がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

REVELL 1/24 Ferrari California 3rd

2010年10月28日 | 模型
 まるで退店間近になった途端に扱いがぞんざいになったキャバクラ嬢の如く、突然寒くなったこの頃。
月末って事で毎度の事ながら仕事テンパリ気味の@河童です。

 来月、MFHからF1のFerrari F10のガレキがリリースされるとのこと。タメオのCK、AMCのB195bro等が控えてるんで、
正直迷うところでもあるんですが

800戦出場記念ロゴ付きのソープランドGP仕様が出るって事で、ペキモオフィシャルショップからの
正式アナウンス待ちでございます。こういう記念ロゴとかって妙に惹かれるんですよね。正直後出しで
タミヤから出てこられたりしたらバッターアウトなんですがね(笑。なんとなくF1のガレキを買うってのは
昨今の日本株を買うのと感覚が似てる気がしやす。株取引は相変わらずボチボチとやってはいるんですが
最近の日本株の動きは凄いですよ~。

世界で一人負けwwww

実際笑い事じゃぁないんですけどね。リーマンショックってのがありましたが、他国はそろそろリーマンショック寸前くらいまで
株価が戻ってきてます。中国とかシンガポールなんか遙かに上行ってますし。で、日本はリーマンショック後の大暴落時に戻ってるか
もしくは更に下回ってる株価多数(笑。メガバンとかあの時よりも安く買える価格なのに
更に空売り突っ込まれてヒィヒィ言うております。
この状況下では安いから買いたくなるけど、買った後で更に下が来ると底が見えなくなるから買いにくいという状況。
そう、まさにF1ガレキを買うか買わないかの選択が難しいのと同じなのである(←かなり無理矢理)。悩みどころです。
ガレキメーカーも大変だよなぁ。ビジネス考えるとメジャーどころをアイテムとして押さえたくても
プラモメーカーとは価格面で不利なのでバッティングを避けざるを得ない。でも避けてばかり居るとラインナップが
こんな感じで微妙になってしまうと極少数のマニアしか手を出してくれない。

 さて、製作記。今回カリフォルニアです。っつっても、先述の如く仕事テンパってるので殆ど進まず。
内装だけようやっと終わらせました。実車画像を見ながら色分け等を行いましたが、ディテールの省略は殆ど無いパーツ群。
スイッチ一つに至るまで本当に省略が無いに等しいのですが、微妙にダルい所があるので、オープン状態で作る場合は
そうした点をブラッシュアップしてやると、かなり情報量の濃いコックピットになると思います。今回はクローズドなのでほぼキットのまま。

 実車の内装も何もかも革張りで仕上げられてるんですが、皮の質感は海外プラモの真骨頂。
ドイツに限らずアメリカ製のプラモデルでも、この内装の質感表現は昔から巧みなんですが、本キットも御多分に漏れず。
塗装は自家調色のブラウン系のベースカラーにブラウンや黄橙色を使って調節したもの。このベースカラーですが
大分昔にタミヤのF360を製作する際に調合した色でして、かの溶媒液の登場で復活させた15年もの位の色です。

 カーペット部分の質感もパーツ状態で梨地表現が盛り込まれていて塗るだけで良い感じになります。
シートベルト用の穴も前後それぞれ用に開けまして、本当はここに別売りエッチングのパーツを埋め込む筈だったんですが
一個飛ばして完全紛失してしまい諦めました。シートベルトバックルもエッチングを使用。
今回エッチングからは、
各ペダル&フットレスト・エアコンダクト・Californiaロゴ・シートベルトバックル&バックル受け
・ベルトストッパー・スピーカーネット・パドルシフト
を使用してます。ホビーデザインのエッチングですが、価格は安めだったものの出来は実に微妙な感じ。
厚さが異なるの二種の材質のエッチングがセットされてるんですが、厚い方で処理して欲しかったパーツが薄くてヤワだったり
薄い方が絶対向いてるのに厚い方で成型されてて曲げ加工が面倒だったり、何のために二種の素材を使い分けたのかイマイチ判らない部分も多かったです。
でもコストパフォーマンスはスタジオ辺りの製品よりも高かったです。

