がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

なつやすみプラモてんじかい `08その2

2008年08月29日 | 模型
 クラブのHPを担当してますんで、その為画像の整理に時間が掛かり報告が遅れましたが、
先の模型展示会について。当日は380余りの完成品(一部未完成品あり??)が揃い、
入場者数も二日間で800人を数えて盛況でした。土曜日がドシャ降りの雨だったのが災いして
入場者が伸び悩んだんですが、日曜日はカラッと晴れて図書館も家族連れで大にぎわい。
そのついでにだとは思うのですが、図書館内大ホールで開催された展示会にも沢山の家族連れの方々が
訪問してくださいました。

 地元模型クラブ以外にも我流会さんやH.I.Cさん、県外からも築地模型同好会さんや
熊本トムキャッツさんの会員さんなどが訪問・ゲスト参加して下さり、中には雑誌に記事掲載してるような
プロフェッショナルな御仁の参加もあり、展示数は前回・前々回より減少した反面、出来的に充実度が上がった作品が増え、
見応えも一入な展示会となったように思います。

 個人的な思いとして、ガンプラやAFV系や飛行機・艦船等のモデラーさんのブースは中々賑やかで楽しそうだったのですが

車・バイクのコーナーはあまり賑やかになってくれませんw。会の中に車模型を嗜む方は増えてきてるのですが、
他のジャンルのブースのようなモデラー会話が中々聞こえない・・・。この一年に入会された方と思いますが
ラッカークリアーとウレタンクリアーを使い分けておられる会員さんが居られ、未だ使い始めて間がないとのことでしたが
「ラッカー?」と思えるようなシャープな吹き加減でウレタン(精密屋製)仕上げを施し研ぎ仕上げしてあるF430なんか

中々の塩梅。他にもいつも[グラチャン系]の作品をこよなく愛す御仁が

WOLF WR1等というアイテムを作ってこられてたり、フェラーリのキットが大好きと言って憚らない

弐号機の女の作者さんが、或る意味予想通り痛車方面を揃えてきてたりと、実は車方面も作品は賑やかだったんですがね。

 では、他ジャンル含めて各展示内容から主観で気に入った物を幾つかご紹介。今回はやけに飛行機が多かったんですが

1/72のスケルトン仕様のフォッカーDⅦ。言わずと知れた第一次大戦中の名機ですが、
真鍮と有機材とを組み合わせて殆どスクラッチビルド。こういうのって単に真鍮線をハンダ組みしてるんじゃなく
完成時のバランスであるとか、外装装着を想定して仮想的アウトラインが崩れないように採寸を性格にするとか
根機と鋭気を要する緻密な作業の集大成。翼部分の骨組みのバランス感など秀逸で見とれてしまいます。

 続いて、同じく飛行機物ではF86セイバー祭ってのが開催されまして、計7機のセイバーが揃いました。

中には小牧基地にて実際に飛行隊に所属し実機のセイバーを整備していた元自衛官さんが祭に参加されてまして、
御本人から直接の解説を頂いて大変勉強になったりして。どの機体もそれぞれに異なったシルバー塗装のアプローチが為され
見ていて楽しかったです。改めて思ったんですが、86セイバーって、立体物で見てみますと
メカヲタにはタマラン要素が満載の機体です。アカデミーのが思ったより出来が全然良かったので

今度見かけたら積もうかと思うております(←まさに思うツボ)

 あと、今時の愉しみ方といいますか、1/35のヘリコのディオラマってのがありました。

クラクラさんも最近1/35のブラホをかましてくれましたが、此奴はパンダの1/35イロコイス。
着陸後兵士がワラワラと湧いて出てくる様が素敵。ローターが二枚羽なので、横長ベースに収めてましたが
ブラホだと四枚羽だからどでかいベースが要りますな。

 AFV方面では、面白いとか言っちゃうと何かのターゲットにされそうですが

↑やはりこの「遂に発見」っつーのがいいすね。後、Ⅳ号祭ってのも密かに開催されてまして
私もコッソリ参加しようと思ったりしてキット買ったりしたけどそれどころじゃなかったんですがw
 

他の方の作品はちゃんと完成してました。Ⅲ号Ⅳ号あたりはヴァリエーションによって
アウトフォルムの変化が物凄いから、祭化すればネタは無尽蔵ですな(笑

 あと、今回目を引いたのは、前回紹介したローデンのシュターケンの人の張り線も凄かったんですが、

↑一人菊水作戦コンプリートの張り線攻撃も猛烈。実は地元クラブ側でも、菊水作戦BOXを会の副会長が手に入れて、
一人一艘ずつ作って会員に配布して展示会で並べようじゃないか作戦を敢行してたんですが、
(←みんなよう頑張った)
先の各艦が木製ベースに乗ってる菊水作戦の方は、ぬわんとソロ、つまり単独でおフルラインナップ作戦だったという・・・

↑しかも、1/350?と思えるような悶絶張り線攻撃が圧巻。恥ずかしながら我が会、死力を尽くして
フルラインナップ揃えたけど、偶然のゲスト参加一人菊水張り線ボンバーによって、エージェントスミスの大群が
一人のネオ君に蹴散らされるかのように度肝を抜かれたという・・・(笑:会長談


 あと、1/350のイージス艦こんごうが展示されてたんですが、同系艦アーレイパーク級のRC巨大模型が
日曜日になって急遽会場入り。スケールは驚きの1/72(笑。後部甲板に、ちゃんと1/72のヘリコが載ってます。

或る意味、このヘリコの為の超巨大電動展示台が、このRCイージス艦か。ミサイル発射口は
自動開閉し、尚かつロケット花火を装填すると、トマホークよろしくRC操作にて発射させることが出来るという仕様。

