がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/24 Ferrari Testarossa (TAMIYA)  ③【完成】

2021年08月03日 | 模型完成品

スッカリ忘れてたAMCのレイトンCG911。テスタロッサのボディーをブースで強制乾燥させてる間に、

ずっと机上に転がってたコイツをやっつけてしまおうと思って再開してみたんですが、

ブログ記事によると3年前からストップしてたらしく、作業を何処まで進めていたのか全く思い出せません。

で、ドタバタの末に一応完成したんだけど、エッチング製のラジエターダクトの蓋の塗装が割れちゃって、

接着のためにマスキングテープで固定したら剥がすときに亀裂から塗料をゴッソリ持って行かれてしまい、

もっかそのリカバリー中ってことになっとります。ちょっと出来も良くないので、

展示会に出すかもギャラリー用に画像撮るかも未定。マージで残念な状態やでw

 

 さて、今回はタミヤ テスタロッサの最終回になります。

 EXクリアーを乾燥ブースで強制乾燥させたので、今回は中研ぎは無し。

乾燥期間も10日程と私にとっては短期です。

#1500の乾研ぎで柚肌を取り、#2000の水研ぎで大きな傷を消し、

ラプロス#6000の水研ぎで面を平滑にして、ラプロス#8000→3M82876で艶出し。

艶出しの時、磨き布が当たりやすい部分と当たりにくい部分が出てくるんだけど、

1回目の3Mコンパウンドでは当たりにくい部分は無視して、

当たりやすい部分の艶をシッカリと出していきます。

 次に、もう1回3Mコンパウンドを掛けるんだけど、最初の時に無視した当たりにくい箇所を狙い、

当たりやすい箇所は極力磨かない、場合によってはエッジをマスキングしてでも

布が当たらないようにして、重箱の隅を突く様に磨きます。

 磨き作業で下地を出してしまうトラブルは、

大半が磨きにくい箇所の傷を消すのに意識を持って行きすぎて

磨きやすい場所を過度に磨いてしまった場合が非常に多いので、

トラブル回避の為に2周掛けが良い様に思う様になりました。

 磨き終わったら、細部の塗り分け。この車、窓枠・フロントグリル

・アンダースポイラー・ドアリアゲート・リアエンド・リアバンパーと

X18セミグロスブラック指定箇所がメチャクチャ多いので、

丁寧にマスキングしてフィニッシャーズのセミグロスブラックで塗装。

ここでミスっちゃったんですが、研ぎ出した面に黒を塗るのに、

丁度雨が降りだしたにもかかわらず

リターダー入りのブラシマスターで乗り切ろうとしたら

希釈が拙かったようで色が乗りにくい。場所によっては弾かれる勢いの定着の悪さ。

ドボン行きは回避したかったので何とか強引に塗り上げたけど、

返って小汚くなってしまったのが悲しい。更に希釈を濃いめにしたモノを吹こうかと思ったら

セミグロスブラックがとうとう底を突いたので、

諦めて乗らなかった箇所には後で筆でリタッチを入れることにした。

 近所の市内唯一のガンプラ屋に塗料買いに入ったらセミグロスブラックは在庫なし。

発注掛けようとしたら問屋が持ってないという、、、どないやねん。

塗り分けが済んだら、ハセガワのセラミックコンパウンドで最終磨きを行って、

いよいよ最後の組み立て作業に突入。

先ずはリアゲートのチリを合わせてマスキングテープで押さえつつ、

ヒンジの受けをリアゲート裏に接着。キット指定位置でピッタリダボに合わせちゃうと、

リアゲートの先端のボディーとの隙間をプラ板で埋めてる関係も有って開かずの扉になる。

なので、少し受けのパーツのヒンジ受け部分に逃げを作って、リアゲートを開閉する場合には、

少しゲートを持ち上げつつ後方に微妙にスライドさせてから開ける事が出来るようにし、

塗膜の擦れが無いもしくは最小限になる様に調節したけど、

それでも開けるときにはギチギチ音がするので超怖い。

 開閉と言えばもう一箇所、ヘッドライトに関しては最終的に閉固定にする事にした。

このキット、シャーシとボディーの合体は、填め込みじゃなくて接着方式になっとるんだけど、

ライトの開閉を残した場合、万一ライトの棚落ちみたいなトラブルが起きたりすると、

分解出来ないので対処が難しくなってしまうってのが原因。

なら最初から固定しといた方が綺麗に上がったんじゃない?

と、言われれば全くその通りですねってことになるんだが、

実車だとヘッドライトの先端部分が車体に潜り込むようになっててね、

固定したらしたで磨くのがチョイと面倒くさいって事で、

閉めようが開けようがどっちにしても面倒である事には変わりないという結論。

 リアのテールランプは横長の板の両端にクリアーパーツをくっつけてスリット裏に接着という構造。

このテールランプの塗り分けは、テスタロッサと512TRでは配色が異なってるから

ネット画像等で資料検討する場合は要注意。そもそもテスタロッサだけでも年式によって

細かい違いが沢山有るので、資料探しは意外と面倒くさかったです。手持ちの雑誌の資料だと

同一個体のディテールが撮られてるので、基本そういう資料を参照して、

ネット画像は補填として使った方が、妙なミックスドにならなくて済む。

まぁ、ミックスになったところで、作った本人が気にしなきゃ良いだけなんすけどね。

また、左右のテールランプの間はキットだと塞がってんだけど、実際はメッシュが貼られているので、

キットパーツをフレームだけ残してくり抜いて、#60の真鍮メッシュを貼りました。

手持ちに#60以上しか無かったので、

これ以下の目の粗さとなるとエッチングメッシュを使う必要が有り、

場所的にスリット裏で殆ど見えなくなること考えると勿体なくてね(笑、

結局#60を貼りました。理想としては#20~40で良いと思う。

 窓パーツは一見綺麗なんだけど裏面がプツプツと謎に荒れてたので、

一旦#2000のペーパーで水研ぎをしてラプロス#6000&#8000で研いでから、

ガラス色(クリアーブルー+クリアーイエロー+クリアー)で裏面塗装。

結果論だけど、窓面積が大きい事と内装が明るい色なので、

ガラス色で塗った事で雰囲気が良くなった気がする。

 窓パーツの固定はパーツの糊代とボディーの僅かな隙間ににエポキシを流して固定。

エポキシは量を間違えるとパーツが浮くほど流れ込むので極少量の点付けで。

リアクォーターの後端部に隙間が出来ないように

窓と窓枠のの位置を調整してテープでシッカリ固定してからエポキシを流す。

 天井裏コンソールが別パーツになってるので天井裏に接着し、

そこにルームミラーも装着。実車だと実は窓ガラスにミラーがくっついてんだけど

ひょっとして初期型は違うのかも知れないと(改修が面倒とも言う)、

今回は指定通りコンソールと窓パーツで挟む形で固定してます。

 上下合体する前に、忘れ物が無いか何度も確認。

なんせ接着してしまうので忘れ物があっても戻れなくなる。

合体に際しては、リアゲートをテープで固定してから車体後方をバンパー裏に入れ込んで、

マフラーがバンパーから顔を出すように組み込んでいく。

リアゲートを閉じておくのは、開けたまま作業すると何かが干渉してもすぐに分からないから。

閉じて作業すると、干渉するとシャーシがそれ以上入らないので

すぐに修正作業に入れるってわけですね。実際に、エンジン上部のエアクリーナー、

両サイドのラジエターなんかが干渉してたので、

填め込んでは干渉して戻って修正してまた填め込んでの繰り返し。

フロント周りやキャビン部分は割とスンナリ行きましたが、

エンジンやサスのリア部分は色々詰め込まれてるので一筋縄ではいきませんでした。

組み方が悪かったのか、最終的に両サイドのラジエターが

ボディー側のサイドダクト後部と干渉しまくってたので、

ラジエターをゴッソリとカットしてしまいました。

ラジエターがシャーシとガッツリ固着していたので壁になってしまったようです。

ラジエターををカットしたら、アホみたいにスルッと入ったよ。

エンジンのエアクリーナーボックス(黒いパーツ)は、

エンジン周りのフレームにキチンと接着すると

フードとの干渉が回避出来たのでシャーシと合体後に後付けで装着。

 マフラー出口も、当初は左右で若干位置が上下方向にずれてたので、

ヒートガンとプライヤーで強引に曲げて調整。これはマフラー組むときの確認不足が原因。

最後にシャーシとボディーがキチンとカミ合わさって

ホイールハウスとホイールアーチがキチンと合ったら、

サイドシル部分とフロントバンパー裏部分を接着して固定。

塗装を溶かす作用のある接着剤は怖かったので、接着は全てエポキシのエクセルエポで行った。

ボディーとシャーシをマスキングテープで仮固定し、

ボディーとシャーシの隙間にエポキシをチョンチョンと点付け。

暫くするとジワ-ーっと隙間にエポキシが流れるので、

或る程度流れたのを確認したらはみ出しをエナメルシンナーで除去。

硬化したらマスキングテープを剥がし、塗装面に残ったエポキシの残滓を

先端を丸めた爪楊枝で剥がしたりエナメルシンナーやコンパウンドで除去。

こういう手法としてはプラモ用じゃなくてレジン&メタルのガレキ用の接着手法ですな。

 

ボディー&シャーシ合体後に、外装の細々としたパーツを装着。

 マフラーカッターは、ボディ&シャーシ合体後に装着。

アルミ管を加工した物に交換し、サイズも真上から見て

バンパーのエンドラインとほぼツライチまで延長。

 スリット中央の馬マークはF50のインレットから。

エンジンフード後端のFerrariエンブレムはミトス用のインレット。

ナンバープレート部分は、余り物のインレットを適当に貼り付け。

TESTAROSSAのロゴは、キットにはデカールが付いてるけど

他がインレットなのにココだけデカールってのはバランス悪いので何も貼らず。

テスタロッサ用のエッチングやインレットが手に入る機会でもあれば

そん時に貼れば良いし、無くても別にイイんじゃね?っつーことで今回は無視。

 リアバンパーとボディーの境目はラバー製の緩衝材があるので、

ハセガワフィニッシュの艶消し黒の細切りを貼附。

どうやらこの細切りをマフラー付近まで貼ったのは多すぎたようなので、

展示会までに余分は剥がしておこうかと思いますが、やったところで

誰も気付かないと思うのでそのままにしておくかも。

 今回のポイントだったサイドスリットは、思惑通りに仕上がった。

バラしたスリットをボディーに接着する際には、ドアの継ぎ目側のみエポキシ接着剤を付けつつ、

押さえのマスキングテープは接着剤を付けていない先端側で押さえる。

こうすると、フィン先端を接着しなくても、車体に密着した状態で分離したフィンを固定出来る。

逆にドアの継ぎ目側をテープで押さえてしまうと、たとえ同時にフィン先端もテープで押さえてても、

接着剤が付いてるドア継ぎ目側に引っ張られてフィン先端が浮きます。実際、最初そうなってやり直した。

フィン先端に接着剤使うというのは、はみ出しとか諸々考えると非現実的っつーか、

オッサンは老眼な上に不器用なので端っから考えてませんでしたが、器用な人なら出来るかも。

 初期型テスタロッサの特徴であるフライングミラーは、塗装前に充分仮組をしてミラー側に軸を打っておき

最終組み立て時に差し込んで接着。

これ、取り付け角が実に曖昧なので、仮組の時追い込んでおかないとグダります。

サイドマーカーは一旦削り取って、手持ちのクリアーパーツに置き換え。

多分大昔に何かのついでに買った1/43用アクセサリーパーツだったと思う。

キーシリンダーは0.8mm洋白線の断面に縦スリットを刻んだ物を埋め込み。

pininfarinaエンブレムは、なんとキットにはデカールさえ用意されてませんでした。

どこかにエッチングのプレートを所有してたのは間違い無いので目下捜索中。

これが、板ではなくロゴのみのpininfarinaなら大小様々色々なインレットを持ってるんですが、

肝心なときに肝心な物だけ無い。

 フェンダーのCavallino Rampanteワッペンは、E-JANのワッペン詰め合わせから。

これ、貼ろうかどうしようか最後まで悩んだ。

自分が思うに、フェラーリの全車種の中で1位2位を争うくらいCRマークが似合わないのがTR系かと。

ただ、先述の通り、現状pninfarinaを貼れない代わりにCRを貼っておきました。

E-JANのは綺麗に剥がせるからあまりに気に入らないなら剥がせば良いだけだし。

フロントノーズの跳ね馬エンブレムもE-JANの物。バルケッタで一時期ガレキ買う度に

この詰め合わせシートがオマケで入っててね、お陰で何枚もストックしてるんですな。

 最後にタイヤを填めて完成です。

が!このタイヤが加水分解を起こしかけてるっぽくてベタついております。どうしたもんか。

エンジンルームは少々手を入れましたが、先日の通り開閉時にギッチギチ塗膜をコネる音が鳴って怖いので、

この撮影以降は開かずの扉になります。具材の大量投下等で凝って手を加えなくて良かったっすわ。

 あと、リアウィンドウ周りの処理。ワシ、なんかパーツ無くしたか組み方間違ったかっつーくらい

盛大に隙間が空くんだけど他の方の完成画像をネットで見る限り、

どうも元々ここが手抜き処理されてるキットらしい。当初はどうにかしようと思ったけど

クリアーパーツに手を加えなきゃなんないっつーことで面倒くさいから見て見ぬ振りです。

 

 オマケとして、このキットを組んだことの無いけど棚に積んじゃってる人向けに、今後作るに当たっての

私なりに気付いた点を、インストの行程番号とパーツナンバーで備忘録として書いておきます。

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▼行程③でフレームへのエンジンの搭載は水平垂直に充分気を付け正確に付ける事が超重要。