 これからシャーシを製作するんですが、ボンネットも閉固定ですし、足回りは全く実車に即してない適当な構成ですし
フルカバー仕様のアンダーパネルがあって完成後は殆ど見えないって事で
エンジン・プロペラシャフト・ギアボックス
上記三点は省略することにします。でないとナット装着場所が確保しつらいし無駄なことは省きたい。


 ところで、ペキモ先生がデイトナレーシングを作り始めましたが、そのエントリー中に出てきた某氏ってのは多分オイラ(笑。


 そう、フジミのデイトナをチョコチョコ手掛けてたりします。このキット、GTBとGTSで過去に作ったことはあるんですが
キットのインストにて選択案内があるGTBの前期型ってのでは作ったことがありませんでしたので、ちょいとやってみようかと。
で、この前期型ってのが実は厄介なアイテムでして、そもそも何を以て前期型とするか判らない。
ってのも、元々のデイトナのデザインはリトラクタブルライトでは無かったんですが、デイトナをアメリカに輸出するに際して
安全基準の変更等の煽りでリトラクタブルライトを採用せざるを得なかったという経緯があったそうな。
更に、リトラクタブル化すると同時にボディーパネルの成型も板金職人の手作業から大幅にプレス機による作業へ転換が為されとのこと。
つまりリトラクタブル化される前のデイトナは、非常に個体差が出やすい状態で製造されていて
更に外装を事故ったりした場合は、純正パーツさえ適合しないことがあるような車だったので
オーナー個々に勝手なモディファイが加えられていて、リトラライトを前期型のライトに変更したり前期型っぽくしたり、
あるいはその逆があったり、私程度の知識では何を参照すればいいのかサッパリ判らないのです。
取り敢えず或る程度一貫性のある個体の画像を幾つか集めてきましたが、少なくとも現時点では
キットの指示するようなヘッドライト形状の個体はありませんでした。

上の画像で言うと横一線の大きな透明のカバーと、そのカバーの下辺のボディーパネル部に関してだと、
キットでは一枚物パーツのカバーの下辺のみボディーカラーにせよとの指示ですが、参照した実車だと
そういう構成にはなってません。また、ヘッドライトのハウジング部も、キットパーツは下面は何も無いスカスカ状態ですが、
参照した個体では下面はちゃんと塞がっていて、

ハウジング下面の裏側がバンパーとライトの隙間から見えてる状態のようです。
 こら面倒くさいぞと思いながら、チマチマ作業してたら何とか形になってきたので、このまま進めてみようかな?とも思ってます。
と言いつつもF-1を久々に作りたい気分でもありますんで、作業中の二台が完成した頃には心変わりしてるかも知れんけどね。
加工の様子などは本格的に製作開始してから改めてまとめてUPするかも。今は先ず目先の二台を展示会までに何とかしたいっす。
コメント (8)
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1/24 ABARTH 695 Tribute FERRARI【3】

2010年10月16日 | 模型
日本も昔は性根が貧乏だったんだよなぁ。そのかわり自由もあった(笑


 さて、今回は少なかったホビーショーのサプライズですが、個人的には997ポルシェGT3とMa.Kケッツァーはサプライズ。

ポルシェはフジミから、ケッツァーはWAVEからの様ですね。つってて997が完成品ミニカーだったなんてオチでは無かろうな?


 アバルト、とっとと内装&シャーシ終わらせました。取り敢えず

もう疲れた・・・・・

間違い探しは疲れたので諦めます。塗装が済んだ後に間違い発覚とか接着してから間違い発覚みたいな連続。
これからこのアバルトのキットを買う方は、あくまで「FIAT 500のキットをアバルトに改造するためのベーシックセット」と考えた方が良いかと。
それか資料も見ずに漢らしくスパーンと完成さすかですな。中途半端に資料とか見ない方が良いです。
足りない物と余計な物とが同数くらい混在してるので整理して掛からないとややこしいことが増えるばかりですな。