 その他にも沢山展示されておりました。詳細はクラブのHPに画像アーカイヴをUPしましたんでよろしこ


 さて、次ネタの”筈”のヒロ製412T2。今更ですが、開梱ついでに中身のご紹介。

車種としては古めですがキットとしてはかなり新し目の部類。カウルとモノコックがメタルとレジンという複合でして
そうなると経変による収縮とか厄介な問題があるんですが、今のところそうした問題は出てない模様。
ちょっとカウルだけ組んでみたりしたんですが、流石にタミヤって事はないんですが、
そんじょそこらのプラモと争える程度の精度が出ています。つか、レジンのパーツに限って言えば
お前はプラモか?
っつー位の代物w。

レジンパーツで外殻と燃タン部がピッタリ精度で組み合わせるっつーのは車のガレキではあまり見ない。

中々面白そうなキットなんですが、一番の問題は組み立てる側のモチベーションでしょうなぁ(笑

 
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1/20 LOTUS 95T 【完成編】その2

2008年08月26日 | 模型完成品

図らずも2部構成になったその2です。突然字数制限とか言われてアタマに来たので
字数制限で”その1”では掲載できなかった分、このその2ではいつもはやんない撮影アングル全部UP(笑











↑調子こいて画像多すぎですか?(殴蹴
 キットはカナダGP仕様とのことですが、元来○○仕様に拘らない人間でして、
そもそもスタジオのキットに仕様を求めることが、星野JAPANに金メダルを期待するようなもんすから(殴
特に仕様は特定してません。敢えて言うなら中期型か?同じ北米のGPでの壮絶気絶ゴールの印象が強く
それを意識してドライバーはNo.1のアンジェリスではなく敢えてナイジェル・マンセルにて製作。
 このキット、完成させてみて判るのは、資料とか見ちゃうとどっかのダメ政治家のようにボロ出まくりですが
基本的なアウトフォルム等には、それほどアンバランスな点が見あたりません。キットには
シートベルト用のエッチングも用意されてますし、デカールの質も良好。タイヤもタミヤやヒロ等のに
置換したくなか否かの微妙な感じではありますが、スタジオ御約束の”径が合わない”事も無かったですし、
ウィングパーツの構成もプラモやタメオの様には行きませんがガレージキットレベルでは充分な物。
メゾネット構造のリアウィングが少々厄介なだけで、はじめてF1ガレキに挑む様な方には
中々良い素材なんじゃないかと思います。昨今の空力ゴテゴテの車体に比べれば、シンプルすぎて潔いw
面倒な塗り分けもないし、JPSカラーに惹かれるものがある御仁にも個人的にはお奨めしたいキットなんですが、
デカールの不足やサイズの問題がありますのよ。形状とかパーツ云々と違ってデカールなんかは
ユーザー側の環境によって対応の可否が大きく分かれるですから、大きな問題と言えるかも知れません。
面倒なストライプが貼り易いという質の良いデカール採用してるのに実に勿体ない。

 ところで、今回の画像、”その1”掲載の接写の画像がいつもより妙に精細と思いませんか?実は、コッソリ
カミ様のデジカメ借りて撮ってみたんですよ。全体像などは露出優先モードとか絞り調節とかが
カスタム出来ないデジカメなので弱いんですが、画素数が私の古くさいのより倍くらいありますんで
接写はコッチの方がいいですねとか言ってたら途中でバッテリー切れ(笑。データ消去して
コッソリ戻しておかねばと思う恐妻家の@河童でありました。

 さて、大問題のヒロ模祭りネタに取り掛かりたいわけですが、九月は凄まじく忙しいため、
モチベーションを上げれるか我ながら不安です。F1連続ってのは厳しい気もするwいっそこないだ届いた
アストンのGULFにでも切り替えてしまおうか?それとも初志貫徹か??ちょっと迷ってます。
ちなみにホンネはナイト2000なんすけどね(殴

 取り敢えず次回更新は、先日の模型展示会続編です。請うご期待。

コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1/20 LOTUS 95T 【完成!!】その1

2008年08月26日 | 模型
 先日の展示会に無理矢理持って行ったロータス95T。その後、展示会訪問者のチビッコに破壊されることもなく、
無事我が家に帰還しましたので、残っていた作業を済ませ完成となりました!!

 結局、昨年秋からの作業でしたから三四半期チョイも経過してしまってます(笑。製作記は全26回ですから
実作業ベースで言うと最短一ヶ月、最長三ヶ月ってとこか?車では今年初の完成品となります。

 そりでは、最後の攻防のレポです。ちなみに、時間が惜しい状況が続いていたので、
製作途中の画像が全くありません。誠に申し訳ない。出来上がった部位の拡大画像にてご容赦を・・・

 先ずはシャーシとボディーの合体。シャーシ後部にレジン製パーツを流用した影響で、
若干の反りがシャーシ後半部に発生していたため、自作の治具にて矯正しながらの接着。

 先ずボディーとミッションブロックの間に90分効果型エポキシを塗布して仮装着し、
次にシャーシとボディーとを極小ネジ+90分効果型エポキシを使用して合体、

更に、シャーシの適当な場所に展示台固定用のねじ穴開口とナット埋め込みを設けていたんですが、
その穴を使って矯正治具とボディー&シャーシを共締めして乾燥ブース内にて丸一日放置プレイしておきました。
この際、慌てた悪影響で仮組みを信じてパカパカ進めてしまい、その際ミッションブロックが
想定よりも約0.5~1.0mm弱程度左にシフトして装着されてしまっていたらしいが、この時点では気付かず、
これが後で大問題に発展します。

