がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/72 アイマス F-16CJ/F-2A【その1】

2010年02月25日 | 模型
ども!先日愛用していたホームシアター用のアンプが死亡して、急遽ヒロのキット10個分の出費を強いられ
猛烈にブルー入ってる@河童です。A&Vセンターっつー別名があるくらいで、コレが死ぬとシステムが全死亡状態(萎


 さて、先日模型クラブの例会に行きましたところ、珍しく作りかけ状態のF-14を持ち込みましてね、
アイマス大好きらしい会員さんに「1/48のくせにでかいぞ~」って報告してあげようかと思ったら件のアイマス好き氏は欠席。
で、飛行機大好きな同世代の会員さんが、或る意味反則な

イタレリのF-117を持ち込んで居られまして、コイツは1/32って事で全長50cmクラスの大物。何故か俺に漂う敗北感(笑
画像(作者さんの自家撮影を拝借)で判るとおりのデカさです。横に三機並んでるのはハセガワ1/72のF-16シリーズ三機。
マジで1/72が1/144に見えますな~。早くも退役しちゃったF-117ですが、こうして立体物で見ると
結構デカ物だったんですね~&幾何学的意匠が強烈な個性と化してますね~と萌えてしまいました。メチャメチャ良いですコレ。
っつっても、アイマスのF-117は逝きませんよ~。ホントに逝きませんよ~。逝くなら積んでるタミヤの1/48だな(を。


 さて、敗北感の影響でやる気が無くなったわけではなく、どうせ面倒くさい塗装をせねばならんなら、いっそ一気に逝ってしまえと
ちょいと無謀かも知れませんが、1/72のF-16&F-2の痛機コンビも進めておこうと作業開始。デモドリさんの完成に触発されたとか言いながら
実は水面下でF-14のパテ硬化待ちとかにチョコチョコ進めてました。何故苦手な同時進行に手を染めるのか。
それは、これらのイロモノは私の場合400%この時期にやっつけておかないと、二度とやっつける機会がないから。
プラモを来世に持ち込めるなら積んでても良いけどね、多分無理だと思いますんで。つか、デカールが普通に貼れる内にってのもある。。

 F-16はそれこそ新金型登場時代の20年位前に作ったことがありますが、今のはちゃんとブロック別の再現度が向上していて
昔のパーツに追加パーツが山盛りになってるのに、店によっては1000円で釣りが出てしまうお得キット。
昔作ったときは、その出来の良さと組み立て精度の高さに感動したキットだったけど、今回組んでみたら
流石に金型もヤレてるらしく、バリ&面荒れの嵐でした。

 エアインテイクは、ちょっと胴体側と合わせると幅が足りなくなったので中に桁を仕込んで拡幅して面を合わせてますが
接着面を綺麗に整えてやれば、いとも簡単に組み上がります。面倒なのは機首のレドーム部で

細長いライトニングアレスタが邪魔で合わせ目消しが少々面倒。これは1/48の時も同様でしたな。
合わせ目付近のアレスタのモールドを削り取り、キチンと合わせ目を消してから、削り取ったアレスタを極細伸ばしランナーで再生。
 主翼左右のミサイルランチャーが変更されてるので、インスト指示通りに交換し、若干合わせ目にギャップが生じた
主翼と導体の面を瞬間接着剤+ポリパテ粉末で整えてやってとかもやりましたが、F-14の機首の製作よりも遙かに楽でしたで。

 F-2はF-16と似て非なるパーツ構成&意匠。キットも同様に使い回されてる部分は皆無に等しく、
また長年お疲れさんなF-16のキットと異なり非常に組みやすいキットです。ストレスフリーとはこのことか。

面倒なのはF-16の時と同じくノーズのライトニングアレスタ部。ただ、コッチは金型がそれほどヤレてなく
キットのモールドを削り取らなくても作業が可能でした。各翼に放電索がモールドされてるんですが
1/72にしては興醒めな太さになってるんで、これは細いモノに替えてやろうかって思ってます。
F-16の方は全く省略されてんだけどどうすべか?
 あと、ノズルがアイリスを絞った状態になっててF-16と並べて展示台に設置するつもりなので
F-16の余りパーツのノズルをアイリス部だけ切り出してきて移植しようとしてます。根本の円周をちょいと調節すれば
径もF-2のテールと合うんですが、実は余りパーツの方は旧エンジン用のノズルなのでアイリスの枚数がF-2とはチョト違う。

でもイロモノだからいいやって感じで移植決定(笑。ジェット機のアイリス板が絞られてるのって個人的に好きじゃないです。
F-2にも両パーツ入れてくれてれば良かったのにね。


 っつー感じで、今回は面倒な脚を省いて飛行形態っつー事で、あっという間に両機とも機体の基本作業は終了。機体のね・・・・

 此奴らには武装や増タンクが山ほど付いてて、その多くが2パーツの貼り合わせ構造でして、
此奴らの合わせ目消しとモールド再生の方が、機体の製作よりよっぽど面倒なのは本当の話だ。

デモドリさんが「やる気失せた」っつーのも良く判る重武装(笑。あんな萌えマーク貼って何処に撃ち込むんでしょう?
ともかく、コックピット以外の機体部分が二機分で先の画像のとこまで到達するのに一晩だったのに対し
この武装&タンク関係は二晩費やして尚継続中(汗