   正確で無いと↓の排気管接続で痛い目を見ます。

▼行程③マフラーのサイレンサーの組み立てで、B15.B16のY字型のパーツをキチンと左右で同じ高さにする。

▼行程④↑③で行ったサイレンサーのフレームへの接着が完全固着する前にB2~B5のパーツを取り付ける。

   B2~B5は、先にサイレンサーのパーツと接着し、接着が完全固定される前にエンジンに接合して

   位置を調整する。エキマニの接続に気を取られすぎるとサイレンサーの取り付けが歪む事が有るので

   排気管周りは全体を常に確認。位置が決まったら最後に細筆使ってフレームの間から

   エンジンとエキマニとの隙間に接着剤を流して固定。

▼行程⑤の次は⑥に行かずに一旦⑦に進む。この際、ダンパーのA14の四角い板部分の上のパーティングラインを

   水平に気を付けて綺麗に面出しして整えておく。ここの面が出てないと、シャーシと接着する際に

   車軸の水平が出なくなってしまう。またシャーシとエンジン&サスペンションの接続は、

   どこかが少しでも干渉するとアチコチ浮き上がるので、強引に接着せず干渉部分を洗い出して処理する。

   ※アライメントが取れない・エンジンフードが閉まらない・ボディーにシャーシが入らない

    これらは全てこの部分でトラブってると起きる。

▼行程⑧でA8のファイアウォールのシャーシへの取り付け時には、取り付けダボのみで接着し、

   接着剤が左右ラジエターに回らないようにする。ラジエターをシャーシに接着固定してしまうと

   ボディーとシャーシを合体させるときに、サイドのダクトパーツと干渉して入らなくなります。

▼行程⑧でA13のエアインテークパーツは、後でシャーシと合体する際に、エンジンフードとの

   クリアランスが小さいので、干渉トラブルを避ける意味でもボディーと合体した後に接着する方が楽。

▼行程⑧でA15のコの字方のフレームパーツは4箇所のダボだけでは無く、シャーシのタイヤハウス裏に

   受け部分が4箇所あるので、ソコでも接着固定する。ココが浮くとフードが閉まらなくなったり

   浮いたりしてしまう。また、A13を最後に取り付ける際には、A15の横棒とA13の裏の凹みを合わせ

   接着して固定する。ここを接着しとかないと、フードの締まりが悪くなる。

▼行程⑪のテールランプE6,E7は、上のオレンジ&透明と下の赤の間に上下をへだつ黒いシールがあるのが正解。

   また、レンズの車体内側の端は赤や透明では無く黒くなってて、車体外側は端っこまでオレンジと赤。

▼行程⑫の窓の取り付けでは、E8の窓パーツの左右後端に隙間が出ないように固定。

▼フロントグリルとリアのスリット、エンジンフードのスリット部分は、

   先に筆塗りでスリットの隙間に色を乗せてから エアブラシ等で塗装した方が良い。

   吹きつけだけだとパーツの厚みもあって奥まで塗料が入っていきにくい。

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 っつーことで、無事完成。30年位買ったまま漬け込まれていたキットだったんだけど、

遂にこうして昇天させることが出来た。大昔に作ったことはあったけど、

缶ペで赤塗って窓枠とかグリルはペイントマーカーで塗ってヒャッハー言うてた頃だったので

今の技量で作った物と当時の事を思い返して比べたりしてみると、

この趣味続けてて良かったな~、懲りずに積んでて良かったな~と感慨深かったり。

 

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EVA RT TEST TYPE-01 Rn-s AMG GT #111 2016 ③【完成】

2021年07月14日 | 模型完成品

最初のクリアー塗装から約一ヶ月、中研ぎ後のクリアーから2週間以上経過したので、仕上げの研磨作業に入ります。

①光に照らしてデカールの境界が凸ってるので、デカールの上の余分なクリアーのみを削るのに消しゴムに巻いた#1500ペーパーで段差消し。

②全体を#2000で乾研ぎして柚肌消し。水研ぎに切り替えてペーパー傷消し。

③ラプロス#6000→ラプロス#8000で艶出し

④3Mの82876コンパウンドで鏡面磨き

⑤セラミックコンパウンドで最後の艶出し

っつー手順が我が家の不文律。今なら他にも研磨アイテムが有るんだろうけど、こういう手の感触が関わる作業は、仕上がりに不満が無い限り

そうそう変える気にはならないっすね。柚肌を均すのか、傷を消すのか、艶を出すのか、油分を除去するのか、結局のところ研ぎ出しっつーても

このうちのどれかの作業を施してるだけなので、目的を達成できればツールやマテリアル含めて手順なんて何でもイイわけです。

なので、消耗材でしかない研磨用ツール&マテリアルは、田舎者でも近場で安定して調達できるに超したことはないわけよ。

っつーわけで、タミヤのフィニッシングペーパーとハセガワのラプロスが我が家では今でもレギュラーです。最近全然作ってないけど。

どうでもいいけど研ぎ出し作業のペーパー掛けやコンパウンド掛けの時、時として猛烈な睡魔に襲われるのはワシだけだろうか。

そういうのもあって、工程④のコンパウンド3Mウルトラカット82876での研磨は、全てのパネルを一度磨いてから、

少し時間をおいてもう一度チェックすると見落としてた磨き残しや小傷が見えてくるんすね。

なんせ作業が地味すぎて、作業中に思ってるのは「もうやめたい」「早く開放されたい」「もうエヴァには乗らない」

「動け!動け!動け!動いてよ!今動かなきゃ、今やらなきゃ皆死んじゃうんだ!もうそんなのrya」

ってなネガティブな思考全開です。これによってバイアス掛かっちゃって見落としとが増えるんかと解釈。

なので、今回も2周しました。その上でセラミックコンパウンドで仕上げるのが毎度の流れ。最近全然作ってないけど。

 

 

 ともかくも研磨を済ませてツルテカに出来たら、小物関係を粛々と仕上げる。

 タイヤとホイールは、ADVANとWORKの組み合わせ。今回使用した元キットはワークスカラーの車両のキットなんだけど、

そのままだとホイールが異なる。後発の仕様違いLEON仕様のホイールがコンケイブが浅めであることを除いてスポーク形状と本数が同じなので、

カスタマーでパーツを取り寄せて流用。ホイールカラーはガイアの初期版のガンメタに黒少々。タイヤのロゴはホビーデザインのデカールに

ちゃんと入ってたのでそれを貼って、ホイールにはめてからホイール部分をマスクしてタイヤ用の自家調色半艶クリアーでコート。

わざわざマスクするのは、貼って塗装してからホイールに組むと、デカールの状態によっては割れたり剥がれたりすることがあるから。

実際何度かその手の失敗をやらかした経験あり。なので、ホイールにはめてからマーキングってのを推す。ワシは最近全然作ってないけど。

 

 ヘッドライト部分は、KID BOXで扱ってるPLUS ALFAというプライベートブランドの3Dプリンター射出パーツを使用。モデグラに載ってたパーツやね。

当初はSKデカールのレジンパーツを手に入れようと思ったけど、すぐに入手難になって田舎者には厳しかった。

犬小屋からのメールに即応しときゃ良かったよ。犬小屋も感染症拡大の影響で2年位行ってないな~。オッチャン元気だろうか。

 で、今回買ったヘッドライトのパーツが2500円位とお高いのは、3Dプリンター造形ってだけじゃなく、

塗り分け不要にすべく4パーツに分化して形成されてるからかも知れません。パーツは別れてるけど合いはパチピタだし

塗り分けも必要としないし、レジンと違って非常にシャープな造形になってて、個人的には何とかギリギリ納得出来る価格。

 今回は4分割パーツの内、ヘッドライトと下辺の3連LEDのパーツは、型取り粘土を使ってUVレジンで複製し透明化して、

裏にミラーフィニッシュを貼って使用してます。

 ボディー側とのマッチングもパチピタになっとしまして摺り合わせさえ不要でした。透明化不要のパーツは、元のパーツをそのまま使用。

3Dプリンターパーツは、超音波洗浄機で洗浄し、等高線みたいな積層痕をペーパーで均し、HGプラサフで下処理してから塗装。

HGプラサフっつっても、もう10年以上前に市場から消えてるから今は通じないか。造形村のプラサフがHGと中身が同じと聞いた事があるけど未確認。

ライトユニットのベース部分は艶消しの黒、デイライト部分は当初ミラーフィニッシュ貼って見たんだけど細かいモールドが死んだので塗装に変更。

ライトカバーはGT300レギュレーションに合わせてクリアーイエローで塗装。

 フロントウィンドウは上辺のハチマキのデカールを貼ってクリアー塗装後研ぎ出し。アンチグレアの黒を裏面から塗装する為の

マスキングシートが同梱されてるのでフロントリア共に使用した。タミヤと言ってもこの手のシートがピッタリ合うことは稀なのだが、

案の定コイツもオーバーサイズ。なので真ん中から切って2つに分けて使用。リアは更に両サイドに裏面からデカールを貼るので忘れないように。

実際は穴が空いてるのだが、穴開けちゃうとパーツの厚みで見た目が却ってわるくなる筈なので大人しくデカールを使用。

 リアテールライトは、クリアーのカバーをボディー側にスナップオンで装着し、それをメッキ&クリアー成形のテール本体を

カバー裏側にピッタリ合わせて本体のみを接着する構造。ちょっと何言うてるか分かんないけどそういう構造。

で、このスナップオンっつーのが曲者で、仮組みすべくボディーにカチッと填め込んだら外れなくなりました(汗

エッジをボディーカラーで塗ってパーツの厚みが分からないようにしようと思ってたのだが、無理に外そうとして破損させるの避けるべく断念。

あとユニット本体もメッキパーツに艶消し黒で一部塗り分ける必要があったので、マスキングしてミッチャクロン塗った上に塗装。

メッキは金属皮膜なので、ミッチャクロンも問題無く使えますっつーか使わないと塗料が定着しない。

クリアレッドで塗るパーツに極小のデカールを貼る指示があったので、当該部分をマスクして無塗装にしといたのだけど

パーツの厚みの影響で良い感じにならなかったので結局デカールを貼った。

 リアウィングは、グロスにするか半艶にするか相当迷ったんだけど、結局半艶を選択。ディフューザー部分を半艶にしたので併せた。

カーボンデカールって織り目の強調が過ぎるので個人的には気乗りしにくいんですが、年々レーシングカーの織り目が派手になってきてるので

年式が新しい車ほど使わざるを得ない様になってきてるから面倒くさい。

 ステーは、角度調節用の金属プレートとリベットがモールドされてるのでプレート部分にステンレスフィニッシュ貼ってリベットはエナメルのクロムシルバーを筆塗り。

金属リベット打つのも考えたけどコスパの関係で却下。ボディーへの建て付けは、結構クリアー吹いたにも関わらず綺麗に嵌まってくれた。

むしろスナップオンで固定できた位ピッタリだったので組み付け楽々。ステーとウィングの接合も接着剤不要でシッカリ組めたので、

ガイド使って固定して云々の手間が省けて超楽ちん。

 給油口やボンネットピンはKAモデルスの平織りカーボンデカールを使用。で、ここでオッサン失敗。左側の給油口はワークス版じゃなくてLEON版のパーツを使うんだけど

凸状のポッチモールドが上か下か分からず、他の車両で下に着いてる画像があったので下にして接着したら、後になってエヴァ号では上に来るのが正解でした。

塗装後に組むであろう小物パーツの取り付けダボに、コッソリと接着剤の逃げ穴が用意されてるところがタミヤらしくて心憎いね。

 トランクリッドのベンツマークことスリーポインテッドスターはインレットで用意されてんだけど、タミヤのインレットはこのキットに限らず定着がイマイチなので、

貼る位置に4mm円に切り出したマスキングテープを貼っておいて、最後に防汚艶出しのコーティングを済ませてから貼った。こうせんとホントに失踪するんだわ。

 フロントグリルはメッキパーツで出来てるお陰で、ガイアのフラットブラックで塗ってからクレオスの薄め液を浸した綿棒で凸面だけ磨くだけで簡単に塗り分け可能。

枠のパーツはグレーの成型色になってて、この車両の仕様だと黒塗装してからグリルと組み合わせてボディーに装着するんだけど、

塗装後のボディーとの合わせが少しキツいので、一回目の組み込みでは塗装が剥げてしまい再塗装しとります。

こういうところがタミヤだな~と思ったのは、給油口やボンピンの取り付け穴の設計。パーツ側にも取り付け穴側にも絶妙なテーパーが付いてて

塗装の厚みでパーツを削らないと嵌まらない地獄を見事に回避してくれてます。先述の接着剤の逃げ穴とイイ、こういう配慮は流石だな~と思ったよ。

最後にボディーとシャーシを合体。後はミラーだのカナードだのアンテナだのと細かい物をエポキシやアクアリンカーで貼り付けていって無事完成。

無線アンテナはキットのパーツの土台部分のみ使用してアンテナ線は0.4mm洋白線にて。無線もGPSもアンテナ位置は車種によって異なるので、

実車の画像を調べて適正位置に変更してます。無線アンテナ前に何やら小さい突起物があるんだけど、詳細不明だったので省略しました。

 金属シャーシのGT500車両をキット化して以降、タミヤには精密キット路線とお手軽なバラしたミニカー路線の2通りあって、

このキットは後者のコンセプトのキット。ただし、お手軽とは言っても完成後に目に入る部分は精密に見えるように様々な工夫が凝らされてて

完成してみたら精密路線のキットの完成度に見劣りしないのがエエですな。

 個人的にはね、こういうコンセプトのキットって、作ってる感より作らされてる感がかなり強いので、正直楽しいキットとは思えないんだけど

作る前から或る程度の完成度が補償されてるってのは、買う側の安心感は高いっすな。また、組み立てが簡単なことで、

デカールやパーツにも依るけど、今回のEVA号のようにスーパーGTや耐久レースやワンメイクレースなんかの独特なカラーリングの車両ヴァリエーションが

多い車なので、そういうのを追っかけて作ってカラーリングの違いを楽しむのもしやすいかと。

 

 シン・エヴァ公開終了前に無事完成。映画公開とヘッドライトキットのリリースとオッサンが暇こいてるのと全てのタイミングにありがとう。

↑画像の撮影後に墨入れの拭き残しとリアクォーターの給油口前の楕円部分の塗装忘れが発覚したんだけど、そこらを全部処理してから

展示ケースに仲間入り。秋に地元クラブの展示会があるんだけど、今年も作品ゼロって事にはならずに済みます。

っつー訳で、まだちょっと早いんだけど、地元模型クラブの展示会のお報せ。

昨年は市内のあらゆるイベントが中止に追い込まれ、模型展示会もやむなく中止となったけど

今年は今のところは開催する方向で動いてます。ワクチン接種が進んで感染拡大が落ち着いてくれればイイですけどね。

ゲスト参加大歓迎だし、場所が図書館ってことで毎回の来場者が多い展示会になってます。

 私も、良くも悪くも仕事でキャンセル出まくってしまい、図らずもセミFIREみたいな生活を1年半ほど続けたお陰で

今回は何個か出品展示出来る事となりました。つっても、マシーネンが4種に車が2台というのが今のところの数。

展示会までにもう1台作ろうかと考えてますが、8月終わり辺りから流石に仕事が忙しくなりそうな空気が漂ってますんで

今回のメルセデスのように、お手軽なキットじゃ無いと厳しいかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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アオシマ:BeeMax 1/24 NISSAN 240RS【完成】