 フロントサスは、ブレーキラインをロワアームに装着して、アッパーアームごと半艶黒で塗装。

プルロッドをアッパーアーム側のステーにインセクトピンを介して自由度を保ったまま装着。
ブレーキダクトは、この期に及んで左右で形状差が生じていることが発覚(正確にはアップライトとの取り付け基部の差)、
修正にはサスを分解してアップライト部を取り出さないと難しい状況だったので渋々スルーにて。

 タイヤ&ホイールはキットの物を使用。腹立たしいのは、カナリの部分を自作パーツに置き換えてるのに
肝心のアウトライン決定部分、即ち前後ウィング、前後タイヤ&ホイール、ボディーカウルの都合3セクターには
キットのパーツをほぼそのまま使うことが出来ているので、製作の苦労が全然判らない様になっとるという(笑。恐るべしジオ。

 タイヤに関してはゲート跡及びパーティングラインを削り取って綺麗に均してから、
ショルダーにGOOD YEARのロゴをテンプレにて吹きつけ。キットのエッチングにちゃんとステンシルが用意されてるんですが
ぬわんとこれさえもサイズが合わない(笑。流石ジオ。手持ちのステンシルからと思ったものの
これまたピッタシ良いのが無かったため、最も妥協できるサイズの物を選択して使用しております。
この際、ロゴは白を吹くんじゃなく自家調色のライトグレーを吹いてトーンを落としてます。
黒の上に白を吹くとコントラスト差が0:100と極端になりますんで、グレーを使用しても意外に白に見える上に
むしろ白が際だたず馴染みが良いと思って、ステンシル使用の場合は出戻り前の製作ん時からそうしてますんで。

 コックピット部も仕上げてしまいます。以前自作したコンソール左のスタビ調節レバーを組み立て装着。
同時に右側にも0.6mmハンダ線と0.45mm被覆線を0.1mm黒染銅線にて束ねたものを装着。

コックピット前方に小さなメタルパーツを接着するよう指示されていますが、これもこの時点で装着。
肝心のフードは、まさかの”剥がす時デカールごと持って行かれ事件”を畏れてテープではなくブルタックで仮留めして、
ボディーとの隙間にエポキシを流して固定。リベットにはスケール・ハード・ウェア製0.7mm頭のリベットを使用。

97Tだともっと目立たない小さな黒色リベットなのに、95Tでは貧乏くさいボッチボチリベットが13個もあるんすよ。
当然、期日前のドタバタ状況で机の上はオマハビーチ状態だったこともあり、高価なピンセット使ってるくせに
タミヤの黒ピンセット使ってる時と何ら変わらぬ弾き飛ばし攻撃炸裂しまくって18戦13勝5敗で何とか打ち込み終了。

 この時点で、フロントサスも車体に装着できるようになってますんで、先ずボディーの仕上げ磨きを施しておきます。
手垢等が結構付着してますんで、もう一度ハセガワのセラミックで全体を軽く磨き、
トドメに同じくハセガワのコーティングポリマーを塗布。全体を拭き上げてから先ずはフロントサスを装着。
シャーシに内蔵した自作のダボ受けが、JPSカラーの”黒”のお陰で迷彩効きまくってしまいドコにあるのか
作った本人が判らないという想定外な状況に四苦八苦し、右を付ければ左が外れる、
両方が付けばプルロッドが嵌ってない、これでおKと思ったらサスカバーの塗膜が欠ける等のすったもんだで


↑こんな感じで雄叫び上げながら大騒ぎして何とか装着(笑。危うく暴走モード突入するとこだった。
90分硬化型エポキシをしたお陰で、何とか硬化時間ギリギリな作業となったのはホントの話。
 やっとのことでタイヤホールも前後に装着して四輪接地を確認し、苦労が報われたのが、
展示会前日の真夜中過ぎでありました。と言いながら、若干翼端板位置がフロントタイヤに食い込んでるorz

ホントはフロントタイヤの内壁と翼端板のラインが繋がんないとダメなんすよね。仮組みの詰めが甘かったようで。

 次にフロントウィングですが、先ずは研ぎ出し。リアウィングやボディー同様の行程にて磨き出しを行い
一気にポリマーまで進めてからエレメントやフラップに翼端板接続用のピンを打ち込み、
先ずはメインエレメントをネジ留め+ロックタイトでボディーに装着。翼端板とフラップを仮組みし、
翼端板下辺を決めてプラ版+ブルタックで空中戦用治具を作り、翼端板でフラップ&メインエレメントを挟んだ状態で
先ずはメインエレメントと翼端板をエクセルエポで固定。一時間ほど放置してから今度はフラップの角度を決めつつ
翼端板とフラップの間、ボディー側のフラップ軸受け部分にエクセルエポを流して接着しました。

ガーニーリップはウィングが固着したのを確認してから少量のエクセルエポにて接着してあります。

この時点で展示会当日の午前4時半(笑。後はリアウィングを付けてミラーを付けて・・・・と
捕らぬ猪木の星勘定っつー感じで何とか間に合うなと思ったんですがねぇ・・・・


 リアウィングの装着、何故かゼリー状瞬着にて既に完成しているリアウィングをステーに装着し、
金属ブロックを治具にして固定してみたら、あろうことかウィングが若干歪んでステーに付いてしまいますた!?。
ウイング側の凹とステー側の凸はピッタリで遊びはほぼナッシング。仮組みの時にちゃんと真っ直ぐ装着出来ていたので
安心しきっていたらこのザマっすよ。しかも、何故かいつもはエポキシ使うのに、ココに限ってゼリー状瞬着(笑
しかもフィッティングのピッタリ感がサイコーだったらしく、角度をずらそうにもガッツリくっついて無理。
原因は先述の通り、シャーシ・ボディー・ミッションの合体時に、どうやら若干ミッションがシフトしていたらしい。
 試行錯誤して、手探りでステーの根本の接着を剥がしてステーを浮かせ、極小ノミにて
ステー用のミッションブロック側凹を何とか穿って拡大し、ステーのズレを修正しつつ
隙間にエポキシ流して歪みを可能な限り修正しました。