 F-14は武装積まないとか吠えてたけど、此奴ら弄ってたら何となく寂しくなってきたので、
積んでる虎の子のウェポンセットから超サイドワインダーとスパローを卸してきてしまった。
フェニックスは勿体ないから止めとく。

 さて、此奴らもF-14も塗装の準備をしなければならないんですが、どうやら同梱のデカールはどいつもこいつも
発色は良いけど下地が透けるらしく、また特にF-14の方はニコ動なんかの動画で見るあずキャットと比べて
かなり印象が異なる配色が為されてまして、ベースの紫を暗色方向に振ったこともあってデカールではなく
塗装で処理する場所が増えそうに思えたので、マスキングの型起こし用にデカールのコピーを用意しました。

A3サイズでないと収まらない大判デカール故、近所のコンビニでコピーすることにしたんですが
・萌えキャラ図画を汗かきながらコピーする40歳のオッサン
という構図は、流石に風俗嬢にケツの穴を曝すより恥ずかしいのであった(笑。うら若き乙女店員が
コピー機の前でキョドってるオッサンに、まるで万引き犯を警戒するかのような視線のレーザービームを浴びせてくれましたよ。
 このデカールですが、殊にF-14の方には実は非常に厄介な問題が出てきてまして、ちょっと塗装には時間と労を要しそう。
そこらはまた塗装開始したらお話しするとしましょう。っつーか、どう塗装するか本気で試行錯誤中です。


あ、ドラゴンの新代理店はアオシマに決まったようです。ドラゴンのサイトのディストリビューターマップにジパング復活。
なーんか解せないなぁ。アオシマが引っこ抜いたのかドラゴンが袂を積極的に別ってアイテムバッティングの無いメーカーを選んだか。
それともアオシマをチンタオと読んで勝手に親近感を持ったのか。真相は藪の中~。
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1/48 F-14D アイマス あずキャット010

2010年02月21日 | 模型
 今日は長女の幼稚園の発表会!歌とダンスと劇を見せてくれるっつーんですが、父ちゃんはお仕事なのよ~(泣
入園以来運動会もお遊戯会も全然見に行けなかったんですが、今日は奇跡的に時間が出来たので
っつーか仕事に無理矢理空き時間を作って、長女の出番の時を見計らって幼稚園に父ちゃん登場です。
歌&ダンスはフィンガー5の恋のダイヤル6700!?俺ちゃん的にはピッタシ世代ですが、今の人には「何ソレ?」かw

劇はアリとキリギリス。クラスの園児を一人を除いて全部アリって事にすりゃ配役完了の筈ですが
アリもキリギリスも双方団体で登場。何故か青虫とテントウムシまで団体で登場するアレンジぶり(笑。
我が娘はチョコ好きのアリという設定だったようです。


 話はズッポシ変わってドラゴンのサイトの輸入販売代理店マップから、とうとう日本が外されましたねぇ。
←◎が代理店無しの空白地帯
正確に言えばドラゴンのドラゴンブランドを扱う代理店がハセガワではなくなったということ。
サイバーホビーはプラッツが扱ってますし、完成品飛行機やアクションフィギュア等々、ブランドによって代理店が異なってましたが、
その中でもメインブランドであるドラゴンと飛行機キットのウォーバードを扱ってたハセガワと契約打ち切りになったのが先月末。
今のところユーザーレベルでは慌てる話は殆ど無く、誰もが「模型商売で日本のマーケット抜きってなぁ考えられない」と思ってるとか。
実際俺ちんもそう思ってまして、北米で「ドラゴンUSA」とか立ち上げてるメーカーですから、ひょっとして日本に現地法人構えるんかな?
今やプラモ屋の戦車棚寡占率はタミヤの倍くらいになっちゃってるメーカーなので一応気になってるんですが
ハセガワの告知文みても何が何だかサッパリ判らない今回の騒動。冷え込んでいくばかりの模型市場にとって
結果的に発展的関係解消って事になって欲しいものです。
 車モデラーとして気になるのは、ハセガワって会社が個人店舗レベルのガレキメーカーじゃないって事。
上場会社じゃないのでIRとかで財務状況とか出てこないから憶測ではあるんですが、もしハセガワの
年間利益の多くがドラゴンのキットを扱うことで入ってきていて、それがゴッソリ抜けてしまうと
今年一年の新製品開発計画にも少なからず影響を及ぼしてくるとなったりしちゃうと、車モデラーやMa.Kモデラーとしても
「俺AFVやんないし~」じゃ済まない話になってこないとも限らない。


 さて、とうとう10回目を迎えてしまったあずキャット。D型って事で言えば超あずキャットと言うべきか。
実を言いますれば製作開始当初は、イロモノだしナンボ面倒くさいハセキャットとはいえ、一ヶ月程度、
製作記回数では10回程度で完成するかな?って思ってたんですが、製作記は10回目を迎え、日数も跡10日で二ヶ月になっちまいます。
ちょっと時間掛かりすぎですな。面白いから良いけど(←コレばっかりw

 今回はまたも機首に戻ってきました。そう、とうとうキャノピーを閉じるときが来たって事です。

すんません、ベタですな。真冬に戻すな!って位寒かったでしょうか。
 で、キャノPを閉じる前に、忘れ物がないようチマチマ系作業をとっとと済ませます。

前後のメーターフード部には、実機で布が被せられてるところにエポキシパテを使って布っぽく表情を着けてみましたが
此処が未だ未塗装だったので塗りました。ここは筆塗りにてそこらに転がってた調合不明のグレー系の色をベースに筆塗り。
こういう表現はエアブラシより筆塗りの方が感じが出るように思いますんで・・・

