がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/24 NISSAN SILVIA(AOSHIMA) [4]

2007年08月30日 | 模型
 ここんとこ私にしては珍しくエントリーUPしまくってる気がしますかそうですか。
実はですね、明後日、即ち九月の一日からは、再び地獄のような出張連発鬼仕事モードが確定しとるんですよ。
つまり、模型ペースがモッコリと落ちるの確定なんですね。で、その前に、TVR含めて三台は、
何とかクリアー塗装まで辿り着いておきたいとか今更思ってしまったので、今月末までは仕事も余裕ぶっこいてますんで、
ちょっと夜遅くまで起きて頑張っております。九月はこれら三台のシャーシや内装を、
それこそチマチマと組むことにしようと目論んでます。

 ところで、先日「モデルグラフィックス」の今月号を買いに本屋に行きますと、
「HobbyJapan」の別冊「HobbyJapan +(plus)」ってのの第三号ってのが棚に置いてありましてね、
何気にみますとグッドタイミングでパール塗装のかなり詳しい解説が出てました。っつーか、実はグッドタイミングと言うより
「もう一ヶ月早く読んでれば・・・」
な内容ですよ奥さん。思わず買っちゃいましたよ高いけど。執筆者は、これまた今回多用したビスマスパールの模型用途提案者で
ガンプラ界ではパール塗装のカリスマ的存在らしいお方だそうです。「やっぱりねー」と思うこともあれば
「え?そうだったの??」と新たに知らされる事も沢山あり、大変勉強になりやした。興味有る方はご一読をお薦めします。


 さて、先日塗り分け作業まで終わった二台のS13ですが、今回はマーキングを加えていきます。
 デカールは、全てアオシマでVERTEX S13とVERTEX S15とD1 Kazama S15の三つ分の流用にジャンクデカールを組み合わせました。

 先ずはマジョーラの方。当初、キット付属のデカールからロゴだけ抜き出そうと目論んだのですが、
所謂”飛行機デカール”ってヤツでして、デカール自体が薄いために、不要部分をトリミングする時にデカールを傷めやすい上に、
クニャクニャして貼りにくいことが判りました。トリミングとかしなけりゃ物凄く貼りやすいんですけどね。
で、トリミング使用は諦めて、ロゴだけの物をVERTEX S13&S15から選抜し、思い付くまま貼っていきました。
 
デカールの自作環境があれば良いんですが、生憎アルプスプリンターとか持ってないし、近場にも持ってる人居ないので
今回もあり合わせのデカールで何とかせねばなりません。
 こうしたチューンドカーのステッカーチューンで気をつけることは、ロゴの一つ一つには意味があるので、
ロゴ間の矛盾が生じないようにする必要があります。例えば、T-ZEROというロゴは、エアロメーカーT&Eのブレーキパットのブランドでして、
これと一緒にENDLESSとかIMAGEといった別のブレーキブランドのロゴを貼ると「お前のパッドはどっちやねん?」って事になりますし、
或いはNISMO SuperCoppermixとORCのロゴを同居させると、どっちもクラッチのブランドなので「お前のクラッチはどっちやねん?」って事になります。
まぁ同居して悪いって訳じゃないんですが、やはり使用してるパーツのロゴでマーキングを固める方が
アピール性が高くて頭悪そうバランス良いじゃないですか。 そんな訳で、
そこいらをよーく考えながらロゴ配置をしましたつもりです。

 サイドのバイナルも、ロゴ無しだと派手な色なのに殺風景というワケワカンナイ状態ですが、ロゴ貼ると途端に賑やかになります。

ちなみに、でかいRIDGEってのはVertexというT&Eのエアロの商品名ですが、これは拡幅用ブリスターフェンダーと
前後バンパーとサイドステップのフルセット限定商品の事。なのに、このS13はT&Eのエアロは纏ってるけど
フェンダーがノーマルなので、実は「RIDGE」じゃないんですね~(笑
つまり、いきなり嘘800です。
でも他にロゴがないので妥協です。後のは殆どT&E関係のロゴだけで構成してあります。スペースを埋めるために
RAYSとVOLKのロゴを使ってしまったために、自動的にホイールはTE37やSE37やGT-CやGT-Vなんかを履くことになりますな。
タイヤはヨコハマのネオバAD07を履くべきですが、そんなタイヤ模型では無いのでコッソリ橋石の01履くことになりますんで、
頑張ったけどちょこっと嘘ついたマーキングとなりますか(笑。

 ピンクの方もロゴ貼りました。
 
 此方は、D1車両のKeiオフ号からかなりのロゴを引っ張ってきてます。一番デカいエアフォルクケイは
ケイオフの車高調ブランドなので、S13にはお馴染みのダンパーブランドだから許されるんじゃないかと。つか許して^^^
 ファイアパターンを描いておいたサイドも、マーキングが入って益々頭が悪そうになったでしょうか?


 二台とも、なるべくあからさまな流用が察しにくいようにロゴ配置したつもりです。
ロゴ多めで派手なフロント・サイドに対し、リアセクションが寂しく感じますが、リアウィンドウに結構ロゴが入りますんで
それを見越してリアフェンダーやリアエンドには少なめに配置してます。
又、これらキットに入っていたデカール(アオシマ)は、ハセガワの飛行機なんかのデカールと同じで
表面が艶消しのデカールです。このタイプのデカールは、薄いけど馴染みは悪い方なので、
マークソフターとセッターを使って、一枚一枚確実に定着させないと、クリアー塗装時に皺や気泡が入り易くなります。
密着したかどうかは、水滴を垂らしてみてシルバリングが起こらなければ概ねOK。ここらは表面の艶消し処理のお陰で、
パッと見では判断が付きにくいのが少々厄介っすね。

 自分の車にはペタペタステッカー貼るのは好きじゃないんですが、模型にはペタペタ貼るのも好きな様です。

 さて、後はクリアーを吹いて中研ぎしてクリアー吹いて乾燥コースです。コンセプトとしてはバカですが
その割にボディー塗装は非常に工程が多かった今回。でも、その分とても面白かったです。この時点でかなり満足してしまったので、
この後の燃え尽き症が我ながら心配です(汗
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1/24 NISSAN SILVIA(AOSHIMA) [3]

2007年08月28日 | 模型
 さて、ネタは伸ばせばいいのにWエントリー。展示会レポに続いてアオシマS13製作記です。

 前回はピンク版のバイナルまで進めてたわけですが、マジョーラ版の方のバイナルも描きましたので追加エントリーです。

 ヴェルテックス仕様ってのがキットのノーマルな状態ですが、このキットにはオリジナルデザインの
大判マーキングデカールが付いてまして、そのデザインを8割方パクってバイナルを描きます(笑
ならデカール使えよって話ですが、ここのシルバーの大判デカールは、クリアーコートが結構リスキーなのよ。文字程度ならいいけど。


早速デカールをコピーしてマスキングテープに写し、そこからエッジ部分だけ細切りを切り出して、
ボディーとボンネットに貼り付けていきます。サイドとボンネットのラインは繋がるのかと思ったらぶつ切りでした。
繋げりゃいいのにって思ったりもしましたが、面倒なのでデカール通りにマスキング。
マスキング完了後、先ずフィニッシャーズのピュアブラックを吹き付けます。
んで、次に色を乗せていくわけですが、今度は大阪のダディーズポケットって店で売ってるビスマスパールを使用。

パールの中でも金属感が出しやすいビスマスパールですが、本来印刷用のパール粒子である上に、
印刷物同様耐候性が低く、紫外線の影響を受けやすいそうな。でも、粒子の細かさ・反射の美しさは
他の酸化チタン・雲母系のパールよりも上の逸品(←店の広告の受け売りw)。経験値的に使用してみたかったので、
無理矢理このバイナルに使用してます。

先ず、黒地の上にビスマスパールをそのまま吹き付け。明るいシルバーになります。
次にシルバーで残す部分だけマスキングをし、先ほどのビスマスパールにシアンとヴァイオレットとで微妙に着色し
今度はブルメタを塗装。この使い分けのコンセプトは、丁度製作中にアマゾンから
映画「ロボコップ アルティメットエディション」のDVDが届きまして、「そうだ!」っつー感じで
ロボコップのシルバーとロボコップ2の薄いブルメタの組み合わせにしたってのは、ホントの話。

なんせ、今回のテーマは「頭悪そうな塗装」ですんで、発想も馬鹿らしくないとw

 バイナルのクセに三層べた塗りの影響で塗膜が厚くなり、ついでにマスキングの手間を省こうと、
一回のマスキングで三層全て賄ったため、マスクを剥がすと塗装の縁がささくれちまいました(汗
 
塗装がパールだけに、ウッカリペーパーで磨くわけにもいかず、このささくれをどうしてくれようかと・・・・w。

このパール、初めて使ってみたんですが、通常のパール塗装にも綺麗な反射が出て重宝しそうです。
それ以上に最近レイブリックNSXの青メタ部分とか、着色されたメッキ調の部分の塗装仕上げに使えるかも。
マクラーレンのMP4-22みたいなメッキ表現ってのは無理っぽいんですが、着色した場合のメッキ調感は良い感じです。
まだクリアー吹いてないので結論は明日以降ですが、他のパールと一線を画すメタリック表現であるのは
間違いなさそうですね。ただ、問題は先述の耐候性(紫外線)でしょうか。こればかりは検証に時間がかかりますな。