漸く妥協できる状態に辿り着いたのが既に夜明け後の午前六時半。寝る時間どころか起きる時間ですよ。
最後のリアウィングの反乱のお陰で、この時点でギブアップでした。

 で、未完状態のままカミさんが起き出して「まだ起きてたの?」と声を掛けられつつ爆睡。
二時間だけ寝て展示会場に行くはずが、昼前まで眠り込んでしまい、すっかり遅れてブツを会場に運んだのでありました。

 で、未完成のくせに無理矢理展示しちゃうという暴挙の末の展示会も終わり、ブツが帰還後作業の続きに入ります。

 リアウィングとサイドポンツーンを接続するステーですが、基部の詳細が判る資料は見つからなかった物の
ドコにどういう感じで付いてるかは判る資料があったので、それを元にデッチアップ度指数45%くらいにて工作。

ステー本体は、1.5mm幅×0.3tの洋白を採寸した長さに合わせて切り出し、両端に0.5mmの穴を開け、
穴周辺をリューターで加工し、この両端をステーがパチ組み出来るようにプライヤーで捻って完成。
サイド側基部は、0.8mm真鍮線をドリルレースしてデッチ上げてます。

 ブローオフ排気管部は、自分で穴径を決めておきながら丁度良いサイズのステンパイプが無いという事で(ゑ
丁度良いサイズの真鍮管をつかって整形し、ハンダメッキ加工を施して使用してます。
 又、ブローオフ穴前のメッシュ部分は実車だともっと内側に雑な感じで装着されてますが、
模型的にアレンジして絞り出したメッシュを填め込んで側面との面一感を優先させてみました。

 次にミラー。キットの本体部分はそのまま使用し、ステー部分だけ0.5mmステンレス線に置き換え。

鏡面部は0.1mm洋白を磨き出して貼ってます。ちょっと歪んじゃったのですが、0.2~0.3mm使えばいいのに
手近に転がってた0.1mmの切りくずをリサイクルしたケチ根性が鏡面を歪ませたらしいっす。

 最後にアンダートレイとミッションブロックを接続する吊り下げステーを装着し、
全体の塗装剥がれ等をリタッチしたりしてようやく完成です。

今回の作業レシピを纏めますと
 
---------------------------------------------------------------------
STUDIO27 1/20 JPS LOTUS 95T RENAULT `84
塗装
ボディー下地目止め→Be-J HGプラサフ
ボディー下地塗装→自家調色ダークブルーグレー
ボディー塗装→フィニッシャーズ ピュアブラック+ピュアブルー極少
外装カーボン部→KAモデルカーボンデカールB+ガイアノーツ クリアブラック
トップコート→フィニッシャーズ オートクリアー[四層目]
シャーシ塗装→基本→フィニッシャーズカーボンブラックマット
       カーボン表現→モデラーズ カーボンP.2+自家調色クリアブラウン
              +フィニッシャーズ スーパーフラットコート

改修点
・アンダートレー置き換え レジン製パーツ→0.5mm真鍮板
・前後サスペンションアーム置き換え メタル製パーツ→真鍮管プレスハンダ組み
・ステアロッド自作
・前後プルロッド自作 フロント:0.8mm洋白線 リア:0.8mmアルミ管+洋白帯金
・フロントサスマウント位置変更
・リアトレッド縮小
・リアダンパーassy自作
・リアアクセルシャフトassy自作
・リアミッション部補器類自作(オイルクーラー・サスベースマウント・シフトリンク
              ・ジャッキアップステー・テールライトetc)
・燃料タンク部自作
・燃料タンク上ロールバー+キルスイッチ自作
・コックピット部左右及びメターパネルコンソール自作
・シート形状変更
・ステアリング自作
・シフトレバーassy自作
・スタビ調整レバー自作
・シートベルト追加 STUDIO27製ベルトキット+サテンリボン
・リアウィング支持ステー追加
・不足デカール追加
・ブローオフ排気管追加
・マフラーエンドカバー自作
・・・・etc
-------------------------------------------------------------------------

思いの外期間を要してしまいましたし、レシピの如く作業量も多めでしたが、製作自体はカナーリ楽しかったです。
最後のドタバタさえなければ大団円だったんですけどね(笑

 で、肝心の完成品画像ですが、タグが文字数食ったらしく制限オーバーなので完成編その2にて・・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なつやすみ ぷらもてんじかい 2008その1

2008年08月23日 | 模型

せんせい、あのね、ことしも「なつやすみぷらもてんじかい」を、みためはおとなだけど
あたまのなかはしょうがくせいなおじちゃんたちがかいさいしました。ばしょはとしょかんのほーるでした。
いろんなぷらもがたくさんありました。あしたはもっとふえるんだって。よのなかには、
へんなおとながたくさんいるんだなぁっておもいました。おとうさんのけいたいでんわにはってある

2ごうきのおんなのふぃぎゅあもあったよ。まさかぼくのおとうさんのあたまのなかもたいへんなことになってるのかな?
おならがくさいうえに2ごうきのおんなであたまがいっぱいなんて、ぼくはいやだなぁ。
もしそうだったらいえでして、おべんきょうして、はーばーとだいがくにいって、えらいひとになって
おおがねもちになって、2ごうきのおんなのせいでかわいそうなおかあさんにらくをさせてあげたいです。