 後部シート裏にキャノピーブレイカーを装着し、前席前にはHUDも装着。

 キットにはキャノピーフレームもパーツが用意されてるんですが、キャノピー閉で製作する場合、
インストではフレームの大半を切除しろとの指示があるんですが、ひょっとして切らなくても大丈夫なんじゃないか?と考え
試しに仕込んでキャノピー閉じようとしたら、本当に干渉しちゃって装着できませぬ。後席のフードと
フレームの干渉が特に酷く、キャノピーを薄い物に換装するかインスト指示通りに切断するかって事になりますが
今回は指示通りにて。髑髏や死に神の本番では、何かしら対策を講じようとリベンジを期するのでありました。

 とか言いつつ、このキャノピーフレームの一件で意気消沈しちゃって、エッチング製のミラーも面倒だから省略。
フード上の配線だとかHUDの枠とかも省略で済ませて、とっととキャノピーを閉じることにしました。

 キャノピーを仮合わせすると、これがまた合わない。キャノピーフレームのパーツが下方に、
キャンピーブレイカーが上方にそれぞれ干渉してるので、アチコチ削りながら落としどころを探ったんですが、
摺り合わせだけでは落としどころが見つからなかったので、パテ処理で何とかしようということに。
 塗料の吹き込みとかゴミの混入考えると出来ればキャノピーは後付でピタッとさせたいんですがねぇ・・・


 パテがガラス部分に付着すると厄介なので、一旦枠に合わせてマスキングし、キャノピー前半部共々機体に接着。

輪ゴムで簀巻きにしてメチクロ流して強引に接着の図↑
後方部分も合いませんでしたが、前方部分も合いが良くないですな~。パーツが悪いのか俺ちゃんの仕事がだめなのか。

 浮こうがどうしようがともかく接着して、ソコにポリパテを擦り込んで硬化後に面の基準を機首側に置いて
ポリパテ削って面を合わせ、埋まっちゃった分割線を彫り直してやりました。


 前回の更新から少し日が経ってるわけですが、車ばっかり作ってた輩が、このキットをそう簡単に作れてたまるか!っていうんでしょうか
大方の予想通りトラブって時間を浪費しました。以下その顛末。

 キャノピーの前部分と後ろ部分の接合部には、矯正接着しても微妙な隙間が残ってしまいまして、
ここは通常エポキシ流してシーリングするんですが、今回は光硬化クリアーボンドでシーリングしようと考え
この日は夜も更けていたので考えただけで作業を中止して就寝。するってぇと翌日の夜に作業再開する際に、
このシーリング作業を最初にやんなきゃなんないのに、スッカリ忘れてポリパテ削っちゃったもんだからサァ大変。

キャノピーの前後乗せ都合に生じていた隙間から、ゴミが内部に入っちゃいました。あ~あ。苦労が水泡ですよ。
更に悪あがきをして、拙いかな~と思いつつ中に入り込んだ削りカスを何とかしようと、機体後方から水を流し込んで
キャノピー内を洗おうとしたら藪から蛇。キャノピー内側に水滴が付くわ、蒸発した水分がキャノピー内側に曇りを生じさせるわ

最終的に水分が乾燥してみると、物の見事にシリカスケールっぽいのが発生。キットは1/48ですがシリカは1/1ですよ奥さん。
睡魔に負けてシーリング作業をポカっただけが、気が付くと修正不能のトラブルに発展しちまいました。

 まぁ他人の失敗は飯の種ですから、ブログ的にはネタが出来て良かったとポジティブに考えて前に進んでいくことにします。
水滴跡(シリカスケールっぽい染み)やゴミはどうにもなりまへんでしたが、曇りだけはドライブースに逆さにして放置したら取れました。

 ここまで結構順調に来てたので、正直猛烈なテンションダウンですよ。。。アイリスとか組み込んでたら
流石にキャノピーをスペアに取っ替えて一からやり直すところですが、まぁイロモノだしってことで(←しまいにP達に刺されるよw)。
画像では内部が見えない位汚れて写ってますが、外側の汚れも相当なもんになってるからです。
流石に外側は後で掃除しておきます。

 そんなこんなで、翼関係のスジボリも一通り済ませまして、

腹びれや後ハメ加工して基部だけにしたアレスティングフック部も接着。

概ね一通りのパーツが揃いました。殆どスッカラカンになったランナーのカスを見るとプラモ好きとしては嬉しくなっちまいます。

 という事で、次は塗装に進むことになりますで。多分。いざパーツが揃うと海軍色、いや、せめて真っ黒に塗ってコウモリマークをとか
妙な欲が出てくるところですが、良くも悪くもキャノピーの一件が萌えキャラのデカールを貼る躊躇を失わせてくれましたw

 ところで、アイマス戦闘機、1/72のF-15EとF-14Dがどうやら市場に出てきたようですね。
どっちも凹モールド版のキットをベースに製品化とのこと。ハセガワのジェット戦闘機キットって
買うとき気をつけておかないと、F-4/F-15/F-14辺りは製品によって凹モールド版(新金型版)凸(旧金型版)とが現行製品として混在してるんです。
飛行機の場合は凹モールドが正解とか凸モールドが正解ってのはなくて、塗装時のメリハリの付けやすさから
凹モールド版の方が好まれるんですが、実は凸モールド版は凹版に比べてパーツの一体化が積極的でして(F-14/F-15共に)
1/48同様にバランバランな凹版よりも組み易いのだ。なので、凸版ベースでアイマス機も出てくるかな?って思ってましたが
考えてみりゃ全身凸モールドにあのデカールってのは或る意味苦行ですから、凹版で正解なのかな?
 
