を行います。なんで不要パーツがあるんかな?って思って、あえて不要パーツ(サイドスカートやリアウィング翼端板)を仮組みしてみたんですが、取り付け位置がおかしかったり形状が間違ってたりしたのを不要パーツとして、改めて修正パーツを追加してくれてるのがその理由のようです。思うんですけど、恐らくT車のDFV搭載車のパーツのリキャスト品が多いみたいなのですが、それを差し置いてもパーツの出来が凄く良いです。

レジン製のミッションもちゃんとモールドが刻まれてますし、歪んでもいない。メタルパーツも綺麗に抜けてますし、サスアーム等の手起こしパーツもモールドがシャープ。シャープすぎて油断すると折れそうなのが難点といえばそうですが、こないだから手こずっている同社の2003GAとは雲泥の差のパーツの出来と思えてなりません。

 で、早速仮組みを始めたんですが、パーツの接着部や填め込み部のバリ取りと穴開けを行っただけなのにもかかわらず


早くも4点接地してアライメントも殆どOK。大体、ウィング類も真っ直ぐでバリとパーツの違い目がハッキリ判りますし、F2003GAの時とは何もかも大違いです。流石に発売から暫く経過してしまっているキットなのでレジンパーツそのものは若干の縮小が見られますが、歪みも殆ど出ていませんし、御陰で穴の位置を多少調整してやるだけでパチピタです。
リアウィングにしても

この通り。少々重いのでボディとの接合法は強度面を考慮して改修する必要はあるものの、何も手を加えずにパーツのピンとダボ穴を填め合わせただけで水平垂直平行が出てしまうってのが嬉しい。楽だねぇこりゃ。フロントウィングも、パーツ自体が真っ直ぐですし、ボディーパーツとの合わせも全く問題なく水平に付きます。だいたい、こないだのF2003GAなんて(←しつこい(笑))、サスを4輪接地させる状態まで調節するのにどんだけの手間と時間が費やされた事か・・・・。まさか一日、それも一時間も経たずに、サスペンションの接地調整・確認が済むとは思わなかったです。あまりの呆気なさに、物足りなささえ感じます。

 そんな訳で、早くも各部にどの程度改修を施すかの検討を始めました。組むにはイージー・アッセンブリーな本キットですが、省略されたディテールや、私のイメージの79とは異なる解釈のアウトラインであるとか、手を入れたくなる部分は結構多めです。例えば、ボディーパーツだと

ロールバー付近のディテールが全く無視されてます。本来は、真ん中のカウルはサイドポンツーンとは別パネルで、更にエンジンより前と後とで二分割されており、更にロールバーに隠れた部分では、図の塗りつぶし部分の場所は、アルミモノコックが露出しております。そもそも真ん中の砲弾型の突起が大きすぎって話。また、サイドポンツーンからリアセクションへかけての分割ラインも、後期型→翌年型の分割ラインを構築してしまっていて、実際の前期型は

↑図中の赤の部分で前半と後半が分割されますし、サイドエンドの隆起部分は後半部のパネルに属し、前半部のパネルにサイドスカート上で覆い被さる形で結合されております。
 また、79最大の特徴にして、全身ブラックという塗装色の御陰で解釈が難しいフロントノーズにしても

コクピット前付近の赤○部分のエッジが立ち過ぎですし、ノーズ前端の青○部分は盛り上がった部分はなくフラットな状態でノーズ下部まで回り込んでいるのがホント。

 こういった点を中心に、ボディーパーツに少しずつディテールを増やしていこうと思っております。
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デカール問題取り敢えず解決 それと次のネタ

2005年01月19日 | 模型
 今日になって、スタジオ27から手紙と共にデカールが送られてきた。で、送られてきたデカールが

↑これ(笑)。こっちが期待していたのは、日本GP仕様に本来同梱されるべき

↑これ(汗)。ちなみにこのデカールの画像は、ネットで心配してくださった方の手持ちキットの同梱デカールの画像なので、私のには入っていなくて地団駄踏まされた垂涎のアイテム(笑)。

 一応ですね、クレーム入れた時に、とにかくデカールを何とかして欲しかったので「たとえスペインGPorプレ発表仕様のでも、あと一面分あればこっちで何とかするんですけどねぇ」と謙ってクレーム入れたら、本当にスペイン用のを、しかも一個だけ送ってきたという訳だな。まぁ、こっちの要求通りといえばそうなのだが、なんかこうシコリを残す解決って感じでもあるわな。販売したら後は知らんでは、この先どっかのやる気有るブランドが立ち上がったりしたら、MやらCやらTやらみたいに一気に屠られるぞ?とか思ったりもしたりして・・・・・。

