がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

年の瀬の御挨拶

2005年12月31日 | 模型
 T91製作記4回目に引き続き、今日は珍しく一日二回の投稿です。
 
 今年も残すところ大晦日のみ。私も30日を以て漸く仕事納めですた。大晦日は餅つきだのなんだの正月の準備をしつつ、某所から届いてしまうらしい「危険物(笑)」の到着を、カミさんの手に渡すことなく自ら受け取るべく自宅待機。で、夜は届いた荷物を長めながら、格闘技番組を見て過ごしてやろうという魂胆。夜中は、都市部に出てる昔なじみが帰省してきて、毎年恒例の「時報と同時に新年会」をやっちゃうのでお出かけであります。

 思えば今年は、5年ほど止めていた模型趣味を、本格的に再開したという私の家族にとっては悪夢のような一年でありました(ぷ。そういや肝炎で入院したりもしましたな~。止めてたときはよっぽど「お!?」って思ったモノしか買わなかったのに、再開した途端にあれこれと散財したような気もしますな。また、我ながら買い物の趣向が変わったのか、1/24や1/20のキットの購入が圧倒的に増え、反対に1/43のキットはF1以外全く買わなくなっちゃいました。F1も所謂”売れ線”しか手を出しませんですな。完成しても置き場所が少ない私の環境では、本来は1/43が最も適してるんだろうけど、三つ子の魂なんとやらで、どうも店で実物を吟味してから購入するってのが、製品個体差の激しい1/43キットの正しい買い方だと思ってるので、その意味では1/43を売ってる店が全くない地方在住者と成り果てた結果って事でしょうか?タメオやシルバーライン辺りは、製品の信頼度も昔ほど悪くはないみたいだし、AMCさんっていう良い店と御縁が出来たので、来年はもっと手を染め直してみたい気も・・・。レジン系の箱車関係は、通販する勇気が湧きませんが(笑。

 買い物も良いですけど、模型ってのは作ってナンボなので、来年はもっと数を作りたい。変に手を加えて迷路に填るより、素直に作っていけば数は増えると思うんですが、いざ作り始めると色々とドウデモイイ様な修正とか加えちゃったりするのがイカンよな。
 今年印象に残った出来事と言えば、先ずタミヤのZ-tuneを約一週間で完成させたことでしょうか。余計なことをせずに素直にキットを楽しめば、月に一~二台は完成させられる筈だって事を再認識させられました。
 また、スタジオのF2003GAにはマイッタ。コレはたとえ余計な修正を加えなくても、やたらと組みにくいキットでして、予定では一昨年中に完成させるはずで始めたのに、年越しても延々修正→バランス調整の繰り返しで、5年の間に進化どころか「退化したんじゃネェのか?このメーカー」って思わされましたなぁ。
 それから、製作途中で浮気して放置してるキットが幾つかありました。特にロータス79とマクラーレンMP4/8は、ブログ中で途中まで連載方式で製作記UPしてただけに、心残りが多すぎです。来年は、先ずこの二台を完成させるところから始めないとイカンと思っております。あと、タメオのベネトン三兄弟も作ってしまいたいです。F1ばっかりかよ!(笑)。F1ばっかし続けると絶対飽きるので、途中でまた浮気するだろうねぇ・・・・。

 それから、HPを始めて模型仲間が出来たのが嬉しかったですね。模型って寡黙な趣味でしてね、それを一人目的も無しに黙々と作り続けるってのは、或る意味自虐的な趣味でもあるわけですが、それも仲間がいれば楽しみながら作れるってのがいいですね。正直、お仲間さんが居なければ、今のように色々と忙しくなって模型に触る時間が少なくなった環境の私では、一台も完成しなかったかも知れません。たった3台しか完成しなかった一年でしたけど、斯様な意味では3台”も”完成したって事なのかも。
 先ずHPの方では、ベルガーさん、AKIさん、ラックさん、kenzoさん、Mikanさんと言ったWebマスターさんと交流が出来ましたし、更に「日記コンテンツ」代わりにブログを始めたのですが、突如訪問してくれたペキモのワタナベさんに引っ張られて、気がつけばRomeoさん、わかさん、kazuさん、ミナルディ侍(正式ハンドル名忘れそう(笑))、クラクラさんといったブロガーの皆さんとも交流が出来ました。更に、これらのサイトやブログの掲示板で出会った方々や、この「蛾洛汰堂」のコメント欄にチョコチョココメントをくれる皆様とも、色んな濃い~お話が出来て楽しゅうございました。そうそう、ベルガーさんにはAMCという自動車模型ファンとしては重宝しまくるスバラなお店紹介して貰って、お陰で散財も増えたですな。元来、HPはコッソリ・ヒッソリが好きなので、自分から「交流しましょ♪」と出向かない出不精な私ですが、にも拘わらずお付き合い下さった件の皆様には、ただただ感謝です。来年も、よろしくお願い申し上げます。

 そんな訳で、こんなヘッポコBlogを覗いてくださった皆様、誠に有り難うございました。来年も、自動車模型好きな訪問者の皆様を喜ばせるべく、沢山失敗しますので(爆)、どうぞ覗きに来てあげて下さい。コメント・トラバ(スパム・チェーン・単なる広告の類は遠慮してくだされですが)もお気軽にお願いします。こんな事書いておきながら、24時間も経たずに「あけおめ」とか言ってそうな気もしますけど(笑)
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いきなりヨンサン「LOTUS 91(TAMEO)」 その4

2005年12月31日 | 模型
 強者共が夢の跡。お仲間ブロガーさんやwebマスターさんが正月モードで行方を眩ました後になっての投稿でごぜぇやす。一応、今年最後の製作記。
 なんとか頑張ってみたんですが、慌てるときにはロクな事が無いわけで、単純なミスを連発し、そのリカバーに時間を取られ、下地塗装にまでは到ることが出来ず。しかしながら、ボディー&アンダートレイに関しては作業を殆ど終わらせることが出来たので、残る作業は下地処理とパイピング程度となりました。1/43のキットって、私の場合ですとモノによっては形になるまでに一ヶ月くらいは裕に時間がかかるモノも多いんですけど、このT91は手間が殆どかかりませんですな。

 さて、今回の作業、先ずはブレーキダクトから。ダクトに穴を開けようかと思ったんですが、そのあまりに薄くシャープな形状に、逆に穴が開けにくいという困ったちゃん。特にフロントダクトなんて、器用な御仁でなければ綺麗に開口するのは難しそうです。そこで、一旦ダクトパーツの入り口部分が「コの字」になる様に削り込み、削った上に真鍮板を貼って見かけ上「穴が開いたダクト」を再現してやることにします。

 フロントのダクトで言えば、図の青い部分が本体で赤く塗りつぶした部分が、ノミやヤスリで削り取った部分。後で塞ぐのでパーツ表面から大胆に削っていってOKです。で、入り口がコの字状になったら、パーツの表面に削った凹みを隠すように0.1mm真鍮板をハンダ付けして完成。・・・・・・・・・の筈なんですが、フロントのダクトの開口部が思ったよりも狭く。私の手元の怪しさも大いに手伝ってしまい、右フロントダクトの穴を流れ込んだハンダで埋めてしまいますたorz。もう一返作業をやり直してみると、今度はダクトを溶かすという大失態。幸いにも同形状に切り出して貼っていた真鍮板がケガの功名となり、溶けた部分にメタルを盛りつけてから、外側に沿って貼られてる真鍮板の形状に沿って削って再生することが出来ました。結局怖いので(笑)、フロントはダクト部分に深め&太めの筋彫りを入れてそれらしくするの止まったのでありました。リアの方はダクト部分が通常通りの太さが確保されてたこともあり、先の方法にて開口することが出来ました。


 次にブレーキディスクのパーツですが、完全に分離された二枚のエッチングを貼り合わせて製作するよう指示されてます。昔は二枚が繋がってて折り曲げ接着だったのに、完全に分離されてしまったことで、接着時にズレない様注意が必要。
 この手のエッチング貼り合わせ作業では、二枚の貼り合わせにズレが出ないようにハンダ付けを行います。先ず、金床等を使いハンマーで極薄に潰したハンダを用意し、

これをさらに細かく切って、適度な量を接着面にフラックスを塗った二枚のブレーキローターパーツの間に挟みます。貼り合わせがズレないようにプライヤーでシッカリ咥え、そこに簡易式バーナーで一炙り入れると、挟まれたハンダが溶けて、二枚がシッカリ貼り合わせられ、更に貼り合わせの接合線も消えるという塩梅。


 次にエキパイの処理。ワカパイじゃない!って我ながら寒くてスンマセン。キットデフォルトだと

↑の様にメタル製の板パーツに真鍮挽きもののテールエンドをくっつけて再現するよう指示されていますが、この方法をヤメて、図中の赤丸部分を削り飛ばして空洞化し、自作のエキパイをニョッキリさせる事にします。パイプは