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1/48 アイマス F-14D あずキャット009 【翼をください】

2010年02月14日 | 模型



 こないだ文教堂に行ったところ買い物ポイントが1500円分位貯まったのですが、ここのポイントって期限が二ヶ月なんですよね。
博多近隣の人ならエエんかもしれんけど、ちょいと離れてる田舎者には、この二ヶ月って期限は厳しい。
なので、一旦店を後にした後、ポイントを使いにわざわざ舞い戻りまして

↑これをば購入。一時期テレビで採り上げられるくらい流行りましたが、今もソコソコ流行ってるのかな?
出てきたときは、正直「こんな藁人形みたいなもん誰が買うねんwwww」とバカにしてたんですが、意外なほどユーザーを掘り起こしました。
で、ここは一つ日頃子供サービスのイケてない父ちゃんとしましては、こういうので子供と遊ぶのもエエんじゃないかって事で。
早速PCに専用ソフトをダウンロードして、二人の娘の画像を取り込んでフィギュアを製作。思いの外二人とも喜んでくれて良かったです。
惜しむらくは、メーカーがデフォで用意してくれてるコスチュームが少ない事か。ソコのパパさん、お一つ如何?


 で、今日の本題。先の動画の通り翼の工作です。

前回もチョット紹介しましたが、このキットは翼も中々のバラバラっぷりです。パーツ構成はスラット・主翼・フラップなんですが

↑このパーツ(C1/C2)の意味が判らなかった。ついでに言うとインストやパーツダボでは装着場所とか組み順さえもワカラン始末(笑
 で、ここは偉い人に教えて貰おうとモデルアート別冊の作例を参照しようかと思ったら、フラップ部分を大改造してやがって
全く参考にならなかったんですが、どうやらフラップダウン時の気流安定化用の内部隔壁であることが判明。
上面にモールドされてるフラップギャップドアとこの隔壁部分は連動してるようで、成る程パーツの区切りもドアと同じ数。
判れば後はどう装着するかなんですが、主翼の厚みが増してしまう装着法でないと片付かないという困った状態。
 色々な情報を参考にしたりして工作してみたのが以下の手順です。文章だと判りにくいので、後々のために画像を残しておきます。


 先ずは分割されてるフラップパーツを上下貼り合わせ、主翼側に設置されてるフラップ吊り下げ用のステー部を切除。
 主翼上下を仮組みして、C1/C2を主翼下面パーツ側ははみ出しても構わないので、上面パーツを基準に画像の①の様に固定します。
この際、接着は主翼下面側のはみ出しちゃう方だけ。C1/C2上辺と主翼上面は接着しません。
 次に主翼上下を分離して、主翼下面に接着したC1/C1の裏に更に瞬着等でガッツリ補強してから、
はみ出した部分をガシガシ削り落としてC1/C2下辺と主翼下面のツラを合わせます②。
 次にC1/C2の裏のパネル間の継ぎ目を切除し隙間を空けます。③
 


 ③で開いた隙間にチョッパー使って角度30°で切り出したプラ材を挟み込み、フラップパーツを仮組みしてみて
フラップの下げ閣が左右翼で同じになるよう確認&調整を行います。この隙間に挟んだ角度30°の板が、フラップした側のアクチュエーターになるわけ④。
 で、最後に主翼上下をクランプ使ってキッチリ接着して主翼の基本工作は完了です。


↑フラップ上部にも主翼との接続部である鎹?アクチュエーター??があるんですが、キットのモールド状態は、
フラップが上がってる状態が再現されてるだけなので、フラップを下げる今回は、↑画像の赤矢印部分を
簡単にではありますが表現追加してみました。

↑これは車のガレージキット製作やボディの改造等で左右対称を出していくときに重宝するツール。名称は何だっけ?(笑
これでフラップパーツの上面の翼断面ラインをトレースします。フラップパーツにモールドされてる鎹の上をトレース。
で、トレースして出来た凹みの所に1mmプラ板を貼り付けて、何でも良いから塗料を吹き付けると

フラップ翼断面に沿った形状が簡単にプラ板に写せます。後は、塗料の跡をトレースしてモーターツールで削り取り、
アバウトに一つ一つ切り出してフラップに貼り付け、接着剤が完全硬化したら削って形状出しを行うと、結構簡単に表現が足せました。



 改めて主翼側の切り欠きとフラップ正面に追加した鎹、主翼下面に装着した30°角のプラ材とフラップ下面の切り欠きとが
それぞれ正確に勘合するかを確認しておきます。

↑概ねこんな感じになったんですが、此処で一つ問題が発生。キットではフラップを水平に装着する場合、
C/C2のパーツを使わずに、フラップを主翼内部に差し込むように装着する様出来てまして、C1/C2の隔壁を装着して
その上でフラップを設置しようとすると、フラップの前後幅がありすぎて収まりが悪くなってしまいました。
 で、実機画像を参照してみますと、そもそもフラップにはパーツに施されたような派手なパネルラインは無いに等しく、
↑図の点線で示した箇所にもスジボリは無いようです。当初フラップの前縁を切り飛ばして帳尻合わせようかと思ったりしましたが
フラップ上面に設置した鎹の部分も作り直しを要求されそうだったので断念し、余計に彫られてる点線部のスジボリ部分から後方をゴッソリ切り落として帳尻合わせてみました。