 内装。

 ブースト計が無い・メーターナセルがノーマル用・エアコンスイッチパネルがノーマル用
・ダッシュパネルに500の余計な彫刻・シフトノブがノーマル用・ペダル類がノーマル用
・シート形状が若干異なる(座面形状)上にディテール(背面)が足りない・ステアリングがノーマル用
気になる点はこんなとこか。全部弄る程のプラモ愛は最早私にはないので、誤魔化しつつテキトウに。
 エアコン吹き出し口に洋白でリング入れてるのはディテールアップと言うより面倒くさい塗り分け回避のため。
シフトノブは一応トリビュートフェラーリっつー位だからそれっぽくなるよう自作。ブーストメーターは
プラ棒を適当にドリルレースした物に、そこらに転がってたメーターっぽいデカール貼って茶を濁す。
後は付き合いきれないのでスルーにて。


 シャーシはマフラーエンドを二本出しから四本出しに変更。真鍮管使った方が揃えやすいしシャープに出来るんだけど
部材投入が勿体なくて2mmプラ棒をドリルレースしてエンドを6本位捻り出し、形状的に近い物を4本セレクトして貼り付けた。
シャーシ下は本来は何色かでの塗り分けが必要だけど面倒なので半艶黒にマフラー管のみクレオス超ファイン銀。
っつーか、そもそもマフラーの形状そのものが全く違う。「どうせ完成したら見えないからええやん」はユーザー側の王道。メーカーがすんな。
焼け色入れるのも手間が惜しいのでウェザリングマスターで適当に後で何かしとこう。どうせ見えないしね。


 タイヤ&ホイールもキットのまま。



トミカか!?

っつー位の小さすぎるブレーキ関係は筆塗り。タミヤエナメルクロームシルバー筆塗りとか久しぶりすぎて塗料死にかけてた。
ホイールはガイアのガンメタが相性良さそうだったのでそれを吊しで塗ってクリアー無し。

 外装の作業も一つだけ。ヘッドライトがFIAT500のハロゲンタイプになってて、これはこれで間違いじゃないんだけど
折角だからオプションのキセノンプロジェクターライトに変更。ライトユニットは3mmアクリル棒をドリルレースし
レンズ部のみコトブキヤのHアイズ透明の2.2mmをチョイス。っつーか、最初ハロゲン仕様は実車に無いと勘違いをして渋々作業したもの。

元パーツはヘッドライトリフレクター部分が楕円形状になってて、ホントはプロジェクターユニットは太いんだけど3mm突っ込むのが限界。
かと言ってこのキットに対してユニットごと自作なんて工作は嫌なので妥協。実車にハロゲンタイプもアルヨーって知ってたら作業しなかったと思いやす。

 嗚呼、我ながら全く愛のない製作だ(笑。ただ、何度も言うけどこれはアバルトを作るって事での話。
FIAT500のキットとしてはかなり良く出来てるキットだと思います。ドアスピーカーの彫刻とか素晴らしすぎて驚いた。
メッシュだけじゃなくメッシュの向こうのスピーカーユニットまで物凄ぇリアルに彫刻してやんの。

FIAT500なら今の市場情勢から言えば3000円位の価値もあるけど、アバルトになった途端に2000円でも高く感じてしまうレベルに落ちてる。
FIAT500を買って内容に満足したユーザーが、今度は中も見ずにアバルト版を買って作ろうとして


大噴火!
という情景が目に浮かびます。アストン完成させた直後なので、このキットのダメさ加減もより際立って感じてしまう。

 後は窓を仕上げてボディ磨いて合体させてって事なのでまぁ一通り面倒くさい仕事は終わった様です。
あ、ドアミラーのカーボン模様どうしよう・・・・。デカール使いたくないがメッシュは厳しそうな形状なんですよね。
メタリック塗装だとホイールと色被っちゃうしどうしたもんか。黒塗ってシマイにしょかね?