 その後ですが、結局ささくれはコンパウンドとか使ってささくれは除去したけど、
ペーパーやコンパウンドがウッカリOBしちゃった箇所は、折角のパール部分が少々傷んでしまいました。
ここはマスキング剥がす前に、ささくれ出るのを前提に保護用のクリアーを吹いておくべきだったっすね。
パールだけに、痛みはクリアーでも消えないと思いますが、それはそれ、この後貼るデカールにて
無理矢理誤魔化してみましょうってことで・・・。
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なつやすみプラモてんじかい `07

2007年08月28日 | 模型

せんせい、あのね。なつやすみもおわりにちかくなったってのに
へんなおじちゃんたちがとしょかんにたくさんあつまって、
プラモのてんじかいをしていたよ。じどうしゃとか、ひこうきとか、
おふねとか、ロボットとか、たくさんかざっていました。
ぼくたちはしゅくだいでたいへんなのに、おじちゃんたちは
しゅくだいがないのかな?ぼくもしゅくだいきらいだから、
大きくなったらプラモつくろうかな?って言ったらお母さんが
「あかんあかん!あんなもんつくっとったら、くさいオナラがでるひとになるで!」
と、ものすごくあわててました。オナラがくさくなると大すきな
ジェシカちゃんにきらわれるかもしれないから、それはいやだなあ。
でも、プラモはだいすきなんだ。どうしよう・・・・



 そんな感じで(はぁ?)目下地元の図書館にて、模型展示会が開かれております。
模型クラブが発足してまだ二年ほどですが、大分・福岡の交流ある他の会の方とか、
会員それぞれのツテの方のご協力もいただいたりして、今回も400点以上の
作品が集まりましてね、お客さんも結構来てくれて、会の皆さん喜んでます。
因みに私、土日にも拘わらず仕事がクソ忙しいので、日曜の夕刻頃の後片付けに
参加しただけという有様で面目ない(汗。流石は幽霊部員といったとこでしょうか。

では会場の様子等・・・・・

会場は地元の小幡記念図書館ってとこ。地方の図書館にしては、中々小洒落た図書館でありまして、
結構広いホールも備えられてます。今回の会場はその大ホール。夏休み中の土日を二日間貸し切りでありながら
かなりリースナブルに借りることが出来るなんてなぁ、地方の良さなのかもしれません。
オマケに図書館ってことで、夏休みも終盤に掛かり、ウッカリお勉強をしに来た子供同伴の家族とか
サボってた宿題を抱えた子供なんかが、ウッカリこの魔境に足を踏み入れちゃうからさぁ大変(笑
予想を超える来場者があって盛況となりました。

 で、個別アップ等は来月正式稼働予定の会のページにて紹介しませうって事で、ここでは
私の勝手な視点による「まるで傍観者」なレポをwなんせ幽霊部員状態な私故、記載ミス等はご容赦を(を

 先ずは車関係。いつも会合とかで「最近車する人が少ねぇー」っつって愚痴ってたからか、
今回はかなりの台数が飾られておりました。台数はかなりですが、製作者は5~6人だったりする(汗。

あれ?

デジャ・ヴュ?ドッペルゲンガー??何時か見た光景・・・


↑会で知り合った車専の方の作品。会の中では少数派の研ぎ出し派の方で親近感を持ってしまいます(笑。
ちなみに、研ぎ出しは製作法のスタイルの一つで、自動車模型の定石では無いと思っております。
でも、同じ様なスタイルを好む方が居ると、やはり嬉しかったり。この方、国産の旧車模型愛好家で、
それも旧キットがお好みだそうで、最近の旧車キットには目もくれず、LSとかマルイとかを選択するという、
或る意味マゾな方です。この箱スカもフジミやタミヤではなくマルイとかアオシマを選択せずに居られないとか。

 これは日田の模型クラブHICの方からのゲスト参加の逸品です。ピンぼけですいませぬ。所謂昭和情景ですが、
製作スキルの高さもさることながら、リアトランクのコーラ瓶とケースの再現度がバリ高で懐かしい度200%。
ノンカロリーとかZEROとか言ってるのが恥ずかしくなります(笑


これも外(やはり日田の方かな?HIC)前にもこのブログで紹介したことがある作品だったかもしれません。
実際私もこれ見るの二度目なんですが、躍動感溢れる情景作品になってます。車モデラー的には、
割れたガラスとか、取れたドアミラーとかテンパータイヤとか、単にオミット・交換しただけではなく、
折れたドアミラーの残りカスとか、割れたウィンドウの残りとモールとか、内装含めてちゃんとフォロー工作を入れてて素晴らしい。

 続いて飛行機の展示。

度々交流させていただいてる築城の航空機モデラーさんや大分我流会の方々等々多数の御協力を賜りまして、
壁一面には実機の見事な写真が飾られ、キットも戦前戦後を問わず様々な作品を並べることが出来ました。
築城ってのは福岡県の町なのですが、我が町は大分県でも最北端故、実は別府や大分や日田より築城が近いのです。
しかも、築城には航空自衛隊基地がありましてね、そこに強力なツテが有る方々(ひょっとして隊員さん?)が、
市販の資料写真とかでも見かけないような超絶ディテールまで追われたF2支援戦闘機の画像なんて、オッサンはシッコ漏らしかけたよ。

我流会さんのスペースにあったパラサイトファイター。大物です。恥ずかしながら実機データを知りません。
でかさに反してキチキチッと歪み無く完成してて、実にカッチョイイ。

築城からのゲスト参加だと思われます。ハセ1/48の超ホーネット。50anvのダイヤモンドバックスっすね。所謂ガラガラ蛇。
一見派手ですが、コントラスト差も彩度差も激しいカラーリングを、綺麗に纏めて塗装されてます。私もジョニロのキット積んでますが、
こう言うのを見ると、他仕様も積みたくなるイケナイ衝動に駆られます。

ハリセンと言えばチャンバラトリオですが、此方は張り線が素晴らしい逸品。伊のカプロニCa42だと思うんですが、
三頭三尻三葉のバランス取りが非常に難しい機体の完成度もさることながら、繊細且つ正確なハリセンに釘付けです。

続きましてAFVジャンル。

模型の花形ジャンルにして、他の展示会ではメインジャンルであることが多いんですが、
今回の展示会では意外と少なめの展示。会員の平均年齢が若いことも要因の一つか?ちなみに私なんか、
この年(まだ四十路にはしばらくの猶予があるw)でありながら、会では歳食ってる方であることが判明^^;

これはデカイ。1/35の独重機関車と列車砲。列車砲だけでもかなりの大きさになるんですが、機関車も繋げて展示したので
長机でギリギリの大きさです。もうすぐ1/35の超絶ドーラ砲のキットが世に出てくるんですが、
この方、そいつも逝ってしまうんでしょうか?

ヴィネットに最近すっかり御執心の当会会長さんの作品。この展示会用の新作です。地面作ってフィギュアをポン置きしてんじゃなくて、
動きであるとか、それまでの経緯であるとか、それから先の運命であるとか、色々な情報を盛り込んで
一つの情景から色々判るのが見てて楽しい点ですね。どの角度から見ても、そうした楽しさが伝わってくるのが
360度情景の素晴らしさ。でも、その分構図とかフィギュアの細かい表情・仕草とか、非常に手間が掛かるんですよね。

さて、お次はキャラクター物。所謂ガンダムとかそっち方面ですね。恥ずかしながら、私はそっち方面にはとんと疎いので
巧く作品解説が出来ません申し訳ない。


他ジャンルに比して、量が非常に多いトコが、これが若さか(笑。これだけの数があって、アイテム的にバッティングが少ないのもスゴイ。
恐らく、現状の模型分野では、最も市場に活気があるジャンルだと思います。

これ、会の副会長さんの作品。前作も私のブログで紹介したことあるんですが、この機体の塗装も
”漢の筆塗り”です。
ありえねー(凄
御本人はエアブラシ欲しいなーとか言ってますが、これだけ巧く塗れるなら、エアブラシの塗装とか希釈エア調整とか
面倒くさくて逆ギレして持ったところで筆塗りにカンバックアゲインしそうな気もします。
 でも、どうやら遂に手に入れてしまった模様。

 さて、最後は艦船。一昔前は模型の王道だった艦船模型も、一時は模型誌でさえ殆ど取り上げられないマニアックジャンルでしたが、
近年「大和ブーム」や「潜水艦ブーム」のお陰もあって、目下市場で大ブレイク中のジャンル。それにも増して、
今回は艦船の力作が非常に多かったです。


そういやこれ↓も艦船だなw

日田の方からの借り物ですが、ほんと何度見ても良く出来てますねぇ。ギミック満載で、出品者さんが
リモコンまで貸し出してくれたお陰で、来場者、特に子供達がギミックをメタクソ喜んでおりました。
 更に艦船物からは・・・