↑フラップとスラットを仮組みしてみましたが、コレで充分いけそうです。

スタビレーター(水平尾翼)は一枚パーツで出来てるんですが、

ヒケが盛大でパテ盛り大会になりました。胴体に仮止めしてみたところ合いはバッチリなんですが
ダボがユルユルでテープ無しでは仮固定できない有様です。まぁ接着しちまえばいいんですけどね。



 垂直尾翼は先んじて以前にやっつけてありますんで、翼と胴体を合体させてみました。

 やっとF-14のシルエットに出逢えました(笑。バラバラなパーツを組み上げていって、どんどん形になっていくのが楽しいですね。
 それにしてもデカいです。1/48なのに全長40cmありますで。翼もジュディ・オングがサビ唄うときみたいに拡げてますんでマジデカス。

エルさん向けに判りやすいよう1/20のf1(作りかけの412T2)と並べてみた。


さぁ次回は、一度怪しいところにピンポイントでサフを吹いて確認&微修正を行い、キャノピーに手を出そうと思います。

 新米パパさんやyoshiさんのトコで知ったんですが、フジミが3月にFW16(当初は二月っつってた気が)だけじゃなく
MP4/5も出すそうな。残りのセナ物全部獲りに行くつもりですかね?凄い勢いですな~。ユーザーとしては楽しみが尽きませんが
あのガレキしか出てこなかった冬の時代は何だったんでしょうか?粗製濫造的、或いはアイテムによって完成度にバラツキが多いフジミですが
市場に於いては「現行もしくは昨年車じゃないと商売にならない」と完全に勘違いされていたものを、旧車で充分商売になると
他のプラモメーカーにも判らせたという点で功績が大きい気がします。タミヤも変な拘りを捨てて
例えば自社社屋に実車保管してるロータス91とか出してくれりゃぁいいのにね。
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1/48 アイマス F-14D あずキャット008

2010年02月11日 | 模型


ハセガワ、1/72でもそろそろF-14DとF-15Eのアイマス仕様が出るようです。そうなるってーと
もしかしてフェニックスミサイルがセットになってるウェポンセットが入手難になっちゃ大変と
1/48だけではなく1/72のドラネコもソコソコ積んでるオッサンは、送料無料だし何故か密林在庫だったしで
仕事中に1/72のウェポンセットを発注してしまいました。何やってんでしょうーかね。っつーか、
ハセガワもF-14系以外に殆ど使い途無いんだから、ドラ猫のキットにはフェニックスくらい同梱してくれよ。
っつーか、1/72も1/48もドラ猫は息の長いアイテムだと思うんで、ここらで今の技術でバスっと新規金型で作ってくれんかね?


 さて、製作記の続きです。

忘れないうちにキャノピー後方のアンテナ類の内、不足しているGPSアンテナを追加します。
追加しますっつーてこれがどんな形状なのかサッパリ判らなくて困ってたんですが、トランペッターの1/32のF-14Dの
商品詳細画像やら見てて何となく判った気がして、更に最近購入したモデルアート別冊のF-14本にも作例出てたんで
そこらを参考にデッチアップ。

コトブキヤのプラ板と1/43用のライトレンズパーツを組み合わせてみました。一方GPS追加の煽りで不要になるアンテナ基部は
モールドを削り飛ばして穴埋め。

ケツの方にも仕事が残ってます。

ビーバーテールに幾つかモールドが足りない部分があったんですが、治具を作らないと彫りにくいモールドだったので
重い腰上げて治具作ってチマチマ彫りまして、またビーバーテイル周辺のスジボリ作業で消失していたリベット穴も復活。
ゲートかパーツの一部かか判らないようなパイプ部分は真鍮パイプに交換しました。


 機体後部側面も継ぎ目消しが残ってたので黒瞬着使って継ぎ目消し。実際には接着面に生じてる
捲れとヒケを埋めるのがメインで、↑図の様に継ぎ目は簡単に均せますが、ヒケ&うねりは黒瞬着が残るくらい盛大でした。
 主翼付け根の翼の状態によって膨張収縮するカバーであるA10/A11のパーツもここで摺り合わせ。
ここはまだ別パーツ状態にしておいた方が都合が良いので、あくまで仮留めしながら摺り合わせのみ。
表面に布地っぽいモールドが入ってるんですが、摺り合わせの際にかなりのモールドが消えてしまいますんで
全面的にモールドを削り落とし、後で何か下の手法で布地っぽく再処理施そうと思います。

エンジンノズル両脇のE16/E17は、胴体にエンジンノズルを仮留めして、E16/E17自体も胴体には仮留めにした状態で
胴体側と面が繋がるように摺り合わせておきます。パーツには胴体との勘合用のダボがあるんですが
これまたあまり役に立たないダボだったので切り飛ばし、面の繋がり優先で調整しておきました。
ここ、先に接着しておいても良いんだけど、その場合はエンジンノズルを先に接着して、ノズルの塗装部に丁寧にマスキングした上で
E16/E17を装着するようにしないと、先にE16/E17を接着した後ではエンジンノズルの装着が困難になるので注意が必要。
今回は丁寧にE16/E17を胴体部分と摺り合わせてから一旦取り外し、完成直前に改めて接着することにします。