 っつー事で気分的に次行こうかと思ったら、カリフォルニアの中研ぎをスッカリ忘れてて、慌てて中研ぎ→クリアー中。2週間くらいロスしちまった。
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【やっと】1/24 AstonMartin DBS【完成】

2010年10月11日 | 模型完成品

アストン完成しました。製作開始から3ヶ月以上も何やってたんでしょうか?(笑。マジで何もする必要は無いキットであります。

折角なので近くの海岸ベタまで行って撮影してみたんですが、なんとSDカードを忘れるというミス。
本体メモリーでは10枚しか撮れないので、露出とかピントとか色々チェックしては消す→撮るを繰り返してたら
充電も足りなかったらしくあっという間に電池切れ。私のデジカメは電池が切れたら暴走モードに入るとか覚醒するとかしないので
結局3枚しか見れる状態のは撮れませんでした。この三枚も折角屋外で撮ってるのに、調節中の撮影故にパースが強かったり
被写界深度が浅かったり・・・・日を改めて庭あたりでリベンジしますか。

 さて、前回の更新の時「後は小物だけ」と書きましたが、その小物の中に非常に重要なアイテムが残っておりました。
ナンバープレートなんですが、マルボロもグッドイヤーもJPSもヘタするとマルティニさえも入れるのを避けるタミヤが
このキットに関しては意表を付いた遊びを混ぜてくれてます。っつーか、購入後直ぐに作り始めたのはこのナンバープレートのせいです。

キットデフォの並びだと「H3LD 72 G」という配列なんですが、コレを「72 GH3LD」と並べ替えると・・・
なんということでしょう

まんまボンドカーのナンバーになってしまいました。
しかも、並べ替えが楽なように最初から三分割されてるという模型界の匠の遊び心。これならお爺ちゃんも安心です。
これ、インストにも書かれてないですし箱絵にも当然無し。なぜコレがグッドイヤーやタバコだと出来ないのか不思議でならん?

 ナンバーにクリアー吹いて乾燥させてる間にシャーシとボディーを合体させベースに仮固定してから
ワイパーだのインレットだのミラーだの小物をくっつけて完成となります。


 っつー事で、無事ナンバーも貼りまして完成となりました。実は色々トラブってんだけどね。
それではトラブった内容を加味しつつ、毎度お馴染み田舎者モデラーによるオ○ニータイムです♪
光がパールに上手く当たれば粒子が反射しガンメタに、光が当たらないときは沈み込んでソリッドの黒に見えるよう調色したので
その効果が判るように露出を色々弄くって撮影してみました。

 先ずは前方からのショット。






エンジンルームは上方からのショット限定の仕様。バルクヘッド近くにある樹脂タンク類が、悉く底が浅い状態なので
ちゃんと作るなら省略されてるタンク本体部分を新造する必要があります。実は上方から見たとしても
今度は右バンクの隙間に威風堂々と顔を覗かせるオルタネーターが全く省かれてるんですけどね。
ボンネットは、一応開けて展示するためのアクチュエーターロッドがパーツで用意されてるんですが、
V12エンジンのミッドマウントって事もあって、ボンネット開けてもエンジン部分は見えにくいです。

 已にお気付きの方も居られるかと思いますが、最後にツマらんミスをやらかしてます。ヘッドライトユニットの固定には
プラ用接着剤を使ったんですが、強度的に何となく心許ない気がしたのでエポキシを盛って補強したんですが
これが裏目に出てユニットとカバーの間にエポキシが流れ込んでしまいました。一見密閉度が高そうに見えたんですが
エポキシが流れ込むくらいの隙間があったらしい。カバーが外ハメだとリカバーも楽なんですが、
運悪く変則ウチ填め式になってまして、リカバーせずにスルーしてます。これはカナリ地団駄踏んだ。
後から判ったことは、別に補強しなくてもシッカリ固定できるということ。何とも無駄な失敗をしたもんです。