 で、何とか三面分のロゴを確保出来ましたので、これをパズルの様に分解してですね、チマチマと貼りました。思った以上に面倒クサかったです。なんせ、三分割されたロゴを四分割状態にした上で、見た目上は二分割に見える様に貼り込む訳ですから。ちなみにですが、このリアウィング用のロゴですが、真正面から車体を見た時に「Marlboro」のロゴが出来上がる様に配置されてます。真上から見た時のロゴに関しては二の次って事。資料を色々漁ってロゴの貼り方を考察し、メインウィング&フラップ用の表面のロゴの長さが足りない事は、もういい加減疲れたのでノーズの一回り小さい白marlboroと同じくスルーする事で、ようやくマーキングも済ませるに至りました。

ソフターもセッターも使いまくって辻褄合わせをした事もありまして、取り敢えずはこの状態で数日乾燥させてから、チマチマとこれまた数日クリアーを吹いて更にドライブースで(とか言いながら実は唯の古い食器乾燥機)乾燥→研ぎを地味に繰り返す事になりますが、画像にする程の作業でもないので、最終組み立てまでは製作記もお休みとなります。クリアーはフィニッシャーズのオートクリアーを使用。最後の吹きつけが終わってからは乾燥機を使わず自然乾燥させるので、最終的な研ぎ出しは3月上旬を予定してます。


 で、今日は次ネタの製作準備を始めました。当初はHIROってメーカーがリリースしてた、フルメタルのロータス97T雨のポルトガル仕様を目論んでいましたが、ちょっと気楽なものをってことで、同じロータスでもロータス78とロータス79を同時に作ってみる事にしました。途中で気が変わって、どっちか一つに集中してしまい、残った方は放置プレイって事も考えられますが、どっちも製作経験が過去にあるので、まぁ大丈夫な気もします。
78の方は、言わずと知れたタミヤ製。これは過去に3度程作った事があるのですが、最初は小学生の時だったのでガビガビのガラクタ状態でしたし、二度目は自動車模型を作り始めて間もない頃で納得いかない状態でしたし、三度目はソコソコ作れる様になってから作りましたが、デカールの色がクリアーでスッケスケで気に入らなかったので友人にタダで上げちゃいました。そんな訳で、4度目のリベンジです。とか言いながら、何故か国産バージョンを避けて、スポット生産のブラジル生産分を組む。箱を開けるなり、イキナリ湯が流れていなかったり折れたりしてるパーツ群を見てラテン系を感じるが、パーツそのもののは殆ど国産版と変わりなし。強いて言えばモーターライズ用のパーツがない事とデカールが「死亡」してる事くらいか。

今回は、以前買っておいたらしい(実は買った記憶がないのにストックされていた)スタジオ27のエッチングパーツと同社の77/78コンパチデカールを利用します。キットのデカールは黄色いロゴなのですが、実車で黄色が使われたのはプレス発表時のみで、実戦では全てベージュ色でしたので、ST27のベージュ色デカールは必須アイテム。しかもカルトグラフだしね。資料は御約束のネット拾い集め画像と1/12のキットのインスト。1/20の78の最強の資料は凝りに凝った同じタミヤの1/12ってのは定番ですな。

 それから79の方ですが、これはスタジオ27のレジンキット。F2003GAで泣かされたのにST27に再び挑むってのもなんですが、実はこれも前に一度発売直後に組んだ事があります。いや、正確には組まされたですけど。私が買う時にロータス好きな友人が「オレも欲しい」とか言い出してですね、そいつが模型慣れしていないF1ファンだったってことで、一緒に買ったばかりかソイツの分だけ作ってあげた事があるんですよ。自分の分は後回しして作ったんですが、これが思いの外良いキットでしてね、どうやら某社の70年代F1キットからリキャストしたパーツが多くキットに入っていた事もあってか(笑)、モールドも行けてたしボディフォルムも当時としては「79だ!」って判るナカナカのもの。今では資料もゴッソリ出て来ちゃって、ボディパネルラインは悉くオミットされてるは、ロールバー近辺のカウル分割表現がいい加減だは、ノーズ形状が角張りすぎてるは、全体のプロポーションが78年中期型と79年型の折衷状態だはと少々問題も孕んでいるけど、F2003GAと比較すると遙かにマトモなキットかと思います。メタルパーツも歪みが非常に少なく、ダボ穴やピン位置もかなり正確にモールディングされています。製作上問題となるのは、記憶ではサイドのスカートの摺り合わせと接着法のアレンジメントとコクピット&冷却類マウント部の別パーツのボディへの摺り合わせが面倒な程度です。でも、今回は、オミットされた各部モールドの追加や、露出メカ部のディテールアップを考えているので、多少は手間が増えそうですけどね。

 尚、スタジオ27からはフルメタルのロータス79がリリースされています。こちらは、カウル分割もキチンとしてますし、ノーズのラインも78年版に近い感じ。でも、フルディテールなので製作は大変そうですな。今回ネタにするのは、そのフルディテール版ではなくスウェーデンGPorオーストリアGP選択仕様のレジン版プロポーションモデルです。

 なんで、コノネタにしたのかですが、最近発売されたF1モデリングを見て影響を受けたってのは言うまでもないw。ミーハーだな、俺。ちなみに、あの雑誌で詳細に画像付きで解説されてる79の多くは、実は78年型ではなく79年型なので、あてにし過ぎると辻褄が合わなくなる部分も出てくるので、資料として用いるなら一応注意した方が良いかもですね。
 
 そんな訳で、次回からはJPSロータスの製作記をUPして行きたいと思います。
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なんとぉ!