2021年06月11日 | 模型完成品

約1年ぶりの更新です。更新って事は、そう、久々にプラモ完成。プラモが完成しないからブログも投稿できないんですね。

アオシマ/BEEMAX NISSAN 240RSサファリ仕様完成です。1年前にクリア塗装まで進んでたんだけど、いつまで続くかワカラン自粛生活に嫌気がさして

ついでに模型作る気も萎えてたわけよ。更に秋の地元模型クラブ展示会の中止が、失せたやる気を更に萎えさせてくれまして、

オッサンは年甲斐もなくPCゲームの世界に旅立っていったのが昨秋。で、「アサシンクリード ヴァルハラ」「ペルソナ4」「サイバーパンク2077」と

グラボまで買い直してドップリと浸かって現実逃避。気が付けば年も変わって春過ぎて、「サイバーパンク2077」のプレイ時間が800時間に到達しそうになって

漸く「飽き」が来ましてね。で、一向に感染拡大が収まらない状況で又も緊急事態宣言やらなんやらで仕事が次々キャンセル。

 仕事はないけど時間は有る!っつーことで、昨年作りかけてた240RSを再開して、ようやく完成に至ったというわけです。

この車は、昭和の名車日産シルビア/ガゼールS110型のラリー仕様。

日本ではクソみたいな税制の関係で、排気量を2リッター以下にしないと自動車税がとんでもなく高くなってた時代だったので最強仕様のRSも

海外版の2.4リッターは搭載されず2リッターで納まってた訳ですが、この240RSに関してはラリー用のホモロゲモデルで、エンジン自体も

海外版の市販仕様のモディファイではなく、専用エンジンが搭載されてたそうな。

 で、240RSといえば先行でキットが発売されてたトリコロールカラーしか知らなくてね、こういうマルボロカラーの車両はキットのお陰で知りました。

レース車両でマルボロ・JPS・ロスマンズはタバコカラー三強と勝手に思ってるもので、ポチるしかありませんでしたな~。

さて、製作に関して気付いたことを中心にご紹介。このキットにはディテールアップキットが本体キットとは別に販売されてますが、

このディテールアップパーツが無いと、このサファリ仕様の車両が厳密には完成しないんです。要するに本体キットだけだと

結構多くのパーツが不足しています。特に、マッドガード・ヘッドライトガード・ルーフアンテナってのが無いのは困る。

そんなわけで、今回の製作ではこのディテールアップキット(以下DUK)を仕事キャンセルまみれで財政キビシイ中に泣く泣く使用。

 製作の方は、先ずはフロント周りから。

 改めて基本的なキットの作りとしては、先行のトリコロールカラーの240RSと共通部分が多いんだけど、その影響で穴開けや穴埋めが

必要な箇所が幾つかあります。オッサンはミスりましたが、この車両にはフロントナンバープレートは、ノーズ先端ではなく

ボンネット上にマグネット固定されているので、バンパーのナンバー用の穴は本来埋めておかねばなりません。

製作の佳境に至って漸く気付いたので、後戻りして穴埋め板金工作みたいなことはせずにスルー。クリアーの一層目に

UVカットクリアーを使っちゃったので、単に白とクリアーで暈かしても色合いが微妙に変わっちゃうんですよね。

UVカットクリアーは今回初使用だったんだけど、普通のクリアーに比べるとパールとかマイカの様な偏光作用が僅かにあるんです。

 4発の補助灯は全てカバーを付けた方を選んだのだけど、本体同様のヌルテカ仕上げはなんか違う気がしたので、

クリアー吹いて研いで段差を落として平滑にしてから自家調色のセミグロスクリアでボディーのツヤに対して安っぽくしといた。

 アニマルガードは、ちょっとオーバーサイズなんじゃないでしょうか。形状的に幅詰めは難儀しそうですが、計った感じでは左右に概ね3mm前後広い印象。

ええ、当然スルーしてますけど。

 ヘッドライトとウィンカー部分は、キットのメッキパーツが塗膜の厚みもあって嵌合の際に干渉するので、メッキを落として摺り合わせて再塗装。

ライト周りのクリアパーツは、ヘッドライトはサイズドンピシャで問題無いのだけど、サイドマーカー部分は微妙に彼方此方干渉して合わせるのに一苦労。

そのライトパーツが乗っかるラジエターシュラウド部分のパーツも、今度はバンパーと干渉するので干渉部分を削って調整。ここを完全に追い込むには

ベースユニット部分だけでは無くクリアパーツもガッツリ加工してやらない限り無理だったので、それを避けて妥協しとります。DUKにエッチングのヘッドライトガードが入ってて、

これが装着されるとS110系の顔が霞んじゃうから付けるの止めようかと思ったけど、このサイドマーカー問題を誤魔化すのに役立ちそうなので渋々装着しとります。

 フロントバンパーは、先述の干渉部分をキチンと摺り合わせしておくと、何のストレスも無くスポッと綺麗に嵌まります。スポッと嵌まらない場合は、

間違いなく干渉部分が残ってる証拠。粗い部分も多いけど、設計そのものはアオシマ自社製キットよりも精度は高いと思う。

 一方で、バンパーの一部や上側フォグランプに、市販のボルト締め込み式のバンド類がDUKにエッチングで用意されてるんですが、バンドやステー部分はいいんだけど

ボルト部分がオーバーサイズで却って不細工だったので省略しました。

 ボンネットキャッチピンは、1年の休止中に紛失したようだったので、モデラーズのボンピンセット(最後にリリースされた沢山入ってる方)から。

このセット、我ながら何考えてたのか思い出せませんが、数えると1ダースストックしてる模様。キャリアだけ長いオッサンの場合、

パーツの紛失や破損で困ったときに引き出し開けると何かしら出てきますな。

あと、撮影後に気付いたんだけど、バンパー両脇に謎の金属プレートがあり、DUKにもそれ用のパーツが入ってます。

スッカリ忘れてまして、完成品撮影後に机を掃除してたらエッチングが残ってることに気付き、慌てて接着しときました。

 ワイパーは、DUKのエッチングを使うか、これまた大量にストックしてる割に出番が全く無いモデラーズのエッチングを使うか、

それともキットのパーツで済ますか考えたけど、エッチングだとアーム部分は良いとしてブレード部分の立体感が乏しいんよね。

過去にエッチングを使ったことが無い訳では無いけど、他の部分に比してワイパーだけ物凄い貧弱に見えてしまうので、

私には結局キットパーツを成形して使用する方が好みなんだと思う。っつーことでキットパーツを使用。

 尚、エッチングを使用する場合、この車両はレアな右ハンドル仕様がベースになってるので、

左ハンドル仕様とは向きが異なるので山折り谷折りの間違いに注意。ウィンドウパーツも左右コンパチになってるので穴開けも右ハン用を開口。

 フェンダー上の補助灯は、フェンダーにイモ付けの上に、エッチングを使用する場合はシェードとステーを切り落として再構築する必要があり

面倒くさいことこの上無いのでキットのパーツをそのまま使用。イモ付けは心許ないので、補助灯にピン打ちしてフェンダーに穴開けて装着しときました。

側面関係では、先ずウィンドウ周りがいつものバスタブ型と異なり一枚一枚分割されてるので、仮組時に充分摺り合わせ。

ボディー側の枠部分が、ウィンドウ装着後も垣間見えてしまうので、窓側の枠だけではなくボディー側の枠を全て黒く塗っとく必要があるのが実に面倒くさい。

その代わり、窓がピラーの内側に沈み込まないのはサイコー。日よけシェードは、オーロラフィルムかミラーフィルムか私のリサーチ力では確認できず。

試しにハセガワのミラーフィニッシュ貼ってみたら、適度な透けもあって実に塩梅良かったのでそのまま採用。

 マッドガードは、全てイモ付けの必要があり、組み立て最後半に付けないと組み立ての邪魔でしかないのだけど、

DUKのエッチングは比較的マッチングが良かったので、エポキシでガッツリ接着できたのは予想外。白化にびびりながら瞬着はリスキーですからねぇ。

エポキシやアクアリンカー/デコプリンセスはミスっても剥がしてやり直せるからね。

 ルーフアンテナもDUKの挽きモノと金属線をそのまま使用。ベース部分の挽きモノの出来は良いのに、アンテナ線は適当さがパナないので展示会までに作り直すかも

 ホイールナットは現状ホイールと同色で止めてますが、ナットの色が黒なのか銀なのか白なのか今のところ不明。分かり次第展示会までに色射すかも。

 ドアノブの所はDUKにメタルシールなるものが付いてたんだけど、これの使い方がオッサンにはサッパリ分かりませんでした。当初はインレットかと思って

表面の透明フィルム層を剥がそうとしても全く剥がれる気配が無く、台紙の状態からひょっとして水転写?と思い水に濡らすと台紙からは剥がれたけど

デカールのように貼れるかといえばそうでもない。アスデカみたいな水転写で貼り付けて暫く時間をおいて表面フィルム層だけ剥がすインレタ式でもないようだ。

っつーことで、ここはミラーフィニッシュを貼ることにした。鍵穴は未解決。組む前ならドリルで穴開けて金属線埋め込みゃいいんだけど、まぁ、展示会までに何か考えます。

 リア周り。バンパーガード&ステップは、キットのガードバーからステップ部分を切り離し、 DUKのエッチングに置き換えて装着。

このガードバーの成形状態が良くなくて、パーティングラインっつーよりも型ずれが起きてるようで、どう削っても断面が円にならない。

いっそ洋白線で作り直した方が幸せなのかもしれない。しっかーし、そんな面倒なことは全力でスルーしてますがね。

リアのコンビランプも、メッキ状態だとハマリが頗る悪かったのに、メッキ落として少し削ってやるとパチピタ。

 トランクのキャッチピンは、キットのパーツにDUKのエッチングを組み合わせたものを装着。これ、ちょっとオーバースケールだと思います。

今なら何処かからレジン製とかで都合の良いサイズのパーツがありそうだけど、田舎者な上に越県回避してる身なので、今回はキットの指示通りに。

 艶出し作業は、乾燥機使ってカッチカチに乾燥させて更に1年くらい放置しちゃったことで、クリアーがカッチカチになりすぎて硬かった。

オマケに、蛍光赤の塗膜が厚いので、こういう場合は一旦デカールや塗膜の段差を落としてからクリアーを追加吹きする「中研ぎ」作業が居るんだけど

なんせ1年前っすよ。完全に投げ出してたので、中研ぎ入れる機会を逃してしまいました。溶剤分が抜けきったクリアーに、更に塗膜を追加した場合、

下の塗膜の状態によっては、中研ぎ後のクリアーが上手く乗らずに、磨き中に塗膜が剥がれたりするトラブルが稀にあるんすよ。

私も一度経験しとりますが、あれ、マジで萎えますで。っつーことを言い訳に今回は中研ぎは全力拒否。

 ただし、塗膜が硬いので最初の面取りと段差取りは#1500でも中々厳しかったので、デカールの段差と塗装の境目だけ#1200からスタートしとります。

#1200乾研ぎ→#1500乾研ぎ→#2000水研ぎ→ラプロス#6000水研ぎ→ラプロス#8000水研ぎと進行。そこから3M82876で全体を磨いて

更にハセガワのセラミックコンパウンドで微細な傷消し。最後にタミヤの艶出しコート剤を初使用してみて完了という流れ。

見ての通り、今時の車のような曲面複数構成のボディーではなく、角張ったデザインでプレスラインも相まって、

所謂「カド出し」しないように磨くのが予想以上にダルかった。

 最後のコーティングはいつもはハセガワのポリマー使ってたんだけど、部屋の中をどう探しても見つからず、

代わりに発掘されたのが今回使ったタミヤのグラスコートとスジボリ堂の艶出し剤。どっちも未開封で出てきたよ。

我ながらナカナカの買い溜め依存症っぷりですな。

 

 っつーことで、小物類の装着に思いのほか手間取りましたが、漸く完成に至る!となりました。「完成」、いい響きやで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コロナ禍アーカイブ4 グローサーフント③ 

2020年06月04日 | 模型完成品

グローサフントの記録のラストです。本体塗装色は製作記①で紹介したとおりで、青っぽいグレーとジャーマングレーの都市型迷彩。

赤いラインはクレオスのガンプラ用塗料のシャァピンク。0.4mmマスキングテープを使って二重ラインにしてます。

足首は肩の機械部分と同じタミヤの履帯色です。パイプ類はキットのは珍しいゴム製のホースが付属してるんだけど、

ゴム製ってのは最初良くても劣化するんすよね。特に加水分解が嫌なので、WAVEのスプリングとモデラーズのメッシュホースを適宜使い分けてみました。

 

 

 

基本塗装→デカールと進んだ後、もっかいデカールの上をクリアーでコートして、塗り分けやデカールの段差を均してから、

埃グレーを全体にドバッとコーティング。SAFS、ガンス、グロフンと三つともこの自家製埃グレーを使ったんだけど、

主戦が車模型って事もあって、タミヤの大瓶1本分くらいしかストック無かったので、あっという間に枯渇しました。

また作っとかなきゃと、エナメル塗料を整理してたら、

大量にエナメルの亡骸が発生。エナメルって中々乾かないクセに、乾くとどうにもなんないので廃棄処分です。

もっと早く気付いてれば、混ぜて適当なグレーを作る生け贄にもなれたんだけど硬化しちゃってるもんなぁ。

クレオスみたいに溶媒液的なもの無いんかね?