↑この二艘。全長1m楽勝オーバーの巨大な木製ソリッドモデル。即ち、図面引くトコから始まるスクラッチビルドです。
もうね、言っちゃ何ですが、これ飾ってるスペースだけ博物館・美術館オーラが漂ってました。
製作の様子が図面引きから完成まで、工程ごとに写真に収められてましたが、そら物凄い手間です。
ムク素材を削り出してどうこうって工作じゃ無いっすから、板一本から正確な寸法が要求されますんですよ。
適当いい加減がモットーのオレちゃんには、まさに異次元な製作風景でした。

 と、こんな感じの展示会でした。土日も別に休日じゃない私であります故、両日とも僅かな時間しか参加出来なかったのですが、
実に楽しい一時となったのでした。
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1/24 NISSAN SILVIA(AOSHIMA) [2]

2007年08月27日 | 模型
 ども!土日は地元のプラモ展示会。不詳@河童もほぼ幽霊会員状態でありながら、土曜は仕事の合間を縫って、
日曜は無理矢理仕事を早々に終わらせて、会場の図書館に参上。なかなかの盛況でありまして、展示会は大成功。

そんなわけで、今夜は打ち上げの宴会でございました。展示会の詳細は、また一両日中にエントリーを挙げることにします。
まだ画像の整理が付かんのよ(笑


 さて、アオシマS13の続きです。黒とダークグレーで下地を作っておいて
何塗るんだよ?
って話なんですが、ボディー色は

↑斯様になりました。青い方が下地黒の正体で、ピンクの方が下地ダークグレーの正体になります。

 先ず青い方ですが、お察しの通りマジョーラです。所謂マジョーラは日ペの登録商標ブランドなのですが、
今回使用したのは↓

スパッツスティックスのマルチチェンジカラーです。何種類か持ってるんですが、今回はクレオスの模型用マジョーラには無い色を選択。
青→紫→赤と変色する塗料なんですが、R34GT-Rのミッドナイトパープルver3とかマジョーラのアンドロメダ2みたいな派手な偏光。

偏光効果も非常に判りやすい色です。クリアー吹いたらバイナル入れるつもりで居るんですが、
どんな図柄にするか中々決まらず持て余してましたが、漸く決まったので、明日にでも描きたいと思います。
といっても、キットに入ってるデカールに毛が生えた程度のものにするつもりです。

 もう一台のピンク。使用した塗料は

自家調色の上記三色の組み合わせで構成されたメタリックピンクです。最初キャンディーピンクにしようと思ってたんですが、
ちょいとやってみたい未経験の塗装方がありまして、今回はメタリックピンクで行くことにしました。

 で、どこら辺が「未経験」かと言いますと、上の画像の三色の瓶ですが、

↑、実は色顔料は全く使わずに、パール粉末”のみ”で色を作ってみました。知り合いの板金屋の話では、
最近のマーチ・デミオ・タント等々の所謂リッターカーに採用されることが増えたパステル調のパールカラーってのがあるんですが、
そうした派手な色合いで塗る際、意外と原色系の色を下地に使うのみで、クリアーに混ぜた複数の混合パール粒子のみで発色させてるんだそうで、
んじゃぁ下地を暗色にして完全にパールだけで発色するか試したくなったのが事の始まり。
 パールはここ最近のエントリーでも紹介したとおり、ジャンクボディーを使用して色々実験してたんですが、
特定の光を吸収し、別の特定の色を反射するのが特徴。で、そこらの特性を考えて、原色混合のグレーを下地に塗り、
その上にクリアー+パール粉で作ったパールカラーを更に混色して色を作ってみたという訳。
なんぼ頭の悪そうな色の求道でも、流石にS13にジャーマングレーを塗ってルーフに鉤十字って冒険は出来ませんです(笑>クラクラさん
パール粉について具体的には、先ずイリオジンのTi100Mというホワイトパールをクリアーで溶いた物と
イリサワのMGパールのラセットという赤パールをクリアーで溶いた物を、ピンクになるよう1:1で混ぜ合わせます。
イリサワのMGパールというのは、所謂白粒子と青や赤の虹彩粒子で構成されたパール粉とは異なり、
単色の粒子(どうやら酸化鉄らしい)で構成されたパール粉末で、例えばこのラセットとクリアーを混ぜると、
一見派手目のメタリックレッドの様な溶液になります。で、そこに白のパールを混ぜるとピンクになるという寸法。
 更に、ガンプラ系のモデラーさんの真似して、FGオパールライラックをクリアーで溶いた物とMGパール・ラセットを使用し、
ライラック:ラセットを4:1比程度で混ぜ合わせ、更にシンナーで薄めに溶いて全体に吹き付けてやりました。

 スパスティのミラークローム並みにムラが出やすい塗装となりまして、実は一回失敗したので
失敗の上にグレーを吹いて出直してるんですが^;、いざ出来上がってみると中々頭の悪そうなパールピンクになってくれて内心嬉しかったり(ぷ。
 最後に発色用のクリアーを吹いて仕上げてみると、エッジが紫に光るメタリックピンクというボディーカラーが出来上がりました。


 さて、ボディーカラーまで塗りましたが、どちらも色自体は派手な物の、まだ頭の悪さ加減が弱めなので、
更に馬鹿度をアップさせるべくバイナルグラフィックを入れることにします。

 先ずはピンクの方から。市販のエアブラシデザイン用のファイアーパターンのカッティングを流用してマスキングを施し
ボンネット両脇とボディー両サイドに炎を描きました。

 途中画像を撮らずにチマチマと描いたので、画像では塗装が終わっちゃってます。
文章で伝わるか判りませんが、レシピは以下の通り。


ベースにはガイアノーツの燈黄色を使用。これに白を混ぜてパターン全体に薄く吹きます。ベターっと吹くのではなく、
パターンの幅が広い箇所にはやや強めに、パーターンの境界付近は薄めに強弱を付けて吹きます。

次に、①で作った色にクレオスのモンザレッドを混ぜてオレンジを作り、①の塗装の時に強めに吹いた部分を囲んで残すような感じで
パターンの境界に沿いながら細吹きしていきます。

更に、②で作った色にクレオスのブラウンを加え、更に青(ブルー)を微量加えて暗いオレンジを作り、
パターンの境界をなぞる感じで吹き付けていきます。

ガイアノーツの燈黄色を、①の明るい色を強調させるように明るく残す部分を中心に、薄く軽く吹き付けます。

最後にクレオスのモンザレッドを薄く低圧でパターンの境界に沿いながら明るく残す部分を避けるような感じで吹き付け、
ファイアーパターン全体のトーンを整えます。

これで、白→黄→燈→赤とグラデーションが付いたファイアーパターンの完成となります。
うーーむ、やっててかなり面白かったぞ(笑。



ただ、かなり時間がかかっちゃったので、マジョーラの方のバイナルまでは進めませんでした。
マジョーラの方は、キット付属のデカールを叩き台にしたバイナルを施してみようと思います。
更に、ロゴ関係は、アオシマのD1車両の余ってるデカールが結構有りますんで、そこからトレードしてこようと思っております。

 そんな感じのとこで今回は時間切れっす。
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1/24 NISSAN SILVIA(AOSHIMA) [1]

2007年08月25日 | 模型
 先生!子供って、このクソ暑い中、どうしてあんなに走り回って電池切れしないんですか?
日向に行くと五分でクタばるオッサンより、よっぽどスゴイ労働力になりそうだとか思ったら
児童福祉法がどうとかで怒られそうな世相に無理矢理憤る二児の父ちゃん@河童です。

 さて、先日もったいぶった浮気ネタですが、正体は
 
↑アオシマのPS13シルビアのカスタム版です。ジゴロなんとかってーのは先月の出張の際に
都会流の割引に釣られて購入し、もう一個のヴェルテックスのは先日地元模型店で発見してサルベージしてきたものです。
ずーーっと前、模型趣味に出戻って最初に友人のPS13を参考に一台作ったことあるんですが、あれはフジミ製でした。
今回のはアオシマ製です。
 今更ですが、日産のシルビアという車に関しては、私にとって思い入れの強い車でして、恥ずかしながら
18で免許取ってから今に至るまで、シルビアを所有していない期間が全くありません(笑。流石にこの年でシルビアだけでは
色々不都合も多いので、普段は違う車(下駄用の軽自動車とか民族大移動用のファミリーカーとか)を使ってるんですが、
どうにも手放せず未だに所有歴更新中。
流石に1モデルを20年近く維持してるような筋金入りじゃぁないんですが、最初がUS12型、次がS13型、
で今はS15型という所有歴を経ております。でもね、結構似たような人全国には居るんですよ。これ本気と書いてマジな話。
私も今や幽霊会員となっては居ますが、全国規模のオーナーズクラブに参加してるんですけど、そこの規模ったら
会員数2000オーバー(笑
そこらの学校の全校生徒数なんか簡単に凌駕する数です。まぁ、現状も乗り続けてる会員さんばかりじゃないので、
実数は多分半分くらいなんだろうけど、このクラブが時々全国規模のオフミやるときなんざ、
サーキット貸し切って開催して、サーキットのみならず周辺の道路がシルビアだらけになるというのはホントの話。