概ね分離状態でやっとくべき仕事が片付いた


 っつーことで、念願の機首と胴体の合体です。


レドーム内に仕込んだオモリがちょっと多かったか、思いの外機首部分が重いです(笑。
機首と胴体の接続部分は殊の外ストレスが掛かりますんで、1.0mmプラ板でベロを作り接着のサポートにし、
プラセメントを少量使って慎重にモールド位置や面の繋がりを調節して、ピタッと合わさったところですかさず

↑コレを流して接着。グッスマさんが販売開始してくれた、旧モデラーズでいうところのサラサラ接着剤。
タミヤやクレオスからも流し込み系接着剤ってのが出てますが、ソレとは成分が異なってます。
タミヤ等のはアセトンを中心に色々混ざった有機化合物ですが、このグッスマのや旧モデラーズのはメチレンクロライド。
二塩化メタンとかジクロロメタンとか色々呼び方ありますが、プラモつくろうで高橋清二氏がファルコン号作ったときに使用してたアレですね。
揮発性がメチャクチャ高く(難燃性だから蓋開けっぱにして部屋爆発とかは無いと思うけど、蓋閉め忘れると一晩で空っぽになる程トビます)、
プラ・アクリル・ポリカと手当たり次第に溶かして強力に接着します。アクリル素材用の接着剤と同じなんですが、
溶着系で強力で速乾ってことで、ミスった場合のリカバリーが非常に難しくなる接着剤でもあります。
また肉厚が薄い部分に使用すると肉がヤラれてしまう事もありますし、個人的には好きな接着剤ではないんですが
今回の機首胴体合体では、デメリットよりもメリットの方が大きいので久々に使ってみました。

 機首と胴体の接合部周辺は入り組んでまして、殊に機首側のモールドに関しては、接合後は彫り直しが難しく、
また面のズレを削り込みやパテ盛り等で修正するのも非常に手間が掛かるようになってしまいますんで、
ここをなるべく接着+α程度で済ませるように出来ているかどうかは重要です。胴体に補強を入れたり
機首に梁を入れたり接着面のベロを追加したり、今まで施してきた完成後は見えなくなる工作が報われるポイントですな。


機首下面もキャノピーが付いたりしてくると作業がしにくくなってくるので、ここでノーズ下のセンサー&カメラ部と
フェニックスミサイル用のレール(後半部は既に装着済みなので残る前半部)を接着。フェニックス用のレールは
機首と胴体の合わせが悪かったり胴体が歪んでると接着時にパーツが浮いちゃいますんで要注意。
機首下部のセンサー&カメラのユニットパーツM8/M9は、塗装後だと接着強度を出すのが面倒になるのでココで接着。
尚、インスト通りの位置に接着すると結果前に出すぎた状態になってしまうので、接着位置の基準は
ノーズギア格納部の前縁近くにセンサーユニットのケツの先端がほぼくっつく位の位置ってのを目安にすればいいかと。
また、今回は全面的なサフは入れていないので、機首左右の貼り合わせラインを中心線と考えて装着位置を調節します。

 と、こんな感じで胴体は一段落です。胴体は前回の作業までで今回は翼を作ろうと思ってたんですが、
思ったよりも胴体関係の作業が残ってましたんで、翼関係はまた次回っつーことで。


 で、主翼のパーツを一式切り出してみたんですが

これまたパーツが多くて合いがイマイチ。フラップパーツのバリがパーツ一周する勢いです。
今回はフラップもスラットも下げた状態で作ってますんですが、この選択のせいで主翼製作には想像以上に手間を取られておりますで。


 仕事でここ三日間ほど博多方面に出てたんですが、帰りにイオンモールの文教堂に寄ったら、
「もう売り切れちゃったかナー?」って思ってたWAVEのS.A.F.Sが残ってたので思わず買っちゃったですよ。
色々買い漁って気が付いたら諭吉二人分の御会計。スタジオのキットなら一個分の価格ですが、
プラモが6個とマテリアルを5K分買っても漱石二人帰ってきたよ。で、ここ最近の御約束で車は一台も無し。
デモドリさんがどうやらトラペのハリアーをポチったらしいと聞いて、なんだか乗せられてハセガワの1/48AV-8Bも買いましたで。
流石にトラペは行けなかった(笑。なんぼハリアーでも1/32になると威圧的なデカさですな。
新米パパさんが浮気しかけたリン・ミンメイSPLのバルキリーも在庫あったんですが、中開けて確認してみると
マーキング用のデカールにメッキ調ゴールドが使われてることが判明。ちょっとこの手のデカールは
クリアー掛けるとどうなるかの不安があったので、9分12秒くらい買うた止めた音頭踊った挙げ句
レジに行くときにはリン・ミンメイがハリアーに変わってたのはホントの話だ。

じゃまた。
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ニュルンベルク・トイフェア

2010年02月06日 | 模型
近年では珍しい更新頻度の@河童です。

ニュルンベルグ・トイフェアの情報が各メーカーのHPで発表され始めました。

中でも注目は

タミヤ 1/24 アストンマーティン・DBS


ここで「F1ばっかりで箱車が・・・」とか愚痴ってたのを知ってか知らずか、嬉しいキット化です。
ル・マンのDBR9のベースはDB9ですが、此奴はV12搭載のDBS。そう、「007 カジノロワイヤル」でボンドカーとして登場し、
映画の中で活躍するかと思わせてハンドル切り損ねて空中三回転半ひねり着地失敗を決めてバラバラになったアレ。
もしくは「007 慰めの報酬」で出てきてボッコンボッコンにぶつけられた挙げ句大爆発決めちゃったアレです(笑
これは大好物な車でして、まさかプラモで出るとは思ってなかったなー。