 30歳以降は、こういう勿体ない廃棄処分が定期的に発生します。一番問題なのは年を跨ぐレベルの「模型休止期間」ですな。

思い返してみたんだけど、20年くらい前に4年ほどリタイアして、その後も1~2年程度の休止期間が3回くらいありました。

で、毎回死んでるのがタミヤのエナメルと大ボトルの瞬間接着剤とポリパテです(笑。エポパテも死んでるのが常でしたが、

クレオスのエポパは数年前の品が未だにちゃんと使えてコッチがビックリの保存性能。

ふんどし部分が面白い構造になってて、両足の動きに連動して、卵形の大型板の両脇の三角羽が可動するんですね。

デカールを貼る前にクリアー吹いてから貼ったんだけど、識別番号のデカールのシルバリングが取り切れなかった。

陸戦ガンスでも使ったアスデカの「生き物漢字デカール」から今回は蝙蝠(コウモリ)を選択。不如帰(ホトトギス)とドッチにするか迷った厨二感。

この部分以外に、耳、尻、胸に大小の蝙蝠を貼ってますが、ジャーマングレーと色被りしてるので目立たないことをいいことに調子こいて複数箇所貼ってみた。

一方で、コーションマーク関係は、何枚か貼ってみたけど黒だと全く見えないし白だと目立ちすぎるので、今回は貼らないことにしました。

作業ごとの画像とかは撮ってないんですが、埃グレーをペトロール使って綿棒や平筆で拭き取っていきます。これで塗り立てよりもコントラスト差を緩和するのです。

このとき、地面と水平な面は上面部分に拭き遺し多めにして、垂直方向は上から下に流すように拭き取って行くのがセオリー。

 

その後、所謂「塗装剥げ」表現に、アクリルガッシュの消炭色やセピアをスポンジチッピングや疵の書き込みという方法で足していき、

ここで一回フラットクリアーで押さえます。こうしとかんとアクリルガッシュは、乾いた後でもペトロールの影響でペロンと剥げちゃうのですよ。

 更にその後、ジャーマングレー部分は油彩のセピアにチタニウムホワイトを混ぜた色、

ライトグレー部分はイエローオーカーやイエローグレーにチタニウムホワイト混ぜた色で陰影入れつつフィルタリング。

面相筆の筆先にチョコンと塗料を乗せて塗装面に点付けしてから、ペトロールで薄めつつ上下方向に流しつつターペンタインで暈かすの繰り返し。

ここでまたフラットクリアーで押さえてから、最後に錆・下地露出・焼け・砂埃・水垢・雨だれ等々を主に油彩で加えていきます。

錆に関しては、バーントアンバー&バーントシェンナのコンビがお気に入り。

 背中の金属部分だけは、鋳鉄錆を表現するべく他とは違った塗装をしてみました。

プラパテを溶剤で溶いて塗り込む→艶消し黒→薄く溶いたアクリルの艶消し黒を塗る→乾く前にパステルのバーントシェンナの粉を振りかける

って手順です。地元模型クラブの会長さんが愛読してるアーマーモデリングのHowToを元にやってみた。餅は餅屋だな~。自分じゃ思いつかんよ。

最後に、エナメルのライトグレイ・タン・フラットアース・メタリックグレイ・クロムシルバーなどで仕上げのドライブラシを掛けて

グロフン本体出来上がり。尻の装甲板の直ぐ上に二つの丸い凸パーツが追加してあるんですが、この二つの突起がコンセントになってまして、

脚から上がってきた外部電源の配線が、胴体内の回路に繋がるという仕組みになってます。組み立て中にトラブル出たときのために

こういう構造にしましたが、結局何事も無く組み上がりましたんで、もうココを外すことは無いと思います。

 またさらにの突起の上の楕円の板は、接着せずに取り外し可能にしてありまして、

ココを外すと回路の可変抵抗にアクセスして点滅タイミングを変更することが出来ます。

ってことで、コロナで自粛期間中の4つめ完成。いや~、これはホント良いキットです。インストは不明瞭な部分が何カ所もあってイラッときますが

キットそのもののデキは凄くイイっすね。元々「実機では~」とか「設定では~」とかの縛りがないので、好き勝手出来るからストレスフリー。

 ベースにはコネクタ使って12Vもしくは9Vのどちらからでも電源取れるようにしてみました。展示会に持って行っても電源取れない場合があるのです。

 実はですね、フェンス裏には雑草敷き詰めてるんですが、そこに「ひっそり隠れるポーズの」フィギュアを後から仕込むことが可能なように寸法取ってあります。

ハセガワのフィギュアセットを使うとポーズ作れるところまでは判明してるんだけど、オッサンには顔を塗る練習が必要なのです。見られるものが出来れば

秋の展示会にはフィギュア付き情景になるかもです。その秋の展示会、コロナのせいで未だ危ういわけですがどうなるやら。

 

 

 

 

 

 

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コロナ禍アーカイブ3 陸戦ガンス

2020年05月24日 | 模型完成品

コロナ禍中に製作したキット、3つ目は陸戦ガンス。ノイスポッターヘッドシリーズの一台で、

月面用ルナガンスとの差別化から陸戦ガンスと呼称される無人兵器。

ガンスとクレーテは、このシリーズの中でも特に人気のある機体で、再販される度に纏め買いが頻発して

直ぐに市場から枯渇します。しかし、その内容と言えば、昔のNITTOの金型なので組み立てはちょっと大変。

また、筐体そのものもデカいので、人型のAFSやPKAの様に次々作って塗装でエンジョイって訳にはいかない筈。

まぁ、フリークの中には、もはやインスト見なくても流れ作業でアッちゅう間に完成なんて猛者も居ますが、

普通はそうはイカンよね。

ノイスポッターヘッド流用の頭部には、あからさまに砲弾型LEDを仕込んで下さいと言わんばかりのクリアパーツが

LEDマウント(当時のことを思えばムギ球マウント?)付て゛用意されてるので、今回はLED仕込んで目が光るようにします。

LEDも2個使って、1個は直で目を光らせるための赤玉、もう1個は目の左脇の3箇所の穴に1mm~0.5mmのファイバーを

仕込んで光らすことにしました。なので、組み立て時には頭部にLEDを仕込むだけではなく、首から胴体に繋がる配管を

そのままLEDの配線として使用し、足下まで線を通して外部電源で点灯するようにしました。

 こうした事情から、特に頭部パーツは表裏共にガイアの黒サフを入念に塗って、合わせ目消しもLEDを点灯させつつ

光漏れ対策をしています。このキットに限らず、旧NITTOの金型品は、総じて初登場時から合わせ目消しがタイヘンでしたが

当然その辺りは今以て健在です。当時と変わらん感じですから、むしろ、こんだけ時を経てる割には随分マシなのかも。

製作そのものは素組みですが、元のNITTO版クレーテ+ノイスポッターと殆ど同じなので、

苦労するところも同じです。今時の人に取っつきが悪そうなのは、接着位置が曖昧な上に

イモ付け指示の小物パーツ群ですかね。イモ付けと言っても、装着ポイントを手探りしていけば

付く場所にしか付かないようになっとるんだけど、最近のパチパチッとパズルのように

組み上がるのとはワケが違うので、そこらは取っつき悪いかも。

 あくまで私見ですが、基本的にマシーネンのキット、なかでもこのガンスみたいに旧NITTO金型のは、

バラバラに塗って最後に組み立てってのは絶対に止めといた方がイイっすね。イモ付けや強制貼り合わせなど

所謂仮組みが不可能なパーツが多くて、接着強度も必要な箇所が多いから、塗装前にほぼほぼ組んで

プラ同士をガッツリ接着してから塗装しないt地獄が待ってるかと。AFV的手法でのアプローチが最適解かと。

 それでも塗装の都合上、両サイドのランチャーだけは最後に組み付けた方がイイので

そこらを踏まえた上でともかくも、インスト通りの工程で組み上げて行きます。

 頭部に仕込んだLEDの配線は、キット同梱のビニールコードってのが導通芯線になってて、

一部穴開けが必要ですが、元から頭から爪先までこのコードを通すことになってるインスト指示なので

それをそのまま使う事にしました。クレーテで電飾する場合もこのルート使うよね。胴体から脚への配線だけは、

キット指示だとビニールコードを分断して使用するように指示されてますが、これを分断せずに

キットパーツに穴を開けたりWAVEのスプリングを被せて不自然にならない様に追加工作し爪先まで通しておきました。

この工作以外はキット素組みです。両足のダンパースプリングは、一体パーツでは無く同梱の可動式ダンパーを使用。

可動式と言っても、そもそも可動域が非常に狭いキットなのであまり見た目以外には意味は有りません。

 記憶違いかも知れませんが、NITTOのクレーテのキットって、脚が内股になる問題が有りませんでしたっけ?

本キットでは股関節部分に両足が外向きにシフトされるように補助パーツが付いてるんだけど、これ、クレーテには

無かったように思いますが、クレーテのキットはシュリンク未開封なので確認出来ないから勘違いかも知れませんけど。

 本塗装前に、全身をタミヤの瓶入りプラサフで荒らしてます。溶きパテほど粒子感は無いけど鋳鉄感を出すには

充分です。下に黒サフを吹いてるので、プラサフを刷毛で置くように塗らないと黒サフが溶けてグチャるので注意。

基本塗装は、RLMグレーバイオレットをベースにグレーとグリーンを調色。

緑とグレーの組み合わせは最初から決めてたんだけど、彩度差があるので、

調色に同じ色を用いて差を緩和。この後筆で色々加えるので、基本塗装はエアブラシ。

今回は、ジオラマ風の台座を作ることにした。フィルタリングやウェザリングは、

情景との兼ね合いが出てくるので、ガンス本体の作業を一旦置いてベースの作成。

本職の人は絵コンテから構図を決めたりするらしいけど、オッサンは行き当たりばったり。

構図は別趣味の写真と同じと思ってて、対角線構図とか三分割四分割構図辺りの決め方と同じ。

ベースのサイズよりも大きな情景を想定して、そこからベース内に構図取って切り取る感じ。

 真冬の時期のベースキャンプを場面設定して、当初はガッツリ雪を降らせて寒い情景にするつもりで

ガンスも冬期迷彩を施そうと、近くのガンプラ屋でタミヤアクリルのフラットホワイトまで買って

用意したんだけど、ガンプラやと同じショッピングモールに在るクラフトショップで

1/20位だと実にイイ感じの造花が投げ売りされてて、コレ使って木の枝に蕾を付ける事にした。

なので時期も真冬から雪解け時期に変更。こういうところが行き当たりばったりなわけです。

 今回ベースには100均の木製写真フレームを利用し、端材で下駄を履かせ

ベースの上にコルク粘土を敷き詰めてみた。スタイロフォームを使えば良いんだろうけど

生憎地元では畳1枚サイズしか売ってないので、持って帰るのがスゲェタイヘンだし保管場所にも

困るので、こうした粘土の方が使い勝手が良いのです。スチレンボードは単なる土作るにはコスパ悪いしね。

 木は1/20サイズなので、クラフトショップで買った造花用の紙巻き針金を丸っと一束捻り上げて骨格を作り

それにモデリングペーストを塗り込んで製作。ベースからはみ出してもオカマイ無しに枝を広げて作り、

ベースに埋めてからはみ出してる部分を散髪。太めの針金使ったせいで、この散髪にはサンダービットで

火花散らしながらカットするハメになった。散髪後に、先述の造花を植えていきました。

 ベースキャンプ設定なので、フェンスも製作。参照したのは横須賀や沖縄の米軍キャンプのフェンス。

コレを作った会社のHPに寸法図と画像があって、セキュリティ的にイイのか?とツッコミながら参照。

ただ、金網部分は、地元のホムセンだとエキスパンドメタルが手に入らず、通販だと切り売りしてくれるところも無く

仕方ないのでアルミのメッシュを買って代用。

 フェンスを隔てて、フェンスの外は手つかずの林で、フェンスの内側はシュトラールの軍用車両で荒れた地面にし、

コントラストを付けてみることに。コルク粘土の上にガンスを配置して足を乗せる部分にマスキング。

足跡と他の車両が通った轍を粘土に加えてから、タミヤの土ダークブラウンのテクスチャーペイントを塗って、

その上から茶こしで色んなブラウン系のヌーベルパステルを撒いてます。更にフェンスの内側に撒いたパステルは

テクスチャーペイントに塗り込んで、フェンス外の手つかずの土面と風合いを変えてみた。

土面が出来たら、庭で拾った砂利や小石を適当に撒いて、タミヤのテクスチャーペイントの草カーキと

ジオラマ素材のスタティックグラス、グリーンスタッフの枯れ葉素材などを塗ったり撒いたりし、

更に今や古典技法と思われる麻紐をバラして適当に植え込んでみたりしました。

最後に、タミヤのテクスチャーペイントの粉雪と雪、それから雪用素材の大理石の粉等で残雪を加えます。

植えたり撒いたりした雑草の上から、雪素材をマットメディウムでペースト状にして流し込み、

乾燥すると痩せるので何度か重ねて、最後にグロスポリマーメディウムを混ぜたものを流したら、

イイ感じの残雪感が出ました。フェンス外は自然に溶けてきた感じの雪に、フェンス内は踏み荒らされて

グチャグチャになった感じにするため、更にクレオスのウェザリングペーストのマッドブラウンや

油彩のローアンバーやバーントアンバーで湿った泥と雪をグチャグチャにしとります。

この際、湿った泥をウェザリングペースとのクリア-を使って表現してみたんだけど、

このウェザリングペースとには同じシリーズのクリアーは必須ですな。これが有ると無いとで

使い勝手の幅が全然異なる。染み出した水みたいな表現艶可能になります。で、店で一番見つからないのがこのクリアーw

偶々2月に出張った(緊急事態宣言前の最後の出張りだった、、)出張先の香川県で売ってたよ。

高松にマツヤっていう卸問屋を兼ねたプラモ屋がありましてね、まぁなんつうーか、香川のモデラーのことが

超羨ましく思える模型店だったと言っておこう。本州の人間が行くには瀬戸大橋や明石海峡大橋等という通行料の高い関所を

通らねばならんので行くメリットは無くなるんだけど、通販レベルの割引と店の先行きを心配するレベルの在庫だった。

ベースが出来たのでガンス本体の作成に戻るんですが、残雪時期に変わったので冬期迷彩もヤメ。

基本塗装の上にデカール貼るとこだけクリアー吹いて軽く段差均ししてからフラットクリアー。

んで、アクリルガッシュのセピアとローアンバーを使って、スポンジチッピングを併用して

各部に塗装剥がれと錆のベースを描き込んで起きます。んでもっかいフラットクリアー。

そこから油彩でフィルタリングを施したんだけど、実はオッサン「フィルタリング」ってのが

正確にはどんな作業を指してるのかイマイチ判ってないw今回の場合だと、

グリーンの部分には迷彩模様の中心線辺りを中心に明るめの色を擦り込み、

グレーの部分にはグリーンとの境界に近くなるほど暗くなるよう暗色を擦り込み

水垢的な汚れの流れ方を意識しつつ、色んな色でノペーっと無表情な基本色に表情を加えていく感じ。

その後全体をフラットクリアーで押さえてから、今度は前回SAFSでも使ったエナメルの埃グレーを

全体に上方向から雨が降るような感じを意識してドバーッと吹いて、

地面に対して水平な上面は埃溜まりを意識しつつ多めに残し、

垂直面は重力方向に流す感じで綿棒や筆で埃グレーを拭き取ってから、

またもフラットクリアー吹いて、今度は泥・水垢・砂埃・オイル・錆を意識して

セピア・バーントアンバー・ローアンバー・イエローオーカー、ローシェンナ、バーントシェンナ辺りを

チョンと一粒乗せてはターペンタインで伸ばしてからペトロールで暈かすってのを繰り返す。

概ね一通り筆入れが終わると↑こんな感じ。引き出しに、何時買ったかワカランのだけど

色んな動物の漢字がアソートされたデカール、それもアスデカなる変わったのが転がってたので

そこから「蛙」の一文字をセレクトして、前後2箇所に貼ってます。知ってます?アスデカ。

夜貼って、一晩乾かして明日の朝に表装のフィルムを剥がせば完成なので明日のデカールで「アスデカ」w

普通のデカールと同様に水に浸けて貼るんだけど、貼ってから数時間完全乾燥させるとね

デカール表面のフィルム層だけがペロンと剥げちゃう。F1のミュージアム○レクションの

デカールがこんな感じではあったけど、アレの何倍も貼り易いし、インレタみたいに綺麗に貼れる。

こっから又更にウェザリングを加えてみました。デカい筐体なので、汚れは主に脚部に集中。

↑この足の部分だと、先ず塗装面をスチールウールでガシガシと、下地色が顔出すくらい磨いて

スクラッチだらけにしてから、茶系のパステルをアクリル溶剤で溶かして適当に塗りつけ、

更に溶剤が乾かないうちにパステルの粉を花咲かじいさんみたいに撒き散らかしてたら

大体こんな感じになる(適当。更にクレオスのウェザリングカラを塗ってみたり

スタッパリング(薄めた塗料を筆に含ませて弾き飛ばす)してみたり、思い付くまま適当にしてます。

適当だからこそ自然な感じになると思うよ。コレほんと。

後は、完成した本体をベースに固定して、電飾用の配線をベース裏で施しつつ、

ベースと馴染ませるためのウェザリングを少々追加して完成です。

100均のセリアで買ったチェーンを背中に追加してアクセントに。

フェンスには、ネットで見つけたコーションマークのイラストに、ドイツ語で進入禁止の注意書きを描き込んで

市販のシルバーラベルシートに印刷し、それをアルミ板(空き缶伸ばしたモノ)に貼ってからフラットクリアーで

コーティングしてウェザリングしたモノを貼り付けてみた。

一番時間が掛かった足下もイイ感じにでけた!