 っつーわけで、今年も地元で模型展示会が開催されました。これで都合3回目。最初の二回くらいまでは、
模型クラブ発足直後って事もあり各人ネタが豊富でしたが、今回辺りから「前回出品作再展示不可」の縛りに加え、
会員同士の交流の深まりの影響か、一作に入れる”魂”の数が違うようで、その分歩留まり悪くなった模様。
数で言うと前回の2/3位に落ち込んでるかも知れませんが、その反面一作毎の充実度はアップしてる模様。

 で、ワシですが、昨夜は物凄く久しぶりに模型で徹夜などという事を年甲斐もなくやっちまいましたが

↑それでもここまでが精一杯。細部のタッチアップやリカバリーが未了ですし、
サイドミラー&シリープレートとリアウィング吊りステーが間に合いませんでした。それでも、私にしては
前回のブログエントリーの状態から、よくここまで持って来れたと自画自賛(笑。終盤になって
リアウィングステーの軸線が車体の軸線に対して斜め方向にシフトしてることが「接着後」に発覚(汗。
無い脳みそ捻り倒して、数時間掛けて何とか見れる状態までリカバリーしたところで朝六時(笑
サイドミラー自体は出来上がってるんですが、接着しちゃうと車体側面のブラッシュアップが不可になるので、
最終完成直前までお預けです。リアウィングステーは、全く手つかずの上に、キットではオミットされてるパーツ故
改めて寸法出しから行わなければならず、こういうのを慌てて作業するとロクな事無いので後回し。
ウインドシールドのリベットは「97Tならこんあの要らんのに~」とブツブツ文句言いながら
SHWの0.7mm頭リベットを打ち込んだんですが、これも思いの外手こずった。ちなみにリベットは
18戦13勝5敗。つまり13本必要だけど作業中に5本ほどぶっ飛ばしたんですねぇ(ぷ。
こういう事でマゴついて、結局涙の未完成状態にて無理矢理展示しています。意外とミラーがないのは気付かれないらしいw。

 保険で用意しておいたエイリアンとF-2戦闘機も持って行きましたが、エイリアンはともかく
F-2はやはり本職の方々の陳列と一緒に並ぶのは少々お恥ずかしい(笑。ゲストの悶絶貼り線な

↑の直ぐそばに置かれてしまうハメに。ツェペリンのシュターケン。恐らくローデン製のキットか?
全面デカールと仰ってましたので・・・・。全面壮絶デカール貼りと悶絶張り線攻撃が素晴らしい。

0.1mm以下のワイヤーを幾何学的にキチンと張るばかりか、根本がちゃんと極小の○カンを介して貼り巡るという・・・。

 
エイリアンは、ちょうどスクラッチフィギュアの仮面ライダーのコーナー脇に置いていただきました。
アマゾンライダーとポージングのマッチングが
グ~。

日曜も引き続き展示会が開催されますんで、その他展示内容詳細は次回ガッツリ御報告申し上げます。

 又、そんなわけでありやして、ロータス95T製作の詳細は、また後日本当に完成してから改めて報告いたします。


 ヤツが展示会中旅立ってくれたお陰で、半年ぶりくらいで模型製作机がスッキリしました。カッティングマットのマス目を
マトモにお目にかかれるのは久しぶりな気がするw。綺麗な作品は綺麗な環境からとの言葉がありますが、
綺麗な環境なんてアッシにゃ無理な相談の様です。だからいつもパーツ紛失とか塗料こぼすとか接着剤撒くとか
色々やらかしちゃうんだとは判ってるんですけどねぇ・・・・。

 そうそう、オマケの話ですが、スジボリ堂さんで取り扱ってるBMCタガネ

yoshiさんがブログで紹介したり
ライターの北澤氏が絶賛したりしてましたが、手に入れようにもページでは万年「SOLD OUT」状態。
試しにアカウント登録とメルマガ申し込みをしたところ、入荷案内を貰って速攻発注して漸く入手。
0.15~0.3とかセットとかの人気の商品は、この方法を知らないと今のところは入手が難しそうです。
そのかわり、
メールで入荷案内告知(○月○日○時から受け付け開始)→予約一切不可で先着順
と一応公平なルールになっとりますんで、欲しい方はアカウント取った方が良いようですな。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1/20 LOTUS 95T 【25】

2008年08月17日 | 模型
 ども!世間はお盆休みだったそうですが、私には「なんすかソレ?」っつー感じのこの頃の@河童です。
 いきなり株ネタでなんなんですが、以前ネタにした新興不動産のURBANコーポレーションってとこの株。

先週半ばにも60円台で上げ下げ繰り返してたので、またも1円抜き1万取りとか果敢にチャレンジしてた株。
私はデイトレで持ち越しポジを取らないことを自分のルールにしてるので全く影響はなかったんですが、
先週末にいきなりの民事再生手続き開始の報道。誰もがオカシイとは思ってたんですよね。
僅か2ヶ月で株価が6分の1、更に今月に入って10分の1にまで低下していて、「もしかして倒産?」と噂されつつも、
外資が割り当て増資を引き受けたり、配当無配の下方修正も無しで、
「これは価格も戻して来るんじゃないか?なら今はお買い得状態だし買っとく?」
と思った個人がしこたま買って壮絶な出来高を伴った後、突然の民事再生。数週間後には紙切れになる模様。でね、
ご存知の方も多いと思うんですが、例えば大口の株主が公式発表前に事前に潰れる情報を知って、
その情報が市場に流れる前に自分だけ持ち株を売り抜けるというのはインサイダー取引になるはずなんですよ。
で、何の情報もないのに11日連続で株価が下がり続けたかと思ったら、突然会社潰れそうです情報と
大口株主(ぬわんと社長込み)がすっかり株を手放していたという情報が出てきて、填め込まれた個人が大損したという・・・
以前ホリエモンや村上ファンド大将がお縄になりましたが、なら今度の一件でもそれ相応のお縄が出るんでしょうなぁ(嫌味です。
なんかね、元々そういう世界だと判ってはいるんですが、やっぱりフェアじゃないですよね。
ちなみに水曜日に60円台にまで下がっていた同社株、報道空け初日は寄りつかず、金曜はなんと11円で寄って
5円とか6円で売買されている状態。水曜日に「よーし、上がると信じて1万株だけ!」って買った人でさえ
1夜で50万オーバーの損失とは恐ろしい世界ですな。