 次に横っ腹。



手を加えたのはエアダクト真ん中に入るメッキモールの作り直しとキーシリンダーをインセクトピンから捻り出した程度。
ドアの取って部分にも小型LEDが埋め込まれてるんですが、コレは流石に小さすぎて無視してます。
ドアミラーやルームミラー反射鏡はインレットが用意されてます。タミヤのインレットは硬くて糊が弱めで少々貼りにくいけど
反射の具合が凄く良いのでこういうのは大歓迎。洋白板貼り込みとかみたいに接着剤使わないで済むのも利点の一つですな。
 ボディー塗装に関しては、一応慰めの報酬のボンドカーに施されていたクワンタムシルバーを狙ってみました。
実車の色がどうとかは考えず、映画本編に登場したときの色合いを目指して調合。巷で言うところのパールブラックになってます。
始めて映画を見た時、完全にボディーカラーは黒だと思いこんでいたんですが、実はパールが入っていたと後で知りましたんで
そこいらの主観最優先で塗装でも一見ブラックに見えるけど光を当てるとパールが浮き上がる様になるのを目指してみました。

内装チラ見。ハンドル側が写ってないのはうっかりデカール仕上げのメーターが見えちゃうと残念だから。
英国車なのに敢えて左ハンドル仕様で製品化したのもボンドカーが左ハンドルだからか?その割に
シートが一種類しか選べず、オマケにサイズが1~2周り小さい。ほんと、色々な意味で至れり尽くせりなキットになれたはずなのに、
ここぞという部分が手抜かりにされてて勿体ない製品です。


尻フェチらしく〆はケツから。Alexis Texasの如き巨尻ですが、下部に装着されたディフューザーで辛うじてスポーツマインドを保ってる感じ。



リアのテールレンズには真ん中にボディー色のパネルが別パーツで入るんですが、カジノロワイヤル仕様で作る場合のみ
ここはメッキシルバーになります。今回は市販車と同型の慰めの報酬タイプなのでボディーと同色にて。
マフラーエンドはキットパーツを使いましたが、ここは置き換えた方が良かったみたい。他のパーツはシャープなのに、
何故かこのパーツはダルく作られてますな。メーカーは次回の課題で済んでもユーザーは一発勝負なんだから
「次作るときは気を付けよう」じゃ済まない場合もあるんですよね。
 リアのエンブレム関係はトラブりまくりでした。総じてデカールの定着が甘かったらしく、
ハイマウントストップランプとアストンエンブレムは浮いたままクリアー乗せられたようで、
研ぎ出し中に破損しまくり割れまくり。速攻タミヤに電話してデカール送れ指示出して、もう一個積んでるキットからデカールだけフォロー。
ほんとはもう一個を作るときに発注すれば良いんだけど、どーも近年のタミヤはアフターのパーツ&デカールのストックが厳しいので念のため発注。

右端のDBSもトラぶった。インストではSの部分だけ黒を塗るかデカール貼れって指示なんだけど、
塗ろうとしたらインレットのテカリと研ぎ出しのテカリの影響で、私の視力では拡大鏡使っても安定して塗料を乗せることが出来ない。
塗るのは諦めてデカールにしようとしたら、インレット表面が滑るのか、加えてまたしても反射に邪魔されて定位置が掴めず
アレコレデカール突いて動かしてるウチにとうとう破損に至る(笑
これまたもう一個のキットから再度Sマークを切り出して、何とか貼り付けて軟化剤で馴染ませました。

 っつーことで全方位ギャラリーという名の「オッサンモデラーがプラモ完成させた際に脳内から分泌される何やら怪しい物質の影響で
調子ぶっこいて画像ペタペタ貼りまくって悦に入る自慰的エントリー」も佳境です。

ベースに固定して11月の隣町展示会への準備も整いました。が、実は展示会両日とも思い切り仕事が入ってしまって
倶楽部の誰かに委託しないと出品できなさそうな感じになっちゃってんですけどね。どうなるやら。

 キットの感想ですが、2割以上の割引店で購入するというエクスキューズ付きなら充分な内容かと。定価でも一応ながら納得いく内容です。
エッチングがデフォで同梱である点や、簡易とは言えエンジンルームまで再現されている内容、
組み立ての合理性を優先させてはいるものの可能な限り情報を盛り込んだシャーシ&懸架装置の出来映え等々
フジミのように値段だけ御立派で中身が伴っていないような事はありません。異なる車種で比較するのはなんですが、
このアストンが定価3990円でフジミのアバルト500triフェラーリが3780円。同時期に製作してる者の感想として
このアストンとアバルトの価格差が200円とかあり得ない話ですよ奥さん。