1.2mm外径の真鍮パイプを用い、これに同径の糸ハンダをハンダ付けして作り直しました。ハンダにハンダ付け?ですが、エキパイには通常の板金ハンダを用い、接合には融点180℃の何となく低融点なハンダとステン用の強力なフラックスを使って組んでやれば、巧くいくとこうなる。さじ加減は微妙(笑)。最後に出口にヤスリを掛けて薄々攻撃。試しにハンダ部分を適当にソレっぽく曲げてからボディーに仮留めしてみると

 こんな感じになります。製作者本人にしか判らないであろう奥行き感が良い感じw。モナコ仕様だとエンジンもエキパイもパーツ化されてるので、それに無理矢理倣ってみました。毎度の事ながら、キットの指示通りの装着法でも、殆ど違いは出ないかと思いますけど。

 次に、ボディーの最終的な修正作業です。全体的な形状は非常にT91らしくて好きなんですが、ノーズ付近が厚ぼったいというかこぢんまりしてるような気がして資料と睨めっこしてたんですが、どうもサスカバー部分が左右に狭く前後に長かったので、メタルを盛りつけて自分好みに修正してやりました(下図中赤○部)。気楽そうに書いてるけど、ウッカリボディーを溶かしちゃって修正が大変だったのはココだけの話。
 また、シート後方のディテールが気に入らなかったので、シートの背もたれ部1.5mm程リューターで削り取って後方のバルクヘッドも作り直してみました。(下図黄○部)この部分はシャーシやドライバーによって千差万別なので、何が正解か自分でも判りません(笑)


 最後に、ボディーの修正前と修正後の比較です。



 サスカバーを太らせたことで、逆にノーズのノッペリ感が増して好みの形状に見えます。自己満足ですけど。ちなみにこの部分、デカールの「JPSライン」との整合性の問題も生じてしまうんですが、タメオのキットにはデフォルトでスペアデカールが入ってるので、充分対処は可能です。同梱どころか別売さえしてくれないどっかのケチなメーカーは大違い。
 他に気になる点として、エッチングサイドパネルとボディーとの段差の問題がありますが、こrを修正すると作業が大がかりになりそうなので、サイドパネル側はサフ無しプライマーのみで、ボディー側はプラサフ少し厚め吹きにて段差を和らげてお茶を濁そうかと思っております。

 こんなとこで、今年の作業はオシマイ。年明は塗装前の仮組と下地処理に突入です。
 
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宴会

2005年12月28日 | 模型
 昨夜は仕事関係の大宴会。仕事関係ってトコがミソでして、友人との宴会ならありがちなオモシロ系やお色気系が一切無い!やってらんねぇ。飲食物持ち込み可の団体専用カラオケボックスを借り切っての宴会でござぁましたが、オモロくなかったっすねぇ。おもろくなかったっつっても、一応”仕事関係”ですからオモロがってるふりしました。大体、カラオケボックス行ったところで、あっしゃカラオケ嫌いなんですよ。カラオケ嫌いな人に無理強いするのはハラスメント行為なんだそうですが、そんな公然としたルールはド田舎では適用されんっつーに。歌え歌えと散々言われて、渋々「キューティー・ハニー(ver.倖田)」「ガンダーラ」「みなし児のバラード」辺りを歌ってその場を凌いできました(←結構楽しんでんじゃねぇか?)


 で、今日は今日で、どうやら年末モードになってきたような雰囲気でありまして、年末になると我がド田舎にも人がゾロゾロと湧いてきます。所謂”都落ち帰省”ってやつですな。っつーか、テメェらド田舎がイヤで見捨てたんだろうが!何で正月だからってまとめて帰ってくる?ド田舎は人口少ねぇから、テメェらのキャパを抱えるほどの道路インフラは無いっつーの。コチとら年末ギリまで仕事なんだから邪魔すんじゃねぇ!浜省見習って、故郷なんか捨てちまえ!!!ハァハァ すんません、道路の混雑にイライラして、つい本音を喋ってしまいました(笑

 そんな訳で、シャア専用で仕事に三倍時間がかかっちゃうような勢いでしたよ。明日明後日はもっと凄いんだろうかね?

 そりゃそうと、全然関係ない話ですが、正月三が日は大変多くのATMが稼働しないそうです。突然の入り用とかで「金下ろしてから出かけよう♪」っつっても、下ろせない場合がメチャメチャ多いんだそうですぞ。お気を付けなされ(←誰に言ってる?)

 そんな訳で、模型の方は殆ど進展無し。今日もこの記事UPしてから、一部の部屋の大掃除&「買いすぎてしまったキットを泣く泣くジャンク化しちゃおう」大作戦を敢行するので進まない予定(笑。結局、年内完成は難しくなっちゃいました。でも、下処理は全て終わって「後は塗装だけ」って状態には仕上げるつもりです。せめてその位進めないと、ネタ上げた手前申し訳ない。

 唯一進めたのはロールバーの自作です。T91のロールバーは←こんな感じのロールバーでして、ヒョッコリ突き出たU字部分に対して、支えのアシが非常に長いという変わった形のモノです。ところが、オーストリア仕様だと、アシはカウルに隠れてしまい、ボディー表面に露出するのはU字部分のバーとそれを支える"アシとの接続&補強"を担うバー&プレートのみ。で、それを0.8mmの洋白線とハンダで試しに作ってみますとですね

「別に自作せんでもいいんじゃない?」ってなモノが出来上がってしまいますた(笑)。①がキットのパーツで②が自作品。自作せんでもって言うよりキットのパーツの方が良いんじゃ?(爆)。で、もう少し実車の形状を踏襲したらどうよ?って自分でも思いましたので、もう一個作ってみました。

今度は実車のように縦のU字バーと斜めにくっついてるバー、更に両者の間を橋渡しするような”水かき”部分をソレっぽく作ってみましたです。これで変えがいあるっつーもの。もう無理矢理自作です。キットのままでも全然問題ないと思いますw
 0.8mm洋白線をU字に曲げ、それに同じく0.8mm洋白線を斜めにハンダ付け。更に前者のバーと後者のバーの間の三角地帯もハンダで埋めてしまい、最後にリューター・紙ヤスリにてバリ取りと形状修正を行い、トドメにピカール&リューターでバフがけして出来上がり。

 今回はコレだけでつ。


 さて、それはそうと、今日は運良く?遠方での仕事があり、その途中でルートを抜け出し某模型店へ。あくまでも仕事のついで(笑)。で、店に注文しておいたハセガワのインプレッサ05と専用エッチング、独レベルのF2005を引き上げてきました。
 仕事用の車で出かけたので、車内にて先日やはり仕事の帰りに”ついでに”買ってきたタミヤのプジョー307と合流。自宅に侵攻するチャンスを虎視眈々と狙ってますが、これがなかなか難しい(ぷ


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金属パーツのハンダ付け用具

2005年12月26日 | 模型
※本記事は、カテゴリー別の分類用に、05/12/26の投稿に別途追記・修正を加えたものです。

 さて、私の1/43製作時に用いるハンダ付け工作ですが、恥ずかしながらカナリ自己流。エキスパってる御仁から言えばひょっとすると間違った使い方があるかも知れませんが、一応今までこの方法でこなしてきてるので、大ハズレって事はないだろうと、試しに御紹介したりなんかしちゃったりして、コノコノコノー((C)広川太一郎)

 使用する融着材は図で示しますと
①=タメオキットでは一時期御約束だったオマケメタルパーツ
②=低温ハンダ(融点100℃程度)
③=板金ハンダ
④=ステンレスハンダ
の四つが私的には定番です。最も使用頻度が高いのは③の板金ハンダで、次がキット相応のメタルパーツの余り物、時と場所によっては超低温融点の低温ハンダを使ったり、ステンのエッチングパーツや強度確保の為のハンダ付けにはステンハンダという感じで使い分けております。融着材だけではなく、コテの方も

(右図はセラミック製の作業台)図のように三種類を併用。お金持ちな御仁であれば、任意の温度に調節できるコテなんかを使うんでしょうが、上記三本合計金額よりも高く付くので、私は使い分けてます。①のコテは低温ハンダ用の20Wのコテ。②は最も使用頻度が高い板金ハンダ&メタルパーツ溶かし用の40Wコテ。このコテはコテ先がオラが村のホームセンターで簡単に手に入るので、色々な状態に加工したコテ先を使い分けてます。③はステンエッチングと金属板の焼き鈍し用に使ってるコテ。通常は30W程度ですが黄色の「オーヴァーテイクスイッチ(違)」を押すと、100Wオーバーに変身してコテ先が左門豊作のハートの如く真っ赤に焼けます。

