がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

TAMIYA 1/24 NISMO-R34 GT-R Z-tune 6th

2005年07月10日 | 模型


 ちょっと終盤になって紆余曲折有ったんですが、何とかUPしても見れる状態に持ってこれたので完成としまする。まだ、前後のナンバープレート部分が無いんですが、これも紆余曲折の煽りで紛失したので、明日にでも足しておくことにします。天気次第では自然光の画像も撮ってギャラリーに於いておくとしまひょ。


 それでは、紆余曲折の顛末記です。何故に前回から完成まで3日も開いたのか!(笑)

 先ずはボディの磨き上げ。所謂「研ぎ出し」っすね。昔、MG誌にて盛んだった F1模型の特集にて、デカールの段差を均しつつ塗装面を鏡面に磨き上げる手法を「研ぎ出し」と称し始めた頃から一般的になったけど、元々は鉄道模型分野で編み出されたテクニックで、元々は塗装表面に付けてしまった傷のリカバーテクニックだったそうな。ホントかどうかはともかく、今回はコレを地でいく憂き目に遭いました。
 乾燥ブースに放り込んでおいたボディですが、気がつけば5日間も放り込まれっぱなし。以前使っていた温風式の食器乾燥機だと、中にパーツを入れたままスイッチを入れることが出来ず、巧く使っても自然乾燥と併用で2週間くらい乾燥が必要だったのですが、今度導入した対流式ドライブースだと、予想以上に速く乾く模様。ホントに予想以上でして中研ぎしようと取り出したら既にカキンコキンに乾燥していたんすよ(゜∀゜)、本気で驚いたっす。で、中研ぎ飛ばしていきなり仕上げに掛かりました。今回の磨きは
#2000→タミヤコンパウンド粗目→同細目→同仕上げ目→ハセガワセラミックコンパウンド
で行いました。たかが5日の乾燥で、既に磨くのに労力が要るほど乾燥しちゃってます。結局最後のコンパウンド掛けが終了するまで二晩使っちゃいました。

なんだかんだで研ぎ出し終了~♪。尚、この車はアチコチのエッジがシャープすぎるので、油断して磨くとカドを出しやすそうな気がしたので、用心のためにヤヴァそうな部分は、粗目のコンパウンドが終わるまでは細切りマスキングテープでガードして磨きました。


 磨き終わったボディに窓枠を入れます。窓枠マスキングですが、いつもであれば深掘りした窓枠の筋彫りを使って、ボディーにマスキングテープを貼り付けてからテープをカットするんですけど、今回はボディー色がシルバーっつーことで、食い付きが良くないので刃は入れたくない。そんな訳で、細切りマスキングテープを使ってチマチマとマスキング・・・・・。

しっかりマスキングしてから、半艶黒をブラシ吹き。で、このときに紆余曲折第一弾ヽ(`Д´)ノ。物凄く油断して何の対策も施さずにブワーっと吹いたら、なんとカブっちゃいました(笑)。半艶じゃなくて艶消しになっちゃったよorz。マスキングを剥がした後で気がついたのですが、またやり直すのも面倒なのでこのまま行きました。

 窓枠が入ったら、前後のライトパーツを組み込みます。リアは簡単に収まったのだけど、説明書の「接着しません」ってのが理解不能。接着しないで組んでみたら簡単に外れちゃいます。接着しないと無理だろ?これ。
 前部補助灯とリアのバックランプ&リアフォグのレンズをはめる位置には、事前にメタルックを貼り込んでおきました。実は、リアのハイマウントストップランプ部はデカール処理が指定されてるんですが、コッソリ透明プラ版でレンズ部を自作しております。よってここもメタルック貼り。



 次に念願のボディとシャーシの合体です。と、その前にウィンドウパーツを固定。ルームミラーも忘れずに装着。で、ここで紆余曲折第二弾(=゜ω゜)ノ。実はこの時、前項のランプ類の接着と同時にウィンドウパーツも固定しようと考えたのですが、その際にズボラして両面テープやマスキングテープでウィンドウをルーフとピラーに密着させておくって作業をサボっちゃいました。更に、接着にヘッドライトとリアコンビを固定する際に使用したエポキシボンドが余っていたので、これを使用したところ、見事にルーフ裏とウィンドウの隙間にボンドが流れ込んでしまい、気がついたときには少し浮状態で固定されてしまいました・・・・○TZ。まぁ、ぱっと見では微妙な浮きなので、これまたスルーしてしまいます(笑)。