 で、アオシマのS13ですが、ノーマルタイプとエンジン付きとCA搭載のS13とが
先行してリリースされてたんですが、
どうせカスタム版が出るはずとスルーしていまして、今回立て続けにカスタム版が出てきたので、待ってましたとばかりに買ったのでした。
大体、デビューして20年近く経つ車でして、街中で見かけてもノーマル状態で乗られてるS13の方が珍しいわけで、
ノーマル版を改造してエアロ作るより、最初からエアロがセットになったのを買った方が面倒くさくなくて良いって事で待ってた訳ですな。

 買ったは良いけど暫く積んどくつもりだったんですが、ひょんな事から
何かを変な色で塗ってみたい病
の発作が突然起きてしまい、そのタイミングでヴェルテックス仕様のキットと出遭ったのが運の尽きって感じです。

 と、早速と製作を始めるわけですが、仮組みをしてみたところ、車高調整に、アオシマ特有のシャーシ構造のせいで若干修正が居ることと、
これまたアオシマ特有のヘッドライト回りのパーツ分割構造の影響で、少々面倒くさいポイントが有るものの、
全体としては流石に近代設計で製品化されたキットだけあって、フジミ製やタミヤ製に比べて圧倒的に組みやすいです。
 しかしながら、シャーシがS15と共通で有る故に燃タンがオミットされてたり、リアフェンダー上のアンテナが省かれてたりもしますし、
大径ホイール前提で設計されてるのか、フェンダーアーチも大きく取られていたりして、そういう意味では決定版というわけでは無い感じです。
我が家にはシルヲタのご多分に漏れず、S13型ならタミヤやフジミのs13もゴロゴロ積まれてるんですが、
アオシマのリリース情報を知ったときは、其奴ら全部永遠に積まれっぱなしになるなーとか思ってたんですが、
結局どのメーカーのもそれぞれに生き残る道が、良くも悪くも出来てしまったってとこでしょうか。

 さて、あまりに御託並べて長文ダラダラかましてると、何のエントリーだか判らなくなるので製作記。

本当に思いつきでイキナリ始めちゃったので、勢いのまま工程はかなり進んでしまってます。
こういうのは取り敢えずボディー塗るところまでの勢いだけは重んじたいとばかりに、ブログ用の画像もロクに撮らずに進めてしまいました。

 両キットとも、ノーマル版にエアロバンパーやサイドステップをくっ付けていく構成なんですが、
エアロとボディーの合わせが、新作キットにしては意外と悪いです。特に、バランバランのフロント回りは、
最初塗装のことを考えて、全部くっ付けてから塗装しようかと思いましたが、仮組み時に色々試した結果、
ボンネット含めて最後に組み付けた方が調整がし易いみたいなので、ボンネットとバンパーとライト基部は、
全てバラしたままで進めてます。
 又、サイドステップは、実車の被せ式であることを無視して貼り付け式構造なので、

↑各フェンダー内側の取り付け基部は、パテ埋めして均しておくと被せ型に見えるようになるかと思います。

 また、ジゴロ仕様ってのも、まともにキット指定で作ろうにうも、ジゴロとか治五郎とかってのが
サッパリ私には判りません(っつーか知らない)ので、漫画は無視して頭の悪そうなオバフェン仕様のS13として作るんですが、
その頭悪そうなオバフェンがリア給油口を中途半端に塞いでしまうため
「流石に給油出来んだろ?」
と、丁度シャーシに燃タンがオミットされていることを良いことに、トランク内に安全タンクでも積んでろ!って感じで、
潔く給油口のモールドを埋めて消しておきました。

また、両車とも矢印で示したリアバンパーとボディーの繋がりがかなり悪く段差が生じてしまうため、
ポリパテで修正し、分割線は彫り直してます。

 あと、これまたジゴロ仕様ですが、キット指定だとボディー外周を一周するオバフェンデカバンエアロに対して、
ボンネットがあまりにノーマルなので、先述のオーナーズクラブに登録されてる数多のS13の画像から
よさそうなボンネットデザインを参考にエアアウトレットを追加してみました。パーツにコの字型の切り込みを入れて押し下げ、
周囲を1.2mmプラ板からの削り出しで囲んで作ってます。難しそうに見えて寸法さえキチンと測れば意外と簡単。
 

 追加工作としてはこの程度ですが、キットのボディーパーツのアウトラインの中で、
ルーフにパーティングラインが入ってると同時に

↑パーティングラインに沿うパネルラインが、ちょっとエッジ立ちすぎて気に入らなかったので、
エッジを僅かに落としてます。


 さて、後々に不安を残したような曖昧な仮組みと、適当さと思い付きに依るボディー修正が終わったところで早速下地塗装。
 先ず、いつものようにタミヤのサーフェーサーをやや薄めに全体に吹き、小傷やヒケ等の不良箇所を確認修正。
ついでに全体を600番のペーパーで均して面出しを行い、次にクレオスの1000サフでサフ面を構築し1500番でサンディング。

 次に下地塗装に入るわけですが、此処までは根幹が同じキットだけに、同じように進めてきたのに対して、工程が二手に分かれます。

 先ずヴェルテックス仕様ですが、上塗りを考慮して先ずは黒で塗装。フィニッシャーズのピュアブラックです。


 次に、治五郎仕様改のオバフェン版は、原色のシアン・マゼンタ・イエロー・ヴァイオレットを少しマゼンタ多めにして混色し、
そこにフィニッシャーズのファンデーション白を加えてほんのり赤みのあるグレーで塗装。これも上塗りの為のベースカラーなんですが、
そもそもコッチのボディーには、今まで作業したこと無いややこしい色を試すので、最終的な仕上がりを予測した上で、
逆算してベースカラーを決めた"つもり"なんですが、この下地で巧くいくかは全く未知だったりします。要するに博打っすね。

なんか、独軍高速移動用車両sdkfz/s13って感じの色ですな。

 さて、次回はボディー塗装なんですが、どっちもかなり手間が掛かる予定。どういう塗装をするつもりか、
この下地色で予想が付きますでしょうか?取り敢えずヴェルテックスの方は製作を中止する様な事は無いと思いますが、
治五郎仕様の方は、事と次第によってはお星様か実験君に成り下がって製作記からは消滅するかも知れません(笑。

さて、どうなるやら・・・・
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只今浮気中!(またかよ)

2007年08月23日 | 模型
高校野球決勝!面白かったですねぇ。今日は仕事でテンパってたのに何故面白かったと感想漏らせるのかは、
同じく仕事中にブログ更新してるらしいモニターの前のお仲間さんと同じ理由な訳ですが、
ほんと「あだち充の漫画」みたいな決着の付け方を、ようもまぁ毎年毎年見せてくれること(笑
去年は早実と駒苫で斉藤vs田中が延長引き分け再試合の末、最後の最後に直接対決という鳥肌ものの決勝でした。
今年は広陵と佐賀北。広陵のエース野村は7回まで鬼の1安打ピッチング。佐賀北は先発の馬場が
序盤にイキナリ捕まってしまい先取点を許し、早々に久保にスイッチ。久保も毎回のように長打を浴びるものの、
守備陣がかろうじて踏ん張ってみたものの、気が付けば4点のビハインド。で、広陵の勝ちがちらついた8回、
6回に三者連続三振、7回は二人三振で一人がファールフライと、とうとう球が前にも飛ばなくなった佐賀北でしたが、
一人目の打者が三振した後、ヒットヒット四球四球で押し出しで点を上げたかと思ったら、
三番副島が逆転のグランドススラム!
ありえねーー!
また漫画みたいな展開になり、九回のチャンスは広陵自ら潰してしまって万事休す。優勝は佐賀北となりました。
おめでとうございます&ド疲れちゃん

毎年のことですが、甲子園高校野球が終わると、気分的に「あ~、夏も終わりだね~っ」て感じになりますな。


 さて、模型の方ですが、私の仕事っぷりに引き分け再試合も逆転満塁本塁打も無いわけでして、
毎度の御約束のようにTVRは停滞中。やる気無くなったとかじゃなくてね、別なものにちょっくら浮気中なのです。
まぁ、TVRは仮組み済んでますしクリアーも済んでますし、シャーシや内装等に色塗って組み立てて終わりみたいなもんなので
そのうち完成すると思います(笑。一応窓とか面倒くさいのも残ってんだけどね。

 で、何に浮気中なのかですが、1/24の箱車プラモ。ネタは画像が何にも用意できてないので、
また次回辺りに明かしますが、ちょっと塗装で思いついた事がありましてね、それを試してみたくてタマラン様になったのが、
そもそもの浮気の原因です。正確には思いついたというより、立ち読みした模型誌と、知人の板金屋から聞いた、
或る意味「今更?」な話に興味が湧いたので、ちょっと試してみようと思っとる訳です。
 で、その塗装をどのキットに施してやろうかと考えながらTVR進めてた訳ですがね、
先日地元の模型店で、前のエントリーで紹介した模型クラブの例会がありましてね、展示会も近いって事で、
例会に前後して店に出入りしたわけですが、そこで馬鹿な塗装を試してみるのに好都合なアイテムを見つけてしまったのですよ奥さん。
巧くいかなかったら浮気も無かったことにして、大人しく今度こそF1でも腰据えて作ろうかと思っとりますんで、
正に気分はつまみ食いの浮気気分でげすな。