 こういうのは適材適所ってのがありましてね、丁度今回のT91で使い分ける箇所があったのですが、

 図中のAはケースに固定するためのステンレスナットを、ステン用ハンダ&フラックスを使ってハンダ付け、Bのコクピットパーツの後方を板金ハンダでハンダ付けし、Cの部分には少々隙間が空きましたのですが、シャーシ側に薄い部分が多くパーツを溶かしたくなかったので低温ハンダとフラックスでハンダ付け、Dの部分は合わせ目を消したかったのでメタルパーツを溶かしてハンダ付けしてます。
 それぞれの特徴ですが、メタルパーツや板金ハンダはホワイトメタルと同じか類する融点なので、パーツを溶かしながら融着出来るので一体化や強度確保に便利です。低温ハンダはメタルより融点が低いのでウッカリパーツを溶かすリスクが禿げしく少ないですが、代わりに強度が低く経時変化で場合によってはクラックが入ったりするリスクが伴います。っつーか、フラックスの腐食が頼みの綱。ステン用ハンダは強度とかステン材でもハンダ付けできるところが重宝しますが、メタルの質によってはハンダの安定して溶ける温度がパーツのメタルよりも高いことがあり、その場合パーツの融解というコワイ目に遭うリスクが板金ハンダ以上に伴います。
 ちなみに、上手な人なら板金ハンダとメタルだけで何でもこなすらしいですが、あっしにゃぁ難しいです。

 フラックスの使用に際しては、ハンダ付け後に先ずパーツをよく洗うこと。面倒でなければ、中性洗剤での洗浄に加えて重曹水溶液に浸けて酸を中和するのが良いそうですが、私は洗剤で洗うのみで済ませています。お陰で、切削作業に用いた工具に錆が発生して、錆取りの為に研ぐのが大変だったりしますけどw
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いきなりヨンサン「LOTUS 91(TAMEO)」 その3

2005年12月26日 | 模型
 先の週末はメリーだかジャニーだかがどうたらこうたらでケーキ屋に駐車場整理のガードマンが出動してるような一種異様な光景が街中で見られたわけですが、家の中に仏壇が在って仏恥義理で仏教徒な我が家では全く関係ナッシングでありましたが、年賀状だの掃除だの近所の爺さんの葬儀の手伝いだのインリン様が引退してイン卵産み落とした事に涙したりしてとテンヤワンヤで模型どころではなかった@河童です。F1モデリング最新号にレイトンハウスCG881/891の詳細な資料が出てたんですが、まともなキットが存在しない車両の資料を一体どうしろと?(笑。まぁ、記事は普通にオモロかったけど。

 さて、模型どころではなかったとは言えど、昨夜寝る前にホイールの組み立てと、ボディーへのパテ類使用をバタバタ敢行して、乾燥時間だけは無駄に稼いでおきました。
 ホイールは、3ピース構成でして、リムがアルミなので瞬着かエポキシか選択するわけですが、白化を嫌ってエポキシにて接着。リムが折角の挽きモノなのに傷がイッパイ入ってる困ったちゃんだったので、ピカール&リューターで磨いてから組み立て開始。スポーク部のエッチングにはプライマー塗ってフィニッシャーズの赤金を塗ったんですが、思いがけず為夫おぢさんを信頼しすぎて余分なゴールドを剥がさずに一気に組み立てたところ、フロントのホイールにリムとリングパーツの間に僅かな隙間が出来てて、よーく見るとゴールドの墨入れがある状態になっちゃってプチorz。ま、気にしない気にしない。


 さて、今夜はソコソコ作業が進みましたので報告です。先ず、サスペンションアームですが、フロントのアッパーアームとステアロッド、リアのドラシャ以外はエッチングパーツ。そうそう、先日「材質が不明」って言ったこのキットのエッチングは、馴染みのエロい人から「洋白だよーーん」って教えて貰いましたです。この車はシャーシパーツ+ギアボックスのみで足回りが組めてしまうので、暫定的に1mmの車高を取りつつ仮組しながらプライヤーにて曲げ加工。今回初めてタミヤのエッチングパーツ用プライヤーを使ってみましたが
「値段の割に刃の噛み合わせに隙間があるぞコノヤロー!」
で禿げしく憤慨。でも、刃全体が台形加工されているので、この点は直角曲げに重宝します。

 おおよその曲げ角が決まったら、パーツのエッジにフラックスを流し、更にハンダを流してからヤスリで合わせエッチング特有のパーティングラインを消しておきます。

 次はサイドスカートの組み付け。2種類のエッチングを合体させるのですが、可動式スカート部分はエッチングを折り曲げて任意の角度を出すように指示されてます。先述のタミヤのプライヤーがロングノーズなので「一気曲げ逝けるカモ?」とやってみましたが、先述の通り歯の噛み合わせがイマイチで思った様には行きませぬ。私の不器用さが原因との説もありますが、んなこた無視して、取りあえず暫定的に且つ少しずつ曲げてから、一旦大きなサイドパネルにハンダ付けしてしまいます。

 こうすると、サイドパネル+スカートの厚み&強度のお陰で、プライヤーで咥えるのが楽になりました。こうなりゃあとは好きに角度を出せますので、後に車高決めるときに曲げ角の落としどころを模索することにしました。試しにボディーに組んでみると

 こんな感じ。何度も言いますが、メタルパーツのボディーにエッチングのパネルパーツが、殆ど調整無しに正確無比にピッタシはまるのは、ホントスゲェなと感心。

 ここに来て資料と睨めっこしてると、どうもキットデフォルトのパネルラインと実車のパネルラインとが違ってるらしい事に気付きました。

 図の左がデフォルトで、グリグリ深掘りまで決めてしまったものですが、実際には右図のようにサイドパネルのちょいと上に分割ラインが入ってるみたいです。当初はイベントなどで登場する91/08及び91/10シャーシ特有の分割ラインと思いこんでいたら、キットのオーストリア仕様も同様のパネルラインが入ってる事が判明。T91って意外と資料が少なくて苦労したんですが、このパネルラインの決め手は為夫のキットに入ってた資料写真だったってんだから灯台もと暗しでありやしたよ。でも、正直まだ自信がない(笑)。先に彫ってしまった余計なラインは、メタルを溶かして埋めておきました。
 尚、サイドパネルにはJPSのストライプ&ロゴ、そしてエロ本のロゴが入りますのですが、パネルラインはこのマーキングの少し上に位置します。適当に引いてマーキングとラインが重なったりしないよう、デカールのコピーで位置を把握し、その上でダイモテープを使ってスジを彫りました。

 さて、先日取りあえず盛っておいたエポパテが乾燥してるので、コクピット周辺を小加工。先ずキットデフォルトだと縁無し状態で出っ張っていたモノコックのライン(図中青枠部)を再生すべく、一旦削って縁を薄くシャープにしてから一段奥まるところにエポパテを盛りつけて成型。この部分は、実車ではキットデフォルトと同じように縁とツライチな場合もあれば加工後のように奥まった場合もあったりして一様ではないんですが、今回はキット付属の資料写真に従って加工したまで。ついでに、ミラーの埋め込み加工のために便宜上削り取ってしまった内側の縁もエポパテにて再生(図中赤枠部)。金属板ハンダ付けしてとか考えましたが、ミラー部分がデロって行くとイヤなのでエポパテに逃げましたよ。
 更に、コクピット両脇には板状のウィンドウシールドが付いてるのですが、キット指定のエッチングパーツを指定通りの場所にくっつけると、無駄に大きく出っ張ってしまいますので、ボディー側の取り付け基部を平らに均してしまい、テープで慎重に位置決めしてからアルミクリップで仮止め。裏から低温ハンダを使って接着しました(図中緑枠部)。



 さて、実は私の1/43製作時に用いるハンダ付け工作ですが、恥ずかしながらカナリ自己流。エキスパってる御仁から言えばひょっとすると間違った使い方があるかも知れませんが、一応今までこの方法でこなしてきてるので、大ハズレって事はないだろうと、試しに御紹介したりなんかしちゃったりして、コノコノコノー((C)広川太一郎)

 使用する融着材は図で示しますと
①=タメオキットでは一時期御約束だったオマケメタルパーツ
②=低温ハンダ(融点100℃程度)
③=板金ハンダ
④=ステンレスハンダ
の四つが私的には定番です。最も使用頻度が高いのは③の板金ハンダで、次がキット相応のメタルパーツの余り物、時と場所によっては超低温融点の低温ハンダを使ったり、ステンのエッチングパーツや強度確保の為のハンダ付けにはステンハンダという感じで使い分けております。融着材だけではなく、コテの方も

(右図はセラミック製の作業台)図のように三種類を併用。お金持ちな御仁であれば、任意の温度に調節できるコテなんかを使うんでしょうが、上記三本合計金額よりも高く付くので、私は使い分けてます。①のコテは低温ハンダ用の20Wのコテ。②は最も使用頻度が高い板金ハンダ&メタルパーツ溶かし用の40Wコテ。このコテはコテ先がオラが村のホームセンターで簡単に手に入るので、色々な状態に加工したコテ先を使い分けてます。③はステンエッチングと金属板の焼き鈍し用に使ってるコテ。通常は30W程度ですが黄色の「オーヴァーテイクスイッチ(違)」を押すと、100Wオーバーに変身してコテ先が左門豊作のハートの如く真っ赤に焼けます。

