がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

だい9かい なかつ ぷらもてんじかい

2014年10月09日 | 模型

せんせいあのね、ことしもまた、しにぞこないのおじさんたちが、

ぼくらのとしょかんで、ぷらものてんじかいをやってたよ。

ねんにいっかいだから、もう9ねんかんもまいとしやってるんだって。

「らいねんは10かいきねんだ~」って、9ねんでしらがまじりになったおじさんや

9ねんで、すっかり でぶ  になっちゃったおじさんがさわいでたよ。

 ことしは、「ようかいうぉっち」のぷらもでぼくらをさそいだして、

「きみ~、いいからだしてるね~。おじさんたちといっしょに、ぷらもやらないかい?」

っていってた。おかあさんに、「ぼくも「じばにゃん」つくりたいよ~」っていったら

「こないだ、おなじくらすのさやかちゃんが、ずぼんもぱんつもはいてないおじさんから
おいかけられたっておはなしあったでしょ?
あんなとこにいったら、あなたもぱんつを
どこでもぬいじゃうおとなになっちゃうかもよ。あれはへんたいっていうの。
あなたがへんたいになったらたいへん!」

っていって、つれてってくれないっていうんだ。だからぼく

「おとうさんとおかあさんだって、よなかにぱんつぬいでぷろれすしてるじゃないか。
おとうさんやおかあさんはへんたいじゃないの?」

ってきいたら、

すごいかおでにらまれちゃった。
へんたいにはなりたくないけど、ぷらもはやってみたかったので、こっそりいっちゃいました。ないしょだよ。

 

 っつー感じで、冒頭の文章力の低下を感じつつ、今年も地元模型クラブの展示会が開催されました。
で、今回は初の試みとして、子供さん対象の模型製作体験会を開催。

 ウチのクラブは模型店とのタイアップというのは本質的にはありません。これは、これまで色々と経緯がありましてですね
細かい話は言えないんだけど、商売とはかけ離れた立場で集ってるクラブと、商売に絡めたい模型店が組んじゃうと
色々と面倒くさい”大人の事情”なるものや、或は事と次第によってはクラブ内の人間関係まで面倒くさい話が生じてしまうので、
タイアップ等は無し。設立当初は有ったんだけど、先述の通り色々あって解消しとります。
 しかし、こういうイベントやるときには、模型店の協賛がないと模型メーカーの協力も得られないのが田舎クラブの実情。
ただ、例年真夏の開催だった展示会が、今回は秋開催となったことで、会場費の内の空調費が不要となったお陰で、
イベント用のプラモ代が捻出出来まして、自分たちで「妖怪ウォッチ」のプラモを子供さん向けに無償提供することが出来ました。
 アイテム選択に関しては、「妖怪ウォッチ」が社会現象に成る程人気があるからっていう理由もあるんですが、
バンダイ製の当該キットは最新の射出成型技術を駆使していて、
・ゲートが超細いので工具要らず。
・所謂 色プラ 成型なので塗装も不要。
・当然スナップフィット
・単純なパーツ構成でも、ちゃんと説明書通りに組まないと上手く組めない
という要素が、こういうイベントには好都合だった事からの選択でした。私たちが子供の頃、バラバラの部品が組み上がって完成した時、
何とも言えない喜びを感じられたものですが、時代が変わっても子供達の「完成させることから来る達成感」という喜びは不変です。
完成させたプラモを子供さんが手にとって、引率した親御さんと一緒に記念撮影ってのもしたんですが、子供さんの笑顔が凄く良かったです。