 この後、ヘッドライトカバーを装着。面倒くさいけど、この手のパーツの接着が下手っぴな私としては、接着部分が見えにくくなるように、カバーの縁に細いラインを入れておきます。補助灯やリアのバックフォグなんかも同様に縁入れ。極細切りにしたマスキングテープを使ってチマチマとマスキングしやした。

 先の画像中のマスキングテープやゾルがチョコチョコ貼ってあるのは、ワックスを掛けた後に装着することにしたいパーツの取り付け部。ワックスの上からは接着剤が効かなくなるために、それを避けるべくマスクしておきます。

 さて、無事ハセガワのポリマーも塗り込み、小物類も全て取り付け、あとはリアウィングだけとなりました。リアウィングは大きいので念のため低白化瞬間で取り付け。と・こ・ろ・が、このとき、今回の製作工程中、否、私の拙なる模型人生でも経験したこと無いような、最大級のトラブル発生!何故かこのタイミングで、棚の上から両面テープの輪っかが落下し机の上のニッパーに激突、ニッパーが弾かれてこれが更に瞬間接着剤のボトルを直撃、直撃を喰らったボトルはスゲェ勢いで宙を舞い、中の接着剤をばらまきながら目の前のGT-Rの頭上を見事な放物線を描いて飛び越え床下に転落。このときまき散らされた瞬着の飛沫が、あろうことか完成目前のボディーの上に!!漫画のような展開に唖然呆然!!!



ノォ━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━!!!

いたい、痛すぎるよママン。画像ではボンネットルーバーの部分しか見せていないが、そもそもこんな画像を撮るような余裕さえ無かった衝撃っす。この筆舌に尽くしがたい衝撃は、オレ的には眼前でマチルダアジャンの死に様を目撃してしまったアムロ・レイの衝撃に勝るとも劣らない。ショックで三秒くらい臨死体験したよ。
 最大の被災地はフロントウィンドウ。勿論ボディーへの被害も甚大でありました。完成直前の失態は痛すぎるっす(´・ω・`)
 嘆いていても仕方ないので無い知恵を振り絞ってリカバー法を模索。生憎瞬間接着剤を除去する物質は、どれも所謂アセトン系溶剤なので塗装面やクリアーパーツに使用すると被害が更に致命的になるのは確実。ここは綿棒でソロリと吸い取れるだけ吸い取って、最終的には800番→1200番→1500番→2000番→タミヤ三種コンパウンドフルコースで研磨してリカバーすることに。ハセガワのポリマーにて塗装面を最低限保護していたことに加え、使用したクリアーがフィニッシャーズ製だったので塗膜が堅かった事で、研磨によるリカバーが何とか可能でした。クリアー層の下まで侵されてるとなんぼ磨いても無駄ですし、また塗膜が柔らかいと既に研ぎ出しが終わったボディーへの再処理になるので、800番とか1200番とか絶対に無理。ともかくもなるべく被害のあった場所以外は磨かないように注意し、一カ所一カ所チマチマと処理し続けること約一晩。なんとか見れる状態にまで回復させることに成功しました。でも、失敗って作った本人には異様に能く見えるんだよなぁ・・・・・orz。ちなみに、二カ所ほどどうしても研磨が入れられない場所に付いちゃった飛沫は、埃と見間違うかのような小さな飛沫でもありスルーしてます。
 でも、ホントに一時は「終わった・・・・」って思ったでやんすよ。

 紆余曲折ありましたが、何とか完成です。今回のレシピですが、当初の予定通り「ほぼ素組」です。市販の別売りエッチングパーツは使用していません。素組と言いながら、ディテールアップと言うよりも作業効率の都合上手を入れた部分は以下の通り。
・マフラーの配管取り回し(ディティールはオミット)とテールエンドの形状変更。
・小さな○を描くのが苦手なので、ドアとトランクのキーホールには、ドア0.8mm・トランク1.0mmの洋白線をそれぞれ先端を研磨して埋め込んでます。
・リアのハイマウントストップランプ部は透明プラ板からの切り出しモノに変更。
・磨きの都合上ウォッシャーノズルとサイドウィンカーのモールドは削り飛ばしたので、ノズルを2番のインセクトピンからの削り出して再生。
・サイドウィンカーは1/43用のヘッドライトレンズにて再生。
このくらいかな?




表ページへのギャラリーには、自然光の画像を入れたいので明日以降UPする事にします。

色々ありましたけど、根本的には非常に良くできたキットです。バラバラでパーツ数の多い前後サスペンションが、仮組も無しにピタピタ収まってしまうのには寒気さえ感じそう(笑)。この技術で、もっと色々出してくれると嬉しいのにね。まぁ、積んどくモデラー状態の人間が言えた義理では無いんですが(笑)。
コメント (5)
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