 こういうのは適材適所ってのがありましてね、丁度今回のT91で使い分ける箇所があったのですが、

 図中のAはケースに固定するためのステンレスナットを、ステン用ハンダ&フラックスを使ってハンダ付け、Bのコクピットパーツの後方を板金ハンダでハンダ付けし、Cの部分には少々隙間が空きましたのですが、シャーシ側に薄い部分が多くパーツを溶かしたくなかったので低温ハンダとフラックスでハンダ付け、Dの部分は合わせ目を消したかったのでメタルパーツを溶かしてハンダ付けしてます。
 それぞれの特徴ですが、メタルパーツや板金ハンダはホワイトメタルと同じか類する融点なので、パーツを溶かしながら融着出来るので一体化や強度確保に便利です。低温ハンダはメタルより融点が低いのでウッカリパーツを溶かすリスクが禿げしく少ないですが、代わりに強度が低く経時変化で場合によってはクラックが入ったりするリスクが伴います。っつーか、フラックスの腐食が頼みの綱。ステン用ハンダは強度とかステン材でもハンダ付けできるところが重宝しますが、メタルの質によってはハンダの安定して溶ける温度がパーツのメタルよりも高いことがあり、その場合パーツの融解というコワイ目に遭うリスクが板金ハンダ以上に伴います。
 ちなみに、上手な人なら板金ハンダとメタルだけで何でもこなすらしいですが、あっしにゃぁ難しいです。今回の作業でも、例えば前の方に記載したコクピットサイドのウィンドシールドなんて、爺みたいに手先がぷるぷる震えちゃいますので(笑)、通常の板金ハンダによるハンダ付けなら間違いなくどこか違うトコをウッカリ溶かしてたと思われ(ぷ。

 さて、偉そうに色々書きましたけど、ホント手のかからないキットでございますよ。作業開始からパテ&接着剤の乾燥時間を除いて僅か”のべ5~6時間”ですけど、もうここまで形になってきました。

 次回はこのまま最終仮組→塗装開始に到ってやろうかと思ったりしましたが、思いとどまって何らかのディテールアップをしちゃおうかと考えてます。ブレーキダクトの穴開けとか、各種パイピングとか、やろうと思えば色々思い当たりますし。そうそう、ロールバーも作り直さなきゃ。

                         ※2005/12/29追記修正
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いきなりヨンサン「LOTUS 91(TAMEO)」 その2

2005年12月23日 | 模型
 今日は起きた時点で積雪状態。でも仕事は休ませて貰えず、寒風吹きすさぶ中行ってきましたよ。ところどころ凍結してたのに、仕事用の三菱ミニカはノーマルタイヤ。普通に走っててもブレーキングオーバーステアでカウンター当てるっつーのはいかがなものか?
 で、仕事を終えて帰宅しようと思いつつ、ふと開いてた模型屋に立ち寄ると、タミヤのプジョー307が入荷してました。店主の「エッチングが遅れてたけど今日入ってきたけど一緒にどうよ?」の「よ?」が終わらぬうちに差し出されたエッチングも奪取してレジ。「ハセガワのインプ05は?」って聞いたけど「入ってきてないよー。この天気だから荷物遅れてるのかな?」とか言われてコチラは入手できずでした。
 帰宅後早速307を持ち込んでチェックしたいとこでしたが、昨日ファルコンが届いて勝手に盛り上がっちゃった手前、連日の模型持ち込みはヤヴァそうな雰囲気だったのでやめときますた。そんな訳で、307はまだ車中(笑)。



 さて、ネタ枯渇を誤魔化すように打ち上げた花火が、何故かお三方の連動を伴って、「いきなりヨンサン」祭り企画になっちまったw。トラバ連発で撃ち込まれて王手詰み!でつw。普段作るときは完成にまでナカナカ至らないのに、祭りに参加すると不思議と完成しちゃうというジンクスをホンマモンにすべく、頑張ってみることにして、再びLOTUS 91を棚から引きずり卸してきましたよ。

 さて、今日は先日作業を頓挫させてくれたリアタイヤ前の処理から。シャーシ側にモールドされた赤○部分を切り飛ばします。

 で、切り飛ばした部分は洋白板で新造してボディー側にハンダ付け。ホントは更に分割ラインも入るんだけど、車体も黒いしシャーシもカーボンだしタイヤに隠れちゃう部分だし、このまんまで済ましてしまおうかと思ったり。


 次にミッションブロック。エンジンはカウルによって殆ど見えないので、ミッションも露出部分のみのパーツで構成されています。メタル製の三分割されたミッションパーツを、ウッカリ溶かしてエラい事にならないよう低温ハンダで接合し、裏から補強のため瞬着も接着面に流しておきます。
 ウィングステーとMTオイルクーラーはエッチング製なので、インストの指示通り折り曲げ、ノリシロにフラックスを流してハンダ付け。全部を組み合わせて、一応ミッション部完成です。配管類がオミットされてるので、後にそこらをディテールアップするつもり。



 次にリアウィングの製作。っつっても今時の複雑怪奇なウィングではなく、極々単純な構成のウィングなのでさして手間いらず。翼端板とフラップ&ガーニーリップがエッチングでメインウィングはメタル製。
 先ずはフラップとガーニーリップをハンダ付け。今更ですが、このエッチングの材質がイマイチよく判らん。研磨されて鏡面になってるから多分ステンレスだと思うんだけど、その割には洋白のようにハンダが効きやすい。一応ステンハンダと専用フラックスを使ってるんですが、実際はどうなんでしょうかね?フラップとガーニーの固定のついでに、フラップの前縁にもハンダを流し、これを削ってパーティングラインの処理をしときます。

 次にメタル製メインウィングの処理。パーツが小さいとは言え、このメタルも綺麗な抜け具合で、パーティングラインを処理する程度で使い物になるとこがイイですな。フラップと比較すると、エッチングのフラップの方が若干長めだったので調節し、最後に一度翼端板と仮組みしておきます。通常翼端板もフラップ同様エッジにハンダを流して貼り合わせエッチング故生じるパーティングラインを消すんですが、この車の場合は、翼端板に限っては一枚物処理なので手間いらずでした。

 リアウィングは、塗装が黒って事もあり、磨きを考慮して今回は塗装後に組み付けることにします。で、メタルのウィングが翼端板と綺麗に接着できるように、翼端板裏に凹が有るんですが、これがまた見事なフィッティング具合。些細なことですが、メタルとエッチングという異素材パーツのフィッティングをパチピタにするってなぁ、簡単な事じゃないですよね。こういうとこが、タメオスタンダードってヤツですな。


 と、ここらで今日は時間切れ。メタルキットは半田が使えるので、接着剤やパテの乾燥時間が不要なのがいいっすよね。


 次は、足回りの処理と仮組み車高&アライメント調整を行いたいと思います。これやんないとサイドパネルとスカート付けられないんですよ。
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千年隼キターーー!

2005年12月22日 | 模型
 今日は甥っ子の誕生日プレゼントを買いに、トイザらスに家族で出かけてきました。甥っ子は25日に4歳になるんですが、この年にして猛烈なスター・ウォーズファンでして、恐らくストーリー等は殆ど理解していないのだが、登場するキャラクターに萌え萌え中なのですよ。で、キャラモノと言えばトイザらスだろ?って事で、カミさんと子供を連れて買い物に行ったって訳だ。あわよくば「オレちゃん用のプラモ」も漁ろうと内心秘めたる想いもあったのだが、行ってビックリしたのがプラモコーナーの大幅縮小。一モデラーとしては、ただただ泣けてくるばかりの廃れようです。こないだ来たときもヤバい感じがしてたんだけど、今回は更に荒涼としてまして、「男達のYAMATO」パッケージの戦艦大和が目立つ程度で、車に到っては夏以降新製品は入荷していないに等しいような有様です。当然先の目論見は脆くも崩れ去りました。あ、甥っ子にはスターウォーズのフィギュアセットと電子ドラムの詰め合わせを送っときやしたよ。

 そんな訳で、寒風&降雪の中はるばる出かけましたが、本来の予定以外のオマケは一切無しでして、そのまま飯食って帰宅したのですが、帰宅すると茶の間に私宛の荷物が届いておりました。
「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」
と騒ぎながら早速ご開帳。そう、中身は既に知ってるのですよ。外装にアマゾンって書いてあるし、異様に包みがデカイし。


ファインモールド社謹製
1/72ミレニアム・ファルコンキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

 え?閻魔大女王カミさんはダイジョブなのか??以前にも言ったとおり、カミさんはワシ以上のスターウォーズフリークなので、ソレ関連はフリーパスなのですよ。お咎め無しどころか、「すげぇ!でっけー!!アンタ作れんの??いつ頃出来るの???どこに飾ろうか????」と、車のキットを買ったときとは540°異なるリアクションでつ。

 それにしても、1/72というスケールなのに、なんなんだコノでかさは!
自動車モデラー向けに比較対象を設けてみたんですが

タミヤの1/12のMP4/6の箱よりデカイっす。もうこの時点で満足度は200%で歓喜の顔面ナイアガラ!

