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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

2001年9月11日から11年

2012年09月11日 | 日々雑感

2001年9月11日、午前8時46分(NY時間)に発生したアメリカ同時多発テロ事件。

日本は11日の夜10時46分で、その時間に、私は都内の飲食店で行われた会合に出ていた。

それは慶応日吉キャンパスで秋に開催される「連合三田会」に関する打ち合わせで、私以外はすべて先輩たち。

その中にフジテレビと電通に勤務している人がいて、両方の携帯電話に、その知らせが入ってきたのだ。

店のテレビが映し出した光景の異様だったこと。

その印象が忘れられない。

打ち合わせは中断となり、フジテレビの先輩は報道局所属だったので、すぐにお台場へと向かい、私たちは、そのままテレビに見入るしかなかった。

最終的に、あれほどの大惨事になるとは、その時は思わなかった。


今、この時間、あれからちょうど11年になる。

合掌。

映画『夢売るふたり』の松たか子が、すごい

2012年09月11日 | 映画・ビデオ・映像

8日に公開された、映画『夢売るふたり』を観てきた。

もちろん西川美和監督作品ということもあるが、ゴヒイキ・松たか子の最新作とくれば、やはり駆けつけないわけにはいかない(笑)。

そして、映画全体もですが、特に松たか子は予想以上の出来でした。

夫の阿部サダヲとの“共謀”で、結婚詐欺を仕掛ける妻。

この一筋縄ではいかない役柄を、まんまと、堂々と、実在の人物であるかのように演じきってしまった。

松たか子が演じる里子は、男にとってあらまほしい、単なる「健気な妻」などではない。

女性なら誰でも持っていて、でも男にはちゃんと見えていない、胸の奥に潜み、腹の底に眠る、ある“怖さ”。

それが、物語の途中から、じわじわと効いてくる。

また、たぶん「体当たりの演技」みたいなことも言われるかもしれない、アパートの部屋での自慰行為など、松たか子ファンには、ちょっとドキッとするようなシーンもある。

あるけど、そんなの、松たか子にとっては体当たりでも何でもない。

完全に里子の「こころとからだ」を体現しているのだから。

西川監督、そして松たか子、恐るべし(笑)。


そうそう、この作品には、もう一人のゴヒイキ、木村多江も出ていた。

木村さんに関しては、こちらは、ただもう安心して観ていればいい。

それから鈴木砂羽も良かったなあ。

田中麗奈も頑張っていた。

そうい意味では、「怒涛の女性映画」ですね、これ。

阿部サダヲじゃなくても、男は女性に敵いません(笑)。






BS朝日で、「3D ロンドンオリンピック」

2012年09月11日 | テレビ・ラジオ・メディア

10日の深夜、面白いものを見た。

BS朝日で、「3D ロンドンオリンピック ハイライト」をやっていたのだ。

ちょうど開会式のシーンだった。

画面が2分割され、同じものが並んでいる。



本来は3Dメガネで見るらしいが、平面の3Dを見られる人なら、割と
簡単にメガネなしでも可能だ。

ちょっと目を寄せると、2分割の画面が3分割に見てくる。

その3つ並んだ真中の映像が3Dだ。

開会式だけでなく、途中に入るCMも3D版だった。




開会式は、その奥行き、重なりがくっきりして、面白い映像体験ではあった。

ただ、面白いけど目が疲れてくる。

それと、残念ながら、しばらくすると飽きてきちゃうのだ(笑)。