 一方で残念な部分も幾つか。先ずはなんと言ってもタイヤ。コスト削減の為か、ワンオフの筈のR35GT-R用タイヤの流用です。
ランフラットで剛性が激高な反面ショルダー部分の高さが高くなってるR35のタイヤを流用ってのは無理がある。
タイヤパーツは実は物凄くコストが掛かる部位なのでメーカーの考えも判らないではないんですがね。
アオシマの20インチサイズタイヤならマッチングも悪くないですから、サス弄って少し車高を下げてやる方がいいとはいえ、
ここは他のパーツに換装した方が見た目は良くなると思います。
 内装のメーターコンソールとマルチスピーカーがデカールだけで処理されてる点も気になった点。デカールが悪いと言うんじゃなく
他の内装部分の彫刻が非常に出来が良いので、それと比べるとバランスが良くないです。幸いこの車のメーターは普通の丸メーターなので
薄手のプラ板にデカールをトレースして穴を開けてパネルを作ると見栄えが良くなると思います。
スピーカーもせめて彫刻があれば塗りで何とかしたんですけどね。シルバー吹いてメッシュ部分だけ網でマスクして塗るってのも有りかな?
 同じく内装のシートが小さいのも残念なポイント。また、実車同様リクライニングとバケットの両方が欲しかったです。
 外装ではボンネットとトランクのエンブレム部が窪んでるのが完成後気になりました。ここは凹みを埋めて
その上にデカールを貼るなり、薄手の金属板にデカールを貼ってエンブレム処理した方が見栄えが良くなると思います。
 また、これから製作する方への御報告ですが、ボディーパーツが強度優先で通常のプラ質とは異なるABSっぽいものになってます。
この為パーツそのものが硬くパーティングラインの処理でもなかなか消えてくれず面倒です。特にメタリックやパール系で塗装する場合は要注意です。
かくいう私も研ぎ出ししてみて一部処理が甘いところがあったようでげす。サフの時は大丈夫に見えたんですけどね。
 色々書きましたが、総合すればタミヤらしいキットでありました。次作る機会があれば、カジノ仕様で作りたいですな。

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1/24 AstonMartin DBS【その5】

2010年10月09日 | 模型
最近の僕様の脳内ヘビーローテーション。



昨今のリアル歌手の歌より余程楽しい。


久々に更新しようと思ったら編集システムが一新されてて、更新を一回飛ばした@河童です。

 先月末からクソ忙しかった事もあり、ダラダラ作り続けてるアストンに手が付かず、別なキットを掘り出してはつまみ食いばかりしていましたが、
流石にそろそろ完成させなきゃダメだろう?と我に返ってみることにした。自分の中では、来週の模型倶楽部月例会を〆切にしてみます。
例会そのものには所用と重なってて出れないんだけどね。

 先ず、製作の手を止めてくれた面倒くさい行程であるカーボンデカール貼りから。1/24ってスケール考えると、メタリックグレーとかで塗っちゃえば
別にカーボン貼らなくても良いように思うんですが、ボディーカラーが黒系である事も考えて貼ってみることに。

 結果、リアディフューザーはそこらのレーシングカーにカーボン貼るより面倒だったりして。形状が物凄く複雑で、所謂3D逆Rが彼方此方邪魔してくれまして
この手の仕事が苦手な僕様の場合、型紙は15分割するという複雑怪奇な構成に。使用したのは旧モデラーズのデカール。このデカールの魅力は
やはりコストパフォーマンスの高さでしょうか。スタジオやKA辺りの1枚分で2枚買えちゃいますからねぇ。
 貼って乾かしてクリアー吹いて研いでセミグロスクリアーで仕上げてみた。グロスの方が良かったか?フロントのアンダースポイラーと
ドアミラー付け根にも貼ってます。マスキングが面倒なのでミラー付け根のみグロスにて仕上げてみた。