 まるで初めてテルホに連れ込んだ愛人の服を脱がすかのようにソロソロと箱を開けると・・・・

ウチ蓋()があって、次に箱と同じ大きさの豪華な塗装説明図()があって、さらに内箱()三つにパーツが収められるという、ストリップ嬢の焦らし戦法の如き丁重な梱包に、購入した満足感が通常の3倍で体内を所狭しと駆けめぐります!!

 三つの内箱に収められたパーツ達を、御本尊御開帳の如く紐解いてみると・・・・

ムッヒョーーー!パーツの量にシッコの穴からウンコ漏れそうです!!え??そうでも無いように見える???一見少なめに見えるかも知れませんが、パーツは更に袋に入ってまして、一袋当たり3枚のランナーが収まってるんですよ。

ランナー総数16でパーツ数は900!しかも、御丁寧に飛行姿勢での展示用スタンドまでついてるサービスぶり!インストもボリュームのある冊子になってまして、

パーツの組み付け指示の矢印がてんこ盛りです。いやぁ、もうこのインスト見てるだけで盛り上がっちゃいますねー。素組でも塗装さえ頑張れば、相当満足できるファルコンが出来るんじゃないでしょうか?
 この内容で定価19800円。ネット通販なら13500~16000円辺りで買えてしまうのがスバラしい。これぞ値段相応の中身と言うべきか。ファインモールド、頑張ったよなぁ。

 で、ファルコン買うドサクサで、X-WINGも買ってみました。既に一機持ってるんですが、今回買ったX-WINGのキットには、1/72スケールのC3-POの真鍮ロストワックス製法で射出されたフィギュアが付いてる限定版です。パッケージには限定版であることを表すステッカーが付いてます。

 中には、ちゃんと真鍮製のC3-POが入ってまして、これと同じくX-WING同梱のR2-D2のフィギュア、それに今回買ったファルコン号同梱の各種フィギュアを合わせると、旧三部作の主要キャラのフィギュアが1/72で勢揃いするって寸法です。
 でも、流石に1/72だけあって、件の真鍮製C3-POも小さいのなんの(笑)

自動車モデラーに判りやすいように、そこらに転がってた1/43BAR01(tameo)のボディーと比較してみましたです。こんなゴミの如くコマいのにアマゾンにクレーム入れてみたり(12/10の記事参照)届くか届かないかソワソワしたり、斯様に一喜一憂するなんざ、ファンでなければ理解不能かもしれやせん。

 
 いやぁ、模型でこんだけ満足度の高い買い物は久しぶりでした。この感触は、10数年前にタミヤの1/12Ferrari641/2を買ったとき以来かも。
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打倒!ペキモ企画「いきなりヨンサン」

2005年12月21日 | 模型
 ペキモのワタナベさんの「1/20ジャグヮーR1年内完成確実」状態を羨ましく思ってしまい、更にkazuさんの「素組でサクサクっと年内に一台どう?」に触発されて、帰宅後「ぬふおらぁぁぁぁぁ!!」とMP4/8作りかけを無視して、急遽企画発動!企画名は

打倒!ペキモ企画
いつかはいきなりヨンサン」


だぞ、このやろう!

 で、棚から最も短時間で完成できそうなアイテムを検索し、取り出してきたのが

TAMEO 1/43 LOTUS 91 `82 オーストリア


 このキット。先ず
・フロントウィングが無い
・エンジン露出が無い
・塗装は黒一色
・車種的にはクラシックだが、キットとしては近年の洗練された
 タメオスタンダードに類する
という、個人的に初心者に超オススメなキットかと思います。こんな軟弱なのはイヤだーな方には、同じくタメオのT91モナコ仕様ってのも有りますが、これだとエンジン剥き出しでソコソコ手間掛かるので、そっちでMられてください。

 さて、早速ボディーの製作に入ります。先ずワイヤーブラシで全体を一回磨いて、パーツの素の状態と成型時に出来るピンホールやスの有無をチェック。軽ーーーいスが思ったよりも多いですがかなり綺麗に抜けてます。なので、メタルのF1キットでは御約束のサイドポンツーンの怒り肩修正の儀式後に、この車の唯一のヴィジュアル的特徴であるインダクションポッドをボディーに取り付けます。

ポッドパーツは別パーツになってまして、ついでに当然のように穴が塞がってるのでコレを開口。といっても何処かに貫通させた訳じゃなく、リューターでグリグリ彫り込んだだけ。近代F1なら先端エッジに洋白線をくっつけてシャープにするところですが、形状が曲線基調の台形という厄介な形なので、彫っただけでスルーです。穴が掘れたらパーツをボディーにハンダ付け。はみ出たハンダの削り取りは、この時点では、取りあえず左右対称の確認が出来ればOKなので適当に済ましておき(下図左)、後のボディーの全体磨きの際に資料見ながら下図右のようにラインを整えます。



 次に、ボディー各所にあるエアインテイクを、チマチマ開口。場所は

↑図に示した箇所。インダクションポッド部は先の作業で開口済みなので、残る三箇所をドリルとリューターとノミ類を使用して開口してやります。

あと、ラジエターインレットやコクピット内壁等バリがソコソコ有るので、ソレ等も随時処理。ついでにノーズ付近がヤレ気味だったので、脳内「オレちゃんのイメージとしてのT91」に近くなるようプチ整形。
 リアのエキパイの出口付近は、キットのインストでも開口指示されてます。なのでここも開口。

ついでにカウルエンドとアンダートレイエンドを切削して薄くしますた。ん~、こうしてアップで見ると、まだまだ開口部の入り口のエッジのシャープさが、どこも足らないみたいですね(汁)。

 更に、コクピットのミラー一体の樹脂製フード部分も改修。エッジを薄くし、ミラー部分も外周を残して中身はくり貫くように切削。反射鏡は後に御約束の洋白板でも貼り付けてやるとします。

 さて、概ねボディー関連ではやる事が殆ど終わっちまったっつーことで、ここらで一回全体に400番程度の目のスポンジヤスリをかけておきます。そうそう、筋彫りはやや太めで浅いので、専用のPカッターとケガキ針で彫り直し。っつーても、この車、筋彫りも殆ど無いに等しいw。

 で、ここまで順調だったのですが、エッチングで再現されるサイドプレートとスカートの仮組を行おうと、試しにボディーとアンダートレイをネジ使って組んでみたらですね・・・・・

 図中○部分が気に入らない。実車ではこの部分は上下に分割になっていて、上半分がエンジンカウルに、下半分がシャーシにくっついていて、更に厚みももっと薄めなのです。上下2分割まで再現せずとも、隙間が生じてることもあり、ここは洋白板で作り直してボディー側にくっつけた方が良さそう。っつーか、たったコレだけでモチベーション急降下(笑)、アーーンド作業終了(爆)。


 そんな訳で、ちゃんと元通り箱に直して棚に積み直すオレちゃんであった(ぷ) 
 
 でも、ホント1/43のF1作ったことのない人にも、超オススメのお気楽キットです。穴開けとか細かいこと抜きにして素組でサクサクッと行くなら尚更簡単(な筈!!)。なんせ最近ヤル気ゼロの30半ばのオッサンが、仕事から帰宅後子供と風呂で戯れ寝かしつけてからの三時間少々で、ここまで進行することが出来るのですから、ヤル気がある御仁であれば、塗装含めても一週間で出来上がっちゃうと言っても過言では無いかと。正月休みにサックリどうですか~?(我ながら上手く纏まった(のか??)


 っつーわけで、打倒!!ペキモ企画は、打倒するどころか自爆企画だったって事で、
チクショー!!