2005年01月17日 | 模型
 結局、購入した店の名前からキットの箱やらラベルやら、同封の間違いデカールの画像やらまで送りつけてみたら、なんと既にスペアは土曜日に発送したとの御返事。あるならあるで、なんでその場で「すんません!直ぐにちゃんとしたものを送付します!」と言えんのよ?そりゃそっちの事情ってのも判るし、本来入ってはいけないはずのものをワザワザ同封してくれるっていう策まで講じてくれてるのはユーザーとして有り難いところではあるが、それとこれとは話は別。返事が物凄く曖昧だった為に、こちとらどんだけの人間に相談したと思ってるんだ?っつーか、土曜日に発送したなら、せめて電話の一本でも入れてくれりゃ良かったのに。ちゃんと住所もtel番も知らせてたんだからさ!

 ってな訳で、件のトラブルでは友人知人に余計な気を遣わせてしまいまして申し訳在りませんでした。
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取り敢えず・・・・・

2005年01月15日 | 模型
 昨夜の事ですが、ネット上にてスタジオ27のF2003GA日本GP仕様オマケデカール付きバージョンを所有もしくはお持ちの方に聞いてみたのですが、ちゃんと日本GP用のデカールが入っていたとの事。実物の画像も見せて頂けたのですが、スペイン仕様だと前後二枚のロゴが、日本仕様だとリアウィング用のロゴは四つも付いてますな。メーカーのミスかショップのミスか尋ねて見るべく、今日になって購入したショップに行ってF2003GAのデカールの問題を話してみたところ、オマケデカールと言ってもショップで梱包する訳ではないので、やはりメーカー側のミスだろうとのこと。でも、なんで仕様違いのデカールが入ってしまったんでしょうかね?同時期にリリースされた訳でもなく、そもそも発売本数が限られてるガレージキットな訳ですから、建前として日本GP仕様リリース時にはスペイン仕様は完売して存在していないはず。混入する筈はないと思うんですけどね。私が買った物は、昨年8月に再販されたバージョンだと思われるのですが、再販分だから余ったスペイン用のオマケを・・・・とか思ったとか?。いずれにせよ、デカールはアルプスのプリンターでも持ってなけりゃユーザーレベルではどうにもならないので、ほんと困った話であります。既に貼った分のデカールが傷むのもイヤなので、取り敢えずリアウィングのマルボロロゴを貼る部分以外の部分には、クリアーを吹いてから放置する事にします。私はアンチウレタンクリアーのアクリルラッカークリアー派なので、乾燥時間が大量に必要な訳ですから、たとえロゴが揃っていても当分放置する事にはなるんですけどね。

 話ついでですが、ウレタン・クリアーとラッカークリアーの話。実は今日、小倉のホビーボックスに行ったところ、モデルアート社刊行の「カーモデルテクニックガイド2」なる書籍が出てました。本屋ではないので立ち読みは迷惑だろうと思い、取り敢えず買ってきたんですけど、思った以上にウレタンクリアーをモテ囃してますな。世間では取り扱いが難しいとか毒性が高いとか言われてますけど、二液混合型ウレタン塗料ってのは実車補修用でも使われてる塗料ですし、特に使用が難しい訳ではありません。お父ちゃんの日曜DIY補修用にソフト99なんかも出てる位ですから。特に、最近では模型専用に調合された使い易いモノがリリースされていますし、薄~いタミヤやハセガワ等のレギュラーデカールでも痛めずに吹く事が可能なので、レーシングカーやフォーミュラーカーの様に全身にマーキングが施されたキットを作る際には、アクリルラッカーよりもむしろ、ウレタンクリアーの方が手軽にクリア仕上げが行えると言っても良いくらい。毒性に関しても、たとえアクリルラッカーでも、揮発性の有機溶剤を取り扱う訳ですから、塗装用マスクとゴーグルをしないで作業するってのは良くない訳です。殊更ウレタンがアブナイ塗料って訳ではない訳です。
 専門店の店頭の完成品でウレタンクリアーで仕上げられたモノを見れば判ると思いますが、アクリルラッカーの仕上げとウレタンクリアーの仕上げでは、その質感が大きく違うんですよ。私の感覚では、ボディ色が艶を発している様に感じるアクリルラッカーに対して、ボディ色の上にクリアー層が殊更自己主張を醸し出しているのがウレタンクリアーって感じ。特にウレタンクリアーは、白系の高明度色にコートすると、クリアー層の自己主張の御陰で陶器みたいな感じになっちゃうので、この辺りが私の場合好みではないんですよね。私が使った事があるのは、実車用の缶スプレー型二液混合ウレタンクリアーだったりして、その当時はフィニッシャーズや精密屋のウレタンクリアーなんていう優れものは存在していなかった事もあり、その手の製品を使った事が無い私が、一概にウレタンクリアー=私の好みではないと決めつけるのも難があるかも知れませんが、最近見たウレタン仕上げの店頭展示品見ても、私にとってのウレタンクリアー仕上げに対する感想が変わらないので、やはり私はアクリルラッカー派な様です。アクリルラッカークリアー仕上げは、デカールにはリスクが高いし、溶剤分がなかなか抜けきらないので乾燥時間がアホみたいに必要ですし、ウレタンクリアーよりも無駄に手間がかかるんですけどね。
 何れにせよ、どっちの艶が好みであるかが大変重要な選択要素だと思います。この辺りの事が、あまり雑誌には書かれてなかったよなぁ。