っつーことで、陸戦ガンス製作でした。コロナの影響で超暇だった事も有り、カウツ・SAFS・陸戦ガンスで

丁度1ヵ月くらい楽しんだんですが、自分にしては超ハイペースでしたね。車と違って、常に作業するので

進めやすいですな。車は、塗装の乾燥時間とか接着剤の完全硬化待ちとか、何もしない(してはいけない)時間が

多いんですよね。

 

 と、これで終わりでは無く、更に続けてマシーネンのグローサーフントを製作しています。次回はそのネタ。

 

 

 

 

 

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コロナ禍アーカイブ2 S.A.F.S

2020年05月21日 | 模型完成品

マシーネンクリーガー/SF3Dで最も好きな機体がS.A.F.S。登場当時、洋式便器の蓋の様だと言われてたね~。

何がイイってフィギュアの顔を塗らなくて良いので、これだけで相当に敷居が下がります。

フィギュアの顔も流石に練習せんとイカンとは判ってるんだが、ワシが塗ると全員 志村の変なオジサンみたいになるの。

それはともかくS.A.F.S。我が家には旧NITTO金型版とWAVE新金型版がダブついてる訳です。

RAPTORやFIREBALL等のバリエーション含めるとウチのマシーネンキットのストックの大半がこの機体。

前にもSNAKE EYEってのを作ったね。あれ、もう9年も前だったんですね。

で、今回は素体のS.A.F.SでWAVE版を製作。旧NITTO版に比べて腰高なのと、足首の配管やアンテナが省略されてるとか

頭の蓋を開けて内部もちょっとだけ再現されてるとか、改造してフルオープンで作る人の為の配慮がなされてるとか

諸々進化しております。

 キットは作るだけなら笑っちゃうくらい簡単に完成。動力パイプ部をスプリングに交換したことと

各関節シーリングをエポパテで塞いだこと、アンテナを追加したくらいの追加作業で基本素組です。

S.A.F.S本体の製作過程は画像を残してなかったようでありません。

 基本塗装は、全てエアブラシにて。

下地にマホガニーを塗ってからサンドイエローを塗り、その上に陸自用のグリーンとレッドブラウンで

千葉真一主演の戦国自衛隊のウッドランド系迷彩服を参考にして模様を描いてます。久しぶりに

クレオス0.2mmで描きましたが、このブラシはホント塗りやすい。今時は3万円の0.18mmが出てますが

あれ、0.2mmと比べてどんな感じなんでしょうか。10年前なら買ってたな~。

 全身迷彩柄だと、ちょっと面白味が無いので、蓋になにかアイコンを入れたいと思ったんだけど

偶々天井から降りてきた蜘蛛を見つけて、蜘蛛と蜘蛛の巣を描いてみようと突然思い付きまして描きました。

蜘蛛の巣はガッシュで手書き、蜘蛛はマスキングしてエアブラシ使ってグラデーション入れてます。

蜘蛛の巣描いた後は、デカール(キット付属のとSNAKE EYEの余りを使用)を貼って軽くクリアー吹いた上から

一回フラットクリアーでコートして、エナメル系の自家調色の埃グレーを全体に吹く。

MAX渡辺氏の秘伝のタレってのがありましたが、あれと同じ様な手法なのかはわからんけど、

墨入れやウェザリングで余ったエナメル塗料(染料系とメタリックは除く)を溜め込んで

いつの間にか出来上がってたグレーで、これを全体に吹いて換装させると全身埃まみれっぽくなります。

そこからは、埃グレーをウォッシングの様に落としつつ、油彩でフィルタリングをチマチマ入れながら

錆・砂埃・塗装剥げ・引っ掻き傷・泥汚れなどを描き込みました。塗料は、油彩とアクリルガッシュに加え

クレオスのウェザリングカラーを初使用。これ、結局の所油彩だと思うんですが、

攪拌せずに瓶の底に溜まった顔料を取り出して塗ると、油彩よりも早く乾いて定着が良いですね。

一方で攪拌して塗ると何時までも乾かずテカりも取れずの困った塗料になります。

この塗料で一番重宝するのがオレンジですな。近似値色の油彩のカドミウムオレンジは

画材屋で買うと1本1000円超えの高額塗料なので、ウェザリングカラーの方がコスパがイイ。

 その他、砂埃や泥汚れ、それから錆の一部にはヌーベルのパステルも使用してます。

カウツでは火星でしたが、今回は一転して地球。迷彩との相性で森にしました。

木粉粘度をベースに塗りつけて、タミヤのテクスチャーペイントの土ダークブラウンを塗り込んで、

そこにヌーベルのカレーパステルのイエローオーカーとマースオレンジとバーントシェンナとイエローグレー等を

茶こしで粉にして撒いてみました。後は各種ジオラマ用植物素材と庭で拾った小枝や小石で森の地面っぽくしてます。

ジオラマ素材は主にグリーンスタッフワールドのモノを使用。これまでに大阪に出張った際、本町のホビーランドや

日本橋のボークスで、取り敢えず買っとけ病で入手し積んでたモノを使用。私の模型ライフは車模型率が高いけど

マシーネンを大量に積んでる自覚はあるので、こうして素材方面も我ながら色々積んでるわけです。

ベース上の素材が整ったら、油彩を使って色調の調整。

色々積んでるとは言うものの、積みが効かないモノもあります。特にペーストやメディウム系の液剤は

長期保管に向いてないのでこればかりは調達が必要なんだけど、住んでる田舎町のチャリンコ行動範囲内に

立派な画材屋が昔からありましてね、そこで油彩やらパステルのみならず、ジェッソ、モデリングペースト、

マットメディウム、グロスポリマーメディウムなどが何時でも簡単に手に入ります。

筆やエアブラシやメンテ素材マスキング素材、果てはワーサーのコンプレサー用消耗品なんかも手に入るので、

私にとってはこの画材屋さんこそが模型ライフの生命線なんかもしれません。

と、そんな感じで一応出来上がり。出来上がりというのは、大分市のメーカーが出してる紙創り素材の雑草を使ったんだけど

塗装にガッシュを使ったら、塗装時と乾燥後の色合いが違いすぎて違和感タップリになっちゃったんですね。

ここは秋の展示会(開催出来るのか?)までに修正しておこうと思います。っつーか、紙製品にガッシュは基本×ですよ。

ラッカーエアブラシすんのを面倒くさがった結果です。

 勝手に「レッドショルダー(特殊部隊)11番部隊所属のネームド「ハメ殺しの蜘蛛」専用機なんていう中二病設定は微塵も無く

デカールに「目」があって、スネークアイの余りデカールに口が合って、面白そうだったから適当に貼り付けて

頭が寂しかったので蜘蛛の巣描いたという適当設定。何やっても概ね収まっちゃうのが自由度の高い本シリーズの楽しさです。

 

 完成体の画像だけど、ストロボが遠隔で使えない状態でして、美味く光を回せなくなっとります。

買いたいな~と思ってはいるものの、安い製品でも何やかんやで数万円はかかりますんで、中々手を出しにくい。

 

 

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コロナ禍期間中のアーカイブ1 Ma.K カウツ

2020年05月20日 | 模型完成品

もう更新しなくなって1年半くらい経ちますが、その間に起きたこと。

・アタイのHPがYahooのHPサービス廃止に伴い消失しました。

・年齢相応にムチャクチャ忙しくなって、趣味に費やせる時間が皆無になりました。

ところが、今年の2月辺りから雲行きが怪しくなり、3月からはコロナ禍の影響で仕事激減。

もう、笑っちゃうくらい激減ですよ。予定された収入の喪失で言えば新車ジムニー一台分は超えたな~。

所謂フリーランサーなので、政府のアレとかコレとか微妙に条件合わずに受けられずですが、

元々フリーランスな環境を鑑みてリスクマネージメントはシッカリやっとりましたんで

金借りなきゃ生活が飛ぶなんてことはないんですが、捕らぬ狸の皮算用、失った収入はイタい訳ですな。

 一方で、仕事激減と外出自粛の煽りで、在宅時間がムチャクチャ増えました。多分、社会人になってから

最も暇な日々を過ごしてるのは間違い無い。

 

 っつーことで、思いがけず模型ネタが色々出来たので、

コロナ禍中の模型ネタを何本か投稿してアーカイブ作っとこうと思います。

第一回はNITTO/WAVEのSF3D/マシーネンクリーガーからカウツです。

カウツは、最近になってWAVEから丸っと新金型でリリースされましたが、

今回製作したのは以前にリリースされた3Qモデル版。要するにNITTO版に

幾つかリノベーション部品を追加したバージョン。

 記憶の遙か彼方の頃に作りかけて放置して存在すら忘れてたのを偶々発掘したので、

丁度2月の仕事閑散期でもあり、3月からの繁忙期迄の間に何か作りたいな~と思い、

勢いのまま製作しました。尚、両肩のプロテクターが、元々付属していなかったのか

それとも私が失くしちゃったのかワカリマセンが、部品が見当たらなかったのでそのまま作ってます。

パーツ数は少なめですが、そこは旧NITTO金型なので、簡易インジェクションレベルのパーツのヤレ。

基本的に貼り合わせパーツの合わせ目処理と面出しが作業の中心ですが、中々時間が掛かりました。

改造的なことは、各関節のシーリング部分をエポパテで造形するという、マシーネンでは御約束の作業をした程度。

組み上がったら早速塗装。2年位前に購入したきり所有さえ忘れてたクレオスの0.3mmエアブラシを

今回目出度く初使用。新品のまま飼い殺すとこだったよ。下地にマホガニーを塗ったけど、コレじゃない感があったので

マホガニーとミドルストーンをブレンドして下地に。

マシーネン=筆塗りが様式美ですが、私はエアブラシの方が好きなので基本エアブラシです。

ベースカラーの上ににレッドブラウンで迷彩を加え、更に自家調色のクリアーブラウンをコートしてみました。

モチーフはネザーランド・ドワーフ等のペット用ウサギです。デカールにウサギチックなデコが入ってたので、

塗装もウサギにて。ウサギと言えば月ですが、突然火星に降り立たせたくなったのでクリアーブラウンで

火星迷彩っぽくしたんですね。

っつーことで、ベースも火星。行ったこと無いので想像で作ったけど、一応脳内参考資料としては

カプリコン1、ミッション・トゥ・マーズ、レッド・プラネット、ゴースト・オブ・マーズ辺りの映画。

地面は下に木粉粘度を敷いて、その上に100均のバークチップを新聞紙でくるんでハンマーで粉砕したのを

ふんだんに撒いて、アクセントにそこらで拾った小石をちりばめたら火星っぽくなったと自画自賛。

 カウツ本体は、エアブラシ特有のノペっと感を無くすべくフィルタリングを強めに施しましたが、

火星という環境、つまりは乾燥してて水分がなく、地表は酸化鉄に彩られていて

砂嵐がよく起きるという事を考慮してウェザリングは控え目。特に雨だれとか泥汚れとかは施してません。

動力パイプは、全てWAVEのスプリングに換装。スプリングのストックが心許なかったので、

地元のガンプラ屋に行きますと各サイズ在庫が有ったので、この機会に大人買い。

 そんな感じで思いの外サクサク完成しちゃって調子づいたので、

この後2ヶ月の間、マシーネンばっかり作っておりました。

 

次回はSAFS製作記録です。このブログね、有料なんすよ。なので閉鎖も考えてたんですが、

模型製作の記録保持のためには有用なんですね。Twitterで製作記録を上げてみたんですが、

文字数制限もあって、長期間製作休止した場合に、何処まで進めたかの確認には使いにく過ぎるので

有料継続することにしました。コメント欄はリニアに反応出来ないかも知れないので

御意見御座いましたら連動してるTwitterの方にお願い出来ればと思いマシーネン。

 

 

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【発掘】1/24 フジミ フェラーリ365GTB/4 デイトナ 【完成】

2018年08月29日 | 模型完成品

昨夜、ちょっと片付けしてたら、スンゲェ大きな段ボール発掘したのね。で、中身を調べると、

デイトナが出て来てビックリしたw

他にもね、ユニオン/エレールのA110とタミヤのディスプレイケースCの大人買いが出て来た。

デイトナの展示会出品のブログ記事を探すと2013年の8月に出て来たので、どうやら5年前の箱らしい。

っつーことで、完成から5年も経過してしまいましたが、展示会に間に合わせるのに手が一杯で完成画像を撮ってなかったので

この機会に撮ってみました。

 張り切って前期型を選んだものの、フロントマスクの構造に問題が有ったので、結果として大工作大会になって時間押しまくったな~。

フジミのエンスーキットは難物が多いですが、このデイトナとか288GTOは比較的作りやすい部類です。ただ一点、ボンネットはマジで鬼門。

車キットにスミ入れはしない事にしてるんですが、このキットはボンネットを開閉可能にしてしまったばかりに、

墨入れした方がバランスが良いという事になった様で施しちゃってますね。ともかく何度も言うけどボンネットが鬼門のキット。

ボンネット開閉で製作して、ピッタリ閉まってる完成品を見たことが非常に少ないって位の鬼門。仮組み段階でキッチリ煮詰めないと

ボンネット裏側にもビッシリとモールド入ってますからチリ合わせは簡単じゃないよ。私はちゃんとやってなかったんだろうと思ったら

過去記事探してみると、どうやら結構頑張ったけど最終的に修正したはずのソリが戻ったらしい(笑

そのボンネットの中身は、過去画像見た感じ結構頑張って作ってたっぽいけど、開けようとしたらミシミシ言うて開かない。

自作したダンパー関係が金属だったけど、ひょっとして半田使ったから腐蝕した?