 大人しくMP4/8の製作に戻るといたします、はい(´・ω・`)ショボーン。
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小型思考戦”車”

2005年12月18日 | 模型
 今更ながら白状しちゃうと、6年もHP運営してて(蛾洛汰堂は一年目だけど、もう一個の「皿いつ」ってのが6年になりやす)、今頃になって漸くCSSを扱い始めた@河童です。ペサメムーチョ。
 で、この蛾洛汰堂Blogをイメチェンしようと、空いた時間に四苦八苦中です。CSSをソコソコ理解できても、レンタルブログの場合は編集上の禁則事項がやたらと多く、パラメーターの変更が上手く反映されなかったり、とんでもないトラブルが出たりで、なかなか都合良くいかないものですな。そんな訳で、タイトルバックと背景色を弄ってお茶を濁した状態でございます。メニューとか好きに配置したりもしたいのですが、そこらはまた後日って事で。タイトルバックに使った色んな模型の画像は、私のPC内に鎮座している過去に完成させたものの画像を使ってみました。探してみると色々あるもんですな、我ながらw。10年くらい前にデジカメが現在のように普及してくれて、自身で所有してたらどんなに良かったでしょうか。手元を離れていった懐かしい完成品とか、せめて画像で残しておきたかった等と、モデラー人生を走馬燈のように回顧するオレ。
 全然話は違いますが、HP及びブログのタイトルの意味ですが、ガラクタ=My完成品を意味するのはその通りですが、字は単なる当て字じゃないんですよ。そもそも出戻りで模型趣味を再開した時に、「前はあんなキット作ったなー」とか「あの店の爺さん、まだ生きてるかなー?」とか「あの時上げちゃった完成品、ヤツはまだ持ってるのだろうか?」とか思い出したりしましてね、元々京都生まれの京都育ちモデラーだった頃を懐かしみ「洛(洛都)+汰(沙汰)=京都に置いてきた模型趣味の記憶」に、苦労して羽化したくせにあまり好評を受けない憐れな”蛾”を冠して付けたんすよ。コレほんと。だからどうしたって言われるとどうでも良いことですが、タイトルは適当なようでちゃんと考えたのだを主張するオレ。


 そんな訳で今日の話題。製作記じゃなく「また買い物かよ!」と突っ込まれそうなネタでありまして、仕事帰りに立ち寄ったショッピングモールのガンプラ売り場にて見つけてしまい、1mm秒で焼結してアニーのパンチラに萌えながらレジに差し出したコレ↓

ウェーブのタチコマです。ブロガー仲間のワタナベさんも出演で話題だった(違)「攻殻機動隊~STAND ALONE COMPLEX」シリーズで、かの「太陽にほえろ!」のテキサスやボンの如く熱い活躍で人気を博した、超高性能AI搭載小型思考戦車の1/24のプラモでございやす。「自動車キットじゃネェだろ?あぁ?」と言われそうですが、

"車輪"が付いてるので紛う事なき自動車でございます。4輪独立懸架だし。

 で、早速風呂場にて一歳の娘とオタワムレ中の閻魔大女王カミさんの目をくぐり抜け、無事隠れ家に持ち込んで中身を確認!

いやぁ、なんつーか、”ヤル気”があるよなーって感じでパーツ満載です。メッキパーツやデカールが無いとは言え、ランナー4枠ギッシリだし、モールドの抜けもシャープです。球状のボディー各部の雰囲気もかなり良さそうな印象。

ちゃんと洋ピン女優の様な少佐のフィギュアまでついてオッパイ星人も大喜びかと。
 で、お値段は1800円でございました。なんか、こないだ買ったF430が2600円だった事を考えると、妙な割安感さえ感じてしまう。キャラものと言えばガンプラのコストパフォーマンスの高さがモノ凄かったりするんですが、このタチコマのコストパフォーマンスを考えても、プラモ不況と言えどキャラモノはソレナリの需要をキープしてるんだなぁと羨ましく思ったりします。

どうでもいいですか、今夜から明後日にかけて、無茶苦茶寒くなるそうですな。っつーか、日が暮れてから九州大分界隈でも猛烈に吹雪いてるんですけど。本州方面の方は、もっと凄いらしいっすな。

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お買い物

2005年12月14日 | 模型
 ブログ仲間のkazuさんの作業進行度を羨ましく指加えて見ながら、相も変わらず作業停滞中の@河童です寒いですね明け方の気温氷点下ですよココは九州だろ?誰だよ九州は温かいっつったのウソじゃんウソつきは姉○やヒoーザーの始まりって言ってるじゃんか、そんな訳でこんばんは。MP4/8、年内にはとかホザいてたくせに、どう考えても年越します。まぁ、こういうのは気が乗らない時や仕事が忙しいときなんかに無理矢理作業してもロクな事にはならないので、やるときはやる!やんない時は全然やんない!!と態度を明確にしておくことが肝心とか言い訳がましく述べておくオレ。前にも言ったけど、何故に10代20代の頃は鬼のようなペースで作れたんだろう?ああ、あの頃のテンションが欲しいw

 で、作る暇は持てないくせに、今日は午後になって仕事の途中で無理矢理模型店に立ち寄りアイテムを確保して参りました。確保したのは

上記2点と工具若干名。工具っつっても、錆びたり刃こぼれしたりして要買い直し状態だったものを保管しただけ(トライのリベッターとかプロクソンのリューターヘッドとかダイヤモンドヤスリとかね)ですからネタにもならねぇですけど。
 で、タミヤのF40コンペティツォーネ`93モンテシェルとフジミのF430です。フジミのムルシエラゴロードスターも欲しかったけど入荷してませんでした。店主曰く「ムルシエラゴ、ちょっぴりバージョン違いで発売テラオオス(;´Д`)」で入れなかったんだとorz。でも、言われてみると棚には黄色や緑や白や赤のムルシエラゴ、バージョンも通常版やコレクターズ版等色々なパッケージングがありやすね。で、ロドスタは無い(笑)。まぁ、下旬にも色々買う予定があり、30km先の模型店とか50km先の模型店に出稼ぎに出るので、そん時漁ってくるとします。
 余談ですが、バンダイのバットマン・フォーエバー仕様の1/35バット・モービル
が売っててですね、かなりウッカリそうになったですよ。フォルムがスカル系でカコイイのは勿論ですが、LED内蔵で車体が光るんですよ。むっひょー!テラカッコヨス。メーカー公式の詳細は
1/35バットモービル(ver.バットマン・フォーエバー)

今回は、手持ち予算の都合上諦めたが、これ、多分買っちゃうなー。欲しいなー。

 で、話戻して今回のキット評。先ず、タミヤの「F40なんたらかんたら」ですが、ん~泣けてくるほどやっつけ仕事。まぁ、カルトグラフのデカールとエッチングパーツが付いてるので、ギリギリ大甘査定で価格相応とも言えなくもないけど、あんまりオススメできる製品ではないですね。


画像のパーツ群が今回追加されたパーツ達。元々私の場合、これを使って市販改仕様を製作するつもりなのでかまわんのですが、純粋にモンテシェル仕様を作るとなると内装関係(市販車仕様のマンマと言っても過言ではないやっつけ仕事の内装です)に凄まじく問題が有りかと。っつーか、何年か越しで何故に今頃フジミとアイテムパッティング?w
 キットにはエッチングパーツが入ってる筈なんだけど、どこをどう探しても見つからない。「げ!ひょっとして梱包ミス品掴んだ?」って思ったら、なんと上箱の裏に接着剤で貼り付けられておりましたwこれ「オレのエッチングパーツが入ってネェよ!」って店駆け込む慌て者が出てくるヤカン。

 一方フジミのF430。今回もザーーーっと一通り仮組してから紹介したかったんだけど、なんせ猫の額ほどの拙なる我が作業場がMP4/8に占有されているので今回は出来ませんでした。で、ボディーですが

思いの外好印象。フジミってホント国産車と外車とではアウトフォルムの捉え方に差が有りすぎ。何故に国産車だと似ても似つかない造形するかね?w比べてこの430はとても良い感じです。所謂「ブサイクの隣に並んだ普通の人が美人に見えてしまう効果」ですかね?w
 パーツ構成は550/575Mに類するモノで、ムルシエラゴやガヤルドに注がれた様なちっぽけな愛さえ感じないあっさりしたモノ。

 クリアーフードから丸見えのエンジンルームなんて、モールド一発抜きで処理されていて、あまりにミニカーチックです。独レベルからも年末頃にF430出るはずなので、そっちの方はスカリエッティの前歴から考えてエンジン周辺はソコソコ頑張ってくるはずなので、本来ならソッチのリリースを待って比較後に選択したかったトコかもです。ついでに言うと、メーカー側が開発&生産を楽にしたツケはユーザーに降りかかってきます。このF430も組み立ては楽かと思いますが、各部ダクトの処理やエンジンルームの表現方法等、見栄えのする完成品に仕上げるにはソレナリの手間が要求されるかと思いますな。
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アマゾンにて・・・・

2005年12月10日 | 模型
 早くも2度目の週末が来てしまった12月。模型の方は相変わらず亀以下です。思った以上に全然仕事が忙しく、収入がドンドンUPするのは良いんですが、その分模型に割く時間はグングン削らねばならない状態。どうせ削るならパテでも削りたいトコです。

 ところで、アマゾンっていう通販サイトあるじゃないですか。最近アマゾンで模型の取り扱いも始まってて、何度か利用もしたんですけど、やっぱ餅は餅屋ですな。ソコソコ前に予約入れていたファインモールドの1/72X-WING限定版C3-POフィギュア付きバージョンってのがあったんですが、予約受け付けたくせにどうやら私の分の確保はアマゾンがミスった模様。多分、予約分程入荷しなかったんでしょうね。で、直ぐに「確保できませんでした!」ってメールでもくれればいいのに、DVDやCDソフトや書籍と同様に、自動的に「次回入荷分にて対応」の措置になってるから困ったですよ。初回限定って事は「次回はない」って事ですからねぇ。同時に予約しておいたミレニアムファルコンも、セットで発送延期措置になってるじゃない。もっと割引率の良い通販もあるのに、いつもDVDの購入で利用してるのでついでに発注したのがマズかった。一応メールで再確認中なのですが、キャンセルして別なところでファルコンだけは買っちゃおうと思ってるのだが、生憎週末突入しちゃったので週明けまで返事は来ないでしょうな・・・orz。プラモってメーカー出荷数が非常に不安定なので、アマゾンタイプのサイトでの取引は、こうした限定ものに関しては特にリスキーであります。ちょっと、いや、かなり使えねぇって感じっす。
 一縷の望みとしてはファルコン号が来月に発売延期になったから、私の荷物の発送予定も一ヶ月延びたってことだったりするといいんですけど、多分ダメでしょうな。