 この雑誌の他に、タミヤのF310Bとフルビュー型FW24、後はここ最近のF2003GAの御陰で浪費しまくってしまった瞬間接着剤効果促進剤とかアルテコ瞬間パテ、それに私の住むエリアでは、片道約50km離れたこの店でしか売っていないフィニッシャーズブランドの塗料を買ってきました。塗料と言えば、フィニッシャーズの「フォーミュラーレッド」を、今回F2003GAで使用してみてかなり気に入ってしまい、前回も数年単位で保存が効いた事もあり、又最近再販された事もありまして、ストック用に買ってしまいました。塗料が死なない内に、またなんか赤いの作らなきゃイカンですな。

 さ~て、次は何作ろうかな?ちょっと仕事が忙しいので、来週までに次作を決めたいと思います。今回のキットは、つまらない事ばかりで精神的に疲れたので、気軽に取り組めるプラキットがいいなぁって思っていますが、、、
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1/20 F2003GA 製作記 その10

2005年01月14日 | 模型
 こやつの製作記も遂に10回目。で、10回目にして、恐らく最も厄介なトラブルが発生しました。その辺は後ほど書くとして、先ずは塗装の続きから。

 前回ボディの「フォーミュラーレッド」まで終わった訳ですが、このキットの場合は、ウィングやパージボードの裏面にも塗装をする必要があります。で、この裏面ってのが実車ではカーボン剥き出しなんですよね。どんな方法で塗装するか色々考えたのですが、特にフラップ以外は塗装前に組み立ててしまっているリアウィングの兼ね合いがあり、今回は普通にセミグロス系暗色塗料で塗って済ますことにしました。プラモデルみたいに精度が出しやすく、塗装後に組み立てが出来る様な場合は、不器用な私でもストッキングやガーゼを当ててカーボン調塗装なんて処理もあり得たんですけどね。

 ってな訳で塗装ですが、先ずはマスキングをします。細切りにしたマスキングテープを、塗装面の裏側の辺に沿う形で貼り、パーツとテープの境目には、モデラーズのマスクゾルを平筆で塗って(と言うよりゾルを境目に乗せる感じ)おきます。

今回の様に両面塗装が必要な場合、このマスキング方法だと塗料の隙間漏れの心配をしなくて済むので、私はいつもこの方法です。通常のマスキングと違い、塗料が完全に乾いてからマスキングを剥がすのがコツ。生乾きだと、マスキングを剥がす際に捲れ上がった境目の塗料がパーツに残り、それが再び食い付いてしまうことがありますので。で、完全乾燥後にマスクを剥がすと、ゾルの上に載った塗料が少しギザギザと捲れ上がりますが、パーツには食い付いていないので2000番程度のペーパーで軽~く攫ってやれば、境界を綺麗にすることが出来ます。

 塗料は、先ず下地にフィニッシャーズのCLKシルバーを濃いめ+高圧+やや遠目から吹き付けます。次に、同じくフィニッシャーズのカーボン・マットブラックをやや薄目に溶いたものを、今度は低圧で気持~ちシャドウ入れっぽく吹きました。で、塗料が乾燥したらマスキングを剥がし、境目をペーパーで均して塗り分け終了です。


同じ色で、アンダートレイも塗装しておきましたが、これはアンダートレイにボディー色パーツの一部がモールドされている為で、サスやインテリア等々は、また後日塗装法を考慮することにして、今回は塗っておりません。

 さて、塗り分けが終わったボディ関係のパーツ群。今度はデカールを貼って行くことにします。シルクスクリーン/カルトグラフ製の良質なデカールと、何故かオフセット印刷とシルクスクリーンが混在したオマケMarlboroデカールが入ってます。箱にはフェラーリとのライセンス品である事が示されていることから、この版権関係の条項にタバコマーキングを入れてはならないって条文があるんでしょうねぇ。海外分はともかく日本国内販売分位は普通にデカールを入れてくれれば良かったのに・・・。で、実はこのタバコデカールが、後に悲劇(喜劇?)を産んでくれたりします。