 さて、次はちゃんと模型ネタ。とうとう来週末に迫った展示会。肝心の
出品するはずのブツが出来上がらない!!
と頭抱えて現実逃避しても解決しないので、展示会当日まで私には珍しく毎日作業していこうと決意。
で、車模型の王道”艶出し”にATフィールド全開中です。

全開のチョイ出し画像の通り、先ずはペーパー掛け。

当て木を使ってなるべく丁寧にウネリ取りと塗料の揮発による柚肌の均しを行うのですが、
ラッカー派としては、ここで攻めすぎると下地が暴走モードに突入するので程々に。
今回は中研ぎをシッカリ入れて、更に薄めに溶いたクリアーを丁寧にコートしてるのでペーパー掛けが楽でした。
ペーパー研ぎの注意点としては
・カド・エッヂにペーパーを入れない
・凹み等の後々磨くときに布が届かない場所はペーパーを入れない
・後のことを考えて磨きにくい方向にペーパーを動かす
  (コンパウンド磨きを横方向に磨くならペーパーは縦方向からとか)

といったことは御約束。後、今回はブラックということで、いつもは2000番で上がりにしてるところを
3Mの研磨フィルムの4000番を使用して水研ぎ迄進めております。

 次に、コンパウンドに進むのですが、直近の完成品(っつっても一年以上前とかだけどw)での
手法を再考し、今回は[モデラーズ2000→3Mウルトラフィニッシュ82876→ハセガワセラミック]という使用順。
どうもですね、私の磨き方だとタミヤの三種は相性悪く感じるんですよね。こういうのは感覚的な部分が
マテリアルの選択の重要な要素になりますんで、今後もタミヤのは使わないか、使っても粗目のみになりそう。
モデラーズのは最近入手が難しいっぽいんですが、昨年大人買いしてあるので当分は大丈夫です。

 で、先ずはモデラーズ。ペースト状で粘りもありワックス成分も微配合。

製品名の2000が何を表してるかは知らないのですが、使用感としてはタミヤの細目と仕上げ目の中間って感じ。

このコンパウンドには私にとってはネガティブに感じてしまう点が二つあります。
・ワックス入りなので傷を確認しづらい
・磨き布にこびり付いて洗剤でも落ちない→布が再使用不可に持ち込まれる
といったもの。ただ、研ぎ出し仕上げを自分の仕上げ方として定番化させてくれたのが、
このモデラーズ2000なので使い勝手が良く中々手放せない。逆に、このコンパウンドの感覚で田宮を使うと
艶を出すのに時間が掛かりすぎてしまうんすよね。
 
 ペーパー同様エッヂやカドはなるべく磨かないようにして、パネル毎に丁寧に磨き込んでいき、
全体を磨き上げてから、平筆を用いて低温の湯と中性洗剤でスジ彫りに詰まったコンパウンドを洗い流します。

 次に3Mのウルトラフィニッシュ82876で細かい傷取りと本格的な鏡面出し。82876は以前も紹介しましたが
ノンシリコン系の実車用濃色車向けコンパウンド。「濃色車向け=粒子が細かい」という事で実は模型向き。

一本3000円位しますが、実車用というだけあって画像のようにかなり大きなボトルに入ってまして、
塗料用のスペアボトルに小出しして使用してますが全然減りませんから、量/価格では模型用より安いくらい。
 
 この段階では、これまで磨いていなかったカドやエッヂも意識して磨きを入れていきます。


 最後は毎度お馴染みハセガワセラミック。ハセガワセラミックと82876ではどっちが最終仕上げ向きなのか微妙なんですが、
以前作ったTVR400Rの際に、当初ハセガワセラミック→82876より82876→ハセガワセラミックの方が良い感触だったので
今回もその方向で。

この後ポリマー塗ってワックス掛けたら良いんですが、内外装の小物が沢山残ってるため
どうせ最後にはもう一磨きせにゃならんやろうと後回し。今更ですが、黒の磨きは面倒くさいですな。


 で、展示会まで日が迫ってるので、磨き終わっても作業続行。

 サイドポンツーン入り口にはZ型のステーがありますんで自作して装着。

 画像は無いんですがラジエターパーツも装着しています。

 ロールバー部分は、ブツ切り作業の悪影響、仮組み確認ミスで、折角作ったエア抜きホースが
カウルから出せなくなるトラブル。キットの大きめサイズの給油口を馬鹿正直に使用したのが拙かった。

ロールバー部分の装着自体はエポキシで問題なく装着できましたが・・・。ちと残念ですがホースはオミットしました。

 コクピットもボディー側に装着。こちらは計算通りステアロッドがサービスホールから覘いてくれますし
自作したメーターパネル部分のフィッティングも上々。
 
左側のスタビロッドや内壁を這う配線を這わせたいのですが、流石に今日はそこまでは手が回りませんでした。
画像はないけどホイールの塗装+組み上げは終わってます。ただタイヤがまだ何もしてない状態ですが。