2005/12/12追記
 本日アマゾンからメールが来たです。ん~アマゾネス♪(違。
 で、どうやらアマゾンの発送予定日が間違ってるらしく、私同様にアカウント上に表示される発送日とアマゾン側が予定してる発送日とが違っちゃってるという状態の御仁多数って状況で、目下違っちゃってる御仁の分は、表示に関しては修正不能だけどちゃんと12月17日頃発送の予定になってるから、ひとまず安心して荷物の到着を待っててくれたまへとのことだそうな、ん~アマゾネス。これでモグラ獣人も安心です。無事到着できれば、ギギの腕輪の剥奪処分だけは許してやろうって感じで意味不明ですかそうですかオヤジギャグですねスミマセヌ。
 それと、アマゾンで複数のプラモをまとめて購入する場合、初回出荷量が少ない物や限定生産品については、まとめて一括発送だと予約日が早くても結局は後回しにされちゃうので、個別に分割して発送するように頼んだ方が良いよーーなんだって。
 無事到着を待つ!
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詐欺キター!

2005年12月08日 | 模型
 遂に私んとこにも来ました!

最終通告書キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!!所謂”架空請求”のハガキでございます。いやぁ、なんというか、民事訴訟通達管理局ってトコ(ぷ)からなんですが、文面が支離滅裂。折角なので、多分頭の悪い人が、無い知恵絞って作ったらしい血と汗と”変な汁”の結晶の文面を全文載せてあげますとね、
-----------------------------------------------------------------
総合消費料金未納分訴訟最終通告書

訴訟番号 (イ)408615-79号

 現在、貴殿は「総合消費料金未納分」について通信販売契約会社、運営会社から「未だ連絡がない状態」として民事訴訟による訴状が提出されております

 このまま連絡無き場合、指定裁判所から書類通達後に出廷となり、原告側の主張が全面的に受理され、被告の給与及び動産物、不動産の差し押さえを執行官立ち会いのもと強制執行し、「執行証書の交付」を承諾していただきます。

 民事訴訟、裁判取り下げ等のご相談に関しましては当局にて受け賜りますが、こちら「総合消費者民法特例法」による法務省認可通達書の為、「個人情報保護法」上、ご本人の御連絡をお願い致します。

 尚、当局は原告側からの訴訟通達、また訴訟の正当性を確認する機関であり、当局が貴殿に対し訴訟を提起するのではありません。予め、ご了承下さい。

 ※最近、架空請求業者の新しい手口として少額訴訟手続き(少額訴訟は一日で判決が出てしまう為、放置してしまうと欠席裁判となり原告側の言い分通りの判決が出される)を利用し、実際に訴訟を提起する事例もございます。

万が一、身に覚えがない場合、早急に御連絡下さい

裁判取り下げ最終期日  本書到着後3営業日以内

03-3360-4016(訴訟管理課)平日9:00~20:00
〒164-0003 東京都中野区東中野4-19-8
民事訴訟通達管理局
---------------------------------------------------------------

とまぁ、こんな内容。実は内のオカンが

って感じでワシのとこにすっ飛んで持ってきたのが件のハガキなのだが、なんじゃこりゃぁと慌てた時点で相手の思うつぼだっつーの。以前からこの手のが届いても、特殊な送達方法でなければ無視してポイでOKっつってんだけど、息子の言うことを適当に聞いてるから慌てるハメになるんだっつーの。

 で、多分ネットする方は周知だと思いますが、上記の文章にはあり得ないことが沢山書かれてます。まぁ、それ以前に句読点の使い方は無茶苦茶だし、尊敬語と謙譲語と丁寧語が混在してる上に「出廷→出頭要請」「受理され→認められ」「受け賜る→承る」と言葉そのものが間違ってるトコ多数。明らかに国語の勉強をサボりまくってたDQNが、ワープロ機能の変換頼りに「それらしさ」を演出したつもりになってんでしょうね。大体、ブログの書き込みじゃないんだから、こういう大事な通達書が実在するとしても、もっとマシな文章作るだろ?って(プケラ。ついでに言うと、宛先のウチのオカンの名前も間違ってました。

 ちょいとネットで調べてみたんですが、同じ訴訟番号の架空請求に携わってると思しきバカハガキが10月終わり辺りから全国的に出回ってるようです。ちなみに以前のバージョンだと下二桁が59号だったようで。9が好きなのかな?

 折角なので近所の公衆電話から「あたふたして直ぐ払いますと架空請求に泣きつくオッサン」を演じて振り込み口座を聞いた上でシカトこいて遊ぼうとか思ったのに、公衆電話だと電話に出て貰えませんでした。残念。


 さて、ネタは変わって先日来停滞していたバQネタ。
 先ずはプラ板をバQって作った翼端板とボーテックス補助板。

↑この型をバQると↓

こんな感じの物体が取り出せます。翼端板は後半戦仕様のMP4/8だと内側にえぐれてるので、それを再現すべくバQって切り出し、補強のため0.3mmプラ板を貼って形をアルテコで整えました。

 ボーテックスの補助板は

↑実車の画像のように、ボーテックスジェネレーター本体の内側に小さい湾曲版が二本のステーで追加装着されてるモノを再現するためのモノ。欲しいのは図中点線部の僅かなエリアのみですが、キットパーツの本体湾曲部と湾曲具合を合わせたいのでバQって作ることにしたモノです。ちなみに、ボーテックス本体はキットパーツを加工して作るつもりなのでバQってません。折り返しの位置と形状がちょびっと違うだけなので、キットパーツの改修で充分賄えますので。

 で、ウィング関係が片付いたところでやっとこ入手した透明塩ビでバQったウィンドウシールドがこれ↓

先程のウィング関係は一台分で良いのですが、シールドは前半戦も後半戦も必要ですし、キットのパーツはプラ成型で分厚くて目立ちすぎるため、塩ビをバQって2台分作り直したのでありました。

 恥ずかしながら出戻りモデラーっつー事で5年以上ぶりのバQですが、失敗無しで全て一発処理できました。最初の頃は失敗続きで何回も熱してバQを繰り返して、時には板に穴が開いちゃったりしたもんですがねぇ。漸くコレでまた一歩前進でつ。
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精検だよ全員集合!

2005年12月06日 | 模型
 祝!塩ビ板発見!!90cm×60cmで1000円ですた!でも、塩ビって選択ミスると経変で黄色くなっちゃうんですよね。こいつは大丈夫かな?まぁ、今のところ他に選択肢がないので使うしかないですが。

 フロントウィングとボーテックスの補助板は昨日のうちにトッととプラ板でバQったんすけど、0.5mm板だと薄すぎですな(笑。エグレ部分のエッジがシャープに出なかったこともあり、バQったものに0.3mmプラ板を積層して目下ブースにて接着剤乾燥中。こういう形での積層使いは事前に用意したものでは×なので、現場合わせで乾燥させるのに時間がかかるんすよね。ボーテックスはそのまんま行けそうです。画像は撮り忘れて作業進めちゃったので今回も無しです、すんません。って、単に原型に板押しつけて掃除機でキューーンなので見せ場無しですけど(笑)。ウィンドウシールドは、今回漸く調達した透明塩ビでバQ。やっと遠方のホームセンターで見つけて「今夜は頑張るぞー!」とか思ったんですけど、掃除機のスイッチ入れただけでカミさんがすっ飛んできまして
「子供が起きるやんけぇ!こんな時間に何やっとんじゃー!」
とミスター・ストップorz。私はバQに電熱器使うんですけど、冬場って事でヒーター類の使用が激しく、今回作業した母屋と別電源になってるホームシアター用の部屋でないとブレーカーが働いて電気止まっちゃうんですよね・・・・。そんな訳で、続きは明日以降。ああ、進まねーー!!