 昔からそうなんですけど、カルトグラフのデカールで気を付けなければイケナイのは、デカール自体に厚みがあり柔軟性にも乏しいので、シルバリングや気泡の混入を回避すべく、デカール貼付面の塗装表面を滑らかにしておく必要があります。今回も、デカールの前にクリアーを少し吹いて磨いてから・・とか思ってたんですけど、ヒーター全開の部屋で塗装したのが効いたのか、この手間を掛けなくても塗装表面が非常に滑らかです。デカールが跨ぐ面に塗り分けがある訳でもありませんし、染料系塗料でもありませんので、今回はボディー色の表面に直でデカールを貼っていくことにしました。ホントは念のためクリアー処理した方が良いんですけどね。



 で、↑貼りました。(爆)。参考資料は2003年鈴鹿GPのレース車画像です。ネットで拾い集めると、軽~く50枚程の鈴鹿仕様F2003の画像が拾えましたので、デカール貼りに便利そうなものを10枚程ピックアップし、プリンターで印刷して資料にしました。背中のマルボロがまだですが、ここは下の白がデカールなので、一旦デカールを完全乾燥させてから後で貼ります。相変わらずフェラーリはマーキングが少ないので楽ですねぇ。面倒だったのは、サイドのシャークルーバー部分のボーダーフォンマークと、背中の大判白デカールくらいのものでした。シャークルーバーの部分は、キットのデカールに余分にボーダフォンロゴが付いていましたので、正規に貼る分をセッターと軟化剤で下半分から少しずつ馴染ませながら貼り込んでいき、サイドフィンに跨る部分の寸足らずな分を、先述の余分なロゴを切り刻んで使用しフォローしてます。背中の大判白は二種類有りまして、正規分はマルボロロゴのない私用で使うもの、オマケデカールに入ってるのがマルボロロゴを入れる際に使用するものになってます。折角日本GP仕様って事で買ったのですから、当然ロゴを入れるべくオマケデカールに入ってる分を使用。これまたセッターと軟化剤を使って貼り込んでいきましたが、少し失敗しちゃいまして(笑)、マルボロロゴを貼る前に濃いめの白でタッチアップをしてやる必要が出来ました。デカール使わずに塗り分けた方が楽だったかな?
 また、ノーズに貼る白いマルボロロゴですが、シルク印刷の真っ白なマルボロを貼って、その上に縁付きのオフセット印刷のマルボロを貼って仕上げる様になってますが、実車もF2003GAからは立体的なグラフィックのロゴになってますので、わざとホンの少しだけ上と下のデカールをズラして影付き表現をいれておきました。それにしても、このノーズのマルボロは短すぎ。採寸ミスなんでしょうかねぇ。ついでにツッコミを入れておきますと、ノーズのボーダフォンロゴとゼッケン、フロントウィングフラップのボーダフォンロゴなんかもサイズが小さすぎです。でも、気にしなければ気にならないのでOK(笑)。
 デカールは貼付後暫く乾燥させまして、程良く湿気が抜けた頃に、曲面部や筋彫り上のマーキングに関しては更に馴染ませる為に軟化剤を使って馴染ませていきます。カルトグラフにはモデラーズのマークソフターが使い易いっすね。ウッカリするとカルトと言えど溶かすので、使い方には注意が必要です。


 そんなこんなで、概ねマーキングが必要な部分のデカール貼りが片付きました。しかし、実はリアウィングのマルボロロゴに問題と言いますか、「なんで?」っていう困った事情が露呈しまして、誠に残念ながら一時作業をストップすることにしちゃいました。ここまで来たのに・・・・・と私自身かなりガックリ来ております。と言いますのも、私が買ったキットに初回限定として付属していたマルボロロゴでは、日本GP仕様のリアウィングのマーキングを賄えないんですよ。まさかそんな事になってると思ってませんでしたので、既にボディーにはマルボロロゴ入りのマーキングを施してしまっていますし、今更仕様変更も気分的に萎えてしまいます。で、どんなデカールだったのかと言いますと


こんな感じで、恐らく分割から察するにスペインGP仕様と同じモノが入っている模様です。日本GP仕様の場合は、上段・中段&フラップ・下段の立体三段メゾネット構成のウィングになっていて、ロゴが一面分足らないって訳です。


しかも、付属デカールの「BACK」って書かれた部分のロゴなんて、キットは二段分割なのにデカールは三段分割なので、一旦バラして再構築して貼っていくという、ナントモ不親切極まりない状態。でも、これよりも最悪なのは「足りない」分ですな。困ったことに、F2003GA以降のフェラーリのマルボロロゴは、それまでのソリッドな黒のロゴではなく、グラデーション塗装を用いた立体的なロゴになっていますが、手持ちストックの数多のマルボロロゴデカールは全て旧タイプのロゴなので流用が出来ず。市販の別売デカールも1/18や1/24や1/43のは有っても1/20は皆無な状態。自作しようにもグラデーションは不可能に近いし完全にお手上げ状態ですわい。ネットでもこの辺りの話は聞かないので、ひょっとするとまた「私だけ貧乏くじ」の梱包ミスがあったのかも知れませんが、もし日本GP仕様とスペインGP仕様でタバコロゴは同じモノが入ってるとしたなら、端からムリだろうと思うんですけどねぇ。やっぱり梱包ミス?