注:↑はブシニャンのキットを改造して製作されたオトナ作品「軍師カンベニャン」
 で、あらためて思ったんだけど、プラモ人口の低下ってのは、その要因に関しては多岐にわたると言えばそうなんだろうけど、
子供を対象にしてみたときには、やはり「入り口が無い」事に尽きるんじゃないでしょうか。今回来てくれた子の大部分が小学生。
小学生の小遣いって、少なくともこの田舎では100円とか200円とかです。駄菓子屋では相変わらず5円10円から商品が有って
大袈裟で無く100円でアラブの富豪気分さえ味わえる。でも、プラモは今回の妖怪ウォッチでも一個800円ですから、親にねだってやっと買って貰えるか否か。
しかも、プラモって完成してナンボですから、完成するか否か判らない物に、通常の数倍もの金額を投じるというのは、子供でもリスキーだと思うでしょう。
そもそも、プラモって、完成品よりも大幅に安い代わりに自分で組まなきゃならないって代物だったはず。それが何時しか、ヘタすると大量生産の完成品の方が
プラモより安かったりするわけですから、そら子供らも入り口に立とうとさえしないだろうと考えるの自然。現状を考えれば、プラモ業界には未来が無いというのも
残念ながら自然な事なのかもしれませんね。

注:↑はジバニャンのキットを利用して製作されたオトナ作品。
 そういう状況下で、もう少し生きながらえる可能性が有るとすれば、それはプラモで楽しんだ経験のある世代が”子を持つ親”で居る間に、親子で楽しんでみないか?的な
ニーズの掘り起こしなんじゃ無いかと思いました。今回のイベントで興味深かったのが、プラモ経験有りのお父さんと来た親子連れの場合、子供にアドバイスするのは
クラブのメンバーじゃ無くてお父さんになるんですよ。で、色々相手してるウチに、お父さんの方が面白がってる。たかが少数パーツの子供向けスナップキットにも関わらず
「学生の頃は作ってたな~」とか「小学生の頃、ガンプラ買うのに並んだな~」なんて声が出てくる。そういうニーズを掘り起こす余裕は、未だ残ってると思いますな。

 あと、「妖怪ウォッチ」で一つ感心したことがあります。それはインスト、即ち組み立て説明書です。キットの構造が単純だから可能だったと言えばそうなんでしょうけど、
これが物凄く楽しそうな紙面になってるんですよね。スケールモデルなんかは特に、海外販売のこともあるし、なんせ印刷物ってのはプラモの内容物の中でも
物凄く利率の悪い付属品なのでメーカーは長年なおざりにしていると思うんですよ。「妖怪ウォッチ」のキット程じゃないけど。同じくバンダイのガンプラの説明書って
物凄く良く出来てるんですよね。昔の凝りに凝ってた頃のタミヤのキットのインストの正常進化版みたいな感じの出来の良さ。単なるインストに止まらず、歴史やサイドストーリー、
改造の指南にフルカラーの完成図。インスト見てるだけで楽しいレベルをキープしてるメーカーは、残念ながらスケールモデル界には皆無と断言出来ます。
ヘタすると、モデルファクトリーヒロのガレキのインストの方が余程出来が良かったりする。もう、そんな努力をする余力も無いのかも知れないですが、、、、


 さて、展示会本論。今回は、誠に申し訳ないことに、車モデルは専メンバー二人が全滅。二輪モデラーの まーちゃん氏が、何故か1/20 ヒロの312T4のエクセレントな完成品を
そして最近メンバーになってくれたZ31乗り氏が1/24 34スカイラインを出品してくれて「出品ゼロ」は免れましたが、、、(゜Д゜)。一般出品参加の方や、共催の飛行機クラブの方の
持ち込みもあって一応体裁だけは整いましたが、ホント、危うく「車は無し」となるところだった。
 私は保険で作った素組みのサザビー一個だけ。ほんますまんこってした。両日とも仕事でフル参加は出来ませんでしたが、会場に居る間に撮影出来た参加者各位の作品を掲載しておきます。

    
 
     
     
     
    
    
尚、その他の画像やレポは、クラブのブログにて随時公開中です。
そらそうと、IDやパスワードの管理の不備により、目下私の模型サイト「お気楽自動車模型趣味 蛾洛汰堂」HPと模型倶楽部のHPが更新不能に陥っております。
なので、両ページとも生きてるのはブログのみです。申し訳ない。


来年は保険さえも無かったりして~(殴)

コメント (9)
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