 内装も頑張って作ったようですが、キットノーマルではドアは固定でウィンドウパーツも年代物なだけあって

完成後の訴求力は殆ど無いかと。スパイダーだと丸見えになるから作り応え塗り応えあるですよ。

 給油口の墨入れが良くないな~。なんで墨入れしちゃったんだろうと記事を読み返すと、

どうやらその時点で遙か昔のお手つきキットをサルベージして作っちゃったようです。

このキットは、前回の328同様アホみたいに積んでるから、お手つき捨てて新しいの降ろせば良かったのにね。

そういうところが貧乏性故なんですねぇ。

 このキットのウリであるボラーニワイヤーホイールですが、プラ製とは思えない精密な再現度。イタレリのキットの

ボラーニホイールも頗る繊細ですが、このフジミの出来には及ばない。一方で、インチサイズがデカいんじゃないかと。

車高下げたら、ホイールアーチ内の収まり方がムチャクチャ窮屈になりました。一方で、同社の512BB系にはピッタシらしく

デイトナにはボラーニとクロモドラの2つのホイールが入ってますんで、タイヤさえアフターパーツで手に入れれば、

デイトナを買うとBBのタイヤ問題も同時に解決すると、512BBが発売された頃に一部で話題になりましたな。

 リアセクションで問題が有るのは、そのリアの車高が高すぎること、そしてテールランプが飛び出しすぎてること。

テールランプは、一見簡単そうに思えて、4つ全部を同じ様に縮めるのがタイヘンなのです。土台部分とクリア部分の

両方がデカすぎるっていう事なので、作業の面倒くささを考えると二の足踏んじゃうな~。今回は踏んじゃってスルーしてます。

 

デイトナって、個人的には好きな車なんだけど、キットには恵まれていないんですよね。ハセガワが250GTOとか250TRとか、

所謂クラシックフェラーリを商品化してくれた時期がありましたが、あの当たりの売れ行きも芳しくなかったのかもね。

フェラーリ好きにはメジャーでも、一般層にはマイナーだったって事かも知れません。

 

 

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【完成】ハセガワ 1/24 フェラーリ328GTB

2018年08月25日 | 模型完成品

っつーことで完成しました。20年以上前のお手つきキットを完成させるってのは、色々あって面白いけどタイヘン。

面白いのは、当時の自分の技法技量が思い出されてね、しょーもない事で苦労しとるなぁとかネタが出てくる点かな。

逆にタイヘンなのは、同じく技法技量や当時のツールで四苦八苦したのに引っ張り回される点。特に今回は

シャーシの組み方が間違ってたらしく、最終的にアライメントがキチンと取れませんでした。特にリアの車高はイカンね。

組み方って寄りも、仮組みの仕方を分かってなかった感じですね。それでも、ちゃんと完成させたよと過去に自分に報告するのであった。

 これからコイツを作ろうという方の、主に大陸の友人へのアドバイスを書いておこう。

先ず、シャーシとボディーは殆ど糊代が無い状態で上下貼り合わせをするので、綺麗に仕上げるなら糊代を作った方が確実。

前後とも車高含めたアライメントがキチンと決まらないので、仮組み時点で充分詰めておこう。

フロントはタイロッドが色々悪さするから、いっそステアを諦めた方が仕事は早いかも。

リアは、ダンパーパーツの上部固定が曖昧で、オマケにダブルウィッシュボーンサスペンションのロアアームの位置取りに関連するから

ボディー側のアーチを基準にして前もって調整しておくべき。ポリキャップ方式だけど、キチンと固定出来ない緩さなので

ポリキャップを使わずに車体をゲージに乗せてガレージキットの様に接着固定した方がイイと思う。

その際、前後とも1mm程度ホイールを外に出してやると見た目のバランスは良くなると思う。

 このキットの最低なのはクリアパーツ。前回のデルタもそうだったけど、兎に角バリと歪みが酷い。フロントウィンドウは特に酷くて

窓枠モールドが施されてるから作業は面倒だけど、ペーパーで磨いてガッツリ磨いてやる必要が有る。ただし、製造ロットによっては

経時劣化してる場合があって、古いキットバージョンだと割れたりヒビが入りやすいから要注意。私はヒビが入ったので磨きを途中で中止した。

 ボディーサイドから後方に伸びるダクト用のエグレは、後端が短くて間抜けなので、裏からエポパテで5mm位延長した。

 フロントグリルの上段はエッチングを組むんだけど、これが勘合ユルユルで非常に組みにくい。位置決めが一発で決まりにくいので、

半田付けで組もうとすると大失敗で泣き入るかも。私はブルタック使って組んだけど、怖いから瞬着流して微調整しながら組んだ。

っつーか、このエッチングに半田が効くかは未確認。

 ボディーサイドの黒いラインは、マスキングして塗り分けた方が楽。キットのモールドには抜きの関係でテーパー付いてるし、

太さも実は均一では無い(0.8~1.0mm程度のレンジ)ので、ラインの上下にマスキングテープを1mm弱はみ出させて枠を作り

間のライン部分に黒を吹くって方法だと考えるより生むがなんとかだった。

 リアのエンジン部分は、精巧に見えて実はヤッツケ構成なので、ハッチ開閉でエンジン丸見えで作るなら密度が足りない。

それと、排気管とサスペンションの相互にクリアランスが少ないので、ここは充分な仮組みが必要。ハッチは意外と勘合が良かったけど

私のは経変でソリが出てたから、最終的にはカッツリ収まらなかった。ついでに言うと、ヒンジパーツ脱着式での開閉構造なのだけど、

そのヒンジパーツをイチイチ脱着可能にしたりパカパカ構造に改造したりするのは今回は諦めて閉固定。画像で撮ってみると

まだ収まりが悪いので、気が向いたら剥がしてここだけやり直そうとは思う。ソレを念頭に固定はアクアリンカー(修正が楽)多用。

 外装の小物は、どれもイモ付け指示になってて、コレが非常に厄介。アクアリンカーがひれ伏すほどに有りがたく思えること間違い無し。

それからキットのエッチングパーツは、切り出しに注意しないと簡単にパーツが曲がる。特にエンブレム関係は曲がりやすいので、

328GTBのロゴと左サイドの旧ピニンファリーナプレート以外は、タミヤのF50のインレットを使った。

 

 さて、箱車続けて作ってたら、今度はF作りたくなったので、次はF1作ろうかと倉庫から幾つか引っ張り出してきた。

次回はガレキのF1をやっつけることにします。

 

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【完成】ハセガワ 1/24 ランチア スーパーデルタWRC 1992

2018年08月16日 | 模型完成品

ちょっと遅れたけど、なんとか完成状態に持って行けた。お手つきキットは、箱開けた当時に何やってたかを忘れてるから、

色々トラブルも出てくるね。更に、この当時のハセガワのキットは、フジミのエンスーなんかと同じで、

志は高いけど技術が付いてきてないところが多いから、ホントはもっと時間掛けて腰据えて相手にする方がイイ。

あと、レーシングカーは、やはり資料見て間違い探しからキチンとしないと、精神衛生上良くないですな。

でも、その資料とにらめっこに疲れて、手が止まっちゃうことも多いから痛し痒し。

 今回も、前回のエヴァンゲリオン号MP4-12C同様に、資料はあんまし追ってません。だからこそ完成したとも言える。

主にスタジオ27のスーパーデルタ用のグレードアップパーツを動員して製作。キットのデカールだとカンクネンが入ってない。

マクラーレンMP4/5Bを買ったら、ベルガーのデカールしか付いてなかったみたいな微妙な内容。スタジオのだと

カンクネン用の#1のデカールが入ってる上に、色んなディテールアップパーツがセットになってて都合が良かった。

フロントマスクはヘッドライトとグリル、ウィンカー脇のメッシュや開口部のメッシュは、全てサイズがドンピシャの物が入ってる。

しかも黒染め済みのエッチングなので塗膜の厚みを殆ど計算しなくてもフィットする。当時のスタジオのパーツは

サイズが合わない形がオカシイってのがデフォルトだったから、色々覚悟してたんだけど良い意味で拍子抜けだった。

リアのマッドガードは、キット同梱のマッドガード用素材だと接着剤が効きにくく厚みもあって巻けないので

シートベルト用に入ってる方のビニール素材を巻いた。

 リアスポは、トンデモ造形でどうしたもんかと頭抱えたが、兎に角手持ち資料だと分かりやすい画像が無かったので

市販ミニカーの当該部分を参考にでっち上げ。このキットで一番造形が酷いのが、このリアスポです。

 兎に角、外装小物が多くてキレまくり。アクアリンカー!!が無かったら萎えたついでに放置しちゃってたかも。

あと、スタジオのパーツのボンピンは、少々オーバースケールな大きさなので、別な物に変更しようと思ってたのだが

車体製作自体が納得出来ない出来となったので、逆に別なのを使うのが勿体ないのでそスタジオのをそのまま使用。

ワイパーは、結構イイ感じのエッチングがスタジオのパーツにあるんだけど、運転席側のワイパーの組み方が分からず

使用を断念してキットの純正パーツを使用。

 マルティニカラーは、全てデカールで処理したけど、赤い部分に悉くパネルラインが来るので、

赤だけ塗って青はデカールってのが、結果としてスッキリ出来そう。ついでに言うと、ヘッドライトのキワまで

マルティニストライプが来るのは間違い。ヘッドライト周辺はストライプが回り込むのでは無く白一色が正解です。

 スポンサーロゴは、キットだと黒いロゴと青いロゴが混在してるんだけど、スタジオのは青一色。

多分キットの方が正解だと思うんだけど、スタジオのみならずSHUNKOのデカールもここは青一色なんよね。

ロゴだけキットの方を使おうかと思ったけど、残念ながらフィルム層が黄ばんでて、

おまけに貼る場所の下地が白って事で、今回はスタジオの方の青一色のロゴを使った。

車高は下げれるだけ下げたけど、それでもリアはまだ高い。これ以上下げるなら、アーム類も全部弄る必要があるね。

ホイールの塗装は、黒サフで真っ黒にしてから、ホワイトをホイールの正面では無く横方向から吹いていくと、

細かい穴の中にホワイトが入らないので意外なほど綺麗に塗り分け可能。

ケツからの画像が少ないのは、マジでこのキットはケツが汚い。特に、リアハッチ部分とリアスポイラー部分は、

キチンとやっつけるなら、プレスラインを全てプラ材で新造するくらいの事をやった方がスッキリするんじゃなかろうか。

あと、完成間近になって、↑の赤丸部分のナンバープレートステーを切除しとかねばならなかったことを知って悶絶。

幸い、プラ質が柔らかいのと切り落としやすい様に薄い成形だったので、なんとかリカバリー出来たけど

最初に処理した様な綺麗な成形は望むべくもなく、なんとか誤魔化せた感じ。

 ハセガワのレーシングカーのキットは、多くが市販仕様とのバリエーション構造になってて、

これが製作時にはトラブルの元になるんよね。穴開け穴塞ぎパーツカットにパーツ付け足しが多くて、

塗装前に充分確認しておかないと、オッサンみたいに色々困ったことになります。

 

 と、そんな感じでようやく完成。思ってた以上に手こずってしまいました。ただ、アプローチ方さえ把握すれば

二回目以降は、そこまで手が掛からないとは思う。言うなら初見殺しキットですな。

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1/24 フジミ エヴァンゲリオンRT APPLEマクラーレン MP4/12C 何となく決着

2018年07月09日 | 模型完成品

九州北部梅雨明けです!

 しかしながら、梅雨明け前の大雨被害は凄いことになってしまいました。私の住む地域も被害が無い訳では無いのだけど

他の被災地の状況が酷すぎて比べようがありませぬ。被害と言えば、地元の主要道路の一つが法面崩落で普通となり

更には北九エリアでも本州方面の道路事情に問題大有りな状況となってまして、復旧には当分時間が掛かりそう。

 また、本州でも山陽道や並行する国道が広島-福山間でタイヘンな事になってまして、夏期間の本州方面への行動スケジュールを

大幅に改変せざるを得ない状況。海路も選択肢に入れるかな~。

 

 さて、大雨で仕事が休みだらけになって外に出られないしってんで、週末はコイツを作っておりました。

ネットで探してもデカいサイズの良い画像が無く、結局の所キットの箱絵とインストが頼みの綱でしたが、

これが全然頼りにならないフジミクォリティだったので、仕方ねーやと空中戦っぽく作ったもんだから

終わってみれば色々と間違っております。居るのかどうか知りませんが、これから作る人の為に気が付いた点を列挙しておきましょう。

 フロントセクションですが、私の買ったキットはエッチング付だったので、エッチングパーツを使用して製作しました。

黄色い矢印部分のアンダースポイラー延長部は、付属エッチングをそのまま貼ると段差が凄いことになる。

プラ板等で土台のキットパーツ諸共自作するのが見た目には一番良いですが、今回は土台のパーツを薄く削って

エッチングとの段差が極力少なくなるように成形してからエッチングを装着。また、赤矢印部分のロッドは、

ピンセットで弾いて紛失したのでインセクトピン00番を加工して取り付け。赤丸部分にはエアジャッキ用?かなんかの

接続部品がパーツ化されてるんですが、紛失しちゃったのでエポパテとプラ棒で自作してリカバーした。

 牽引フックは前後共にエッチングが付いてるけど、メッシュダクト部もエッチングにするとフックの土台が無くなります。

なので、特に前のフックはエッチングメッシュにイモ付けするしか無かったので、前方にはみ出してしまいましたとさ。

なんせ、エッチングが凝ってても基本の車体の方が中身ががらんどうなのです。がらくたどうではなくがらんどう。

 で、ナカナカ見栄えのするエッチングですが、こういう時に限ってワイパーはパーツ化されてないのでプラパーツをそのまま使用。

エッチングのワイパーは概ね細すぎて好きじゃないから使わないこと多いんだけど、このキットのパーツは流石にゴツ過ぎかと。

 ヘッドライトはクロームメッキパーツで、アンチグレア部分を黒く塗れのご指示。今回はメッキを剥がさず、

マスキング後にミッチャクロンを塗って黒塗装しました。クレオスのプライマーだと全然効かなかったレベルのクロームメッキです。

キャビンセクション。別パーツになってるサイドパネル部分を塗装前に接着して合わせ目や段差等を修正しておいた方が都合が良いので、

赤矢印のドア後部の真ん中の板は、mayupapaさんの手法でカットして後付け。赤丸部分には留め具がエッチングで用意されてんだけど

かなりオーバースケールでみっともないので使用せず。余り物のシートベルト金具のエッチングでもあればソレっぽく作れるとは思う。

黄色矢印のウィンドウは、先にボディーのサイドパネルを接着すると勘合が悪くなったので、フロントウィンドウとサイドウィンドウを分割。

サイドウィンドウは、上辺から填めると決まらないので、スナップキットっぽく下辺を基軸に窓枠にガチャッと填め込むとピッタリ組める。

黄○の給油口は、中心部は黒いのが正解の模様。エッチングも付いてるけど塗装で済ませたら間違えた。そのうち修正しておこう。

リアセクション。何度も悔恨する様に、ホイールアーチからリアフェンダーに伸びる緑のライン(赤矢印)が貼りミス。

ホイールアーチに緑が被るように貼り付け、トランクエンドではみ出す部分をカットするのが正しい貼り方。

コのミスのお陰で製作モチベーションが大幅に下がって、デカール手に入るなら風呂に入れるレベルの話。

フジミはクソ偉そうにユーザー様に対して「デカールはアフター請求出来ませんのことよホホホ」という姿勢なので諦める。

まぁアフター取れたところで、恐らくはキットもう一個買う方がマシな価格になるとは思うけど。

 緑矢印のメッシュ部分は付属のエッチングに交換。コレによってシャーシとボディーの勘合用のダボ穴が無くなるけど

実際の合体には全く支障は無い。むしろ、メッシュを綺麗に枠内に固定する方がタイヘン。元のプラパーツを切除して

メッシュを装着出来るようスジボリタガネで切れ込みを入れて接着固定。エッチングパーツの多くは、本キットに限らず

糊代ってのを考えてくれていないことが殆どなのが困りもの。
 黄色矢印のマフラーエンドは、どうやら内枠のみシルバーってのが正解らしい。また、シャーシと合体の時に、

この穴とマフラーパーツがピタッと填まるのがイイんだけど、肝心のマフラーパーツに穴が開いてないし、

そもそもキットのエンジン周りの出来が呆れるくらい潔い上げ底一発彫りなので、穴とマフラーパーツを合わせるって作業は

あまり気にしない方がイイと思う。実際オッサンは気にしなかった。

 