 試しにスタジオ27に連絡してみたのですが、諸般の事情でスペア供給は出来ないとのこと。なんやそれ?。「諸般の事情」って部分は察しが付くんですけどねぇ、、、困ったもんです。結局多方面に「ヘルプ」をお願いして何とかしようと試みたところ、もしかしたら何とかなるかも知れないって筋に辿り着いたので、これが一縷の望みってとこです。これでダメなら、他のマーキング部だけ保護の為にクリアーを吹いておいて、後々なんらかの別売デカールで解決出来るその日までお蔵入りってことになるかもしれやせんです。パーツの欠損等であれば何らかの形で代替部品を作れば事足りますが、マーキング関係は非常に難しい。更に私の様な地方在住者で小回りの利くショップが近くにないユーザーにとっては致命的っすな。

 ほーーんと、エラいキットに当たっちまったもんですわ。大人しくTAMEOのF2003GAでも買っときゃ良かったよ。
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1/20 F2003GA 製作記 その9

2005年01月12日 | 模型
 一週間程空きましたが、三日位前から塗装作業に突入しております。先ず以て全てのサフ仕上げパーツを、ヨレヨレの3Mスポンジヤスリの激細目と#1200フィニッシングペーパーを併用して磨き上げます。で、削りカスを洗い流して乾かしてから、念願の塗装作業に突入です。
 塗装にあたって、フェラーリの赤って色々な解釈がある訳ですが、このF2003GAの場合は、F310以降に採用された彩度が非常に高い赤の系譜になるようです。しかしながら、F310やF399程の明るさはややトーンを落としている様です。とは言え、実は実車を見たことが全くないので、自家調色しようにも見当を付けにくいんですよね。そこで、今回は以前購入したまま使う機会に恵まれなかった、フィニッシャーズの「フォーミュラーレッド」を使用してみることにしました。

これ、最近になって再販もされたそうですが、今回使用したのは再販分ではなく、実は数年前に購入した塗料です。で、通常数年単位で使わなかった塗料ってのは、溶剤分が抜けきって樹脂製分が固化して糊化して使い物にならなくなるんですが、ここの会社の塗料は樹脂成分が極端に少ないのか、全然問題なく生きております。折角なので、この色を使ってみることにしました。仕様にあたっては、エアブラシ用に稀釈しなければならない訳ですが、目盛り付きで塗料と溶剤とを混ぜるのに便利なので市販の薬瓶を使って稀釈します。

 塗装には、私の場合口径0.3mmと0.5mmの2種類のエアブラシを使い分けて作業しております。

先ず、「フォーミュラーレッド」は下地塗料とオーバーコート塗料の二本一組の塗料になってるのですが、どっちも彩度がかなり高そうな色合いなので、磨いたサフ面の上に同じフィニッシャーズの「ファウンデーション・ホワイト」を塗ります。実はこのホワイトを使用するのは初めてなんすよ。ずーーっと「艶消し」だと思い込んでいたのですが、グロスの下地塗料だと知って使ってみた次第。思った程隠蔽力が高くないので、いつも使ってるクレオスのベースホワイトよりは白くするのに手間がかかっちゃいましたが、グロスだけに余分な磨き作業が省けるのがイイですね。で、ホワイトが吹けたら一昼夜乾燥。
 次にウィング類にピュアホワイトを吹こうかと思ったけど、ボディの赤面積が大きくコントラストが付くので無理に純白にしなくても良さげって事で、白い部分は手軽にファウンデーションホワイトのままで行くことにしました。フロントとリアのウィングは既に組み立ててある部分が多いので、キッチリ長さを測ってマスキングテープを切りだしマスキング。こういう場合、サフェイサーを吹く前の段階でパーツにマスキングテープを貼り込んで、マスキングしたい部分を残す様にアートナイフでパーツに貼り付けたテープを切り出して、これを後々塗装時にマスキングの型紙にするのがお奨め。サフ吹いてしまうと、その上にマスキングテープを貼ってナイフでカットする事が難しくなりますし、本キットのフロントウィングの様な三次曲面になってる部分のマスキングは、先に型紙を作っておく方が安心確実です。今回は、デカールを調べたところ、フロントウィング前端の赤帯のみ塗装する必要があったので、フロントウィングのマスキングテープは、先に型紙を用意しておきました。リアに関しては、センターウィング付け根の部分と翼端板の「SHELL」マーキング部分のみテープでしっかりマスクして、センターウィングの残りの部分はマスクゾルでマスクしました。使い慣れると、このモデラーズのマスクゾルは非常に使い勝手が良いので気に入ってます。更に、テープの重なり部分やエッジ部分の「漏れ」が心配される部分にもマスクゾルを流しておきます。