 さて、25~26日には、こないだお知らせしたとおり、地元大分県中津市にて模型展示会が開催されます。
小幡記念図書館という施設内のホールを借りての展示会です。子供ちゃんにはプレゼントもあるらしい。
まだ設立して二年の若い会ですし、不慣れな点も多々あるかと存じますが、宜しくお願い申し上げます。
 私も幽霊の如く名を連ね、諸般の事情からWebページ立ち上げるべくコソコソ活動しておりまして、
展示会には、最近完成させた数少ないアイテムの中から、幾つか出店する模様(←まるで人ごとw)
当日の様子は、仕事の合間を縫って何とか会場に馳せ参じて、画像を収めてレポりたいと思いますがどうなるやら?
お近くの方(って、ここの訪問者に居るんですかね??)、宜しくお願い申し上げます。
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1/43 TVR Tuscan 400R LM`04(5)

2007年08月19日 | 模型
 最早ここ最近の定番の挨拶と申しますか、天童よしみの毛髪内に入り込んでしまった小人の様な
暑苦しいーーーーーーーーーーーー毎日でございますね。多分、クーラー無しの室温より乾燥ブース内の温度の方が低いんじゃないかと思います。
で、それでも何故かブースに塗装済ボディーを突っ込んでるんですが、電気代の無駄じゃないかと自問自答。
まぁ、乾燥時間の計算をブース使用による経験値から求める訳で、私的にはしゃぁないとこなんですがね、

 さて、先日来よりの「紫問題」。デジカメに詳しいサイトを幾つか参照しましたところ、
多くのデジカメは”一部の紫”が苦手という事のようです。正確には、直球ど真ん中の紫(ヴァイオレット)は、
波長が短すぎて捉えることがヒジョーーーーに難しいんだと。で、青+赤の紫(パープル)だと、
混ぜ方によっては青と赤の両方の波長を捉えることが出来て、この場合は紫に写るそうで。感度の問題もあるとか言うので、
試しに感度とか白バランスとか弄って幾つか撮影してみましたが

↑斯様な具合に色が変化します。高感度状態にして色温度を下げ気味にしてやると、
実際の塗装品に近付いた色合いを垣間見せるんですが、反面背景にノイズ乗りまくりで、汚すぎて使い物になりません。

 で、撮影はもう仕方ないとして、下がったモチベーションを奮い起こしてクリアー塗装に入りました。

↑先の撮影テストの際に感度を高くしたまんま撮ったのでノイズ乗りまくってます。すんません
手法はいつもの通りです。デカール貼付前の段階で一度パール塗装の発色の為にガイアのEXクリアーを吹いてますが、
デカールの上には使い慣れたフィニッシャーズのオートクリアーを使用。4倍希釈(原液1:薄め液3)で捨て吹きして
3倍希釈(原液1:薄め液2)でデカールをクリアーに馴染ませ、2倍希釈(原液1:薄め液1)でクリアー層を構築。
デカール表面がコートされた段階で一昼夜ブースで乾かしてから、ペーパー掛けで中研ぎ。
一度水洗いして乾かしてから、3倍希釈→2倍希釈で再度層を構築して目下ブース内で乾燥中です。
 塗装前にエアコンで部屋をキンキンに冷やしてから塗装してますが、それでも流石に塗装中はエアコン切りますんで、
あっという間に室温上昇しますし、クリアーのシンナーの飛びも勢い有りまくり。中研ぎ入れても若干柚肌が出てしまいますな。

 さて、クリアーが乾燥したら、プラモだと製作も佳境に入れるんですが、このキットはウィンドウがフロントを除いて
平面タイプの塩ビシートを貼りますんで、研ぎ出す前に仮組み・摺り合わせと最低二山は面倒な工程が入ります。
 そんな訳で、今月いっぱいくらい掛かりそうな予感。エアコン入れようが家族がカミさんの実家に帰省しようが、
ペースは相変わらず遅いようですな^^^^。


 さて、いつだったか公道さんにネタふりしてたブツの話。塗装の際に愛用してる容器類の話なのですが

私は↑のような容器を愛用してます。ホームセンターに大抵は売ってる、ポリ容器と薬瓶です。
ホームセンターには、ビーカーや試験管なんかを扱ってるコーナーに行くと、お役に立ちそうな容器が沢山売っております。
画像だと、一番右のデカイのがツールクリーニング用の溶液入れ。容器の腹を押すと先端から溶液が出るんですが、
エアブラシ洗浄の際にはチビチビと注いで溶剤を節約しながら掃除するのに便利です。
 真ん中付近に並んでる先端が細い容器は、これも容器の腹を押して先端からチビチビ注ぐことが出来るポリ容器。
ガイアのラッカー薄め液用、クレオスのレベリングシンナー用、フィニッシャーズのピュアシンナー用、
タミヤのアクリル用、タミヤのエナメル用、市販のラッカーシンナー用と、全部で6種類用意してます。
エアブラシで塗装するとき、「あ!濃すぎた!!」ってな時などには、とても便利な容器です。
 小ぶりな平口瓶はポリ製の薬瓶。溶剤に侵されることのない材質で出来てますんで、塗料の保存に使用してます。
液体系の薬品は揮発性が高い物が多く、そうしたものを揮発させることなく確実に保存できる訳ですから、
塗料もこの容器に移しておくと、「溶剤が抜けて干涸らびちゃったよ~」ショックを回避できます。
調色時には、作った色をこの瓶で保管してます。クレオスの塗料なんかだと、純正ボトル一本あたりの容量が少ないので、
この瓶を使い出してから、塗料の購入は1ロット(六本)単位で買うようになってしまいました。買ってきた六本を
纏めて薬瓶一本に移し替えておくと、ロットの違いによる色差も平均化することが出来るのでそうしてます。
 単価もスペアボトルより全然安いんでこうしたボトル類は気軽に使ってるんですが、
薬瓶なんかは、実は出入りしてる某大学大学院研究室からの横なあqwせdrftgyふじ、カンツォーネ!

こんな感じで、公道さん、お役に立ちますでしょうか?
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暑いですねぇ

2007年08月17日 | 模型
 連日の猛暑という活字が各メディアで連呼される今日この頃、私の住むエリアも
ご多分に漏れず猛烈な暑さでありまして、ドサ回りな仕事故に、帰宅後はくたばってばかりです。

 そうそう、模型の方ですが、TVRにクリアーを吹き始めてます。

が!!


ぅぉぉぉぉぉぉおおおお!!

ボンネット上に正体不明の埃が付着!!気付くのが遅れまして、うっかりクリアー吹いた後に気付きましてね、
乾燥させて削り取りを狙いましたが、クリアーに侵される物質だったようで、溶けて結構深く食い込んでしまいOUT!
仕方ないのでタッチアップしてリカバーしましたが、これが微妙に目立つ場所でしてね、
デカールのスペアがあるなら風呂行きさせたいところですが生憎スペアは無し。んじゃぁ御星様になってもらうかってぇと、
そこまで深刻なダメージとも言い切れず、ややモチベーションを下げつつも、
捨て吹き→馴染み吹き→厚吹き一回目
まで進めました。ここで一回ブースで一昼夜乾燥させてから中研ぎを入れ、その後最終コートまで進めるわけですが、
画像に撮っても変化のない工程なので、クリアーを最後まで吹き終えてから製作記の続きをUPすることにします。

 今更ですが、スケールが小さいと小さなゴミでも影響はデカくなりますねぇ。


 さて、今日から毎年恒例のカミ様&お子様お里帰りツアーが敢行されまして、4~5日程度ですが
我が家はオッサン一人の独身豪族ライフになります。期間中、各所から密輸品が届く予定となってますのもいつもの通りw。
でも、今年の夏の密輸品は、正直言ってあんまり無いんですよね。スタジオのSA07位の物でして、
後はアクセサリー系の小物類とかマテリアル類ばかりの密輸です。

