がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/20 FERRARI 412T2 その15

2013年09月30日 | 模型

 今更ですが、今月になって発表された各社の新製品。意外と言っては失礼だが、ほんとに意外なことに車関係で久々に魅力的なラインナップがプレゼンされましたな。

タミヤからは、フェラーリの最新フラッグシップであるラ・フェラーリ。F40,F50,ENZOとずっとリリースしてきたタミヤは、今回もちゃんと仕事してきたと。
内容に関しては疑うべくもない内容かと思います。


アオシマからは、「マクラーレンF1 GTR ロングテール テストカー」というアイテム(笑。なんでこういう選択になったかは、
おそらくはマーキング関係の問題なのかと思うんですが、色々なヴァリエーション展開が目論めるアイテムでもあるので、
出来次第では買っちゃうかも。ただ、F1 GTR ロングテールに関しては、ごく最近、モデルファクトリーヒロから
超絶内容のフルディテールキットが出ちゃったんよねぇ。

確かに価格が全然違うとは言え、ヒロのキットの内容を考えると、アオシマのキットにアレコレとサブマテリアルやらデカールやらホイールやら足していけば
自ずと近い金額になっちゃうはずなので、個人的には買うならヒロかな?と。手軽に行くならアオシマなんだろうけど。でも、一応アオシマから出るのを待って決めようかと。
それよりも、アオシマから発表されてるランボのムルシエラゴ LP670-4 SVに興味津々。

フジミのムルシは正直色々問題があった上に、実車のアップデートを全く追わないという実にフジミらしからぬ放置プレイ状態だったので、
トランスキットを買うか改造するかしないとごく初期仕様のムルシしか作れなかったんですが、このアオシマからのキット化発表は個人的に期待大。

フジミからもF1 GTRのロードカーバージョンがリリースされましたが、レース仕様は好きですがロード仕様にはあんまり興味ない上に、なんせ前科が多いフジミのなので現状スルー。
しかし、そのフジミから、ランボのヴェネーノが出るらしい。レヴェントン、アヴェンタドールとここんとこアイテムは良いのに大ポカかました商品に仕立ててしまってるフジミなので、
今度こそマトモなキットで出して欲しいんだがねぇ。ちょっとフジミキット予約買い恐怖症になっとります。

フジミからは、今年のフェラーリF1もリリース。なんぼ恐怖症でも、一応フェラーリのキットは買うことにしてるので、こちらは既にポチり済み。

タミヤのマクラーレン再販見本が、もはや製品では無くテストショットとか補修パーツセットとも言うべき恐ろしい状態に退化してるのを見て萎えましたが、
フジミはそこまでガッチガチに御堅い訳では無いらしく、実車からタバコロゴが完全消失した今では、逆にロゴの心配がない分タミヤより安パイかもね。


ハセガワとタミヤが競ってWRCマシンをリリースしていた時代に、何故かキット化されること無く、それもタミヤに至ってはベース車両がキット化されていたにも関わらずスルーされていた
トヨタセリカGT-FOUR ST165が、予想の斜め上行ってアオシマからリリース。今月予定だったんだけど、11月に延期になってしまった。嬉しいんだけど、またマルボロロゴ難民が出るんよねぇ。
これは流石にポチってますが、コイツが延期したお陰で同梱発注のフジミのマクラーレンMP4-12c EVA初号機(箱絵とキットは一部異なるところがあります仕様)も届かない。別に構わんけど。



 

 

さて、412T2も着々と亀の歩みで進行中。前回銅線みたいになったエキパイは、その後タミヤのウェザリングマスターでチョコチョコっと焼け表現を追加してみた。
配線関係も着々と追加中。線材は特定の素材ばかり使うと情報量がスポイルされるので、アレコレと考えながら使い分けてます。このキットの凄いところは、
配線の入り口出口が殆ど省略されていないところ。キット指定の配線だけでも見た目には充分なんですが、実車資料見ながら追加する場合でも、
ちゃんと当該箇所にモールドが整形されてるんすよ。

我ながら惜しむらくはヘッドカバーのFERRARIロゴ。ブラック塗装にロゴ部分の塗装を剥がしたんだけど、ロゴのモールドがヤワくて巧く形に出来なかった。
実は、手持ちのCLAZY MODELERS製のFERRARiロゴのインレットセットの中に、丁度良いサイズのロゴがある事に、今頃になって気が付いた。
なんで最初に気付かなかったのやら。色々素材をストックしてるんですが、問題なのは何を所有してるかを失念しまくってることですな。