 さて、準備が整ったので、先ずは下地のオレンジを塗装。20年くらい前のヤングオートを愛読していたチバラギの暴走族が諸手を挙げて喜んじゃう位に羽根だのバルジだのがゴテゴテ付いた複雑なボディなので、先ずは塗料が回り込み難い場所から塗っていきます。この際0.3mm径のエアブラシで、圧を少し高めにして細吹きし、サイドフィンやサイドウィングの内側・シャークバルジ周辺・サイドポンツーンの内壁・フロントウィングステー内側を塗装。特に、サイドウィングとシャークバルジ付近は非常に塗料が届きにくいので気を付けて塗装します。

更に、深めに彫った筋彫り部やインダクションポッド開口部・ボディやウィングのエッジ部分やコブの突起部分等々、塗装が乗りにくい場所を重点的に塗装。他にも、排気管のカバーパーツの入り組んだ部分やフロントウィングのカナードの裏付近も先に色を乗せておきます。

 次に0.5mm径のエアブラシで、今度は各パーツ全体を満遍なく塗装します。エッジが多い車体なので、塗料が乗りにくいエッジ部にキチンと色を乗せるのを意識しながらブリブリ吹いてやりました。このオレンジですが、予想通り彩度も透明度も「染料系?」って疑いたくなる位高いので、ムラには要注意です。塗装が完了したら、再び一昼夜乾燥っす。


 で、オレンジが乾燥したので、今日は上塗りのレッドを吹きました。レッドを稀釈してる時に気が付いたんですが、この下地のオレンジと上塗りのレッドって、見た感じ殆ど同じ色合いですねぇ(汗)。こういう場合、上塗り塗料の乗り具合が判りにくいから困りますな。取り敢えずオレンジ同様に0.3mmで入り組んだところから吹いていったんですけど、塗装ブースに設置してある照明に吹いたところを反射させて確認しながら吹かないと、塗れてるのかいないのか全く以て見分けが付かないっす。しかしながら、吹いて少し時間が経過すると、溶剤分が抜けて顔料が落ち着いて少しですがオレンジとの違いが判る様になりますね、この赤。そんな訳で、入り組んだところを頑張って塗装し、その後0.5mmに持ち替えて全体を吹く段階で、一回全体を塗る毎に20分程度乾燥時間を取り
、色合いを確認しながら塗り重ねていきました。少々手間はかかりましたけど、何とかフォーミュラーレッドの塗装が完了しました。

ん~、でも画像に撮ると殆ど下塗りのオレンジと変わらない気もしますね(笑)。ちなみに、上塗りの赤は、かなり塗り重ねましたので、このフォーミュラーレッドという2コートが示す色ってのは、斯様な彩度メチャ高の赤って事なんでしょう。
 ボディーだけはなくちゃんと他のパーツも塗装しました。特に、排気管カバー部やミラーは後でボディに接着するので、オレンジ・レッド共にボディと塗り重ね回数を同じにしてあります。赤系の塗装では、このパーツ同士の塗り重ね回数を併せるってのは意外と重要です。



↑、油断してるとウッカリ塗り忘れられそうな皆さんです(笑)。真ん中の画像のパーツは、ノーズに付くアンテナパーツ。キットのパーツがヨレヨレだったので、洋白線を真鍮パイプに通して潰し、更に削り込んでから半田メッキして表面を整えて製作しました。他のアンテナもインセクトピンや洋白線と真鍮パイプを組み合わせて作り直してあります。また、アンダートレイにもボディ色で塗装する部分がありますので、これも塗り忘れない様にします。実は忘れそうでした(笑)。

 こんな感じでメイン色の塗装が完了です。一昼夜以上乾燥させて、次回はウィング裏のカーボン部分の塗装をしますが、色をどうするかでちょっと悩み中です。


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1/20 F2003-GA 製作記 その8

2005年01月04日 | 模型
 新年、明けましておめでとうございます。大晦日から2日にかけて、私が住んでる大分県もドカ雪でした。そんな中にも関わらず、忘年会だの新年会だので、友人達と連夜に渉って遊び回っていた管理人です。当然、、模型なんて手を出すまでもなく正月三が日が終了。しかしながら、明日からは、半ドン状態が一週間位続くので、休みみたいなもんなんですけどね。この期間内で、何とか塗装まで済ませてしまいたいものです。

 さて、落下事故なんかもありましたが、なんとか無事にボディ&アンダートレイ&前後ウィングに関しては、サフェイサーまで作業完了。ボディーと他パーツの色合いが異なってるのは、ボディには新ソフト99プラサフを、リアウィングには旧ソフト99プラサフを、アンダートレイ他のパーツにはホルツのソフト99のプラサフを使用した為です。ホルツのは、相互リンクサイトのベルガーさんが使ってみたって話をHP内のコンテンツにて知りまして、試しに使ってみたモノです。旧ソフト99と比較すると、顔料が濃い様な感じで気を付けないと直ぐにボテっとなっちゃいますが、食い付きそのものは全く問題なし。問題が無いどころか、ハッキリ言って新ソフト99より遙かに使い易いです。成分表を見ても、旧ソフト99プラサフと殆ど同じなので、レジン・メタル用としても充分使えるのではないでしょうか?