他にはメルセデス SLR722とポルシェ935`78LM(MARTINI)がアナウンス。722はパーツ変更か何かの手でのヴァリエーションキット、
ポルシェは再販です。722はどうせならロドスタかスターリング・モスヴァージョンでも出してくれれば見た目も変わって良いのに。
でもボンドカー出すから今回は許す(笑。

あと、ハセガワからは、アイマス先行で地団駄踏まされた1/48F-22ラプターの米軍版が漸く登場。
それに1/72のF-35とか秋のJMCでも話題になったロータス79が改めて発表になってるようです。
ハセガワ出来になるのはドラゴンとの密月解消騒動。ドラゴンが一方的だのハセガワがゴネただのと
情報が錯綜してるようですが、真相は藪の中。そのドラゴンからはAFVだけではなく、ハセガワのお株を奪うかのような飛行機関連の新製品が大量アナウンスされた模様。
アイテムバッティングをドッチかが嫌がったとかですかね?ユーザーとしてはそうした大人の事情なんかどうでも良く
問題は今後ドラゴンの製品が日本にどういうルートで入ってくるかなのですが、今以て今後は不明です。
 そして、オッサン的に「ヤッパリなー」と「待ってました」が交錯するMaKの
1/35 ナッツロッカー

が発表になりました。日東から出てたナッツは1/76でしたが、今回は1/20とは行かないまでも
カナリのデカブツになる事確定の1/35です。まさかこの年になってデカいナッツロッカーのプラモに巡り会えるとは・・・。
ファルケ・ルナダイバーとプラモとしても非常に出来の良いキットを出してくれてるのでナッツも楽しみであります。
三月にはメルジーネが出てきて五月には久々にクレーテも再販されるみたいですし、HJ誌ではSF3Dのタイトルが
横山宏氏の認容の下サブタイトルとはいえ復活してしまうし、何だか非常に盛り上がってきました。
このままだと、オレちゃんだけではなくデモドリさんまで車モデラーの自称ラベルを返上しなくてはならなくなってしまいます(笑
コメント (10)
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1/48 アイマス F-14D あずキャット007

2010年02月03日 | 模型
ねだるな!

勝ち取れ!!

さすれば与えられん!!!



ども!意味無くエウレカ動画入れてる@河童です。
MFHからロータス56Bのリリース案内があり、オフィシャル居酒屋ショップからも案内メールが到着。
で、どうやら三種類リリースされるそうなんですが、なんせオレちゃんが2歳の時に走ってた車。
○○仕様!とか言われても何が何だか(笑。っつーことで、三つも買うわけはなくどれか一つを買おうと考えてるんですが
果たしてどれが良いだろうかと、居酒屋さんに相談中です。貴方ならどれ買います?紺青もゴールドリーフも
何れも捨てがたいんよねぇ。あと、ハイブリットインジェクションっていう形態で312T4の発売が計画されてるとのこと。
他にも917ロングテールのリリースも企画されていたり、個人的には今年も一番注目してるメーカーさんです。

 さて、あずキャット製作記も7回目となります。一月中には塗装直前まで進めれるかな?と思ったりしましたが
そうは問屋が卸してくれませんでした。それでも平素に比べれば良いペースだと思ってます。

 胴体上下合体の前にランディングギアの仮組み調整を済ませておきます。主脚はとても細かくパーツ割りされてるんですが
実際にジオメトリーに関わるのはタイヤ直結のストラット部と前方に延びるアーム部分だけといっても良いので、
最低限必要なパーツだけで仮組み。

インスト通りに組み付けてみたら、案の定組み付けられなかったので(笑)、ブルタックを使って試行錯誤。
結果、ストラットの胴体側付け根が、接着部分よりもサイズが一回り大きいので、キチンとリブ内に収まるよう小型化し、

また、格納部側壁のデフォルトの穴位置(↑図赤丸部)も合わないので、現物合わせにて矢印位置に穴を開け直し

更にストラットと胴体の接続はイモ付けではなく真鍮線を打ち込んで差し込み式に変更。それに伴い
アーム部分の先端の凸も半分くらいに削って脚そのものを組み上げた後に後ハメ出来るように加工しておきます。
 尚、ストラット部は上下分割構造なんですが、安易に合体させるとタイヤが曲がって付いてしまう恐れがありますんで要注意。
 画像に写ってない小パーツや加工の邪魔なので一旦切り飛ばしたディテール部分は、後日脚を組み込む際に登場させます。
真っ直ぐ付ける調整だけはここでやっといた方が気が楽になりますしね。塗装した後とかだと、不測の事態発生時には取っ散らかります。


っつーことで、主脚の調整も終わり、目出度く胴体の上下合体に至りました。

補強のお陰でパーツの合い自体は良いんですが、思ったよりも接合面が荒れていて、継ぎ目消しは盛大になってしまいました。
キットのダボを使用したのが原因なので、ダボを切り飛ばしてから付ければ継ぎ目消しも楽に出来たかも?
 F-14Dは主翼前方のグローブベーンが廃止されてるのですが、廃止されてる状態のパネルラインが判らん。
手持ち資料等でもA型や廃止されたけど痕跡の残るB型とかはあるけどD型は鮮明なのが無かったので
図解資料のパネルラインを参考にでっち上げてます。