エアファンネルボックスも装着。フューエルポンプ、フューエルデリバリー&インジェクターもちゃんとパーツになってます。各インジェクターへの配線は流石に省略されていたので、
帯板と線材でケーブルモールとケーブルを追加。また、ボックスの後部側には、真鍮管を組み合わせて赤アルマイト風に塗装した電送ケーブル集合管を自作して追加。

ボックス本体は、#60メッシュとバルケッタのカーボンベース塗料を使ったカーボン風塗装とメタルックで塗装。ファンネルはカーボンデカール。



ファンネルボックス左側面にはケーブルとケーブルコネクタを追加。キットには、このコネクタまでパーツ化されてるんですが、なんせメタルパーツで用意されていますんで、
意気込みは買うけど精度の面で問題大あり。なので、ホビーデザインのコネクタを使ってみました。

ホビーデザインのコネクターは金属の挽物にメッキを施した極小パーツなんですが、形状が

↑こんな感じになってて、両端が突起になってる。どうやら収縮チューブで結線する設定らしいのだが、それだと取り扱いが非常に面倒だし、それ以前にド田舎では
小径の収縮チューブは入手が非常に困難な事も有って、今回は先ず線材を両端の突起に瞬着で接着し、接着部を高粘度瞬着で覆い、更にその回りを
収縮チューブや防水グロメットで覆った様に見える様エポキシ接着剤でコートしてみた。コネクター部はミドルストーンでエポキシ部分はタミヤのラバーブラック。
実は当初、両端の突起を取り払って穴開けて線を突っ込もうと画策したんだけど、コネクターパーツの素材がダイキャストみたいに硬くて断念した。

して、そろそろ前後サスペンションが登場しそうな雰囲気になってきたので、フロントノーズコーンを装着。

ノーズコーンが付いて、また一歩完成に近づいた印象。そろそろディスプレイの事も考えておいた方が良さそうですな。
しかし、ここからこの車特有の面倒くささと慎重な作業を要する、前後サス&前後ウィングという難関が待っとるんよねぇ。。。

 

コメント (11)
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1/20 FERRARI 412T2 その14

2013年09月18日 | 模型

 来月MFHから1/12のMP4/4が出ると聞いて、オッサン買う気満々だったわけですよ。

そしたら、ターボ用のシュノーケルダクトが飛び出してる前半仕様のみのラインナップでガッカリしてポチらず。
車種問わず、あのダクトって個人的には好きじゃないんですよね。後半仕様も出してくんないっすかね?出たら♪速でポチりますよ。

 それから、先月の展示会で自分も自分の車を模型で作って展示しようと画策したけど出来なかったのを、「ホイールが無理ゲーでした」って事にしてたんですが、
FACTORY EIGHTY ONE
ってメーカーから、RAYSの57Motorsportsってホイールがリリースされることをキャッチ。この57Motorsportsと自分の57Extremeは意匠が同じって事で発注してみた。

ただし、海外製でマッチングがどうとかは全く不明なので、これで解決するかどうかはワカラン(笑。ついでにちゃんと届くかどうかもワカラン。
更に言えば、整形状態は開拓時代の西部の様に荒野となってる模様。でも、雛形があるだけでもマシってか。

 そんな感じのこの頃、久々に模型製作が楽しく思えてきました。少しずつ形になってくるのがイイですな。っつー事で備忘録用に製作記アップ。
 眼鏡掛けるほどにはなってないのだが、いつのまにか老眼が進行してるのか、細かい作業が非常にやりづらいです。ヘッドルーペで何とかなってる感じ。
ベテランモデラーさんが老眼で1/43からセミリタイアしたなんていう話も時々噂の如く聞いたことはあったけど、何となく判る気がするですなぁ。
 接着剤のはみ出しとかタッチアップすべき部分等が判りにくいので、こうしてブログ用にデジカメで撮ってチェックすると出るわ出るわ(汗