エンジンカバーの下端にはエッチングでキャッチピンと土台の板が用意されてんだけど、この板の装着が解らない。

付属のエッチング用のインスト通りに付けたけど正しいか違ってるかは不明。キットデフォとしては、ここはパーツ化されてない。

見た感じオーバースケール感が凄かったのだが、装着してみるとソコまで酷く感じなかったので、他社製のに置き換えはしなかった。

っつーわけで、取り敢えず完結。九月に地元クラブの展示会があるので、ソレまでには修正可能なミスは修正しておきます。

キット本体の非精密感と、付属エッチングや挽き物のアンテナパーツの精密感のアンバランスさがナカナカ凄いキットでした。

バラされてるミニカーをベトナムの工場のおネェさんの代わりにオッサンが塗って組み上げてディテールアップをする作戦って感じだったな。

アオシマのアヴェンタドールが作ってて面白かったので、その反動もあってイマイチ楽しめない製作でした。エヴァカラーじゃなけりゃ

絶対途中で投げてたと思いまする。

 

 

 

 

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アオシマ 1/24 アヴェンタドール LP700-4続き~完成

2018年06月14日 | 模型完成品

色々あったけど何とか完成。老眼進んで、ダイソーの老眼鏡が無いと作業出来ない状況なんですが、

こうして写真に撮ると、ライトカバーの沈み込みとかデカールの貼りミスとか見つかったので、そのうち修正しておこう。

 折角なので、今更ですがこのキットのレビューでもしてみよう。

前回からの続きとしては、磨き作業に突入。#2000で面取りしてからラプロス#6000→#8000ときて3Mウルトラフィニッシュ。

巷ではバフレックスってーのが流行ってるらしいけど、田舎じゃ「何ソレ」なので以前と同じ作業ルーティーン。

ウルトラフィニッシュの#82876が、実車でも使っちゃってたのでいつの間にか残量が少なくなってきてた。

神様仏様カミムラ様からツイッターでウルトラフィニッシュ#5989を見せて貰った感じ、どうも中身は同じ様なので

手持ちが切れたら5989を入手しようと思う。

で、ここまで磨いてから組み立て作業に突入。

シザースドアを装着したところ、チリが合わない。どうもダッシュ端と微妙に干渉してるっぽいね。

シッカリ仮組みしてたら気付いたんだろうけど、その場の勢いで始めたって事も有って疎かにしてた。

完成間近で四苦八苦するのは仮組み不足意外の何ものでも無いので、自業自得って事でスッパリ諦めてステーをカット。

ドアは閉状態嵌め殺しに変更です。修正するなら、巷でも作業例がネット上に出てるように、可能な限りチリ合わせを行い

最終的な閉状態での勘合にはネオジム磁石を仕込んでおくのが良さそうですな。

 それから、このキットはドアとエンジンフードが開閉可能になってんだけど、それが故にパーツの裏面などにも

キチンと色を乗せておかないと不細工なことになりますな。サイドステップ内側のところを塗り忘れてて、

カーボンフィニッシュ貼って誤魔化したけど、結局ドアを嵌め殺したので無意味でしたが。

 エンジンフード裏面、リアエンド開口部内側、インテークパーツ裏面&サイドステップ裏面、フロント開口部

天井&A&Bピラー裏側等々ですね。

何となく派手な面構成の割にカラーリングが単調に思えたので、リアクォーターの可変式インテイクの前半部とドア後方インテイクには、

ハセガワのカーボンフィニッシュを貼ってみた。恐らく模様のためにフィルムが二重構造になってるからか、曲面への馴染みがイマイチな上に

ナイフでのカットもしにくいですね。クリアーコートも不可なので、こんなの何処に使うんだよって思っちゃうところですが

織りのモールドが立体的になってるので、ドライカーボンっぽい表現にはデカールよりも良いかも。私が買っておいた理由は

F1等の翼端板の裏面に使って、カーボンデカールを貼る手を抜こういう思惑だったのは覚えております。

 ボンネット上のエアダクトのカバーにもカーボンフィニッシュ。ヘッドライトはメッキパーツだったけど、

プロジェクターユニット部と小さなLEDのポチポチ以外は黒に塗る必要があるので、メッキ剥がして全部塗り分け。

前後のサイドマーカーは、塗装の厚みで全然ハマらなくなっちゃって削るハメに。これも仮組みんときに確認してなかったわ。

ドア後方のインテークパーツは別パーツになってんだけど、これを塗装前に組むか塗装してから組むかは悩みどころですな。

作ってみた印象としては、深いようで実はインテイク奥は浅いので、組んでから塗っても塗装は届きますね。私はしとらんけど。

ただ、この場合、シャーシも或る程度仮組みして、ボディーと仮合わせした状態で組み込んだ方が良さげです。

 リアのエンジンフードは、透明の3枚板を受ける部分が別パーツになってんですが、此処の合いが悪い。

塗装前に矯正しながらガッツリ組んじゃった方が良さそうです。私はしとらんけど。

 リアエンドのスポイラーパーツは、トランクフード、リアクォーターパネル、テールライトパーツ、テールライトカバーと、

全部で7つのパーツに干渉されるので、これも事前に仕事しといた方が良いですな。私はしとらんけど。

 リアのテールライト周辺の構成がよく解んなくて困りました。キットのメッキパーツにブレーキランプASSYのパーツを仕込み

ボディー側のテールライト下面にあたる部分はフラットブラックで塗装。最後に透明カバー付けるんだけど、

コレが厚くて歪みもあって何か興醒め。いっそスモーク入れるかPET板絞って貼ったりした方がイイ感じになりそう。

っつーか、実車はスモーク?

 リアエンドのランボロゴはキットのメタルインレット。サイドの小さな金属ロゴとボンネットのランボエンブレムは

HobbyDesignのアヴェンタドール用ロゴデカール。立体印刷の金属デカールというか、デカール型メタルインレットみたいなもんですが、

いつの間にかオッサン買ってたらしい。

 っつー訳で、取り敢えず再起一号完成。研ぎ出しが攻めきれなかったり、接着剤の使い分けにスッタモンダしたり、

色々トラブル有ったけど、まぁ完成したんだからイイんですよコレで。

 で、結局どうだったのかって話ですが、これ、凄く面白いキットだと思いましたよ。彫刻もイイしキットコンセプトも明快。

透明パーツの質だったりシザースドアの構造だったり、明確な欠点も持ってるんだけど、作ってて面白かったのは間違い無い。

BEEMAXブランドも元気だし、こういう面白いキットを今後も出してくれるとイイですね。積みがいがあるよ。

 そうそう、仕上げにタミヤの艶出し剤ってのを買って使ってみたんだけど、いやーー、これはオモんないわ。ハセガワのポリマーの方が好きです。

 

 

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Kotobukiya 1/35 タチコマ③【完成?】

2016年03月15日 | 模型完成品

はるかちゃん~、雪がドッサドサ降ってきたから、ボク、傘持ってきてあげたよ~♪

え~!?ってか、アンタ誰?意味わかんないんですけど~

っつーわけで、前回の舌の根も乾かないうちに完成させてしまいました。ちょっと暫く作業とか出来そうにないので、久々に模型で午前様。

結局はるか(高2)のアイライン入れとかは今回は諦め。フラットクリアーで一旦セーブしてから改めてアイライン入れようとしたんですが、元のモールド状態が良くなくて、

キチンと彫り直しをしておかないと綺麗に入れるのは無理っぽい感じ。右目と左目の造形が微妙にガタってるので、アイライン入れると現状ではそこが如実になります。

これが上手な人だと、オール筆塗りで上手いことやっつけるんかと思いますが、今の私のスキルでは難しいな~。また全部脱がして剥がしてからやり直しってのは精神的に厳しいし、

ルーペで覗くならともかく肉眼では鑑賞に耐えうる感じなので今回はこんな感じで勘弁していただこう。

今回のテーマは、ご覧の通り「境界線」にしました。車道と歩道で区切られた人間と人工知能の越えられない一線を表現したつもり。中二臭いですかね(笑

当初は、雪まで降らすつもりはなかったんですが、情景素材関連をストックから色々漁ってる間に、モーリンの雪職人とタミヤのテクペン粉雪を発掘して

丁度フィギュアの服装も重装備厳寒仕様ってことで雪情景になりました。

 今回は電飾仕込んだんですが、光ファイバーの遮光がキチンと出来てなかったようで、パネルの隙間から赤い光が漏れてしまいました。ハッチはメンテ用に固定していないので、

この点は展示会までに修正しておきたいと思います。

 フィギュアとタチコマそれぞれの着雪ですが、タチコマ側はグロスポリマーメディウムやマットメディウムを適宜使い分けて雪職人で着雪。

ググって出て来た降雪時の車の着雪を参考に、タチコマ前面に着雪させて走行中に着雪したように細工。足下は雪職人とタミヤのテクスチャーペイントの粉雪の方を併用してます。

ドロ跳ねは油彩のセピアとバーントアンバーをペトロールで薄めて適宜追加、あと降雪時に道路に撒かれる融雪剤を走行中に被った表現はグレー系のパステルにて追加してます。

 一方フィギュアの方は、雪職人で着雪させると粒が大きすぎて違和感があったので、テクスチャーペイントをアクリル溶剤で溶きながら筆で塗ると言うより置いてく感じで処理。

タチコマが持ってきた傘ですが、実はコレが今回の悩みの種でして、出来合のパーツが無いか色々探してみたんですが、ブロンコのカバン&傘セットって製品しか見つからなかった上に、

この製品も現在入手困難状態。入手出来たとしても軍人のオッサン用アクセサリーパーツだけに可愛げの無い大きさって事で、結局0.6mm真鍮線で絵の部分を作り、

傘部分はマスキングテープの真鍮線に8枚重ねて巻き上げて畳んだ状態を表現してみました。マスキングテープだと、やっぱ太くなっちゃいますな。

 ベースの工作ですが、街路樹は一旦完成させてから、歩道や車道に被さる高さを考えてかなり豪快に散髪しました。枝の量は当初の2/3位まで減らしてます。

落ち葉は雪を乗せる前に結構大量に撒いたり木に接着したりしましたが、雪を降らせた後にも何枚か追加で乗せてます。

 設定が雪のつもり始めという設定なので、降雪時に街路樹の影になる部分は雪を少なめに積もらせてます。

 歩道部分の雪はそれなりに試行錯誤した部分でも有りまして、どう表現すると良いかを彫りで失敗したスチレンボードをテストピースにして色々試した結果出来たもの。

自分が表現したい状態よりもメディウムのグロス感が出過ぎてしまいました。コレを見た娘達は「濡れてるってより凍ってる感じ」だそうです。なんせ雪表現は初めてなので難しかったですな。

 

 っつー感じで、作った本人的には不満な点も多々残りましたが、製作そのものは面白かったです。カステンのJKフィギュアが無ければ絶対に思い浮かばなかった構図です。

ただ、構図を思い付いた時点で速攻発注したフィギュアが、あろうことかカミさんに見つかってしまい、「変態」の汚名を返上すべく急遽製作を開始するはめになった訳でして、

完成後早速家族に披露したところ、こちらが思った以上に好評でした。

「この子、あのアマゾンから届いたフォギュア?」

「そうでげす」

「ふーーん、こういうことだったんね~、なるほど~。もう少し美人さんに塗ってあげれば良かったね♪」

だそうです。塗れるモノなら塗って見やがれコノヤローー!!とか言えないので「次頑張ります」って言っときました。

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バンダイ 1/48 ダメ-WING STAR FIGHTER その②[完成]

2016年01月24日 | 模型完成品

 何だかんだで塗ってしまえば組み立て簡単。紛失パーツ(照準器)がパーツが届くまで付けられないのですが、それ以外は何とか完成となりました。

     

     

     

     

 4門のレーザー砲の外側に二本付いてる謎の配管がキットではオモチャチックな凸モールドだったので削り取ってインセクトピンの軸に交換。

レーザーの先端部は穴が開いてなかったことと整形が面倒くさかったので全て2mm径の銅パイプに交換。1.5mmとかでも良かったかな?