 買い物といえば、先日某所からF1系の1/43キットの新発売案内があったんですが、アイテムがとても悩ましいです。
タメオからはF2007スペインGP、シルバーラインからはティレル012ブーメラン羽と超アグリSA07のリリースだそうで。
 正直どっちもかなり欲しいキットなんですが、価格がねぇ、流石にねぇ、ちょっと高過ぎです。
先日もtakさんとこのコメント欄でそんな話になったんですけど、円\が国際マーケットですっかり弱体化しちゃってるお陰で、
1/43にしてハイディテールタイプのF1キットだと、1/20のスタジオのキットと価格がほぼ同じになっちゃってるのをご存知か?
ヨンサンのF1には、他スケールのキットは言うまでもなく、同スケールの箱車キットとも少々違った
特異かつ個性的な魅力があるので単純な価格比較は意味がないんですが、それでもそうした1/43F1の面白さを知らない人なんかには、
個人的に「車模型が好きなら是非一度作ってみて欲しい」とかクソ偉そうにネタ振ろうにも
この価格だと流石に勧めにくいっすよねぇ?体感的には、10年前の倍の価格になったと言っても過言ではないでしょう。
まぁ中身の進化度は倍どころじゃないので、そういう意味では決して価格不相応って訳じゃぁないんですけど、
せめてハイディテールじゃない通常版は、定価ベースで10000円を超えないよう努力して欲しい気がしますがどうでしょう?
この場合、キットメーカーの責任と言うより、この国の間抜けな財政運営に因る部分が大きいんですけどねw

 と、まぁ斯様なことを思いながら、流石にこの価格だとSA07以外は簡単には入手難にはならねぇなって感じで
今のところは予約等してません。012は、いつだったかペキモ氏がMERIのを作ってましたが、それ見た影響も残ってるのか、
はたまたあのブーメランウィングに魅せられたのか、我ながら”欲しい度数”上昇中なんですけどね。
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1/43 TVR Tuscan 400R LM`04(4)

2007年08月13日 | 模型
世の中は盆休みらしいですが、そんなの関係ねぇ@河童です。毎日クソ暑いのに仕事ですよ。
あ~、一週間くらい休み貰ってクーラーの効いた部屋で愛人と乳繰り合いながらプラモ作りてぇ~。

 さて、前回頭を抱えた「色」の問題ですが、試しに画像検索で「TVR Tuscan 400r」とか「TVR 400R」とか探してみると、
同じ車でも写ってる色合いがバランバランですね。紫とかヴァイオレットって、デジカメが苦手にしてるのかな?
って言うのも、試しにカミ様のデジカメで撮影してみたんですが、やはり結果は同じでありまして、
紫の色合いがスポイルされてしまい青系にしか写りません。もう真の色合いをブログで紹介するのは諦めました。
北京から「あれ?この車って青だったけ?」とか突っ込まれた場合は
「見に来い」
と答えるとしよう(殴。

 
 さて、デカール貼りの前に、一部の塗り分けを行いました。フロントバンパーにエアロガードが有りますんで、
その部分はデカールを使わずに黒で塗り分けました。更に、窓枠もこの時点で塗り分けてしまいます。

 で、今回のエントリーのメイン作業であるデカール貼りに突入です。このPMAのデカールって何処の印刷でしょうか?
レタリングが無いので判りません。
 取り敢えず製作するのは96号車ってことで、89号車用のデカールが余るので、それで色々テストしてみました。
印刷のズレ等のある種の適当さ加減とか糊が弱すぎて定着に難があるとかの感じから
カルトグラフじゃないとは思うんですが、なら何処のだろう?ひょとしてヴィラージュ?カリ・グラフ??
クリアーにはソコソコ耐えるようですが、糊が弱く浮きやすいです。セッター必須。フィルム自体は薄いけど
印刷部分が結構硬質なので、これは経変で割れそうな予感。このキットは比較的近年の物なので、
水に浸けた途端にデカールが自爆を敢行する事は今のところ無いみたいです。どうもヴィラージュっぽいんですがどうなんしょ?

 と、それなりに実験した上で貼付作業を開始。大きい物も小さい物も、全てにプロホビーのデカールセメントと
クレオスのマークソフターを使用して、丁寧に貼付していきました。塗装表面がやや荒れ気味だったこともあり、
油断してると簡単にシルバリング(浮き)を起こしますね、これ。でも、糊さえきちんとすれば、貼る事自体は貼りやすいデカールです。
 

 レーシングカーは、デカールを貼る前と貼った後では全然印象が変わりますね。でも、この車の場合は、
デカール貼る前の方が格好良く思うのは私だけか?(汗。車体外観のヌメヌメ感を損ねるというか・・・
 貼るに当たってインストはアテにならないってのは、この手のキットの定説でして、ちゃんと実車画像を参考にするわけですが、
以前も書いたとおり、この車両の資料画像ってのが非常に少ない。
高価な資料本買うくらいならキャバクラに行くキットを買うという拙者故、
頼みの綱はネット画像な訳ですが、ル・マン車両の御約束といいますか、プレゼン仕様・パルクフェルメ仕様
・予選仕様・実戦仕様等々、仕様ごとにマーキング類が変更になったりするため、探すのに難儀しましたが、
まぁなんとかキットが用意したデカールで再現可能な状態の画像が何枚か拾えましたので、それらを参考に貼ってます。
恐らくは、キットの物はフェンダー上のマーキングが少なかったり、リアゲート付近のロゴ位置&数等から決勝仕様と思われます。

 さて、貼って一晩自然乾燥させて、洗剤で洗って濯いでもう一回乾燥。今度は乾燥機に放り込んで
2~3日(スイッチはon/offを随時切り替えつつ)乾燥させます。その後クリアーに突入の予定です。
カルトグラフなら一昼夜明けの今夜からクリアーに突入するんですが、これは何処のデカールか不明なので、
一応用心しておきます。

 ・・・にしても、やっぱ画像は青にしか写らないな~(´・ω・`)。しつこいですかそーですかw。
でも、現物と画像でここまでかけ離れた色で写ってしまったことが初めてなので、原因を知りたいんですよね。
何方かご存知有りません??
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1/43 TVR Tuscan 400R LM`04(3)

2007年08月10日 | 模型
 世間が休んでる間に働けって感じで来週末までちょっと忙しいなーとか思う中それでも他の月に比べれば楽な筈なのに三日前に上の娘が熱出しちゃいましてどうやら夏風邪らしいぞと思いきや調子ぶっこいて娘は四六時中カミ様にくっついて離れない状態に陥りましてオイちゃんも下の娘の世話のために仕事休むわけにも行かない訳で哀れ我が家の家事は機能不全って事でその状況下で隠れ家に籠もって模型に勤しむのってーのはいくら鬼畜羅刹乱暴狼藉残忍酷薄鬼哭啾々魑魅魍魎麻婆豆腐なオレ様でも憚られるなーという事で更新しようにも模型進められなかった@河童ですよ出張行こうが行くまいが相変わらず仕事遅いなーo(><)o

 今時使わねぇだろって顔文字まで使って言い訳してみましたが、まぁそんな感じで色々忙しかったわけですが、
夜中とか隙を見てコソコソ牛歩で進めてます。

ボディー色塗りました。車模型の製作の一番楽しいのはやっぱココですよね。
今回も例によって実物なんざ見たこと無いし、取り敢えず色合い決めなきゃって事で、ネット内から画像探してきたんですが、
ペキモ氏も仰ってたように、青だか紫だかメタリックだかソリッドだかパールだか判りにくい色でしてね、
こら脳内変換してソレっぽいと自分で思う印象優先で調色するしかねーなーって感じで色合わせ開始。

 これが、思いの外手こずりまして、脳内イメージに近づけるつもりが中々巧く行かない。ペーパーパレット上で試し打ちしたけど
取り敢えず単色を作って一発で済ますのは無理と判断して多層で表現することに。ネタ明かしを先にすると、
今回重宝したのは

↑この面々。ガイアノーツのウルトラマリンブルーとイリサワのFGパールです。

 先ず、サフ(Be-J HGサフ)を吹いて研ぎ出しましてから、ガイアノーツのEXシルバーの同社クリアー割りを吹き下地にします。
 yoshiさんが最近Be-Jのサフをメタルに吹いてトラブったそうです。いつだったか、ソフト99の質が変わった後の製品で
私も似たようなトラブルを経験してるんですが、もしかすっとBe-Jも品質変わったのかな?実際のところは確認取れてないので判りません。
 ちなみに我が家のBe-Jサフは、購入後既に二年ほど経過。瓶がデカイと知らずにまとめ買いをしてしまい、
今以て全然減りません。最初の一本さえ半分以上残ってます。死ぬまでに使い切れるのか?(笑

 シルバーはクレオスの8番・クレオスの超ファインシルバー・ガイアのスターブライト・ガイアのEXを比べて
ガイアのEXを選択。上塗りの際の粒子の反応が、やや暴れ馬系(謎)で良さそうだったので。

 乾燥させてから、今度はガイアノーツのウルトラマリンブルーに同じくガイアの原色ヴァイオレットを適量加えて
色相を紫よりにシフトさせた色を、シルバー時のうえに吹きます。この青ですが、この単純すぎる組み合わせに到達するまでに
実は溶剤の揮発分で脳が腐るくらい調色テストを繰り返しましてね、ガイアのみならずクレオスからフィニッシャーズから、
そらもう色んな青を使って試してみたんですが、中々思ったような色が出せず苦労してしまいました。
ガイアノーツには原色でシアンが有るんですが、それを基点に試行していったのが拙かったか?
ウルトラマリンは単色での鮮やかさがウリですが、調色の際の原色の青として考えても、むしろシアンより使い易いかも?