現在の製作進行状況ですが、セクターごとに少しずつ、それこそ1日1作業って感じで、細かい部品を1つずつ塗っては組みの繰り返し。
フルディテールなので、同じ色のパーツをまとめて塗って一気に組むってやり方だと、パーツごとの”差”が出にくくなってしまうので、個別にチマチマやっとります。
組み付けも、今までは仮組みを繰り返して、ディテールアップの取捨選択を検討してきたのですが、漸くトンネル抜けまして、インスト指示通りに接着もしくはビス留めにて
各部を組み付けていってる真っ最中。順番としては、
・燃料タンクとシートを接着
・エンジンとタンク&シートをビス留めで固定(インナーモノコックassy)
・アンダートレイにインナーモノコックをビス留め固定
・バルクヘッド部分の配線作業とタインナーモノコック左右の補器類及び配線装着
・インナーサイドポンツーンに区切り用の網とラジエターコアのメッシュを取り付け
・インナーサイドポンツーンをアンダートレイとエンジンブロックに固定
・ラジエターの配管処理
・フロントモノコック研ぎ出し
・ステアシャフトとモノコック内側のスタビリンクを装着
・フロントサスペンションベース(サスカバー内部)をモノコックに接着
・フロントモノコックをインナーモノコックに被せてアンダートレイにビス留め
・ギアボックスメイン部分をエンジンブロックに接続しアンダートレイ上に固定
・排気管を塗装しエンジンに装着
という順で作業してきました。


 コックピットのインストパネル。真鍮材とインセクトピンからフル自作した物に交換してます。肉眼だと作った本人も分かり難かったんですが、液晶のデカールが浮いてますな(ノω・、)
シートは、キット付属のバックスキンシートを使用しましたが、1/12クラスなら悪くないんでしょうが、1/20にはカーボンデカール以上にオーバースケールな感じ。
ステアリングは、ミラーやヘッドレストなどと一緒に完成間近になったら装着する予定。あと、内壁にはハセガワのカーボンフィニッシュを貼ってます。


長いこと放置していたので埃がナカナカ取り切れない。
モノコックとラジエターダクトの間にある補器類も、キットではちゃんとパーツが用意されてます。配線は省略されてたので資料を参考に接続基部諸共自作。
線材は、旧モデラーズのプラグコードやビニールホース等を使用。旧モデラーズのビニールホースは、両端をプライヤーなどでつまんで引っ張ると伸びるんです。
伸びる際に当然径も細くなりますんで、欲しい太さのホースが無い時に超便利。

また、0.6mmや0.3mm等の細いハンダ線は、ヤスリで”目”を簡単に入れられるので、使用するヤスリ次第でメッシュ風やスパイラル風等色々な表現が可能なので重宝してます。
実車で熱収縮チューブ等で防水防塵処理がされてる部分の再現には、エポキシボンドやマスクゾルを使用。細い熱収縮チューブの入手が難しい田舎者の常套手段ですな。
ラジエターのクーラントリザーバーへの配管基部には福原のユニオンを加工して使用。福原のユニオンは、昔はとても重宝する素材でしたが、近年は国内外から色々なコネクターパーツが出てまして、
今やスッカリ貴重度も重宝度も下がって使用に後腐れが無くなった感じ。ラジエターホースのホースジョイント&バンドは2mmのマスキングテープと細切りアルミ箔にて。
デザインナイフの刃を二枚重ねて使用しメタルックなどを切り出すと、細い一定幅の状態で簡単に切り出せるよん。ホースジョイントの青は、シタデルの青。

元々はゲームの駒の塗装用にとリリースされた塗料だそうで、原色系でも下地無視して発色させられるし、ノビが良いのに乾燥が早いという筆でのチョイ塗りには重宝しますな。
入手ルートが限られてる上に少々高価なので取り敢えず重宝しそうな原色系のみ保有。


 バルクヘッド部の各種配線用の集合ボックスもキットではパーツ化されてる。ボックス部分はカーボンデカールで処理したんですが、コネクターが邪魔なので、
パーツをコピー機で紙に写し、それを型紙にしてコネクタ部分だけ真鍮管から作ったポンチで抜いてカーボンデカールを切り出してます。コックピットのメーターパネルも
同様の方法で処理してます。
 で、目下悩み中なのが、↑画像のエンジンヘッドカバー下部に装着される遮熱板をどうするか。

 ↑の様に結構大きな遮熱板でして、これ付けると車体を上から見た時に、エンジンのヘッドとブロックが完全に情報分断されてしまうので見てくれが悪い。
キットにもパーツが用意されてはいるのだけど、ちょっとオーバーサイズで見てくれの悪さが倍増してしまいそう。二回りくらい小さな物を自作するか、
いっそ無かったことにするかで考え中。


 排気管も塗装し組み付け。焼け色をどうするか考えてたんだけど、実車の資料だと見た目なんか考えてる訳が無いパーツなので、焼けてくすんで小汚いだけ。
なので、今回はブラウン系の焼け色にして派手目に演出してみた。画像だとなんだか銅線っぽく写ってしまいますな(笑。継ぎ目部分に、ウェザリングマスターの青系を
ちょびっと擦りつけてみようかどうしようかチョット考え中。

 

コメント (6)
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