サフ乾燥後、ボディに関しては、#1200程度の3M製スポンジヤスリで磨いておきました。他にも、画像は無いのですが、サスペンションパーツや内装に関しても仮組み確認とサフェイサー塗装までが完了しています。

 これで塗装へGO!かと思いきや、このキットにはまだまだパーツが残っております。ってな訳で、今日はパージボードの仮組みをしてみました。最初はサクサクっと済ませてとか思ってたんですけど、JAPAN-GP仕様の場合は、二分割されてるパージボードの前側の部分の一部が、フロントロアアームとのクリアランスを確認する必要があることに気付きまして、既にサフ吹きまで済ませてあるロアームをボディに装着し、アンダートレイも含めてパージボードの仮組み開始。
 で、いきなり気付いたのですが、前側の小さい整流板はOKですけど、後川の大きな整流板パーツが、左右形状が異なってしまってることに気付きました。っつーか、此処までの作業で左右がキチンと近似値内に納まっていたパーツって有ったっけ?(笑)。ホント、重ね重ねつくづくロクなキットじゃネェな、これ。仕方ないので左右比べて形状がデカい方を削り込んで、左右の形状を概ね揃えてやりました。形状が揃ったところで、取り敢えず、キット同梱のパージボード固定用のロッドを使用して仮組みしたのですが、なんかトンでもない状態になりますね、これ。画像を撮り損ねたので文章だけの説明になりますけど、ロッド自体が太すぎ&長すぎですし、アンダートレイとパージボードを繋ぐロッドも角度がヘンです。更に、大きな方のパージボードの下端のギザギザ部のエッジの角度も車体の進行方向に対して符合しません。パーツをプライヤーでウネウネ曲げて調整してみたんですが、レギュレーション違反状態でないと装着は出来ないようです。このロッドのパーツは端から作り直すつもりだったとは言え、試しに使用してみたら余りに酷かったってだけなのですけどね・・・。
 で、作り直しですけど、先ず前後の整流板それぞれに開けられたロッド差し込み用の穴が、とにもかくにも太すぎるので、ここを半田で塞いでしまいます。そして、0.5mmの穴を開け直し、インセクトピンの0号が差し込める様にしておきます。インセクトピンを使って、最も適当な状態になる様なロッドの長さを調べます。後ろ側のボードは、ロッドの長さ2.5mmに、前側のボードはロッドの長さ8.5mmが適当だったので、インセクトピンをそれぞれのボードの適正値+1~1.5mmの長さに切断しておきます。次に、内径0.6mm~0.8mm程度の真鍮パイプを用意します。パイプから、2.5mm×2本と8.5mm×2本を切り出します。ボードにインセクトピンを挿し、裏からパイプをピンに通し、その状態でプライヤー(刃の部分がフラットなモノを使用)でパイプを潰しますてロッドにします。これをボードに半田付けすれば出来上がりです(下図 黄 枠部)

また、後側のボード後端とアンダーパネルを接続するロッド(↑ 赤 枠部)に関しては、キットのロッド部に半田コテで溶かした不要パーツを盛りつけて、これを削りこんで修正をしました。

これにてパージボードは一件落着。実はこの作業、なまじっかボードのパーツが薄いホワイトメタルなので、うっかりパーツを溶かしたりなんたりしてスッタモンダしてしまい、気が付けば2時間以上もかかってしまいましたので、文章程簡単な作業ではありませんでした。

 その他の小物類も着々と進行中。今日は、排気管のエンド部、ミラー部・インダクションポッド上のカメラ部を仕上げておきました。排気管エンド部は、見える部分だけリューターでバフを掛けて磨き込んでおきました。ミラー部とカメラ部は、バリを取った後に形状を整えて、キットのピン部を削り飛ばして真鍮線でピンを打ち直しておきました。ミラーの反射鏡部分は、当初バフ掛けて磨いて仕上げようと思っていたのですが、他のパーツ同様表面がガタガタでして、磨いても効果がないことが判明。少々彫りを深くしてからメッキテープでも貼ってやることにします。他にも、実車にはノーズコーンにもカメラが装着されているのですが、どうにも気に入らなかったのでノーズのカメラはオミットすることにしました。他にも、リアウィングフラップのガーニーリップなんかも磨く時にウザいのでオミットすることにしてます。


 ってな訳で、残る小物はドライブシャフトブーツ自作とノーズ上の4本のアンテナだけとなりました。これらが済んで、全パーツにプラサフorプライマー吹きが完了すれば、いよいよ塗装に入れます。ここまでホント長かった・・・・・・。
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