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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

『週刊新潮』で、NHK「カレ、夫、男友達」についてコメント

2011年11月11日 | メディアでのコメント・論評

そう言えば、今日は2011年11月11日で、11が3つも並んでいる。

だから何だ、ってわけじゃないけど(笑)。

『日刊ゲンダイ』に続いて、『週刊新潮』最新号にも、NHKのドラマ「カレ、夫、男友達」に関する記事が出た。

こちらでもコメントしております。


タイトル:濡れ場とDV 過激路線を突っ走るNHK新ドラマ

記事の内容としては・・・

まず登場人物、および第1回目のストーリー紹介。

次女を演じる真木よう子と恋人の“濡れ場”のこと。

そして長女・木村多江が、夫のユースケ・サンタマリアから受ける「マヨネーズDV」の説明。

記事によれば、このシーンには殺陣師のようなアクション監督までついていたそうだ。

で、私のコメントですが・・・

「私は、木村多江は“日本一不幸が似合う女優”だと思っていますが、今回はまさに本領発揮。真木よう子の体当たり演技も、期待通りでしたね」

と評価するのは、上智大学の碓井広義教授(メディア論)である。

「マヨネーズ独特のベトベト感も、この夫の不気味さを引き立たせる秀逸な演出でした。食品メーカーをスポンサーに持たないNHKだからできたことかも。

ただ、こうした剥き出しの濡れ場やDV描写は、有働アナが“セックスレス”などと連呼する『あさイチ』に通じるものがある。本当にNHKがやるべきものが否か、熟考が必要でしょう」


・・・・記事はこのあと、女子高生時代の育子(夏帆)がホームレスと関係するエピソードに触れ、「そのホームレス役が“あの”森本レオとあっては、やっぱり見逃せない」と結ばれている。

確かに、ここで森本レオの起用は、なかなかのもの(笑)。NHKも、やるもんです。