 と、ここ一週間の作業で漸くアウトフォルムが整ってきてモチベーションが再び上がってきました。
まだフロントサスの仕上げとか、フロントウィングの仕上げとかも残ってますし、ミラーなんて
未だ塗装どころか表面処理さえ手つかず状態なのです。ホントに週末に展示会に持ち込めるのか?可能な限りガンガリます。



コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々に良い本に出会う

2008年08月12日 | 模型
連日暑いですね~。私が住んでる地元なんて、ローカルニュースでは、連日県内最高気温を
日田市や犬飼なんかと争うております。日田や犬飼は盆地なので全国規模で見ても最高気温の常連なんすが、
なぜ盆地でもなければコンクリートジャングルでもない我が町が?理由がよく判りません。
笑っちゃうのは昨日・一昨日と20kmも離れていない隣町には大雨降ったのに、我が地元には一滴も降らないとか、
雷鳴轟いて「やっと雨か?」と期待させておいて熱帯夜とか、もはや虐めとか共産国家の特務機関に捉えられた
西側スパイが遭わされた酷い目みたいな感じ。
しかも、今月に入ってから日に日に仕事が忙しくなってまして、暑さも一入な感じであります。

 んで、家に帰ったら帰ったで、日に日に収集がつかなくなっちゃってる積みDVDの整理に追われております。
模型以外の趣味として、映画のソフトコレクション&ホームシアターなんてのがあるんですが、
模型同様映画のソフトも積みまくってましてね、模型だと「作る時間がない→積まれる」という図式ですが
映画の場合も「落ち着いて見る時間がない→積まれる」という恐ろしい図式が成り立ちます。
んなことせんでも、見るときに買うようにすればいいじゃないかとカミ様からは言われるんですが、
これまた模型同様「バオー初回限定フェノメノン」とか「バオー期間限定フェノメノン」とかにヤラれるんすよ、バカですね~w

最早アイウエオ順とかでは追いつかん量になっとりまして、ジャンル分けとか俳優・監督別とかで整理したかったんですが、
思い立つのが遅すぎたようで、連日頑張ってるんですが中々終わりません。整理中に「お!?」って思う作品を見つけて
うっかり再生しちゃって最後まで見てしまい2時間ロスする御約束もやっとりまして、そこらの皺寄せも模型に行ってたりw

 で、肝心の模型ですが、目下バディーの研ぎ出しやっとるんですが、なんぼクーラー効いてても、
昼間の猛暑中の出仕事ですっかりエネルギー切れなので一向にやる気が起きず。エヴァンゲリオン初号機なら
エネルギーが切れたら切れたで暴走モード突入して本気出せるんでしょうが、私は普通にヘバります。
もはや巨乳エロ動画とか見ても、難しいカルチャー番組見てるようにいつの間にか惰眠を貪る始末です。

展示会、ちゃんと間に合うんでしょうか?(笑。なんとか1パネル毎に少しずつ磨いてますんで
そのうちゴールには入れると思うんですけどね。

 話変わりまして、今日仕事帰りに本屋に寄りましたら

↑斯様なる本を発見。MA誌別冊なので本誌同様車関係のネタ故大して期待してなかったんですが、
思っくそ良い意味で期待を裏切られ、速攻で買ってしまいました。ネタになってる製作記の車種の殆どが
我が家では積まれて久しい物ばかりでございまして、しかも実製作時に参考になるであろうポイントが
丁寧な図解入りで載ってるのがイイ!ちゃんと実車ネタの詳細が別項で掲載されてるのに、貴重な製作記文字スペースを
これ見よがしなテメェの知識ひけらかしスペースに使っちゃって、肝心の製作記が薄っぺらくなってるライターさんも居られますが、
そんなことどうでも良いくらい画像満載です。しかも、ヒロのガレージキットもタミヤのインジェクションキットも
キットの素性を生かした丁寧な製作記が満載で、しかもレジン・メタル・プラと各素材を相手にする際のポイントを
非常に判りやすく的を絞って解説してくれていますんで、ユーザーの裾野を広げたいという思惑が見て取れてとっても好印象。
またキット+αの追加工作にしても、あくまでキットの素性を生かすというコンセプトから逸脱した物は無く、
製作者の知りうるディテール情報をどの程度キット作例に盛り込むかの取捨選択が流石プロライターっつー感じです。
私なんていつまで経ってもこの取捨選択が上手く纏められず、盛り込みすぎて小汚くなったり
逆に足りなさすぎてスッカスカになったりばかりなので、是非参考に精進したいと思ったりします。
巻末には、実車の画像なんかも載ってますし、何より70年代F1というテーマに完全に絞って構成されているので、
中身が非常に濃い物になってまして、久々に鼻息フガフガしながら買いました。お奨めだっせ。


 最後に某所から

↑こんなのが届きました。早速箱開けて噂のフラッシャー機構を試してみようと思ったら、
経時劣化・変形・破損防止の為でしょう、厳重に密封されてましたんで、製作するときまでお預けとなりました。こういうメカが搭載される物は、余り長く積みすぎると、メカがイカれる事がありますんで
なるべく早い内に作っちゃった方が良さそうですが、どうしましょう?(笑。つか作りたいんですが(汗
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1/20 LOTUS 95T 【24】

2008年08月03日 | 模型
今年も早いもので八月になりました。今月は地元で
中津模型クラブマークⅡ展示会
↑模型展示会が開催されます。私も出品しようと思ってるんですが、なんせ今年は一台も完成していないという・・・。
平素からペースの悪い私ですが、それにも増して出戻り後最悪のダメ具合な現状を鑑みますと、最悪の状況です。
原因は前半に仕事関係で大プロジェクトがあったことが大きいんですが、正月から六月まで、
株に手を出したばかりにカナリそっち方面の勉強に時間を使ってしまった事も大きい気がします。
後半は(っつってももうあと五ヶ月しかないけど(汗))ヒロ模祭もありますんで何とかしなきゃっすな。