 で、忙しいとか言ってたのに何故に塩ビ板買いに行けたかって言いますと、ここんとこ調子崩していたこともあり、思い切って仕事を休みまして、朝から消化器系の掛かり付け専門医の診察受けてきたんですよ。そしたらね、「ん~、前に入院した肝炎は治ってるはずだけど、今回はまた肝臓系が怪しいね。念のため精検しとこうかね」っつっことで、先ずは血液&シッコの検査からスタート。その後レントゲン撮ってエコー撮って、その間に血とシッコに結果が出てきて「肝臓ビンゴ!」っつーことで、更に点滴が追加。なんだかんだで病院を出てきたのが午後になっちゃったのでありました。結局以前の様な極度に悪い訳じゃなく、疲労とストレスと体質(アレルギー)との複合的なものだろう、後は食い過ぎ(笑)っつーことだったので、適用される薬を処方されましたですよ。ストレスの原因は、あの環境で模型作ってる事だったりして(ぷ。
 で、その後、家族には仕事休んで「病院行ってくるねー」と、さも病院”だけ”に行くと思わせておいて、帰りにホームセンターとプラモ屋に行ってきたのでありました。塩ビ見つかったので寄り道したかいがあったというものです。更に、プラモ屋ではケロロ軍曹プラモシリーズ最後の一点「ドロロ兵長」が漸く発売になっておりまして速攻GET。これは欲しがっていたのでウッカリじゃありません。今回は何もウッカリしなくてよゐこでありました。


 何はともあれ、暫くは大人しく暮らした方が良いらしいのですが、仕事満杯の12月にそうもイカンのですよね。せめて早寝早起きくらいはキッチリしようと思いますた。

 どうでもいいけど、体調悪いときの検査で結果を聞くまでの間の「メタクソにヘビーな症状だったらだうしやう」っつードキドキ感って、ベネトンF1のマスキングテープを剥がす時の心境に似てる気がしたのはきのせいではあるまい。
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買い物だけのウィリアムズ祭り

2005年12月05日 | 模型
 フランク・ウィリアムズ。この車椅子の帝王について言えば、個人的に最も嫌いな部類のチームオーナーである。なのに、車やドライバーは好きなんですよね~。

 そんな訳で、AMCさんに注文していたST27の1/20レジンキット、ウィリアムズFW12JUDD`88とFW11Bの各トランスキット、それとウィリアムズFW14Bのフルキットがまとめて到着しました。纏めてってことで荷物がいつもより大きくなっちゃって、我が家の税関をくぐれるか一抹の不安がありましたが、大きさの割に軽かったことと、伝票をキットの箱の中に入れて梱包するという、我が家の事情をよく知ってるかのような店側の配慮の御陰で、カミさんによるウッカリ開封という一歩間違えばオソロシイ事態になっちまう事も無事回避して私の手元に届きました♪いやぁ、AMCさんホントに有り難う(笑)。

 で、早速中を開けてみたんだけれど、FW14Bの方は以前出ていた同社のFW14Bの様なフルディテールではなく、アッサリ割り切りプロポーションモデル。アンダートレイの成形具合とかボディーの形状とか、某社の完成品のピーコとの噂も囁かれますが(笑、このメーカーのキットとしては類い希なる良好なプロポーションです。いっそタイヤも田宮の入れとけよとか思ったりしたりして(笑。「も」ってなんだよ、「も」って。デカールはカルトグラフです。春に買ったACEモデルのFW14のヘナチョコデカールとは、パッと見ただけで質の違いを感じますな。スタジオがスペアーを簡単に手にはいるようにしてさえくれれば、ACE用にもこのキットのデカールを流用するんだけどなぁ・・・・。

 FW11Bのトランスキットは、コンセプトとしては以前出ていた物と同じ。実は同社のFW11Bトランスに関しては記憶が確かなら四種類の形態があったはず。デカールのみのバージョンと外装関係の改造用メタル&エッチングが入ったバージョン、それからイギリス仕様と日本仕様とそれぞれ銘打って、エンジンカウル内まで再現でき、FW11と11Bの最大の相違点であるノーズ形状変更用のレジンパーツが入ったフルセットが二種の計四バージョン。最初の頃買った人が後で出たリニュ版を知って地団駄踏む商品展開でありましたが、何を隠そう私も地団駄踏みかけた口です(笑)。持ってるのは第2期の外装のみでノーズは「自分で何とかせぇよ」仕様のトランスでありましてね、最終版が出たときは頭に来たので買わなかったのですが、流石に何年も経過すれば怒りも静まるって事で今回の再販でまんまと買っちゃいました。以前発売された物とは、ノーズのレジンの質に変更があるようです。プラと接合しなきゃならないので収縮が少ないタイプだと嬉しいんですけどどうなんでしょう?

 FW12は88年のフルカウル仕様なので、多分イギリス仕様かと思います。買って届いて気付いたのですが、我が家にはFW12の資料が殆どありません。なんせ、FW12ってホンダにもピケにも去られてヤケクソになったウィリアムズが、翌年以降のターボ禁止を見越して取り敢えずDFVの改造版ジャッドエンジンを乗せて走ったというヤッツケ車なので、オンシーズン当時は激しく人気がなかったんですが、後年になってターボ車となんとか張り合おうと軽量化に躍起になりアナダラケスカスカのカウルが逆にオリジナリティーを感じさせてくれ、密かにファンを獲得してる車です。なので、検証をどうしようかと考え中。数少ない手持ち写真を見る限り、ST27らしからぬボディー形状の良さを醸しだしておりますな。フロントのサスバルジが少々オーバーディフォルメっぽく感じるんですが、その他の点はパッと見た感じでは好印象。トランスキットと言うことで田宮のFW13Bのキットが必要となります。とは言っても、使用するのはアンダートレイとミッションブロックとリアウィングステー、それにコクピットパーツとタイヤホイール程度で、殆どフルキットを組む感覚で作業できそうな印象です。アンダートレイパーツを切り刻んで使用するよう指示されてますけど、後半部はともかく前半部はパーツを切り刻むよりもプラ板や金属板で自作した方が楽かも知れません。後半部は、FW12とFW13Bの相違点(特にディフューザー形状)が資料不足でよく判らないので、気になる人は要調査かも。タメオのFW12を見る限りは、結構形状が違うように見えるんだけどねぇ。

 今回は画像使ってのレビュは無し。理由は面倒くさいので(爆。近いうちに色々検証するつもりなので、画像はその時にでも。今回買ったキットはどれも自分の中の「作りたい」度数が激しく高いアイテムばかりなので、来年上半期には作ることになると思いますんで。


 ところで、さっきAMCさんのHP見てたら、どっかの侍がウンコ漏らして喜びそうなネタが上がってます。最後のミナルディーって成績はもう「暴走族の隊列最後尾のケツ持ち原チャ」でしたが、車のスタイリングはヘタするとマクラーレンやルノーよりも模型映えしそうでしたもんねぇ。侍、喜びすぎて成仏しちゃうんじゃねぁか?(笑。取り敢えず、重量物装着して落馬すると首なんてポッキリ逝っちゃうから気をつけろ!(謎
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塩ビ版

2005年12月04日 | 模型
 驚いた。

 今日はですね、

↑こんなモノ作ったとですよ。そこらにあったメタルパーツのジャンクを使って、後期型のMP4/8のウィング翼端板と、ボーテックスジェネレーターの追加プレート、そしてウィンドウシールドのバQ用の型。恥ずかしながら6~7年ぶりのバQです。MP4/8の○○仕様とか特に限定して作ってるつもりはないんですけど、一応前期型と後期型と二台同時進行のつもり。で、前期型はキットのコンセプトをキープするつもりではありますが、後期型の方は色々とモディファイが施されてるんすよね。で、資料の問題もあって一応日本GP仕様の資料を参考に作ってるのですが、その場合
・フロント翼端板が平板ではなくエグレ付きで若干大型化
・ボーテックスジェネレーターの折り曲げ形状が変更の上に
 更に内側に小型のプレートがついかになってる
・リアウィングのメインの前後幅が縮小され、併せて翼端板も小型化
・Fordのロゴ変更とウィングとノーズにTENCEL等新ロゴ追加
・コクピット前に翼状のアンテナが追加
・サイドポンツーン右前端にアンテナ追加

等々、ザッと見ただけでもチョコチョコと変わっちゃってます。他にもあるのかも知れないけど、取りあえずは最も目立つフロント翼端板付近をなんとかしようって事で、金属板を叩くとかプラ板をヒートプレスとか左右対称を出しにくい方法を避け、型作ってバQで処理しようと思ったんですけど・・・・・、

塩ビ板が手に入らねぇ!
理由=ド田舎だから?(orz

正確には希望の厚さのモノが手に入らないのです。翼端板やプレートはプラ板で何とかするとしても、ウィンドゥシールドをどうしたもんか。せめて0.5mm厚のものでも手に入らないかと、明日以降チョイと遠くのホームセンターにでも探しに行こうかと思うんですが、取りあえず近場の模型店やホームセンターでは手に入りませんでした。

これだから田舎ってイヤであります。



 ところで、ネタ的に他のお仲間ブログと被るの確定だったので敢えて静観してたんですけど、超アグリってどうなるんですかね?予定本家のHONDAの方は、
名称:Honda Racing F1 Team
エントリー:Lucky Strike Honda Racing F1 Team
シャシー:Honda RA106
エンジン:Honda RA806E
と色んな意味で新生したようですが、、、、、って、まだラッキーストライクのロゴに悩まされるんすか??模型期待薄じゃん。
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