 この時点で、やや深めのパープルマイカとなりますが、スケールが小さいのでシルバーの影響が落ち着くまで塗り重ねます。
反面、重ねが多くなるので鮮やかさがややスポイルされますが、それも試行段階で調査済の想定内です。

 で、ココにさらにパール層をオーバーコート。先のブルーパープルに、イリサワのFGパールの"オパールライラック"を加えて
透明度の非常に高いブルーパープルマイカを作り、薄くオーバーコートしてやります。

 イリサワのFGパールですが、ガンプラ系の人には定番の様ですが、販売ルートが限られてることもあり
私自身、試し打ち以外での本使用は今回が初めてなんですが、パールの発色が物凄く鮮やかなのに
粒子がメチャクチャ細かいです。色つきの極細粒イリオジンって感じ。最初試用段階でクリアーにFGパール混ぜて吹いてみたんですが、
パール効果が出すぎてしまい、下塗りのブルーパープル層の意味が失せてしまったので、ブルーパープルに混ぜて使用してます。
この場合も、オパールブルーとオパールライラックでは、発色具合が明らかに違うのにビックリ!(←流石にチョト大袈裟w)

 結局図らずも全てガイアノーツのカラーを使用したって事で、発色用のクリアーコートは、
ガイアノーツのEXクリアーを使用しました。4倍希釈を吹いて適度にパールを発色させてボディー塗装は完了です。

ぬお!?光源の当て方や露出でかなり写真の具合が変わってしまいます!というか、二枚の画像とも、
目の前にある実物と全然違う色合いになってしまった!?明るい方の画像の色なんて、全然別物状態!?!?
実際はですね、もっと全然紫方面の色相です。ヴァイオレット入れすぎた?って心配になるくらい紫。
そういや以前製作した蛍光グリーンのムルシエラゴも、完成時の色合いと磨く前の塗りっぱなしの色合いとでは、
実際は殆ど変わらないのに写真だと全然変わってしまったことがあったんですが、今回もそのパターンなら良いのですが、
もしかすると完成させても実際の色合いは画像では伝えることが出来ないかも知れません。
デジカメ写真の事は素人に毛が生えた程度のレベルなので判らないのですが、ひょっとすると純色とか原色とかの
隠蔽力の弱い塗料で塗装すると、何かしらの要因で色が飛んじゃうんかも知れません。それか
ウルトラマリンブルーの顔料成分が何か悪さでもしてるんでしょうか?もしかしてオレちゃんのデジカメが×??
で、実際の出来はかなり自分の脳内イメージには近いんですけどねぇ。強いて言えば、
逆光気味の画像ではありますが、下から数えて三枚目にある画像の色合いが、

今回掲載した中では最も実際の塗装品に近い気がします。ん~、これはキット制作とは別の次元で悔しいっす・・・。
ちなみに実車は

↑こんな感じ。うーーーむ、完成時にはカミ様の高価なデジカメ借りて撮ってみるかね??


 さて、次回はデカール貼りとなりますが、果たしてこのPMAのデカールの質や如何に?
・・・・って、もう一箇所、バンパーに塗り分けを要する箇所が有るので、次回は先ずそこからだな。
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1/43 TVR Tuscan 400R LM`04(2-2) 補記

2007年08月06日 | 模型
 いつだったか脇フェチ用画像として、gooブログの編集画面に

↑斯様な画像が出てきてたんですが、某餃子の国の大将に、モデルの方が不評だったことを受けてか

↑モデルがあっという間に変更されてます!?これで大将も安心だね!

 さて、先日製作期を更新した400Rですが、


オイ!
(アニマル浜口風の口調で)
ウィングがテメェの性格同様歪んでるぞ!!
オラ絶対許さねぇぞ!!
みんなの元気をオラに分けてくれ!!!」


と訳の判らない苦情が、来年オリンピックが開催されるらしいとかで浮き足立ってる某外国から飛び込んできました。



せんせいあのね、きのうペキモくんにおこられてしまいました。
ぼくは、「せっかく作ったのに」とおもってかなしくなりました。
えーーんえーーんってないてしまいました。
おうちにかえってもう1かいおもいだしてえーーんえーーんってないてしまいました。
おかあさんが「もう1かいがんばってみなさい」といってくれました。
だからぼく、がんばったんだよ。でも、いまのぼくにはこれがげんかいです。



って感じで渋々リアウィング作り直しました。

途中画像がありませんが、急いで作業したので全然撮ってませんでした(殴。方法は色々有ると思うんですが、
自分でやったこと無い方法だと歩留まりが悪い私なので、古典的な真鍮版折り曲げ貼り合わせ板金切削加工wwです。なんだそりゃ?
要するに、0.3mmの真鍮版をウィングのエレメントと同幅&長さ1.5倍で切り出して、

それをゴム床の上でブィーンと金属棒使って曲げ癖つけて、



先端部を折り曲げて裏面で貼り合わせ、



翼断面上に仕上げるという方法。



貼り合わせ面を綺麗にするなら、同じくもっと薄い真鍮版を湾曲させた物に0.5mm程度の真鍮線を半田付けして仕込み、
仕込んだ真鍮線を軸に折り曲げてケツで辻褄を合わせる方法もあります。

作業量も翼断面形状出しも此方の方が楽に見えて、実はヨンサンサイズになると意外とコッチの方がムズイのです。
なので意外と楽な前者の方で作業♪歩留まり悪い私にして失敗無しで出来やした。
 でも、やっぱ面倒くさいので、出来ることならキットのパーツで済ませたかったですな。
何を言っても溶かした拙者が悪いわけですが~。

大雨降ってなんぼサフでも塗装は止めておいた方が良さそうに思えたので今日はこれだけ。
だからエントリーも製作記3回目ではなく2回目の補記って扱いです。


 そうそう、先月の京都出張の折、例のクソ爺の店で頭に来たお陰でネタ的に吹っ飛んでたんですが、
メイクアップのメタル用ハンダなるものを見かけたので買ってみました。更に電気街で0.3mmと0.6mmのハンダ線と
フラックス除去液を購入。

メイクアップのハンダは専用フラックスと一緒に買ったんですが、接合用と盛りつけ用の二種があるそうな。
田舎者故、今まで使用したこと無いんですが、果たして使い勝手はどうなんでしょうか?っつーか、ウィング溶かすくらいなら、
今回試してみりゃぁ良かったのにね(笑。有機溶剤で脳が腐りかけてるのか、ついさっき買ったのを思いだして、
慌てて京都から帰って放ったらかしの荷物を開けたら出てきたなんてのはココだけの話(殴。
 フラックス除去液は、これも田舎には売ってるのを見かけないアイテム。通常フラックス使った後は、
重曹とクレンザーで洗うんですが、yoshiさんが除去液使ってるのを見て、子供チックに「オレも欲しい」と思ってたんですが、
電気街で見かけて喜び買い。今回使ってみてるんですが、果たして効いてるのかどうなのか判りません(笑。どうなんでしょう?
 0.3mmと0.6mmのハンダ線は、いつだったかペキモ氏がヨンサンの配管に使用してるのを見て
「おいらも欲しいなー」
と子供チックに物欲湧いてたんですが、ウッカリ見かけて喜び買いしました。で、何に使うのよ?(笑
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1/43 TVR Tuscan 400R LM`04(2)

2007年08月05日 | 模型
台風また来ましたねー。今度は真上を通ったんですが、我が町には大した影響は無し。
結構雨が沢山降ったトコも在るらしく、そういう地域の方には謹んでお見舞い申し上げます。
経験上、長崎の佐世保付近に上陸して、北九州付近を中心が通過するような場合に、我が町は
かなりの影響を受けてしまうんですが、それ以外だと意外と影響少ない場合が多いんですよね。


 さて、TVRですが、ちょっと地味な作業ばかりでイマイチ進みが悪くイライラしてます(汗。
 一見、そこそこ質の良いレジンに見えて、劣化したレジンでも使ったのか、メタクソ気泡が多いのです。
気泡埋める時間より、穿って気泡を探し出す時間の方が多い気さえします。ほんま面倒くさい。

↑なんかパテ処理跡が斑になってますが、最初は薄め液で緩くしたポリパテで気泡を埋めてたんですが、
あまりの気泡の多さに頭に来て瞬着で埋めだしたものの結局埒が開かず、
リューターでゴッソリ抉ってスタンダードなポリパテで埋めて処理したからでございます。
最初からそうしときゃ良かった。ほんと、カプリコとかAeroみたいなエアインチョコ状態。特にケツが酷かった。

 ボディー回りですが、ボンネット上にNACAダクト→通気パイプのモールドがあるんですが、
ダクト部分は一旦開口して真鍮板とエポキシパテで深さを稼ぎました。パイプ部分は置き換えも考えましたが、
効果が薄そうだったので先端部に穴を開けて済ませてます。

 各部のスジ彫りを彫り直し、小物パーツの取り付け位置にアタリを付けておきます。
 この車はやたらとキャッチピンとかウィンドウストッパーとかの金具類が多いんですけど、
キットではデフォルトで装着位置にアタリが付けられていて親切だったり。

リアウィングですが、派手な二本のスリットがあり、ここにマウントを固定するっぽいんですが、
インストではどうもそういう風には指示されておりません。実車画像を色々漁ったんですが
どうにもここらはディテールが判るものが無く、想像に頼りまして、先ずモールドされてるスリットは埋めてしまい、
リアウィウングステー固定用のスリットを開け直しておきました。間違っててもオッパッピーです。

リアウィングそのものはバリ取ってスを埋めてハンダ付けして完成。実はメタルの融点が思ったより低く
デロっと溶かして慌てたのはナイショの話。

うーーん、リカバーしたとはいえ、まだエッジラインが結構歪んでますね。いっそ自作で置き換えるかな?