レーザー砲基部が翼端と一体成型されていて、翼端にFMの1/48ダメ翼と同じ継ぎ目&段差が出来ちゃったので、

一旦レーザー砲本体をエッチングソーで翼端から切り離し、翼端をパテ埋め継ぎ目消しモールド再生を経てから砲本体を再装着。

コックピット後壁の配管が寂しかったのでWAVEのスプリングパイプ1番(1mm径)と2番(2mm径)を使ってデッチアップ。

弄ったのはこれくらい。後は特に弄るような所は、私如きには見つかりませんでした。

 塗装は撮影用照明と色温度の関係で実物よりも少し白っぽく写ってます。基本的にはEP.Ⅳの影像とSCULPTING GALAXY、

それにTHE ART of STARWARS(12年前に京都博物館のSW展で販売されていたモノ)と各種模型誌の作例を参照しつつも

あくまで参照したのみで、自分の好きなように塗ったくってます。

基本色のライトグレーはクレオス308と338のブレンド。

赤はクレオスの生赤で黄色はキアライエローにミドルストーンと本体基本色グレーを少しブレンド。

レーザーやインテーク前縁の青帯はエステオリティブルー+338グレーで、キャノピーはミディアムブルー+ニュートラルグレー。

色違いパネルには下にRLMグレーバイオレット、RLMブラックグレー、ダークシーグレー+DD51で作った淡緑色の混色等を先に吹いて

その上に本体基本色のグレーを重ねてみました。

機体後端やR2-D2周辺のメカ部分は、基本色と同じグレーですが吹き加減を本体よりもかなり薄く吹いてトーンを数段落としてます。

 ウェザリングは先ず赤・黄・青の部分に本体基本色グレーをランダムにぼかし吹きして全体のトーンを落ち着かせてから

フラットブラック、ダークブラウン、サンドイエロー辺りを各所にぼかし吹き。

このぼかし吹きした部分を狙って油彩のランプブラック、バーントアンバー、ローシェンナ-辺りを使ってドライブラシを基本手法にして汚しを加えました。

実は、バンダイである事を忘れてたわけではないんですが、ガンプラじゃないしと油断して普通に油彩をペトロールで溶いて塗ったくったら

ものすげークラックが入っちゃって激萎え。コレを避けるには、スナップフィット用のダボを殺して接着で組んでいくようにした上で慎重に墨入れ等をすべきで、

そうしたとしても所謂ウォッシングの類は厳禁なんすよね。幸い早い段階で豪快にクラックが出たため被害は羽根1枚で済みましたが、文字通りダメ翼になりやした。

羽根1枚分パーツ取り寄せて修復(反対側の細かい滑り止め?モールドのとこにも豪快に入ってますのでパテ埋め等でのリカバー不可)を画策してますが、

この羽根だけ取り外すには構造上かなりの負荷が掛かるため、既に強度が落ちてしまっている事を考えると、この羽根だけ破壊して取り外し

新造した羽根で再構築するしか無さそう。取り敢えず現状では無理矢理ダメージ表現って事にして、少し派手目に汚しを施して見て見ぬ振りをしとります。

 エラーと言えば、キャノピーも。どうやらシート後方の配管をシート裏に押し込む際に、押し込み方が拙かったらしく少しシートが浮いてるっぽい。

スナップフィットですがスプリングで作った配管を押さえ込みたかったのでガッツリ接着してまして、コレによりルーク様の頭がつかえちゃって

プロップ仕上げ用の枠オンリーのキャノピーパーツでないと、シールド付は頭がつかえてキッチリ閉じない。

旧三部作撮影当時は、撮影用ライトの反射やバックグラウンドの映り込みを嫌って撮影用プロップは枠だけになってるのは有名な話で、

私も旧MPC版のSWキット作って遊んでた高校生の頃はHJ誌の真似してダメ翼やタイインターセプターの窓パーツを苦労してくり抜いたりもしてましたが、

いまではシールド無しは好みでは無くなったので、逆にこの状態(枠のみ)は想定外の選択です。ルーク様の下肢を削って展示会までにどうにかすんべか。

 R2-D2は、素組みだと後方が頭まで潜ってしまって劇中のように被弾部修理とか出来なくなりそうだったので1.5mm程嵩上げ、

でも、ちょっと嵩上げ過ぎたかな?頭のカラーリングはデカール・ステッカー共に使い物にならない感じだったので筆塗りペイント仕上げ。

3倍倍率のヘッドルーペでチマチマ塗ってたら目が疲れたので、撮影時点ではまだレンズなどの細かい色注しが済んでない(笑

嵩の調節と色注しは、また気が向いたらやっつけましょう。

 

 ともかくも、流石はバンダイと言いますか、超絶レベルの金型技術で、これほどの出来のダメ翼を誰でも作れるレベルのイージーキットに仕立ててるのは凄い!

ただ、作る面白さはそのイージーさによって殆ど奪い去られていて無いに等しく、模型趣味の醍醐味でもある「自分だけの一品」を作る課程を楽しむ自由度は殆どありません。

基本構造がシッカリしてるので、このプラ質に慣れてる人であれば、他の仕様(プロップ違いやRED2やRED3等の別バージョン)への改造ベースにモッテコイでもありますね。

 完成後、私以上のSWフリークなカミさんに見せてみたところ、一見するなり「お、お!?このXウィングを作ったのにわざわざ翼を閉じてるってことは、あなたこれまさか!」

とか言いましてね、その予想通りに電動開閉機構をみせてやると「すげー!おもしれー!」とか言ってボタンぽちぽちして暫く遊んでおりました。

っつーか、「ねぇねぇ、これってコレと同じシリーズ??」とか言って

いつの間にか自分でR2-D2とBB-8のコンボを確保しとったらしい(笑。あざとい、BB-8、まぢあざとい。

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アオシマ DD51 ディーゼル機関車 製作⑨

2016年01月02日 | 模型完成品

新年、明けましておめでとうございます!!
、、、って、単に12月31日の夜が明けて1月1日の朝が来ただけのことな訳ですが、ぶっちゃけ何が目出度いのかよく判りません(笑

こちとらまた一個オッサン度が増す訳なので、益々目出度いとは思えない気が、、、。あんま言ってると天邪鬼になるだけのなので、

取り敢えずやっぱりおめでとうって事で、今年も宜しくお願いします。

 さて、約束通り、年末31日に、アオシマのDD51は取り敢えずプレーンな状態としての完成に至りました。ここからアレコレと汚し塗装を加えて遊ぶってのが、

そもそもこのキットを買った当初の目的なわけでして、その意味ではむしろ漸くスタートラインに立てたって感じです。

    

    

※サムネクリックで画像拡大。尚、元に戻る際は面倒ですがブラウザの「←」ボタンを御利用下さいまし。

っつー訳で、このプレーンな状態は、作った本人さえコレで見納めとなります。キット付属の展示台だけだと来年の倶楽部の展示会までの保存が心許ないため、

アオシマのW550っていうサイズのクリアーケースを購入しましたが、これが中々の優れもの。このサイズだとアクリルケースなんか用意するには

諭吉さんが必要になってくる価格となるんですが、アオシマのこのデコトラ用に開発されたケースがサイズ的にもドンピシャで尚且つネット通販で3000円切っとりました。

これは本キットを完成させる目処が付いたなら是非確保をオススメしたいケースですな。

 さて、なんだかんだで三ヶ月も掛かりましたが、私のようにその三ヶ月の6~70%は出張仕事で作業が捗らなかった事を考えるなら、

出張仕事が無ければ、素組みだとコツコツ作業で一ヶ月コース、少々グダっても二ヶ月もあれば完成してたんじゃないかと思います。

ただし、要求されるスキルレベルは高いというか、80年代90年代辺りのプラモ製作のHowToが無いとシンドイかも知れません。要するにキットがその程度の精度って事ですね。

パーツ数は非常に多く、同梱されてる純パーツ数は1200程ですが、不要部品や余分に入ってる部品も多いので実使用パーツは900強か1000弱って辺りかと思います。

接着剤を用いずに組めるパーツはほぼ皆無で、製作工程次第では幾つかの接着剤(セメント型、流し込み型、エポキシ系、瞬間接着剤等々)の使い分けも必要になります。

 今回の製作ではインスト指示通りの素組みでしたが、塗装工程は全く考えられていない工程順でインストは構成されているため、インスト通りに進めた私の場合、

整形して塗って組んでを延々繰り返す事となりまして、正直すっげぇ効率悪かったです。この機関車について色々御存知の方であれば、もっと効率化を図れるかも。

本来こういう複雑なキットは仮組み作業が重要なのですが、時間とスペースの都合、なんせパーツが膨大な上に似たような形状の細かいパーツが山ほどあるので、

私の場合はちょっとやってられなかったっす。で、これが色々とトラブルの引き金にもなった訳ですが(笑

 っつーことで、今回は以前のエントリーで紹介し切れていなかった気付いた点を御紹介しておきます。

このE36とE35というピン状のパーツですが、私は知らなかったんですけどシッカリ根元まで埋まる部品では無く、少し浮いた状態で組み付けるのが正しいらしい。

実機写真を見ててキャブ周辺に、ご丁寧にもピンを「長すぎなんだよ」と一々切断して埋め込んだ後に気付きました。ただ、接着剤にアクアリンカーを使用したことと、

充分すぎる程このピンパーツは予備が用意されているので助かりました。

 ↑図の赤○の部分ですが、インストでは白塗装指示ですが、一部が車体と同色塗装となります。

↑赤○部分が当該箇所。実機写真を参照したところでは、ここは出来れば継ぎ目を消しておきたい部分となります。私は終盤まで知りませんでしたので、

リスクを考えて塗るだけに止めましたが、車体色部分を切断して車体側にくっつけて継ぎ目を消し、後で白い棒部分を差し込めるように加工した方が良いと思います。

このキットの最大の鬼門がこの車台(戦車風に言えばw)部分の組み立て。I10という横長の車台パーツがヘニャヘニャなプラ整形であるため歪みやすい。

工程82のフレーム補強材パーツと工程79及び工程81の細長いパーツを組み付ける際には、このI10の外縁に注意して、ガラス板の上で作業するとかして

兎に角I10が歪まないように要注意です。私は迂闊にメチレンクロライド系接着剤を使いクランプで強制接着したんですが、結果コレがアダになりました。

クランプした部分だけ見事に歪んで後戻り不可でした。

↑先述のI10が歪んでいる場合は、N30とL27を隙間無く車台に接着することが難しくなっているはずです。この辺りは塗装後か塗装前かで難易度が激変するので、

仮組みをする余裕を中々くれないキットですが、この部分だけはキャブの立て付け含めて充分に仮組みして確認した方が良いと思います。

 電飾する場合、E55というパーツを使ってLEDをテールランプとして組み込むんですが、この際↑図の赤い部分がE55の端側先端とツライチとなり、

更に後の工程で組み付けるN11というエプロンパネルと組む際に、この赤線部分が隙間無く接着出来るよう調整しておかないと光り漏れが起きてしまいます。

私はこれも気付かずに作業していたため、後で伸ばしランナーを溶剤で溶かしてパテ代わりに隙間埋めをしなけりゃならんというウルトラ面倒くさい事となりました。

電飾関係でもう一点。前照灯をLEDEにしてキットの指示通りに作る場合、前照灯のレンズパーツB22を付けないでLEDを仕込むように指示されてるんですが、

これだと奥目になった上にレンズカットも無いため非常に見た目で損をします。なので、B22のパーツを仕込めるようにLEDの仕込みを調整してやると良いかと思います。

私の場合は、やはり後になって気が付いたので、B22のパーツの外周部を削り取り、表から紫外線硬化ジェルを使ってレンズを仕込み直しました。

 あと、ナンバープレートのメタルインレットは1137番ってのを選択。参照した実機画像がそうだったからですが、特定個体を再現するほどの知識は無いのでディテールで間違いもありそう。

エッチングで用意されてる前端のスピーカー基部の痕跡なんかは、インストの指示通り貼ったけど、1137には無いみたいですね。

 そのナンバーですが、画像を参照した感じとキットのインレットの文字配置だと何となくバランスの悪さを感じたので、

他のナンバーのインレットも活用し「DD」「51」「1137」と分割して貼りました。

冷却系周りには配管ディテールアップ指示がインストでなされているのですが、赤○部の配管の接続が冷却室ボンネット側に接続されるため、

配管するとボンネット開けて中を見ることが出来なくなります。中を見る必要が無ければ配管の必要も無いわけですし、N19の正面点検扉を開状態で製作しない限りは、

この配管は無視した方が良いように思います。っつーか、点検扉を開けて作る人向けですな。なので私はココだけ配管しませんでした。

それから、エンジン搭載時と非搭載時ではエンジンボンネットの装着時のストレスがダンチだったため、エンジンパーツは固定せず、通常は非搭載でボンネットを閉じてます。

エンジンが無いとターボ周りの配管との干渉なども回避出来ますし、省略されてるエンジン冷却系の配管を追加工作するのも気軽に出来る様になるので個人的にはオススメです。

ボンネットを開けて展示する時だけエンジンを仕込む訳ですね。あと、冷却ファンのL34はインストでは淡緑色の淡色塗装指示でしたが、実機画像と比べたりしてて

どうも違和感あったので、真ん中の露出部分だけ若干明るめに調色したニュートラルグレーで塗装しておきました。ここらは実際どうなのかは私如きには判りません。

ボンネット周りには多数の手摺りパーツを接着するんですが、予備があるものと無いものとがありますので、特に予備が無いものは紛失に注意。

この手摺り関係は塗装前に接着するか塗装後に接着するか製作開始当初に迷った部分なのですが、マスキングの邪魔になるって事で後付けを選択。

エポキシ系でチマチマと接着してあります。エポキシ系を使うと根元部分が塗装されていようがいまいが樹脂でガッツリと固定出来るので強度的にもコレ一択な感じ。

この手摺りパーツの幾つかは、

「ザケンナヨ」って位置にゲートが来てて、不器用なオッサンなんかはゲート跡処理中にパーツを吹っ飛ばしちゃうんじゃ無いかと無駄な緊張感を持たされた。

何度も言いますが、このキットは細かい部品が多いんですが、ゲート跡処理のことなんか微塵も考慮してくれてないので、特に予備が無い部品の紛失が怖いキットです。

実際紛失して何カ所か自作パーツに置き換えておりますよ。

ヘッドマークはベース部分がボディ色青20号の塗装指示でしたが、実機はどれも銀ブチになってるみたいだったので、アルクラッドのアルミニウムで外周を塗装しました。

インストのディテールアップ指示があったので、0.2tのPET板をサークルカッターでくり抜きましたが、そもそも14.2mm径、半径だと7.1mm径なんて微妙な円は切り出しが難しいので

7mmチョイ辺りの半径でサークルコンパスで切り出して、微妙にサイズをずらしたモノを何枚か用意して、一番サイズがピッタリだったモノを使用しました。

ウェザリングの時に邪魔になるので、この時点ではヘッドマークは車両に装着していません。

 

 尚、結構な量の手摺りやフックやピンのパーツが余りましたが、どれも今後なんかの拍子に破損したり紛失したりする可能性が有る部品ばかりなので、全て切り出してパーツボックスにて保管。

なんだかんだで秋に始めたのに冬になってしまったけど、一応年内に形になって良かったです。通常この手のネタキットは完成させたら友人なんかにあげちゃうんですが、

今回は車台の歪みの矯正を追い切れなかったというのが個人的に残念すぎるので、完成させても自分でストックしておこうと思います。その前に、展示会に向けて汚さねば!

 

 っつー感じで、今年もダラダラと色々な趣味で数少ない余暇を楽しんでいきたいと思います。

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