 ここらで漸く研ぎ出し作業に突入。

行程は毎度の如くタミヤFP#2000空研ぎ→FP#2000水研ぎ→ラプロス6000→ラプロス8000
→モデラーズ2000コンパウンド→3M82876→ハセガワセラコン。
こんなに使い分けなくてもとも思うんですが、行程毎に一応意味らしきものはある。中研ぎ以降の行程を意味別に書きますと

・中研ぎ(タミヤFP#1500空研ぎ)→クリアーの肉厚を稼ぐための1.5~2倍希釈の濃いクリアーで出来た柚肌取りと面出し
・中研ぎ後のクリアー→3~5倍希釈のクリアーで中研ぎで落としたクリアー層の嵩上げと傷消し
・タミヤFP2000空研ぎ→クリアー乾燥後の柚肌取り(表面の確認がしやすい)
・タミヤFP水研ぎ→空研ぎで出来たペーパー傷を消す
・ラプロス6000→タミヤFP2000で出来た傷消し
・ラプロス8000→ラプロス6000で出来た傷消し
・モデラーズ2000コンパウンド→ラプロス8000の傷消しとつや出し
・3M82876→最終的な仕上げとしての艶出し
・ハセガワセラミックコンパウンド→工作で付着した指紋や油分等の汚れ落としと微細傷の除去


と、各工程ちゃんと意味があります。工程が多いと下地コンニチハのリスクが高くなりそうに見えて、
一発艶出しみたいに一気に磨き込まないので実は逆にリスク回避になります。意味を考えずに工程だけ増やすと
下地コンニチハのリスクは増えるばかりとなります。要するに各マテリアルの出来うる以上の仕事をしようとしてはダメって事か。
例えば、ラプロスの6000ってのを使う際に、8000で消すべき小傷を6000の段階で無理に消そうとするとか、
3M82876の段階で最終的な艶は出すはずなのにモデラーズで一気に艶を出してしまおうとするとか無理はイカンって事です。
実際、艶出しだけならタミヤのFP2000の水研ぎとモデラーズだけで欲しいポイントに近い艶は出してしまえます。
しかし、その手法だと、磨く必要がある部分を処理するのに磨かなくても良い層もまとめて削り取らないと最終的な艶が出ないので、
コレを避けるにはペーパーを入れないかクリアー層をブ厚くするかしか無い。クリアー層をなるべく薄く、
尚かつキチンと艶を出せるようシッカリ磨くには、行程を細かく分けて、行程毎に必要最低限の層のみ削るようにする方が
リスクを回避するには良いって事です。
 後、コンパウンドで磨く際に、使用するのはネル布やハセガワの青布を使うんですが、磨き用の布と拭き取り艶出し用の布とを使い分けています。
磨き用ではコンパウンドを充分に使って磨くことに専念しますが、これだけだとコンパウンドが邪魔して
どんだけ磨いたかが確認しにくいので、或る程度磨き用の布で磨いたら磨き用布で軽く拭き取り、
布を拭き取り艶出し用に切り替えて、残留したコンパウンドを除去しつつ磨きながら艶具合を確認するって感じ。
 なーんで今更こんな事を書くのかと言えば、倶楽部の若い会員さんが、研ぎ出しのコツが中々掴めないとお悩みでございまして
これが感覚的なものが多分にあるから口頭での説明が非常に難しかったんですが、ここ見てくれてるらしいとの事なので
拙の手法が彼の性分に合うか否かはともかく、試しに書いてみました。我流じゃダメってのも色々あるんでしょうけど
こういう作業って我流を確立しないと安定しないですよね。


 磨いてからはボディー周りの細かい作業。ヘッドライト周りは結構面倒くさい構造になってます。

特にヘッドライトカバーの取り付けは注意が必要。内填めに見えて実は外填め構造で、知恵の輪的パズル感タップリ。
ラッカー塗装の場合、無理に填め込もうとすると塗膜がヤラれますんで、何度も仮組みして無理なく収まるポイントを探らねばならんとです。
ヘッドライトユニットは、メッキパーツのプロジェクターランプハウジングに縞々のデカールを貼るよう指示されてますが、
このデカール、貼ろうが貼るまいが大した違いが出ないし、接着時に汚損すると逆効果なので省略。
プロジェクターレンズは予備パーツも用意されてる親切ぶりがイカス。コーナーマーカー部はノッペラボウだったのですが
気付いたのがクレオスのクロムシルバーにて塗り分けた後だったので、今更後戻りできるかっつー感じで
少々実車と異なってますがオレンジに塗ったインセクトピンの頭を埋め込んでデッチアップ。