 後部の接着では、エンジンを仕込みつつエンジンの円周と胴体後部の円周とがキチンと合うかを確認しつつ
エンジン側面(水平尾翼が付く部分ね)とビーバーテイル部を接着。何度も仮組み考証繰り返してきたので何事もなくガッツし合体できました。
 エンジンの両脇部分のパーツ(E16とE17)は、エンジンを接着した後でないと取り付けることが出来ないくせに大な継ぎ目処理が必要な部品なので、
胴体後部両側面は接着するだけで継ぎ目消しはE16/E17とセットで行います。

なのでエンジン部分にマスキングもしなきゃなんないしここだけ整形は後回し。
A10/A11ってパーツ(可変翼収納状態はA1/A2)も合いがよくないので調整が必要だし、此処(胴体後部側面)だけ先に整形しても二度手間になるだけ。


 っつー事で、合体後は各所にある継ぎ目消しと、消えたり薄くなったりしたスジボリをチマチマと再生。
資料睨みながら実機通りのラインを彫るんじゃなく、スケール相応にパネルラインも取捨選択しつつ彫り彫り。

機体の背中の段差は結構目立つのにキットではスジボリだけで済まされてるので彫刻刀で彫り彫り。


 再び作業は機首に立ち返る。

胴体と仮合わせしてみて、一応ピッタリ付くんだけど、後部隔壁をゴッソリ刳り貫いたために強度が下がってて
形状を安定して保ちにくかったのでプラ棒で梁を追加。また、胴体と合体するとスジボリ彫り直しとか
リベット打ち直しとか、機首周りの工作がやり難くなるので、なるべく機首単体状態で済ませられる事は済ませておく。
キャノピーは此処で付けちゃうと後部の開口部から何がコックピット内に進入するか判ったもんじゃないから付けないの。
 スジボリで給油口の部分のラインがどうしても歪んじゃって真っ直ぐ彫れず苦労したりしてます。
リベットも機首だけで軽く3桁近くの穴を掘るのですが、御約束通り0.3mmドリルを一本折りましたよ。

さて、コレは何でしょう?



答は機首下のノーズギアのパーツに付く、上下合体用のジョイント部分を3mm銅線からドリルレースで捻り出したモノ。
キットではプラパーツになってんですが、実に心許ないので金属に置き換えておきました。

わざわざ金属で置き換える必要がないといえばそうなんだけど、此処だけ金属にすることでノーズギアのストラット部の上下合体時に
このジョイント部までうっかり接着剤が廻っても固定されないこと、墨入れ等の影響で折れることがないこと、
ストラットの下半分に前後左右のアソビを持たせることが出来るので、最終的な組み込みの際の調整幅が保てることと
思ったよりもメリットありそうだったので置き換え。キットのパーツがなんでこんあ面倒な構造になってるのかっつーと
実機同様にノーズギアのタイヤがステアする構造を再現してるようです。志は高いけど設計がついて行ってないところは
まさしくフジミのエンスーシリーズを彷彿とさせる。でも、メーカーのそのやる気が良いんですよ。


っつーことで、機首パーツを使いつつ、バラバラのパーツの内、主脚と同様に機体組み付けそのものに必要なパーツだけ使って
仮組みしながらパーツを接着。小さいくせにパーツの分割が多く、強度最優先でガッツリ接着してから
接合部に出来た継ぎ目や段差をヤスリ掛け。
 こういう細かい部分にヤスリ掛けするのに最近多用するのがスジボリ堂の自在ヤスリってもの。
 
これ、見た目に反して強力に削れます。作業中は削れてるのかどうか判らない感じなのに、油断してると削りすぎるくらい。
ハンダ付けの際に重宝するステンレス製の刷毛キサゲってのがありますが、あれのプラモ用って感じでしょうか。

ただし、便利なのは良いんだけど使い方にはちょっと注意が必要。プラでもパテでもバリバリ削ってくれる刷毛部分は
作業中にバラバラと千切れて落ちていきます。で、この千切れた毛の破片がTheInvisibleNeedleっつー感じでして
指なんかに刺さりやすく、刺さっても細すぎる上に透明なワイヤーなので目視が難しいという優れ物(笑
スジボリ堂さんのHPにも注意書きが書いてるんですが、使い始めの頃はナメてまして普通のペーパー作業と同じく考えてたら
掌やら指やら足の裏やらに刺さっちゃって痛い目を見ました。ヘッドルーペの3倍レンズ使って
逆光状態で指の先の細い細い糸くずみたいな影を探し出し、それを細密ピンセットでつまんで引き抜くか
体の自浄作用で体外に排出されるのを待つかしないと救われないという優れ物(笑。
流石に今では机の上にトレーや塗料皿を置いて、ゴム手袋はめて作業してます。



遂に機首と胴体合体目前まで来ました!完成も目前か??と思わせておいて、実はこのキット、
主翼にも色々問題があるんですよね。フラップ上げて作るなら問題少ないんだけど、今回は
今後F-14作る際に困らないように製作の基本を整理するところに主眼があるので、フラップダウンで作るのです。
コメント (4)
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