 と、此処で漸く車高調整。ホイールのパーツがメタル製でちょっぴし歪んでるのが萎えさせてくれます。
タイヤも何故かラジアルっぽい溝が刻まれてるんですが、ここはフジヤのタイヤに置き換える予定。
取り敢えずキットのタイヤを使って車高を出します。

 F1と違って、左右の高さがチグハグにならないようにさえ気をつければ、後はシャフトで左右を繋ぐだけなので、
箱の車高調整は基本的には楽です。ただ、ものによっては、ボディーそのものを弄らないと
車高が出せないような凶悪なキットも存在しますんで、仮組み時点でちゃんと車高出しはしておきます。
このキットの場合は、フェンダー裏をリューターで抉っておかないと、微妙にタイヤが干渉しますんで処理しました。

 最終的にボディーにはウィンドウを填め込む訳ですが、ノリシロをノミで均しておきます。
このキットはデフォルトで段付き加工が施されていて、この作業がとても楽ちんでした。

これも、物によっては自分で段付け加工を施したり、場合によっては段無しバクチ接着を決めなきゃイケナイ場合もあります。
そうした意味では、このキット、BBRとまでは言わないけど、やはり旧プロバンスムラージュ程度の
親切さ加減は持っている模様。キット自体は結構親切だけど、インストは全然親切じゃないというツンデレぶりまで
何となく旧プロバンスっぽさを有してますな(笑。

 ミラーですが、鏡面部は枠だけ残して掘り下げておき、ここに最終的には磨いた洋白を貼りこむつもり。

まーーーーたピンぼけだ。ヨンサンは途中画像が大変です。
 私の場合、ヘッドライトや窓枠同様、塗装の厚みを計算するのが下手なので、塗装が済んでから
摺り合わせを行いますんで、今のところは掘り下げたのみ。

 こんな感じで外装系は概ね作業が整いました。次回は内装をやっつけて、サフ吹きまで進めれるかな?


 最後にお知らせです。とってもローカルな話ですが、地元の模型倶楽部が、今月模型展示会を開催するそうです。
場所等は、不詳私が目下構築中の会専用HPに案内したりするつもりですが、大分県中津市の小幡記念図書館にて開催。
八月の二十五日~二十六日の二日間の開催です。私も、コソッとあり合わせのものを枯れ木も山の賑わい風情で
出品させていただくことになっとりやす。宇宙人とかね(笑
 と、案内書いてんだけどネタがローカルすぎ?アフガン-パキスタン国境付近の山岳地帯のテント裏に集合ってんじゃねぇですから、
日本国内在住の方ならパスポートもビザも不要です。お近くの方(居るのか?w)は是非に。
構築中で掲示板しか出来てないHPは
中津模型倶楽部マーク2
↑ここにあるのよ・・・・。自分のページもロクにメンテしないワシが担当してダイジョウブなんでしょうか??
一両日中に展示会の詳細をUPする予定でございます。
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PMA 1/43 TVR Tuscan 400R LM` 04 (1)

2007年08月03日 | 模型
 目下台風の目というヤツで、異様なまでに静かです。どうやら真上を通るらしいのですが、

でも、そんなの関係ねぇ!

はい、一応流行ネタは一回は使っておこうと。すんません。


 さて、模型ですが、アイテム選定に悩みました。ネット内を彷徨いてると、これまた
色んな人が魅力的なキットを色々作っておられて、結局あれもこれも状態。最終的に、
TGDさんの影響=ヒロのキット(ロータス97T or マクラーレンMP4/5)
ペキモ君&takさんの影響=1/43箱車(PMA TVR Tuscan400R`04 or PM ポルシェ911GT1`98)
FDMさんの影響=ドイツ車プラモ フジミ ポルシェ ケイマンS
遮断呆人さんの影響=ファインモールド Y-WING
何となく=WAVEタチコマ
作りかけ=tameo ウィリアムズFW18

といったとこが候補となりましてね、結局消去法で辿り着いたのがヒロのMP4/5とPMAのでして、
取り敢えず箱の方からということで、先ずは400Rを始めることにしました。因みに消去具合ですが

ヒロの97T=リアセクションに大幅な改修・改造が必要である事と、JPSストライプが面倒くさい
プロバンスの911=なんとウィンドウパーツ他、クリアーパーツが軒並み黄変orz自作必須で面倒くさい
フジミのケイマンS=今年はプラモばかりな気がしてますし~。プチ食傷気味?
Y-WING=また車以外かよ!となりそうですし
タチコマ=一応車だけど、こういうのは車作るのに疲れたときの息抜きにしたい
FW18=気分を新たに行きたいので、取り敢えず再開ネタは後回しにしたい


ってな感じで、先述の二品が最終候補です。で、MP4/5は、近年のヒロキットとは言え、腐ってもフルディテールなので
それなりに時間と手間が掛かりそうだったので、先ずは手軽に思えるTVRから手を付けたって訳です。
TGDさん、1/43だけじゃなく1/20も精力的に製作されてるんですが、立て続けにヒロのキットをやっつけてますね。
スキルもモチベーションもスゴイでございますよ、奥さん。




 さて、そのTVR。イキナリですが資料は殆どありません。ネットで探してきた何枚かの良質な画像が資料となるんですが、
生憎コクピットやリアセクションの臓物関係の画像は全く無し。なので、そこらは素通り&デッチアップのオンパレードとなります。
細かいことは気にせず、完成第一で無理矢理進めることにします。

 先ずはシャーシとボディーを仮留めしてみて、シャーシの干渉部をチェック。大体この手のキットは、
アチコチ干渉してそのままではキチンと収まらないのが定番なので、シャーシ側の干渉部を切削する事で
キチンと合体できるように調整します。
 キットはレジン製のシャーシとボディーと内装に、ホワイトメタル製パーツとエッチングの小物類による組み合わせ。
 外装は資料と比べてみると、フロントオーバーハングがやや寸足らず気味で、ルーフがちょっぴりチョップド気味な風情。
でも、修正とかしちゃうと大変そうですし、これはこれでわるい雰囲気では無いので、
外装関係は概ねメーカー側の造形を甘受する事にします。

 車高出しとかなんとかの前に、製作の手を止めてしまいそうな面倒くさい作業を先に済ませることにします。
 と、その前に、数少ないパネルラインを彫り直し、未開口部を穴開け貫通加工を施して、
後はそのままガイアノーツのレジンウォッシュ(離型剤落とし)に浸け込んで洗浄しておきました。


 自作パーツの最初はジャングルジムこと”ロールゲージ”。キットは奇妙奇天烈な3パーツ構成のゲージでして、
仮組みしてみると、どう考えてもドライバーが乗り込めない構造になってしまいます。
歪みもあるしパーティングラインやバリもきつめだったので、御約束の真鍮ハンダ組みで作り直し。
資料があれば良かったのですが、ここいらは全く手持ちに資料が無いので、ボディーのルーフラインと各ピラーのラインを治具代わりにして、
0.8mm真鍮線をハンダ付けして作り直しました。一応資料画像で何となく判る部分だけ、それっぽく曲げ角や曲げ量を変更。

多分実車は、フロントウィンドウ裏と両サイドと後部バルクヘッド部のバーが全て繋がってると思うんですが、
どうにも正確な形状が判らないので、手軽にキットの3パーツ構成に準じて、やはり3パーツ構成で箱組してます。



 左サイドから顔を出すエキパイは、真鍮管とハンダ線の組み合わせで構築。

 キットのパーツだと”管”っぽさが出し切れないし、何よりボディーとの合わせが非常に悪かったのですが、
自作によってそこいらを纏めて解消させました。このキットのワケワカンナイ点は、
エキパイパーツはエンド部まで一体成型されてるのに、ボディー側のエキパイ用開口部には、
何故かマフラーエンドがモールドされてまして、このままではマフラーパーツが装着不可となります。
そこで、ボディー側のマフラーエンドのモールドを削り飛ばし、同時に当該箇所を開口。そこにキチンと収まるように
エキパイパーツを作り直しました。改修の結果、ボディーから顔を出すマフラーエンド↓


 此処まで進んだら、遅ればせながら気泡を埋める作業。このキット、かなり気泡が多いです。
特に各部のエッジ付近に気泡が多い。一々穴を穿ってから、おもむろにポリパテを気泡部に擦り込んで埋めておきました。

 と、今日はここらで作業終了。曲線貴重の車体なので、磨きがい有りそうで、磨くのが今から楽しみです。


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