 テールレンズはかなりタイトな構造なので、フロントカバー同様に塗膜を割らないよう注意が必要。

エンブレムのデカールの定着が悪かったらしく、なんやかんや作業してる間に破損してしまった。
パーツの予備だけじゃなくデカールも予備入れておいてよ(笑。展示会までにサービスから取り寄せるなりしておきます。
モール部分は毎度お馴染みミラークローム塗装です。

 サイドのエアダクト部分にはメッキパーツが用意されてんですが、実際にはこのメッキモールにはLEDマーカーが内蔵されています。
キットではデカールで表現するようになってましたが、ウィンドウモールやリアトランク部のモールを塗装仕上げにした都合上、
ここも同じ塗料(ミラークローム)で塗ることにしました。その次いでで、キットのパーツを採寸して

同じ形状のものをCDのケースを切り出して作り出し、マーカー部分のみマスクして塗装するとかしてみた。

面倒くさい割に結果というか効果があったかは微妙ですな。


 両サイドの窓枠はミラークロームにて。ちょっとはみ出しちゃったとこは墨入れと爪楊枝削りで何とかしたいとこですが、

この塗料は墨入れにも弱いので慎重にしなきゃなんないですな。接写しないと判らないレベルではあるのでこのまま知らん顔ってのもありか。

 フロントバンパーの取り付け時期は正直迷いました。今回はインスト通りライト周りを装着してから最後にバンパー合体。

グリルは天井部分の塗装を強いられるんですが、これが意外と面倒くさかった。バンパーを後に回したお陰で
ライト周りの装着は非常に楽でした。バンパー装着時に気が付いたんですが、今回はシャーシとボディーの合体がネジ止め式になってて
バンパーを先付けして塗装しようが、インスト通り後付にしようがどっちでも構わない様になってんですけど、
それ以外に、シャーシとボディーの合体時の前後バンパーに架かるストレスが完全にフリーになってます。
丁度並行してフジミのアバルトという物凄いストレスが架かる物を作業した事もあり、今回のタミヤの方式は
他社も真似して欲しいと思いました。最近は空力的にシャーシも考えられた構造の車が多く、従来の填め込み式構造では
対処しきれなくなってると思います。ボディー塗装の時は、バンパーやスポイラーは一体化して塗装したのがモデラーの本音かと。

 タイヤ&ホイールは両方キットのまま。タイヤはR35GT-Rの物と同じというタミヤにしては珍しくヤッツケ仕事。

他のタイヤへのトレードも考えましたが、車高を弄る必要が出てくるので今回はパス。このタイヤ、
左右非対称パターンのトレッドになってるんですが、本来内側に来るべきパターンを外側にして装着してます。
インストの指示通りだと、ショルダーに掛かるトレッドの溝の数が少ないため、ただでさえ高いショルダー高が
更に高く見えてしまうので、溝の多い内側を外に出しました。
 ホイールのメッキは少しメッキ感が強すぎる感があるものの、かなり良質なメッキが施されてるので
折角だからそのまま使用。ナット部の溝に墨入れただけです。


 そろそろ完成が見えてきたので、ベースを製作。WAVEのTケースMを使いますが、ベースにはネットで拾った

「慰めの報酬(QUANTUM OF SOLACE)」の広報画像を加工して、100均で買った硬質カードケース(塩ビ)を切った物と
ケースの土台で画像を挟んでボルトで固定してみた。車をドデーンと真ん中に置いちゃう都合上、中々丁度良い画像がなくて
随分ネット内を探し回ってしまいました。そら主人公を端っこに配置する広報画像とか無いですわな(笑。

 っつー事で、次回で完成しそうです。ホントか?



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