 さて、95Tですが、小さいクセに時間が掛かる小物をチマチマ。
 ラジエターインレット部分には、奥の方にメッシュがあるんですが、完成後に見えない率200%位と思いオミット。
但し、インレットの入り口付近にあるモノコックとサイドポンツーンの側壁とアンダートレーを
接続支持するV型のステーを追加。モノコック側にはプレートを介して接続されてるのが丸分かりなので
サスベース用洋白エッチングから切り出したプレートを、真鍮線で作ったステーにハンダ付けしてます。

プレートには加工したインセクトピンで組み付け用の凸をハンダ付けして、先に開けておいた
モノコック脇の溝にステーを填め込んで固定するようになってます。外側の固定は
サイドポンツーン先端部が内側に湾曲してるので完成後全く見えないため、物凄く適当に固定するつもり。


 カウルの頂上部に開いた穴から見えるロールバーマウント部は、以前の作業後に給油口周辺のリベットが
いつの間にか接着が取れて一個剥げ落ちてしまったので、99T用のジャンクエッチングからリベットを取り出して
リューターで形状修正して貼り込んでます。
 
 給油口はキットのパーツが円筒形で適当だったのでドリルレースして給油口っぽくなるよう形状修正。
後部のエア抜きホースはビーズ手芸用の透明ゴム紐とジャンクボックスにあった適当な金属素材と組み合わせそれっぽく。
キルスイッチは0.4mm洋白線を曲げ加工し
ロールバーにハンダ付けしたマウントプレートを介して0.6mm被覆線と接続して構築。

ホントはロールバーの付け根は竹槍形状に加工したパイプ類を当てがうべきですが、フルディテールでもなければ
97Tや98Tよりカウル頭頂部が高いという95Tのカウル形状により見えにくくなることを逆手にとってスルーしてます。


 さて、話変わってこないだ買ったエアブラシの話。WAVEの0305ってやつですが、実はWAVEのブラシは初購入。
握った感じはフィット感もボタンの押し込み感やスライド感も思ったより良い感じ。

↑製品はこのような構成。0.3mmと0.5mmの二種のニードル&ノズルだけではなく、塗料カップも5cc用と13cc用の二種。
交換は至って簡単です。他のダブルアクションブラシと同様に分解していくのですが、
それよりも可動部に注されたグリスだと思うんですが、夏の暑さの影響なのか、ノズル裏やニードル先端部まで流れ込んでました。
グリス塗りすぎだろ工場のオバチャン!!お陰で使ってもいないのにホワイトガソリンとツールクリーナーで
これらのグリス成分を除去するハメになりやした。

 さて、複数ノズル交換タイプって過去にもありましたが、本来この手の作業は結構面倒くさかったりするのですが、
本機では、ノズルと本体の接続が非常にシンプル且つ大胆で交換も楽々。更にこの構造のお陰で
通常非常に分解掃除が難しいノズル内部に関しても、本機ではノズル内部が空間的に非常に広く掃除も楽です。

で、肝心の吹き加減ですが、商品名はスーパーエアブラシって書いてますが、性能的にはベーシックエアブラシっつー感じ。
特に0.3mmは同口径のタミヤのHGと比較すると、1サイズ口径がデカイ様な感触の吹き加減。なので、
コレ一本で二本分の使い道が出来てお得なのは確かだが、クレオスの0.3mmFWAと0.5mmLWAの二本分の仕事をする感じではなく
0.5mmエアブラシにオマケで細吹き用のノズルとニードルが付いてくるって感じの製品に思えました。
つか0.3mmのノズルの詰まりやすさは何?(笑。初めて買うエアブラシとしては絶対お奨めしません。
で、文句は言ってますがコレの導入は我が家には有益でありまして、目下のラインナップとしては

クリアーコート用=クレオスLWA(0.5mm)
広面積べた塗りソリッドカラー用=クレオスLWA(0.5mm)
通常使用ソリッドカラー用=タミヤ スーパーHG(0.3mm)
メタリックカラー・サフェーサー用=WAVE スーパー0305(0.3&0.5mm)
細吹き・ボカシ吹き塗装用A=クレオス FWAプラチナ(0.2mm)

と当面は上記5本を使い分けていくことにしようと思います。元々二本目のクレオスLWAは
メタリック用に用意したんですが、いざ使い始めてみると、メタリック塗料の多様化ってのもありまして
0.3mm位の口径で吹きたい状況も何度も出くわしてましたし、逆にクリアーに関してはLWA一本で賄いきれてしまっているため、
ちゃんと使い途が見つかったということで・・・。でも、内心はタミヤの買い足しても良かったかな?と今も自問自答。
取り敢えず、完成品は増えないけど道具だけが増えてくるww。

 最後に、今日になってモデルアートにSLKのFW29の作例が出てて、製作前のポイント確認になりそうな内容って事もあり
久々に購入してきたんですが、巻頭にフジミの次回F1が641/2と出てまして驚いた。ちなみに、私の大好きな車の一つです。

こーーれは結構積んじゃいそうです。フランスGP仕様との事ですが、んなぁこたぁどうでもいいので
641/2らしい針で突いたら体液飛び出しそうなプニプニフォルムを、艶めかしく再現していただきたい。
調子ぶっこいて前後ウィングにカーボンのモールド入れたりしないでね。誌面に出てた試作画像では超期待って感じ。
そらもうタミヤ1/12をスケールダウンしたのか?っつーくらい(蹴。期待通りなら取り敢えず5個くらい買うぞ(馬
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする