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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

ついに“飛び道具”の「紅白歌合戦」

2009年12月25日 | テレビ・ラジオ・メディア
以前、週刊誌の記者の方と、「紅白歌合戦」について話をしたことがある。

まだ出場歌手も決まっていない頃だったが、NHKは何か秘策を練っているのだろうか、と聞かれた。

その時、私が“飛び道具”として挙げたのがスーザン・ボイルさんで、「やってもおかしくないですよ」と答えた。

でも、本当にやっちゃうとは(笑)。

新聞によれば・・・

英国の人気オーディション番組からスターとなった英歌手スーザン・ボイル(48)が、大みそかのNHK紅白歌合戦に特別ゲストとして出演することが23日までに内定した。関係者によると、現在、来日して日本で歌うか、英国からの出演になるか最終調整の段階という。来日が実現すれば、初めて日本で生声を披露することになり、同番組史上でも最大級の目玉になりそうだ。
(日刊スポーツ 2009年12月24日)

・・・実際にスーザン・ボイルさんが登場すれば、一応、私も“そのコーナー”は見ると思う。

でも、子ども時代のように、「紅白」全体にお付き合いすることは、もうない。

ならば、「紅白」そのものが無くなってもいいか。

いや、別に困りはしないが、無理やり無くすこともない。

“長寿”と名のつくものは、できれば、そのままにしておいて欲しい。

「知らないうちに無くなっちゃったね」みたいな、自然消滅(?)がいい。

というか、下手な“延命処置”など、して欲しくない。

寿命まで十分に生きたのであれば、緊急手術だとか、副作用もある強いクスリだとか、ましてや“飛び道具”を使うような派手なことはしないでもらいたいのだ。

せいぜい桑田佳祐さんが、「紅白」が静かに天寿を全うすることを祈って、“臨終ソング”「君にサヨナラを」を歌ってくれればよかったのだが(笑)。

そうですか、スーザン・ボイルさんですか。